女子生徒A「工藤新一ってかっこいいよねー」
女子生徒B「ね!でももう最近あんまり見かけないよね…」
女子生徒A「うん…噂じゃ大変な事件に巻き込まれてるとか…」
ラフィーナ「工藤新一…」
アミティ「ねえ、ラフィーナは工藤新一って知ってる??」
ラフィーナ「ええ…高校生探偵の方ですわよね、というかアミティさんも1回会ったことあるでしょ!?」
アミティ「あ、うん!確か平次と和葉ちゃんの送別会の時にちょっとだけ…コナンくんがお腹壊してトイレに行った時に新一さん来たんだよね?確か…」
ラフィーナ「そういえばそうでしたわね、まあでもあの後1部の方と外に出て少し新一さんとお話されてたみたいですから…私らはお話できませんでしたけど」
Dシェゾ「工藤新一って…たしか死んだんじゃなかったのか…??」
アミティ「ねえ!Dシェゾは知ってる??高校生探偵の工藤新一さん!」
Dシェゾ「え、あ…ああ…名前は知ってるぜ…」
アミティ「色んな難事件を解決してきた凄い人なんだって!!」
Dシェゾ「そうなのか…すげえな…」
アミティ「あの送別会の時、あたしも新一さんとお話してみたかったのに…すぐ帰っちゃったんだよね確か…」
ラフィーナ「そう言われてみればそうね…事件があったの忘れてた、とか言ってすぐに帰ってしまわれたわね…」
アミティ「確かそう!!で、新一さんが帰った後にコナンくんがようやっとトイレから戻ってきたんだったっけ?確か」
ラフィーナ「そう言えばそうでしたわね、もう少し戻ってくるのが早かったら新一さんに会えたのに、みたいな話になってたの覚えてますわ」
Dシェゾ「…」
アミティ「おつかれ〜!今学校終わったよ〜!」
平次「よー!おかえり!今学校終わったんかいな?」
Dシェゾ「あー!!お前は!!」
アミティ「平次!!」
ラフィーナ「平次さんがここにいるという事は…」
平次「ああ!この前言うた通り、夏休みに入ったんや!せやから、またここで少しの間働かせてもらうで!!少しの間また厄介になるからよろしくな!!」
アミティ「うんー!もちろん!平次が来ることは知ってたけどもう今日から居るとは…びっくり!!」
ラフィーナ「これは…また事件だらけの夏休みになりそうね…」
蘭「こんにちはー!!」
園子「ハロー!!」
アミティ「あ!いらっしゃい!!蘭さん園子さん!!」
平次「おお!来たかねーちゃん達!」
蘭「あれ〜?服部くんじゃない!!」
園子「今年の夏休みもここでバイトなの?」
平次「ああ!夏休みに入ったけん、今年もここでまたバイトや!」
蘭「頑張るね…」
平次「…ちゅーことは…おー!おるおる!」
コナン「はははは…なーんか嫌な予感したんだよな…」
平次「コナンくんも夏休みかい?」
コナン「ああ…お前今年も夏休みもまたここでバイトするんか…」
蘭「学校終わったあと園子と待ち合わせして来ちゃった!期間限定スイーツが気になって食べに来たんだ!」
園子「そう!この南の島ラムネゼリーってやつ!!」
アミティ「それねー!夏だし涼し気な限定デザート作ってみない??って話をしたんです!」
蘭「確かに涼しそうでいいですね!!見た目も可愛い!」
園子「この夏にピッタリなすごい1品ね!それ3つちょうだい!!」
ラフィーナ「南の島ラムネゼリー3つですわね」
アミティ「すぐにご用意しますので!」
平次「南の島ラムネゼリー3つお待ちや!!」
蘭「服部くんありがとう!!」
ラフィーナ「南国を思わせるヤシの木の飾りと星型のナタデココがすごい可愛いでしょ?」
アミティ「色彩豊かなトロピカルフルーツをたっぷり使いました!!」
蘭「へえ!綺麗で可愛いね!この下のゼリーは?」
アミティ「はい!パンナコッタとラムネゼリーの2層構造です!!」
ラフィーナ「南の島の白い砂浜と青く透き通った海を連想させるでしょ?」
園子「すごい…流石すぎるわ!!」
コナン「いただきます!!すごーい!美味しいね!!」
アミティ「ほんと?良かったー!!」
蘭「さっぱりしてて美味しい!今日みたいな暑い日にピッタリだね!」
ラフィーナ「喜んでもらえて何よりですわ」
園子「そういえば服部くん、今おうちはどうしてるの?」
平次「せやな…実は今日から来たばっかでまだ確保出来てなくてな…」
蘭「え?そうなの?」
コナン「それぐらい確保してから来いよ…」
平次「せやから…コナンくんの所に泊めてもらおう思てな!!どうや?」
