アコール「皆さん、来週はいよいよ秋のピクニックです」
アミティ「わーい!ピクニック〜!!」
シグ「わーい」
アコール「そして、ピクニック当日の行きのバスの中でカラオケ大会をしようと思います」
ラフィーナ「まあ」
リデル「か…カラオケ…ですか…?」
アコール「はい、1人1曲好きな曲を歌ってもらおうと思います、歌う曲はなんでもいいですよ」
アミティ「やったーカラオケ!!何歌おうかな…」
シグ「むしのうた歌う」
クルーク「虫の歌って何…?」
リデル「そ…そんな…カラオケですか…」
アコール「当日の行きのバスの中で歌ってもらうので必ず決めてきてくださいね」
アミティ「はーい!!」
リデル「どうしましょう…私…お歌苦手なのに…皆さんの前で歌うのもとても恥ずかしいのに…どうしよう…」
Dシェゾ「リデルじゃないか」
リデル「あ、Dシェゾさん…!」
Dシェゾ「どうしたんだ?そんな困った顔して…」
リデル「はい…実は…」
Dシェゾ「ピクニックの行きのバスの中でカラオケ?」
リデル「そうなんです…でも私お歌苦手で、人前で歌うのも苦手だからどうしようって…」
Dシェゾ「そうか…確かに苦手な事をみんなの前でするのは…ちょっと恥ずかしいよな…」
リデル「私もピクニックが楽しみだったんですけど…でもそんなカラオケがあるなんて…みんなの前で歌うなんて…」
Dシェゾ「わかったリデル、歌の練習しよう」
リデル「え…歌の練習…ですか?」
Dシェゾ「ああ…苦手な事は練習あるのみだ…大丈夫、俺も一緒に付き合うから」
リデル「え、で、でも…」
Dシェゾ「いきなり大勢の前で突然練習するはちょっと抵抗あるかもだけど、俺と2人っきりであればさほど緊張しないだろう…まずは少ない人数の前で歌う事から練習しよう」
リデル「え、あ、はい…分かりました…」
リデル「(いや…Dシェゾさんと2人っきりの方が余計緊張します…!)」
アミティ「来週ね!ピクニックがあるの!!」
アルル「ピクニックか!いいなー!」
シグ「いいでしょー」
ラフィーナ「行きのバスの中でカラオケ大会もしますのよ」
りんご「いいじゃないですか!すごい盛り上がりますね」
サタン「カラオケか…いいではないか!」
シェゾ「歌う曲は自由なのか?」
アミティ「うん!自由だよ!」
ラフィーナ「1人1曲好きな曲を歌いますの」
アルル「そうなんだね!」
クルーク「僕はもう決まってる!絶対にあれを歌う!」
アミティ「クルーク早いね〜!あたしは何歌おうかな…あれ?」
シェゾ「どうした?」
アミティ「あれ…リデルとDシェゾじゃない?」
りんご「ほんとですね、リデルとDシェゾだ」
アルル「2人で何か話してるね…」
クルーク「しかもリデル…なんか困った顔してないかい?」
アミティ「なんだろうなんだろう…もしかして!大事な話があるから2人っきりで話しましょう、とか!」
シグ「はなしー?」
アルル「大事な話って言うと…?」
アミティ「実は私…Dシェゾさんの事が好きなんです…すまない、俺にはもうクールビューティなどタイプの彼女がいるんだ…ダメです!!私の方がDシェゾさんを好きに決まってます!私の方が絶対にDシェゾさんを幸せに出来ます!!だから私を彼女にしてください!!とか?」
サタン「なんと…それじゃあDシェゾ…浮気じゃないか…!浮気なんて絶対ダメだDシェゾ!!」
シェゾ「んなわけねーだろ…」
ラフィーナ「普通にお友達なんだからそりゃ喋りはするでしょ…」
アルル「でもよくよく考えれば、あの2人…普段から割と喋ってて仲良いよね…」
アミティ「確かに!!仲良いね!」
サタン「じゃあやはり…あの2人はこれから2人っきりでそーゆう話を…?」
アミティ「2人であの建物に入ってたよ!」
クルーク「ここは…ビックリエコーじゃないか」
ラフィーナ「ああ…そういう事ね」
シェゾ「ああ…だいたい分かった」
サタン「ここはカラオケ店…そうか、カラオケなら2人っきりになれる…そこでカラオケデートで告白か!」
シェゾ「そうじゃねえよ!!」
アミティ「とりあえずいってみようよ!」
Dシェゾ「ここなら人目を気にせずに思う存分歌の練習が出来るぜ」
リデル「はい…ありがとうございます…」
