蘭「お待たせしました!レモンのロールケーキおふたつです!!」


園子「ありがとう!蘭!頑張ってるわね!」


蘭「えへへへ〜このお仕事結構楽しいかも!」


コナン「蘭姉ちゃん頑張ってるんだね!すごーい!」


蘭「ありがとう!コナンくん」


コナン「蘭…」


園子「あら、なによガキンチョ!もしかして、どうせならスーツじゃなくてフリフリのメイド服姿がいいな〜、なーんて事思ってるんじゃないの?」


蘭「まさかー!コナンくんはまだ子供よ!もう園子ったら〜」


コナン「あはははは…まあ思ってない事もないけど…」


蘭「何か言った?」


コナン「あ!んーん!何でもないよ!」


シェゾ「しかし今日も暑いな…」


りんご「まあ…夏ですからね…」


アミティ「もーう!暑い暑い暑い暑い!!」


ラフィーナ「うるっさい!!暑い暑い言ってるから暑いのよ!暑くないって思えば暑くないのよ!」


アミティ「暑いものは暑いもん!」


アルル「あ!ねえ!そんなに暑いならさ!夜、みんなでサマーパーティやろうよ!!」


アミティ「サマーパーティ!いいね!」


Dシェゾ「なんだそれは」


アミティ「夏にやるパーティだよ!」


りんご「アミティ…」


シェゾ「ああ…そのままじゃねえか…」


アルル「まあ!みんなで誰かの家に集まって夏のパーティをするんだよ!夏らしい冷たいご馳走とかを食べてさ!」


ラフィーナ「いいじゃないサマーパーティ、やりましょうよ」


平次「サマーパーティか!ええなあ!ほな俺も参加しよかな!」


アミティ「うわ!平次!!」


アルル「平次もやる〜??絶対楽しいよ!!」


平次「ああ!ほんならみんなで花火やるか?昨日みんなでやろ思て沢山買ったんや!」


リデル「いいですね、やりたいです」


Dシェゾ「そういえば玄関に沢山あったな…」


りんご「それなら私はスイカを持っていきます!昨日おばあちゃんからスイカを頂いたんです!!」


アミティ「え!いいの?やったー!あたしスイカ大好き!」


灰レムレス「それじゃあ僕はほろ苦いビターチョコレートケーキをデザートに…ふふふふふ」


Dシェゾ「ビターチョコレートケーキは夏に関係ねえだろ…」


アミティ「コナンくんと蘭さんと園子さんもどうです?」


蘭「え?そんな…私もいいんですか?」


りんご「人数多い方が楽しいじゃないですか!」


アルル「そうだよそうだよ!」


園子「ごめんね…あたしはちょっと用事があるから今日は…」


アミティ「そっか…園子さんは無理か…」


園子「でも誘ってくれてありがとう!また今度誘って!」


アルル「それはもちろん!また今度遊びましょう!」


蘭「園子は無理なのか…でもほんとにいいなら私は参加しようかな!ね?コナンくん」


コナン「あ、そうだね!じゃあ僕も!」


コナン「(なんか嫌な予感しかしねー…)」


アミティ「どうせなら他のみんなも呼んできなよ!」


コナン「え、他のみんなって…あいつらか…?」


アミティ「うん!いいよね?Dシェゾ!」


Dシェゾ「はあ!?なんで俺を見るんだよ!」


ラフィーナ「じゃあ来なくてもいいの?」


Dシェゾ「あ、いや…そういう訳じゃ…」


アルル「決まりだね!」


蘭「じゃあみんなにも連絡してみよっか!ね!コナンくん!」


コナン「そうだね…連絡するね!」


アミティ「場所はDシェゾのおうち!」


Dシェゾ「俺ん家か!?」


アミティ「だって〜!広いからみんなで集まりやすいんだもん!」


ラフィーナ「あのお家、そんなみんなで集まって狭くない?大丈夫なの?」


シェゾ「いや、充分広いと思うが…」


Dシェゾ「なんでわざわざ俺ん家で…」