コナン「はあ!?なんでそうなるんだよ!?」
蘭「え?」
コナン「あ、じゃなくて…僕のうちに泊まりたいの?平次兄ちゃん…」
平次「ああ!どうや?ダメか…?」
コナン「僕は別にいいけど、小五郎のおじさんがなんて言うかな…」
蘭「うん…また耳障りな関西弁毎日聞くのはもう飽きた!!とか言って怒りそうだよね…」
園子「じゃあお兄さんの所は?お兄さんは一人暮らしなんでしょ?だったらそっちの方が安心で確実じゃない!!」
Dシェゾ「はあ!?!?それは絶対ダメだ!!なんで俺まで…!!」
蘭「え?Dシェゾくん、どうしたの?」
園子「そうよ…コナンくん達はおじ様のことがあるからまだ分かるけど…なんでお兄さんまでそんな拒否するの?お兄さん今1人で暮らしてるんでしょ?」
アミティ「あのね!Dシェゾのおうちがダメな理由はDシェゾは夜に彼女とね…むぐ!?」
Dシェゾ「ああー!なんでもないなんでもない!!平次くん!俺の家においで!!俺は今一人暮らしだからコナンくんの家よりも確実だよ!!」
平次「おー!ほんまか!!たしかにコナンくんとこよりも一人で暮らしてる兄ちゃん家の方が泊まるには適してるかもな…兄ちゃん!約1ヶ月世話になるで!!」
蘭「良かったね!服部くん!」
Dシェゾ「おい!バカアミティ!!なんて事言うんだ!!ぶっ飛ばされたいのか!?」
アミティ「痛い痛い!!そんなにほっぺつねらないでよ!!」
園子「服部くんが夏休み泊まる場所も無事に確保出来たしとりあえず安心ね」
Dシェゾ「ちっとも安心じゃねえよ…全く…」
蘭「でも夏休みか…」
園子「ねえ!良かったらさ!今年の夏休みはみんなでお出かけとかしない??」
アミティ「あ、それいいー!すっごくいいです!!」
ラフィーナ「いいわね!どこに行きます?」
蘭「私…みんなで遊園地行きたいです!!」
アミティ「遊園地いいですね!!行きたい!!」
ラフィーナ「そこのキラキラパークはどうです?あそこ…次の日曜日を持って閉店するらしいから…特別に入場料が半額らしいのよ、そこに行きます?」
蘭「え!そうなの?」
アミティ「無くなっちゃうのは残念だけど…でも半額はすごいね!!あたしは賛成!」
Dシェゾ「でも…なんで遊園地なんだ?」
蘭「うふふ、Dシェゾくん!前に約束したじゃないですか!いつか一緒に遊園地行きましょう!って」
Dシェゾ「蘭…」
蘭「だから私はその約束を果たしたいの!!Dシェゾくんももちろん一緒に行くからね!」
アミティ「良かったじゃん!Dシェゾ!」
園子「あんたの仲間のあのガキンチョたちも呼んでもいいわよ?まあ、人数多い方が楽しいし!」
蘭「服部くんも来るよね?ね?」
平次「あ、ああ…じゃあ参加しよかな!」
蘭「決まりだね!」
アミティ「他のみんなにも話進めておくね!!」
蘭「うん!お願い!!」
園子「それじゃあまた後日予定立てましょ!」
アミティ「はーい!!」
平次「兄ちゃん!いい湯だったわ!風呂ありがとうな!」
Dシェゾ「全く…なんでこんなことになるんだ…」
平次「ええやないか!!1人でも寂しく暮らしてたんやろ?俺が来れば賑やかで楽しくなるで!!」
Dシェゾ「1ヶ月も我慢しなきゃいけないなんてほんとに何事なんだよ…!!全く…」
平次「ん?どないした?今なんか言うたか?」
Dシェゾ「いや!別に…」
平次「お?ねーちゃんからグループにメッセージきたで」
Dシェゾ「園子からか…」
園子「日曜日みんな予定大丈夫?」
アミティ「あたしは大丈夫です!」
アルル「僕も!」
ラフィーナ「私もいけますわ!」
蘭「コナンくんや子供達もみんなその日で大丈夫だって!」
リデル「私も日曜日で大丈夫です」
シェゾ「仕方ねえ…その日は店は臨時休業だ」
りんご「私も日曜日いけます!」
平次「みんな日曜日で大丈夫みたいやな」
Dシェゾ「ああ…じゃあ大丈夫だって返信してくれ」
平次「おうよ!」
平次「俺も兄ちゃんも日曜日いけるで!」
園子「了解です!!」
アミティ「楽しみ〜!!」
平次「良かったな、兄ちゃん」
Dシェゾ「あ、ああ…日曜日か…」
平次「次の日曜はみんな予定合うみたいやし、みんなで遊園地や!羽目外して楽しもうや!!」
Dシェゾ「そうだな…ふふ…」
日曜日
アミティ「着いたー!!キラキラパーク!!」
リデル「みんなで遊園地嬉しいです…」
りんご「入場の記念に貰った帽子も貰いましたしね!」