Dシェゾ「で?リデルは何を歌うんだ?」
リデル「そうですね…ん?」
アミティ「じー…」
サタン「じー…」
シグ「じー」
リデル「きゃあ!?」
Dシェゾ「な、なんだ!?」
アミティ「じー…」
アルル「あはははは…」
ラフィーナ「やれやれ…」
シェゾ「こいつらは…」
サタン「2人でピクニックのカラオケの練習?」
Dシェゾ「ああ…リデルが人前で歌うのは恥ずかしいって言ってたから…ちょっとカラオケで練習してたんだ」
ラフィーナ「やっぱり…」
シェゾ「まあそんなことだろうとは思ったけどな…」
アミティ「なーんだ!!そういうことだったんだね!あたしてっきり2人で大事な話だとか言って告白し合うのかと…」
Dシェゾ「そんなわけないだろ…」
リデル「そ、そうですよアミさん!私がDシェゾさんを好きだなんて…好き…だなんて…」
アミティ「リデル?どうしたの?なんか顔が赤いよ?」
リデル「い、いえ…何も…」
Dシェゾ「というかお前らどうやってここに入ってこれたんだよ…」
サタン「受付の人に赤いバンダナの男性と緑のお団子ヘアの女性と一緒だって言ったら部屋教えてくれたぞ」
Dシェゾ「お前らまた勝手な事を…しかもプライバシーもないな…それに人が少ない所でゆっくり練習するつもりだったのに、これじゃあいつもと全然変わらないじゃねえか…」
リデル「でもまあ…皆さん一緒の方が楽しいですし…」
Dシェゾ「すまないな、リデルの練習の為だったのに…」
リデル「大丈夫ですよ、これもこれで皆さんの前で歌う練習にもなりますし…」
クルーク「でも僕も歌の練習したいなって思ってたし!ちょうどいい!!」
アミティ「そういえばクルークは何歌うか決待ってるんだよね?」
ラフィーナ「何を歌いますの?」
クルーク「それはもちろん!」
クルーク「サンバ〜ビバサンバ〜マツケンサンバ〜!!オレ!!」
アミティ「まさかのマツケンサンバ!」
ラフィーナ「確かに盛り上がる曲だけども…」
アルル「いいんじゃないかな?盛り上がって楽しそう!!」
アミティ「シグは決めたの?」
シグ「きめた」
ラフィーナ「じゃあシグも歌ってみる?」
シグ「歌う」
シグ「でーんでんむーしむーしかーたつーむーりー」
ラフィーナ「なんというか…」
アミティ「すごいシグらしい…」
りんご「ラフィーナは決まりましたか?」
ラフィーナ「私はこの曲よ!」
ラフィーナ「声を枯らして叫んだ〜反響 残響 空しく響く〜外された鎖のその先は なにひとつ残ってやしないけど〜ふたりを重ねてた偶然 暗転 断線 儚く千々に〜所詮こんなものさ 呟いた 枯れた頬に伝う誰かの涙〜」
アルル「Just Be Friendsだね!」
アミティ「確かにラフィーナにぴったりな曲だね!」
ラフィーナ「私にぴったりな素敵な曲ですわよね!」
アミティ「あたしはどうしよう…何を歌おうかな…」
リデル「私も…えーっと…どうしましょう…」
サタン「アミティとリデルの曲が決まるまで私が歌って待ってる!!」
Dシェゾ「まじかよ…」
シェゾ「お前も歌うんかよ…」
サタン「やがてシンデレラガール魔法がとける日が来たっていつになっても 幾つになっても 僕は君を守り続ける〜!」
アルル「また!僕を見て歌わないでよ!!」
サタン「思い出ずっとずっと!忘れない空ふたりが離れていっても!こんな好きな人に出逢う季節二度とない〜!光ってもっと最高のLady きっとそっと想い届く 信じることがすべて Love so sweet!!」
アルル「だから僕を見てラブソング歌うな!!」
サタン「まだラブソング歌うぞー!!」
サタン「たとえば誰かが君を惑わせ〜迷宮に迷い込んでも〜僕がきっとその手を強く〜引くよ〜!未来に続くパズルを〜ひとつずつ合わせてゆく誰よりずっと〜輝く君を僕は知ってるから〜!」
アルル「サタン…恥ずかしいからもういい加減に…」
りんご「まあまあアルル!!落ち着いて落ち着い!!」
Dシェゾ「リデル達は決まったか?」
アミティ「うーん…全然決まらないよ…」
リデル「はい…私も…」
サタン「now singin' Bling-Bang-Bang, Bling-Bang-Bang, Bling-Bang-BangBorn!