アミティ「それじゃあ準備して夜7時にDシェゾのお家集合ね!」


アルル「うん!」


リデル「楽しみです…」


平次「そうと決まれば兄ちゃん!一緒に食事の準備しよで!」


Dシェゾ「そうだな…」


平次「そうと決まれば買い出しや!」




アミティ「お邪魔しまーす!!」


シグ「きたー」


まぐろ「こんばんわ☆」


レムレス「今日はみんなで楽しもう!」


Dシェゾ「なんか増えてるし!!」


アルル「だって人数多い方が楽しいでしょ?」


サタン「お酒とつまみと沢山買ってきたぞ!!今日は沢山飲んじゃうもんね!!」


エコロ「いいねー!おじ様!」


歩美「こんばんわ〜!!」


光彦「これ、パイナップルです!良かったらみんなで!」


アルル「ええ!光彦くんパイナップル持ってきたの!?」


アミティ「すごーい!!」


光彦「みんなで楽しみたいなって思って…」


サタン「いいじゃないか!スイカとかもあるみたいだし!今日はパイナップルとスイカと酒とつまみで楽しくやろうじゃないか!」


平次「花火もあるでー!!」


歩美「花火楽しみ!!」


コナン「ったく…こんなに大人数じゃ何が起こってもおかしくねえな…」


灰原「全くね…」


ラフィーナ「Dシェゾさん、良かったじゃない」


Dシェゾ「はあ…?」


灰レムレス「デザートのほろ苦いビターチョコレートケーキもあるからね…これで夏を楽しもうじゃないか、ふふふふふ」


フェーリ「苦い感じもちょっといいかも…」


シェゾ「おいおい…」


蘭「お誘いありがとうございます!今日はみんなで楽しもう!」


アミティ「うん!!」




アミティ「すごーい!色々ある!」


光彦「ピザもあります!」


歩美「お寿司も!!」


元太「うなぎもあるじゃねえか!」


まぐろ「お寿司は僕の家の自慢のお寿司だよ☆」


蘭「すごーい!まぐろくんのうちは魚屋さんなんだね!」


平次「ローストビーフもあるで!さっき兄ちゃんと一緒に買うて来たんや!」


Dシェゾ「これはホタテとサーモンのカルパッチョだ」


リデル「これはなんですか?」


Dシェゾ「ああ…それは夏野菜のミネストローネだ」


平次「兄ちゃんが家にある夏野菜を使ってお前らの為に1人で作ったんや!」


アミティ「え!すごーい!!」


フェーリ「やるじゃない…」


アルル「ね!それじゃあ後で僕も貰おうかな?」


灰原「あなたの料理の腕、確かめさせてもらおうじゃないの」


コナン「ははは…お前なぁ…」


レムレス「みんな飲み物は何がいい?」


歩美「歩美はグレープジュース!」


光彦「僕はカルピスソーダで!」


元太「俺全部飲む!」


アミティ「それじゃあ早速サマーパーティの開催を祝って…」


「乾杯ー!!」


元太「美味い美味い…うなぎ美味いぜー!!」


アミティ「いいね!あたしはエビが1番好き!」


アルル「このお寿司美味しいねー!」


りんご「まぐろくんのうちのお寿司だもの!いつも通りの美味しいまぐろくんのうちのお寿司だね!」


まぐろ「それほどでも☆」


サタン「ビールもう1杯!!」


シェゾ「飲むの早!!」


ラフィーナ「はいはい飲みすぎないでね」


サタン「ありがとう!ラフィーナちゃん〜!!」


光彦「美味しいピザですね!」


シグ「美味しいねー」


エコロ「うん!美味しい!」


Dシェゾ「ローストビーフも美味いな…」


ラフィーナ「食べさせてもらったら?みんなの前で」


Dシェゾ「おい!バカ言ってんじゃねえ!そんな…」


灰原「ミネストローネ…中々美味しいじゃない」


Dシェゾ「え、本当か?」


灰原「まあ、味は結構美味しいんだけどね…」


Dシェゾ「でも…?」