アルル「みんなでおそろいだね!!」
蘭「遊園地かー!」
園子「今日で閉店って言っても、また突然崩壊しなきゃいいけどね!」
蘭「まさか!流石にそう何度もないでしょー!」
コナン「ああ…突然崩壊し始める遊園地はもう懲り懲りだぜ…」
蘭「え?」
コナン「あっ…って新一兄ちゃん言ってたよ!!」
蘭「コナンくん!また新一から話聞いたのね!」
園子「なんでも話すわね…」
Dシェゾ「…」
歩美「あ!いた!」
元太「おーい!!」
アミティ「あ!元太くん達だ!!おーい!!こっちだよー!!」
光彦「遅くなってしまってすみません…」
アルル「そんな事ないよ!大丈夫!」
灰原「まあ、レディーを待つのもあなたの役目よ」
Dシェゾ「はあ…」
シェゾ「これで全員揃ったか?」
園子「いない人いるー??いない人ー!!」
平次「いない人いるーってなんやねん…」
コナン「ああ…居ない人が返事するわけねえだろ…」
アルル「大丈夫です!みんないます!」
園子「そう!良かった!」
ラフィーナ「それじゃあ行きましょうか!」
アミティ「うん!今日はみんなで羽目外して遊びまくろう!!」
りんご「はい!!」
歩美「最初は何乗る?」
光彦「そうですね…やっぱりジェットコースターですかね!?」
元太「賛成!!」
アミティ「リデルー!ジェットコースター乗れる〜??」
リデル「ひぇ…ちょっと怖いです…」
蘭「じゃあリデルちゃんは私と一緒にメリーゴーランドでも乗る??」
リデル「あ、はい…その方がいいです…」
園子「仕方ないわね…あたしも一緒にメリーゴーランドに乗ってあげる!ジェットコースターは後で乗るわ!」
リデル「園子さん…」
ラフィーナ「私はジェットコースター乗りますわよ!こう見えて実は絶叫系大好きですの!」
りんご「そうなんですね!」
灰原「ドッペルゲンガーさん、どうする?」
Dシェゾ「俺は…そうだな…」
平次「兄ちゃんはちっさいねーちゃんと一緒に観覧車にでも乗うてこいよ」
Dシェゾ「えっ、観覧車?」
平次「な!ええやろ?ねーちゃん!!」
灰原「そうね、それもいいかも」
アミティ「じゃあ行こう!!」
アミティ「ひゃっほーい!楽しい〜!!」
ラフィーナ「来るわよ来るわよ…さあみんな手をあげてー!!」
歩美「わーい!!」
ラフィーナ「怖かったら手を離さなくてもいいのよ?」
シェゾ「バカにするな…俺なんか手どころかこの安全バー外しても行けるぜ?」
光彦「それはさすがに危ないからやめましょう!?」
蘭「楽しいね!リデルちゃん!」
リデル「はい…とっても…!!」
園子「ふっふふふー」
コナン「な、なんだよ…」
園子「ガキンチョ、蘭の膝の上の感想は?」
コナン「ちっ…うるせーな…」
灰原「景色綺麗ね…」
Dシェゾ「ああ…まあ…この景色よりも灰原お前の方が…」
灰原「何?」
Dシェゾ「あ、いや…何も…」
灰原「こうして2人で観覧車に乗ると、あの時の事思い出すわね」
Dシェゾ「あ、ああ…俺が病んじまった時だな…」
灰原「あなた、あれからもう大丈夫?」
Dシェゾ「ああ…あの夢は不思議ともう見なくなった…」
灰原「良かった、その方があなたらしいわよ」
Dシェゾ「え?」
灰原「あんな夢に惑わされてる時のあなたよりも、今の少し自信がついたあなたの方がよっぽどいい顔してるわ」
Dシェゾ「そうか…?」
灰原「もうだいぶ慣れたんじゃない?」
Dシェゾ「そうだな…まあまだまだ分からないこともあるがな…」
灰原「その時はまた助けるから大丈夫」
Dシェゾ「灰原…!」
灰原「あら…?」
Dシェゾ「ん?どうした?」
灰原「あの建物から望遠鏡使って覗いてるの…」
Dシェゾ「あれは…お前達の知り合いの刑事だったっけか…?」
灰原「あんな所で一体何してるのかしら…」
Dシェゾ「行ってみるか?」
灰原「そうね…あ、そうだわ、行くなら…」
蘭「メリーゴーランド楽しかったね!ね?リデルちゃんも!」
リデル「はい…ありがとうございます」
蘭「ん?ねえ、あれ…」
園子「どうしたの?」
蘭「そこの警備室にいるのって…高木刑事と千葉刑事じゃない?」
コナン「え?あれ、ほんとだ…でもどうしてここに…?」
蘭「ちょっと気になる…行ってみようか…?」
平次「ジェットコースター怖くなかったか?兄ちゃん!!」
シェゾ「バカにするな…お前こそチビったりしなかったか?」
平次「アホ!そんな事せーへんわ!!」