Bling-Bang-Bang, Bling-Bang-Bang, Bling-Bang-BangBorn!
Bling-Bang-Bang, Bling-Bang-Bang, Bling-Bang-BangBorn!
To the next, To the 1番上!」
クルーク「Eyday 俺のままで居るだけで超flex!」
サタン「Eyday 誰も口を挟めない〜!don't test!」
クルーク「Eyday 俺のままで居るだけで超flex!」
サタン「Eyday 誰も口を挟ませない〜!don't test!」
アルル「なんかちゃっかりクルークも混じってるし!!」
ラフィーナ「決まりました??」
リデル「決まらないです…はあ…どうしましょう…」
りんご「それじゃあ…おおきなくりのきのしたで、とかどうでしょうか?」
リデル「え?おおきなくりのきのしたで、ですか?」
りんご「はい!何となくリデルに合ってて可愛らしい曲だなって!」
アルル「それいい!僕もそれがいいと思う!」
Dシェゾ「確かに…いいんじゃないか?」
リデル「ほ、本当ですか…?」
Dシェゾ「そうと決まれば練習だ、歌ってみろ」
リデル「え、ああ…はい…」
リデル「おおきなくりの〜きのしたで〜」
アミティ「すごーい!上手ー!!」
アルル「ね!上手だったよー!」
シグ「じょうずー」
リデル「皆さん…」
Dシェゾ「みんなの前でちゃんと歌えたじゃないか」
リデル「は、はい!ありがとうございます…」
店員さん「お待たせしましたー!4倍盛りポテトとマルゲリータピザLサイズ1つ、チキンバジリアンピザLサイズ1つ、エビアボカドピザLサイズ1つです!」
クルーク「え?」
アミティ「ええー!?なにこれ!」
シェゾ「なっ…!なんなんだよ!このすごい数の料理は!!」
アルル「だ、誰が頼んだのかな…?」
サタン「私だ!!こうしてみんなでカラオケでワイワイしてると料理も食べたくなってくるだろう??みんなでカラオケで盛り上がりながら食べるピザやポテトは格別だ!!さあ皆の者、沢山食べるんだ!!」
ラフィーナ「気持ちはちょっと分かるけど!さすがにこれは多すぎよ!!」
Dシェゾ「それ払うの…」
リデル「私達なんですけど…」
Dシェゾリデル「はあ…」
ピクニック当日
アコール「今日は待ちに待ったピクニックです」
アミティ「わーい!ピクニック!!」
シグ「ピクニックー」
アコール「それでは早速カラオケに入りたいと思います、皆さん歌は決めてきたかしら?」
アミティ「はーいもちろんです!」
アコール「じゃあアミティさんから歌ってください」
アミティ「ぷーよぷよー繋げて消そうよ〜そ〜う 4つ繋げて〜消そう〜」
クルーク「なるほど、自分のキャラソンか…」
ラフィーナ「まあ、悪くないじゃない?」
アミティ「素直に褒められないかな…」
アコール「すごく上手でした、アミティさんありがとうございました」
リデル「あ、あの…次は私が…」
アコール「次はリデルさんね、じゃあリデルさんお願いします」
リデル「…ドキドキ」
アミティ「リデル!頑張れー!」
シグ「がんばれー」
リデル「まず深呼吸…はあ…歌います…!おおきな…」
アミティ「あ!見て!あれ!」
ラフィーナ「何よ?」
アミティ「選挙カー走ってる!!」
シグ「ほんとだ」
選挙の人「小林ゆきえ、小林ゆきえをどうぞよろしくお願い致します」
アミティ「あーやって宣伝して走るのかっこいいー!それじゃあこっちも!!」
ラフィーナ「アミティさん?」
アミティ「バスの窓を開けて…えー!クルーク!クルーク!次の総理大臣にはクルークをよろしくお願い致します!!」
クルーク「なんで総理大臣なんだよ!!ていうかなんで僕の名前…」
アミティ「クルーク!クルークに清き一票を!!どうぞよろしくお願い致します!!」
シグ「お願いします〜」
アコール「こら!やめなさい!アミティさん!」
リデル「皆さん…」
ラフィーナ「あっ、リデルさん…」
リデル「私のお歌を聞いてください〜!!」
おわり