灰原「具の切り方が…結構大きさバラバラよ?」


アルル「あ、ほんとだ」


灰原「もう少し綺麗に切れるようになるといいわね」


Dシェゾ「まあ…そうだな、練習しないとだな」


灰原「今度教えてあげるわ」


Dシェゾ「あ、ああ…頼む」


灰原「ふふ…」


ラフィーナ「良かったわね」


アミティ「Dシェゾはお寿司、何が好き??」


Dシェゾ「寿司か?俺は…そうだな…まぐろかな」


アミティ「まぐろ!いいよね!美味しいよね!!」


Dシェゾ「人生で最初に食った寿司がまぐろでな…初めて食べた時、本当に美味しいって思ったんだ」


アルル「そうなんだ!いいね!」


リデル「サーモンも美味しいですよ」


Dシェゾ「サーモンな、サーモンも美味いよな…」


元太「兄ちゃんうなぎもおすすめだぞ!!」


Dシェゾ「ああ…うなぎな…」


灰原「もうすっかり馴染んだじゃない…ふふ」


灰レムレス「デザートのビターチョコレートケーキもあるからね!」


りんご「あっはい…どうも…」




平次「次は花火や花火!!」


アミティ「ピンク色の花火だ!!綺麗だねー!」


アルル「僕のは青!!」


ラフィーナ「綺麗ね…」


リデル「はい、すっごく綺麗です…」


シェゾ「最後は線香花火だな」


光彦「誰の線香花火が最後まで残るか勝負しましょうよ!」


歩美「いいね!楽しそう!!」


アミティ「じゃあ行くよ〜!よーいどん!」


シェゾ「おっきくて綺麗だな…」


サタン「私の方が大きいもんね!!」


シェゾ「あ、おい!くっつけるな!」


サタン「すごい!合体した!!…あ、落ちちゃった」


シェゾ「サタン!お前のせいだ!!」


Dシェゾ「これが線香花火か…綺麗だな…」


レムレス「いいね、これが日本の心だよ」


ラフィーナ「Dシェゾさん、夏って楽しいでしょ?」


Dシェゾ「そうだな…」


アミティ「あたしの線香花火長いでしょ!あ、落ちちゃった!せっかく長く続いてたのに〜!」


アルル「僕のも終わっちゃった」


シグ「ながーい」


歩美「シグお兄さんの線香花火長いー!!」


元太「俺のも終わっちゃったしこの勝負は兄ちゃんの勝ちだな!」


シグ「わーい」


平次「よし!花火はおしまいや!」


アミティ「はーい!!」




灰原「ちょっとトイレ借りるわよ」


ラフィーナ「どうぞですわ」


Dシェゾ「汗かいちまったし俺ちょっと風呂入る」


リデル「え、お風呂…ですか?」


Dシェゾ「なんだ?一緒に入りたいのか?」


リデル「え、え、Dシェゾさんと…一緒に…お風呂…ですか…?」


アミティ「リデル?どうしたの?」


リデル「Dシェゾさんと一緒にお風呂…あは、はは、あはははは…バタ…」ブシャ


アルル「え!?リデル!?」


りんご「リデルが鼻血を出して倒れました!!」


歩美「大変!!ティッシュティッシュ!!」


ラフィーナ「ちょっと!大丈夫ですの!?」


シェゾ「何想像してんだよこいつ…」


ラフィーナ「とりあえず寝室に運びましょう!寝室も冷房はついてるから…」


アミティ「そうだね!リデル、大丈夫?」


シェゾ「灰原がトイレに行っててよかったな…」


サタン「へへへへ〜!おーい!誰か!ビールもう1杯!!」


レムレス「ええ!?また飲むの!?」


サタン「早く早く〜!!ビールがこの私を呼んでいる!!」


コナン「ビールがお前を呼んでんじゃなくてお前がビールを呼んでんだろ…」


ラフィーナ「もう!飲みすぎよ!」


サタン「いいじゃんー!!」


歩美「蘭さんのお父さんみたい…」


蘭「お酒は飲みすぎちゃんとこうなっちゃうからみんなは大人になったら気をつけてね」