シェゾ「ん?」
平次「なんや、どないした?」
シェゾ「Dシェゾからメールが来た、警備室に刑事の人が居たって…」
平次「なんやて…俺も行く」
シェゾ「何かあったのか…?」
アミティ「どうしたの??」
シェゾ「ああ…どうやらこの遊園地に刑事が来てるらしいんだ」
アミティ「え!刑事さん!?」
ラフィーナ「一体どうしたのかしら…」
元太「今度は観覧車だー!!」
光彦「僕も一緒に行きます!!」
歩美「歩美もー!」
りんご「一緒に行きましょうか」
アルル「僕も!」
高木刑事「…」
千葉刑事「…」
ガラ
高木刑事「ん?」
コナン「やっぱり…高木刑事と千葉刑事だ」
千葉刑事「えっ!?」
高木刑事「君たち!?」
アミティ「どうしたの?刑事やめてここの遊園地の警備員になったの??」
コナン「おいおい…」
シェゾ「そうじゃねえよ…」
平次「これは…どう見ても張り込みやな」
灰原「ええ…2人とも警備員に変装して遊園地を張り込んでいる…そうでしょ?」
高木刑事「あ、いや…」
千葉刑事「それは…」
蘭「何かあったんですか??」
アミティ「今回はどんな事件なの!?あたし教えてくれるまで帰らないよ!!」
高木刑事「は、ははは…」
ラフィーナ「この子達、ほんとに帰りませんわよ??」
コナン「ねえ教えてよ!張り込みの邪魔はしないからさ…」
高木刑事「実は6年前の事なんだけど…ある宝石店で2人組の強盗事件が発生してね…」
千葉刑事「5億円相当の宝石類を盗んで行ったんだ…」
蘭「えっ、強盗!?」
シェゾ「宝石強盗だと!?」
高木刑事「ああ…犯人の1人は蟹江一平って名前の男と判明したんだけどね…」
千葉刑事「蟹江は宝石を盗んだ翌日、車に跳ねられて亡くなってしまったんだ」
高木刑事「だが、彼の周辺を調べても盗んだ宝石はどこからも見つからなかったんだ」
平次「なるほど…つまり、この遊園地のどこかに隠してあるっちゅー事やな」
千葉刑事「ま、まあね…」
高木刑事「蟹江は学生時代、この遊園地でアルバイトをしていた、それに車に跳ねられた場所はこの近くなんだ」
Dシェゾ「でも…どこに隠したんだ…??遊園地って言っても広いから…」
千葉刑事「それは僕らにも分からない…だけど、共犯者の海老原なら知ってるはずだ」
コナン「海老原って?」
千葉刑事「蟹江が、闇サイトで知り合った人間らしいんだけど…正体は分かっていないんだ」
高木刑事「恐らく海老原は、事項が成立してから宝石を回収するつもりでいたに違いない…だが、その前にこの遊園地が無くなるって知ったら…」
シェゾ「なるほど、宝石を盗りに来るってわけか…」
高木刑事「そういう事!ここの閉園が発表されてから現在まで盗品の売買ルートにそれらしい動きがなかったからまだここに宝石が隠されている可能性は高い」
コナン「遊園地は今日が最終日、つまり海老原が現れるとしたら今日しかないってことだね」
高木刑事「そういう事」
平次「それ…俺らも手伝うで!!」
Dシェゾ「俺も…そんな危険な奴を野放しには出来ないな…」
リデル「待ってください!Dシェゾさんは危ないです!相手は宝石強盗…Dシェゾさんまで下手に動くとまた正体がバレてあの時みたいに狙われるかもしれないです…」
アミティ「そうだよ!!Dシェゾは大人しくしてた方が…」
Dシェゾ「でも…俺はお前らをその危険から守りたい…だから…」
シェゾ「リデルの言う通りだ、Dシェゾお前は危険だから…」
灰原「大丈夫、今度こそあたしがあなたを守るから…」
Dシェゾ「灰原…」
灰原「もう二度とあんな酷い目には合わせないわ」
アミティ「哀ちゃん…」
シェゾ「そうか…なら灰原、Dシェゾの事頼んだぞ」
灰原「もちろん…!!今度こそあたしが守ってみせるわ」
平次「よーし!そうと決まれば俺はなんか変な動きしてる奴が居ないか見回りしてくるわ!ほな兄ちゃんも一緒に行くで!!」
シェゾ「あ、ああ…そうだな」
高木刑事「気をつけてね君たち!」
千葉刑事「変な人を見かけたらすぐに連絡するように!!」
平次「了解や!」
コナン「宝石を隠すとしたら…目立つ場所は避けるはず…となると…関係者しか入れないバックヤードか…」
Dシェゾ「コナン…?」
コナン「ねえ、高木刑事が見てるカメラの映像ってバックヤードの出入口だよね?」
高木刑事「あ、ああ…そうだね」
コナン「今回の張り込みポイントはあの3ヶ所ってわけか…ん?あれは…服部とシェゾ…元太と光彦も一緒にいるな…」