光彦「僕はマナーのいい大人になります!絶対!」


コナン「まあ、これは悪い大人の見本だな…」




平次「光彦くんの持ってきたパイナップルとりんごの持ってきたスイカを切ったけん!さあ!みんな食うた食うた!!」


歩美「わーい!いただきまーす!」


シグ「スイカ美味しいねー」


アミティ「ね!美味しい!!」


りんご「沢山食べてくださいね」


元太「バクバクむしゃむしゃ!」


シェゾ「は、はやい…」


ラフィーナ「そういえば私が小さい頃よく聞かされた話があってね…」


アルル「え!なになに!?」


ラフィーナ「それが奇妙な話ですのよ…」


りんご「き…奇妙な…?」


ラフィーナ「ええ…その頃はスイカを見る度にドキッとしましたわ…」


エコロ「おおー!それってもしかして怖い話!?」


りんご「ひええー!!私、怪談話は…!!」


Dシェゾ「戻ったぜ」


レムレス「Dシェゾおかえり!!」


アミティ「Dシェゾ!早く早く!」


Dシェゾ「なんだ…?何を騒いでいるんだ?」


アルル「ラフィーナの怖い怖い怪談話が始まるよ!!」


Dシェゾ「怪談…?またそんな…」


平次「で?それはどう言った話なんや?」


ラフィーナ「随分昔の話なんですが…蒸し暑いある日の事、玄関の前に大きなスイカがひとつどーんと置いてあってね…」


まぐろ「うんうん☆」


ラフィーナ「誰が持ってきたのか分からなかったけど…すぐに食べてしまった…」


光彦「おお…」


レムレス「それは…もしかして縁側で…?」


ラフィーナ「ええ、種をお庭にプップっと吐き出してね…」


元太「もしかして…芽が出たのか…?」


ラフィーナ「出たどころじゃない、翌朝起きたら…なんとそのお庭はスイカ畑になっていた…」


アミティ「おおー!すごーい!!」


ラフィーナ「でも、何故か実っているスイカは…たったのひとつ…」


りんご「あ、なんだ…」


蘭「肥料が足りなかったのかな?」


ラフィーナ「いや、でもところが…そのスイカはちょっとおかしくてね…」


平次「おかしい…?」


ラフィーナ「そのスイカは…ちょっと目を離す度にどんどん大きくなっていった…」


りんご「ひぇっ…」


歩美「え…」


灰レムレス「ふむふむ…」


ラフィーナ「そのうち、スイカに目と鼻と口のような模様がついている事に気づいた…」


りんご「ひええー!!」


フェーリ「ちょっ…な、なによ…!!」


ラフィーナ「その時…生ぬるい風が吹いてきて…」


まぐろ「な、生ぬるい風…?」


アミティ「ふう〜」


Dシェゾ「ひぇっ…ぎゃあー!!!!!!」


アミティ「うわあああ!?」


アルル「え!?Dシェゾ!?」


Dシェゾ「おいアミティ!人の耳に突然息を吹きかけるんじゃない!!びっくりしたじゃないか!!」


アミティ「ごめんごめん!ちょっとびっくりさせようと思って!でもそんなに怒らないでよびっくりしたじゃん…」


シェゾ「Dシェゾの悲鳴の方がびっくりしたけど…」


灰原「ふふ…」


ラフィーナ「すると…どこからか…気味の悪い声が聞こえてきた…」


歩美「ひええっ…!!」


光彦「気味の悪い…声…ですか…?」


ラフィーナ「スイカ甘いか…?酸っぱいか…?スイカ甘いか…!酸っぱいか…!ってね…」


蘭「ひええ…!」


コナン「酸っぱいスイカなんてあるわけねえだろ…」


エコロ「おおー!それでそれで!?」


元太「黒い影!ちょっとうるせえぞ!」


エコロ「あ、ごめん…」


ラフィーナ「これは昨日スイカを置いていった人の声に違いない、もう食べてしまったから返さないぞ、そう思って大きな声で叫んだ…スイカ酸っぱいぞー!!すると何かゴロゴロゴロって音が…」