元太「帽子が無くなった!!どこで落としたかな…」
光彦「見つかりませんね…」
シェゾ「帽子なんてどこにもねえぞ?」
平次「なあ…ほんとにこの辺で落としたんか?」
元太「多分…ジェットコースターに乗る前に外して、そのあと観覧車に乗ったんだけど観覧車に乗る前に被り直したの覚えてるぜ!!」
警備員「君たち、何を探しているんだい?」
元太「記念に貰った帽子を無くしちゃったんだ!」
警備員「あ、ああ…あの記念に貰った帽子かな?それなら私のをあげるよ」
元太「ダメだよ!!あれには少年探偵団のバッジが付いてるんだ!!」
警備員「探偵団?」
光彦「僕たち少年探偵団なんです!」
警備員「おお!少年探偵団ね…」
高木刑事「あの人は長谷川さんって言ってね…もう定年で退職されたんだけど、今日はボランティアで警備を手伝ってくれてるんだ」
千葉刑事「50年も勤務していたからこの遊園地の最後を見届けたいって言ってたよ」
コナン「そうなんだ…」
ラフィーナ「あら…?あの警備員さん、ちょっと様子が変じゃありません?」
コナン「え?あ、確かに…もうそんなに人が居ないのに妙に辺りを気にしてる…」
千葉刑事「もしかしたら、海老原は現れないかもしれないね…」
コナン「ねえ、海老原って人名前の他になにか手がかりはないの?」
高木刑事「うーん、そうだな…防犯カメラの映像で分かるのは身長が160cm前後という事ぐらいで顔の特徴も年齢も分かっていないんだ」
千葉刑事「ただ、蟹江の葬式の写真に不振な男が写っていて身長は160cm前後、年齢は70歳ぐらいだが、奥さんも見た事がない男らしい」
高木刑事「ちなみに、この女の人が奥さんの蟹江めぐむさんだよ」
コナン「その不審な人が海老原なの?」
高木刑事「いや、どうかな…強盗の共犯者に選ぶとしたらもっと若い男をなんじゃないかと…」
プルルルルル
千葉刑事「はい、警備員室です」
女性の声「すみません!娘が迷子になってしまって…!」
千葉刑事「迷子?」
はるか「5歳の、みゆと言う名前の娘なんですが…ちょっと目を離した隙に居なくなってしまったんです…」
千葉刑事「なるほど…それで、娘さんの特徴は?」
はるか「え…」
千葉刑事「服装とか髪型とかは?」
はるか「えっと…赤い靴で、茶色いブラウスに黒いスカートです…」
高木刑事「茶色いブラウスに、黒いスカートだな…了解!」
コナン「迷子か…」
千葉刑事「大丈夫ですよ、一緒に探しましょう」
アミティ「そうです!探しましょう!」
千葉刑事「え!?」
アミティ「娘さんが迷子になってしまったんですよね?それならあたし達もお手伝いしますよ!!」
ラフィーナ「大丈夫よ、みんなで探せば絶対に見つかりますわ」
はるか「まあ…」
高木刑事「参ったな…あの子達まで合流しちゃったよ…」
蘭「はい…みんな行っちゃいましたね…」
園子「みんなして園内に行っちゃったけど…でもとりあえずあたし達はここに残ってようよ!」
リデル「はい…高木刑事さんにお手伝い出来ることが何かあるかもしれないですもんね…」
Dシェゾ「そうだな、とりあえず俺らはここに居た方がいいな」
コナン「あ、長谷川さんがバックヤードに入るよ」
高木刑事「ああ…長谷川さんは元警備員だからね、問題ないよ」
コナン「…」
プルルルルル
ラフィーナ「あら、コナンくんから電話…?」
コナン「ラフィーナ、長谷川さんが観覧車のバックヤードに入った」
ラフィーナ「分かったわ、迷子を探すフリしてそっちに向かってみますわ」
ラフィーナ「コナンくん、近くまで来ましたけど…高木刑事がモニターで見てたら中に入れませんわ…」
コナン「了解…任せろ」
コナン「ねえ高木刑事ー!!」
高木刑事「えっ!?な…なんだい!?」
コナン「ここにあるアンパン、食べてもいいー??」
高木刑事「あははは…アンパンでも何でも、好きな物食べてもいいよ」
コナン「わーい!ありがとう!!」
リデル「コナンくん…なんで今突然アンパンなんて…」
園子「こんな大事な時になんなのよこのガキンチョは…」
蘭「あははははは…」
Dシェゾ「いや…わざとらしい…今のは確実にわざとやってる…こいつ…」
歩美「元太くん達、帽子ちゃんと見つけられたのかな…?」
アルル「見つかってるといいよね…」
りんご「というか普通にみんなとすっかりはぐれちゃいましたね…」
アルル「まあでも!いざとなれば連絡とかも取れるから大丈夫!!3人で色々乗って遊んで待ってようよ!!」
りんご「はい…そうですね!!」
歩美「歩美、次はあれに乗りたい!!」
アルル「そうだね!それじゃあ乗ろうか!!」
りんご「はい!乗りましょ!!」
コナン「どうだ??」
ラフィーナ「居ないわね…長谷川さん」
コナン「宝石を隠せるような場所はあるか?」
ラフィーナ「とりあえず、バックヤードの映像を送りますわ」
ラフィーナ「…!!」
長谷川さん「お嬢さん、ここに入っちゃダメですよ?」
ラフィーナ「あっ、ご…ごめんなさい!!」
長谷川さん「…危ない危ない、見られるところだった…」
コナン「これが今の映像…ん?なんだ?換気パネル自体は錆び付いてるのに、それを取り付けてるネジは真新しい…これは一体…」
Dシェゾ「…」
長谷川さん「あ、そうそう、ごめんよ…」
コナン「ん?探偵団バッジから長谷川さんの声が…」
長谷川さん「うん、もうすぐ帰るよ…お土産を持って帰るから楽しみにしてなさい」
コナン「そうか…飛ばされた元太の帽子についてるバッジが声を拾ってるのか、家族の人と電話か?」
元太「あったぞー!!」
長谷川さん「えっ!?」
元太「俺の帽子があったぞー!!驚いたなー!こんなとこまで飛んできてるなんて…」
シェゾ「風に運ばれてここまで来たんだな…」
平次「見つかってよかったな!元太くん!」
光彦「あれ?」
シェゾ「あれは…プリンプイーツの配達員か?」
平次「ほんまや…プリンプイーツの配達員が来たで…」
コナン「プリンプイーツの配達員さん?」
高木刑事「もうすぐ閉園だって言うのに…一体誰が注文を…?」
配達員「ええっと…」
光彦「あのー何か配達ですか?」
配達員「ああ…ハンバーガーをコーヒーカップの所まで運んでくれって指定だったんだけど…」
シェゾ「おい、バックヤードは立ち入り禁止だぜ?」
配達員「あ、ああ…今確認したら追加の指示でバックヤードに持ってきてくれってさ」
蘭「ねえちょっとコナンくん…あれ…!」
コナン「はっ…!!高木刑事!!配達員さんがバックヤードに入っていくよ!?」
高木刑事「ほんとだ…まずいな…千葉!今どこだ!?」
千葉刑事「今迷子を探して、メリーゴーランドのそばです…もしかしたらその子バックヤードに入ってしまったのかも…」
アミティ「あ!千葉刑事さん!あれ!」
千葉刑事「ん?」
アミティ「メリーゴーランドのバックヤードの前に赤い靴が落ちてますよ!」
はるか「これ…みゆの靴です!!」
アミティ「靴を片方だけ落とすなんて…きっと何かあったんですね…」
はるか「そんな…みゆ…」
千葉刑事「あっちょっとお母さん!!バックヤードに入っちゃ…」
高木刑事「靴が片方だけ…?」
千葉刑事「なにか事件に巻き込まれた可能性があるので、とにかくバックヤードを確認します」
コナン「ラフィーナ、アミティに危険だから戻ってくるように伝えてくれ」
ラフィーナ「わかったわ…」
ラフィーナ「アミティさんは危険だから警備室に戻って」
アミティ「大丈夫!あたしだって刑事さんの力になりたいし!!」
ラフィーナ「あ、こら!アミティさん!!」
ラフィーナ「聞いてくれませんわ!バックヤードに入っていきます!!」
コナン「あ、ちょ…アミティ!!」
プルルルルル
高木刑事「はい、警備室です…もしもし?どちら様ですか?」
海老原「海老原だ」
高木刑事「海老原…!?」
Dシェゾ「海老原だと…!?」
蘭「それってまさか…」
園子「強盗の共犯者の…??」
海老原「その遊園地に爆弾を仕掛けた」
高木刑事「何っ…!!爆弾!?」
コナン「なにっ…!!」
Dシェゾ「爆弾だと!?」
蘭「えっ…嘘!!」
リデル「爆弾ですか!?」
配達員「プリンプイーツでーす、あれ?ハンバーガーのお届けに参りました…あれ、誰もいないな…参ったな…」
光彦「あのお兄さん…」
シェゾ「ああ…バックヤード付近の扉を次々に調べてるな…」
光彦「誰かいないか探してるんですね…きっと…」
高木刑事「千葉!たった今、海老原と名乗る人物から爆弾を仕掛けたと電話が入った!!」
千葉刑事「えっ!?爆弾!?」
アミティ「えっ!?」
ブシュー!!!
千葉刑事「なっ!!」
アミティ「きゃあー!!!」
千葉刑事「アミティちゃん!!」
光彦「配達員のお兄さんはどこへ…?」
ブシュー!!