りんご「ひいい…!!」


シェゾ「はあ…」


ラフィーナ「はっ…っと振り返るとそこには…あのスイカがこっちへ転がってくる…ピタッと止まると怖い顔が浮かび上がって叫んだ…スイカお化けだ〜!!!」


アルル「きゃー!!!!!!」


りんご「ぎゃあー!!!!!!!」


バチ!!


歩美「ひゃあー!!!!!!」


光彦「うわあー!!!!!」


元太「真っ暗になったぞ!?」


平次「なんや!!何事や!?」


ラフィーナ「あら、停電かしら…?ちょっと見てきますわ、絶対大丈夫ですから皆さんそこから動かないで」


歩美「うっ…うっ…」


蘭「みんな、大丈夫だからね!大丈夫だから…」




???「スイカ甘いか…?酸っぱいか…?」


アルル「…!?聞こえた!?」


アミティ「聞こえた…!スイカ甘いか酸っぱいかって!」


レムレス「答えちゃダメ!!」


サタン「スイカ甘かったぞ〜!!!!」


アミティ「ひいいい!!!」


シェゾ「おい!サタン!!」


りんご「ああああ…なんで…なんで答えたんですか…!!答えたりなんかしたら…あああああ…!!」


ひゅー


ゴロゴロ…


アミティ「なんの音!?」


アルル「…ひゃあ!?」


シェゾ「どうしたアルル!?大丈夫か!?」


アルル「何かが…何かが僕のおしりにぶつかった!」


シェゾ「何かが…?」


パチン


アミティ「電気が元に戻った…はっ…!ひいい!!」


アルル「え…?うわあああ!?」


Dシェゾ「顔が…顔のあるスイカが…!!」


平次「なんやて!?」


アミティ「というかこの窓…最初から開いてたっけ…?」


アルル「え…?そう言われてみれば…!開いてたかな…」


りんご「そんなの…誰かが開けたに決まってますよ…ねえ…?」


歩美「歩美は開けてない…!」


光彦「僕もです…!」


Dシェゾ「俺も開けてねえぞ…?」


りんご「じゃあ…シェゾさんとかですかね…?」


シェゾ「冷房が入ってるのに窓なんか開けるわけねえだろ!」


アルル「それは…確かに…」


蘭「それじゃあ…まさか、窓が勝手に…?」


アミティ「そそそ…そんなことって…」


りんご「という事は…ラフィーナの今の話は本当の話だったと…」


シェゾ「嘘だろ…そんなバカな…」


コナン「ああ…こんな事って…」


ラフィーナ「ブレーカーが落ちてましたわ、おかしいわね…でもなんで…えっ…」


???「ふっふふふふふ…」


ラフィーナ「ひえええ…ぎゃあー!!!!」


歩美「ひゃあー!!!!」


光彦「うわあー!!!」


蘭「いやあー!!!!!」


シェゾ「はあ…なんだよお前かよ…」


灰原「ほんっと退屈しないわ…」




お父様「あっはははは!!」


ラフィーナ「お父様…来る時はちゃんと知らせてくださる!?全く…」


お父様「いや〜!ちょっと覗いたらお前が私が昔教えた懐かしい話を喋ってたからつい…」


ラフィーナ「それでブレーカーを切りましたの…?」


お父様「怪談は暗くないと気分が乗らないだろう??」


りんご「すごく怖かったです…」


光彦「僕は面白かったです!」


元太「えー!光彦お前すごい震えてたくせに!」


光彦「震えてなんか…いませんよ…!」


Dシェゾ「でもラフィーナを怖がらせるなんてさすがだな…」


ラフィーナ「別に怖がってなんかいませんわ!」