光彦「え!?」
シェゾ「なっ…これは…!!バックヤードの外に逃げるぞ!!」
光彦「は…はい!!」
シェゾ「一体…なんなんだ…?この煙は…」
光彦「て言うか…さっきの配達員さんは…!!」
配達員「ゲホゲホ…なんだよこの煙!!」
シェゾ「おい!大丈夫か…??」
配達員「ああ…大丈夫だよ、しかし参ったな…今度はプリンプ駅まで持ってこいって…」
光彦「プリンプ駅…ですか??」
アナウンス「ご来店の皆様、只今園内で火災が発生した模様です、落ち着いて係員の指示に従い、速やかに避難してください」
Dシェゾ「なんだこれ…!すごい煙だな…」
灰原「そうね…」
高木刑事「千葉!!とりあえず迷子のお母さんとアミティちゃんを避難させてくれ!!」
千葉刑事「分かりました!!」
元太「何だこの煙!?」
平次「元太くん!はよこっちへ!一緒に避難するで!!」
歩美「え!火事!?やだ怖いよ…」
アルル「歩美ちゃん、大丈夫だよ」
りんご「私たちが一緒ですから!さあ、落ち着いて一緒に避難しましょう」
蘭「私たちは先に避難してます!!」
園子「みんなも気をつけてね…」
高木刑事「そうだね…!君たちは先に…!」
蘭「リデルちゃんも一緒に行くよ!!」
リデル「はい…でも私…ちょっと怖いです…」
園子「あたし達が着いてるから大丈夫!!ほら!行くわよ!!」
ブーン
コナン「あっ!」
Dシェゾ「今のは…プリンプイーツの配達員??」
高木刑事「あっ、ちょっと君!!避難するなら自転車から降りて!!」
光彦「高木刑事!!」
高木刑事「光彦くん!どうしたんだい!?」
光彦「あの人、プリンプ駅まで配達しろって言われたらしいです!!」
高木刑事「プリンプ駅まで…?」
シェゾ「ああ…もしかしたらあいつが…!!」
高木刑事「とにかく!みんなは早く避難して!!」
プルルルルル
コナン「ラフィーナ!今どこだ?」
ラフィーナ「観覧車近くの水飲み場よ!」
コナン「わかった!すぐに行く!」
シェゾ「俺も行く!」
光彦「僕も一緒に…!」
Dシェゾ「お前はダメだ!!先に避難してろ!」
光彦「あ…はい!!」
シェゾ「ラフィーナ!!」
ラフィーナ「皆さん!!」
コナン「長谷川さんは?」
ラフィーナ「見失ってしまったわ…」
コナン「分かった…あとは任せろ!!ラフィーナも避難するんだ!!」
ラフィーナ「あら…?」
シェゾ「それはなんだ…?」
灰原「赤い靴…?」
Dシェゾ「その靴…迷子の女の靴なんじゃ…」
アミティ「…」
千葉刑事「高木さん、ただの発煙筒です…爆弾じゃありませんでした」
シェゾ「この辺にいるのかもしれないな…あの迷子の女の子が…」
灰原「あら?見て、この水飲み場のパネル外れてるわ…」
コナン「あれ、これは…ヒールの跡…?」
ラフィーナ「コナンくん?」
コナン「そうか…そういう事か…!!」
元太「コナン!!こっちだこっち!!」
平次「警備員が倒れとるで!!」
長谷川さん「ゴホゴホゴホ…」
元太「大丈夫かよ?警備員さん…」
長谷川さん「はは…ありがとう…わしは…大丈夫だ…」
コナン「換気パネルの中に色々入ってる…そして長谷川さんの手にはネジとスパナー…」
はるか「はっ…はっ…!!」
千葉刑事「あ!お母さん!!娘さんは…」
はるか「あ、ああ…娘は…みかは家に帰ってるんだと思います…お騒がせしました…!!」
コナン「それってほんとー??」
はるか「えっ…」
コナン「だってさ、靴が脱げちゃったままどうやって家まで帰るの?」
はるか「なっ…!!」
コナン「迷子になった娘さんなんか…最初から居なかったんだよね?」
はるか「な、何を言ってるの??」
千葉刑事「それにお母さん今、娘のみかっておっしゃいましたよね?でも最初の時はみゆって言ってましたよね?自分の娘の名前を間違えるなんて…おかしくありませんか??」
はるか「それは…」
コナン「娘さんの服装を聞かれた時も…戸惑ってたみたいだね」
灰原「茶色いブラウスに黒のスカートなんて、5歳の女の子にしては地味よね」
コナン「あれは目の前にあった回転木馬の色を言ったんでしょ?」
はるか「それは…」
コナン「迷子騒ぎで警備を手薄にさせておいて、水飲み場の裏のパネルを外し蟹江さんが隠した宝石を回収したんだよね??」
はるか「な、なんで…」
コナン「外したパネルの前の花壇の土に、ヒールの靴跡が残ってたよ?海老原さん…??」
はるか?「なっ!!」
千葉刑事「私、警視庁の千葉といいます」
はるか「け、刑事!?」
千葉刑事「6年前の宝石強盗事件の事で…そのバッグを調べさせて貰えませんか??」
はるか「いいですよ刑事さん!気が済むまで調べてちょうだい、この子の話だと私が宝石を回収したって言ってるけど私は宝石なんか持ってないんだから!」
コナン「おばさんが持ってないことは分かってるよ」
灰原「あら?プリンプイーツの配達員のお兄さんが来たわね?」
はるか「なっ…ええ!?」
高木刑事「こんにちわ!警視庁の高木と言います!!これはプリンプイーツの配達員さんから預かって来ました!!」
はるか「はっ…!!」
高木刑事「宝石が沢山入ってますね」
はるか「…!!」
はるか「そこの遊園地に爆弾を仕掛けた!」
高木刑事「なに!?爆弾!?」
はるか「死人を出したく無ければさっさと客を避難させるんだな!!」
コナン「海老原と名乗って変声機で声も変えて警備室に電話をかけたんでしょ?そしてさらに爆弾騒ぎで園内を混乱させて、その隙にプリンプイーツのバッグに宝石を隠したんだよね?」
高木刑事「そしてそれをプリンプ駅で受け取るつもりだったんですね」
コナン「共犯者の海老原っていうのは男の人だとばかり思っていたけど…犯人の1番近くにいた女の人だったんだね…はっ!もしかして蟹江さんを車で跳ねたのも…!!」
めぐむ「くそ!!そう…私は蟹江めぐむ…事項が成立するまでずっと待ってきて、ここまで上手くいってたのに遊園地が取り壊しになるなんて…ついてないわ〜もう最悪よ!」
千葉刑事「強盗及び殺人の容疑で署まで同行願います」
警備員の長谷川さんはバックヤードに遊園地の記念品やグッズを隠していた
お孫さんへのプレゼントだったみたいだが黙って持っていけば当然窃盗罪になる
でも今回は遊園地側の配慮で罪に問われることは無かった
ちなみに蟹江さんがアルバイトをしていた当時面倒を見てやっていたのも長谷川さんだった
それで蟹江さんの葬儀に姿を見せていたが、強盗事件には何も関係なかった
平次「いやー、今回も大変やったなー!!」
アミティ「まさか遊園地にまで事件がやってくるとはね!」
りんご「事件まで招く遊園地…逆に凄いですね…」
アミティ「にしてもコナンくんやっぱすごいね!!」
リデル「はい…今回もコナンくんお手柄でした…」
蘭「今回もコナンくんの推理のおかげで犯人捕まえられたんだ!すごいね!さすがコナンくん!!」
コナン「しかしなんで遊園地でまで事件が起こるんだよ…ほんとに勘弁してくれよ…」
ラフィーナ「最後に全員でジェットコースターのりせん??」
アルル「あ!それいい!最後だもんね!」
リデル「ええ…怖いですよ…」
蘭「あたしが隣に座るから大丈夫!!ね?最後なんだから全員で乗ろうよ!」
園子「そうよ!みんながいるから大丈夫よ!!」
リデル「皆さん…分かりました、頑張ってみます…」
平次「兄ちゃんチビるんじゃないで??」
シェゾ「はあ?俺がそんな真似するわけないだろ…お前こそ替え用の下着でも用意しておいた方いいんじゃないか?あと、怖かったら手だって離さなくてもいいんだぜ?」
平次「俺だって手どころか安全バー外して乗れるで!」
歩美「それはさすがに危ないからダメだよー!!」
アルル「まあまあ!とりあえず早くみんなでジェットコースター乗りに行こうよ!ね?」
りんご「はい!そうしましょ!」
元太「俺、手離してわー!って叫ぶぞ!!」
園子「さあ!最後のジェットコースター楽しむわよー!!」
アミティ「はーい!楽しみー!!」
Dシェゾ「おかしい…あいつ…小学1年にしては推理出来すぎだ…はっ…そういえば…」
(回想)
アミティ「コナンくんがお腹壊してトイレに行ってる間に新一さんが来たんだよね!」
アミティ「新一さんが帰った後にコナンくんがようやっとトイレから戻ってきたんだったっけ?」
Dシェゾ「この前アミティとラフィーナが言ってた事…コナンがトイレにこもったかと思ったら新一がやって来て、新一が居なくなったあとに入れ替わるようにコナンが戻ってきた…入れ替わる…??」
(回想)
コナン「突然遊園地が崩壊し始めるのはもう懲り懲りだ…」
蘭「え?」
コナン「あっ…!!って新一兄ちゃん言ってたよ!!」
蘭「コナンくん、また新一から話聞いたのね!」
Dシェゾ「あの発言も…まるでホントに自分が体験したかのような言い方だった…」
(回想)
Dシェゾ「少年!その女の手…絶対に離すなよ!」
新一「ああ…分かってる…行くぞ蘭」
蘭「そんな…お兄さん…!!」
元太「コナン!お前も怖かったら手離さなくてもいいんだぜ??」
コナン「バーロ、俺だって手ぐらい離せるよ…なんせ俺はもう…」
光彦「俺はもう…なんですか?」
コナン「あ、いや…なんでもない!はははは!」
Dシェゾ「今…何を言いかけた…??まさか…俺はもう高校生だ、とでも言おうとしたのか…?コナンが居なくなったかと思ったら入れ替わるように新一が現れたり、自分が体験したかのような発言したり、しかも先程のあの推理力も…!!」
平次「コナンくんも心配だったら、替えの下着買うて来てからでもええんやで?」
コナン「バーロ!ふざけろ…てめっ…!!」
Dシェゾ「やはり…この少年は…工藤新一という事か…!」
終わり