お父様「まあ私も親父から聞かされた時はちょっと怖かったけどね!」


アミティ「えー!まさかのラフィーナ家代々の怪談話なんですか!?」


アルル「え、じゃあ作り話ってこと?」


りんご「な、なんだ…」


コナン「ま、怪談話ってのはそーゆうもんだ」


灰原「そうね…まあ、いい暇つぶしになったわ」


お父様「さあ…それは分からないよ…?もしかしたら…本当かもしれないよ…?ふふふふふ…」


コナン「はははは…んなわけねーだろ…」


サタン「いえーいいえーい!!!!ふうー!!」


Dシェゾ「あ、おいサタン!ちょっと落ち着け!!」


ラフィーナ「やっぱり…すっごい酔っ払ってるじゃない…」


サタン「いえーいいえーい!!」


シェゾ「こいつは…とりあえずもう寝床か?」


ラフィーナ「そうしましょ、皆さん手伝って」


平次「ほいほーい」


蘭「私も手伝います!お父さんがいつもこうだから慣れてますから!」


ラフィーナ「助かりますわ…」


アミティ「Dシェゾ、今日泊まって行ってもいい?」


Dシェゾ「え?」


アミティ「だってせっかくみんないるんだしさ!」


アルル「そうだよそうだよ!」


Dシェゾ「まじかよ…まあ…確かにみんないるしな」


レムレス「みんなもどう?君たちも今夏休みだろ?」


歩美「え!いいのー?」


灰原「あたしは呼ばれようかしら」


光彦「僕も泊まります!」


元太「俺もー!」


コナン「しゃーない、俺も泊まってく」


お父様「それじゃあ私も今晩は泊まっていこうか」


ラフィーナ「ちょっと待たんかい、ですわ」


お父様「え?」


ラフィーナ「誰があんたまで泊めるって言ったのよ」


お父様「いいじゃん別に!せっかく遊びに来たんだから!」


レムレス「いいじゃんラフィーナ!お父様もせっかく来てくれたんだし!」


アルル「そうだよ!みんなで楽しもうよ」


アミティ「お父様もお泊まり!やったー!!」


Dシェゾ「おいおいまじかよ…」


ラフィーナ「はあ…まあ、いいけど…」


アミティ「よーし!じゃあ今度はあたしが怖い話する!」


平次「ええー?アミティだってさっきの怪談話すごい怖がってたやないか〜」


シェゾ「ああ…怖い話怖がるやつのする怖い話って大体怖くねえんだよ…」


アミティ「そんなことないもん!怖いもん!」


サタン「また怖い話かーい??私もまーぜーて!」


ラフィーナ「げ!起きてきたわ!この酔っぱらい!」


蘭「酔っ払いさんは休んでて!」


サタン「そんなー!仲間はずれはいーやーいーやーよ!!」


ラフィーナ「そんなこと言ってもめんどくさいだけだから!!」


シェゾ「はいはい早く寝ろ!!」


サタン「ひっひっひ〜布団までお見送り嬉しいな〜!またねぇ〜!ラフィーナちゃん!シェゾくん!!」


ラフィーナ「はあ…」


シェゾ「めんどくさ…」


灰レムレス「今度はこのビターチョコレートケーキでも食べながら…」


シェゾ「まだ残ってるんかい!!」


歩美「チョコレートケーキ!!」


コナン「おいおい!ビターチョコレートって苦いんだぜ!?これはお前ら子供の食うもんじゃねえ!!」


元太「コナン、お前だって子供じゃねえかよ?」


Dシェゾ「はあ…」


灰原「長い夜になりそうね…」


Dシェゾ「全くだ…」





終わり