アミティ「やばいやばいたいへんたいへーん!!!寝坊しちゃってバイトに遅れちゃうよー!!」


Dシェゾ「アミティ!」


アミティ「Dシェゾ!おはよう!Dシェゾも寝坊?」


Dシェゾ「ああ…!朝起きたらもう8時半でな…」


アミティ「あたしと同じだ!あたしもね!朝起きたら8時半でびっくりしたよ!」


Dシェゾ「そうか…アミティも寝坊なのか」


アミティ「うん!でもこうして遅刻仲間がいて良かった!さあ!一緒に急ごう!!」


Dシェゾ「そうだな…!」




アミティ「はあ…はあ…疲れた…」


Dシェゾ「何とか9時に間に合ったな…しかし…自分らが悪いのはわかってるが…勤務前からこんなに疲れる羽目になっちまうとは…」


アミティ「ね…もっと早く起きれるようにならないとな…」


Dシェゾ「まあ…とりあえず…!ほら、行くぞ」


アミティ「うん!そうだね」




アミティ「みんなおっはよー!」


Dシェゾ「遅くなってすまない…あれ?」


レムレス「やあ、おはよう」


シェゾ「随分遅かったな」


アミティ「あ、うん…あたしもDシェゾも寝坊しちゃって…ごめんね…」


Dシェゾ「でも…なんでレムレスとシェゾしか居ないんだ…?他の奴らは」


レムレス「うん…それがね…みんな風邪を引いておやすみなんだ…」


アミティ「えー!?」


Dシェゾ「まじかよ…」


シェゾ「ああ…正直お前らもこのまま来ないかと思ってちょっと心配したぜ…」


レムレス「そうだよね!でも2人はちゃんと来てくれて良かった!…なんか今、夏風邪が流行ってるみたいで…」


アミティ「そっか…みんな風邪引いちゃったのか…」


Dシェゾ「まあこの季節の変わり目は1番体調崩しやすいからな…」


シェゾ「ああ…ほかの奴ら、ほんとに全員風邪ひいちまって…無事なメンバーはこの4人しか居ないんだ…」


アミティ「え!そうなの!?」


Dシェゾ「無事なのはまじでこの4人しか居ないのかよ…」


レムレス「そうなんだよ…でも流石に4人でお店回す訳には…どうしよう…」


シェゾ「事情が事情だからな…営業回せる人数に戻るまで臨時休業にするしか…」


アミティ「それは…!お客さんが困っちゃうよ…」


レムレス「うーん、そうなんだけどね…でも4人でお店を回すのはさすがに難しいだろ?」


アミティ「あたし…頑張る!頑張って絶対に営業上手く回す!!だからお願い!あたしだけで営業やらせて!!」


Dシェゾ「俺も…4人でも上手く回せるように精一杯頑張るから…だから、フォロー頼む」


シェゾ「アミティ、Dシェゾも…だがしかし…」


レムレス「シェゾ、アミティもDシェゾもこのお店が心配なんだよ」


シェゾ「まあ…そうだな…せっかく頑張るって言ってくれてるんだし…」


レムレス「アミティ、Dシェゾ、わかった!4人で頑張ろう!」


アミティ「やったー!!」


Dシェゾ「シェゾ…レムレス…アミティ、今日は4人で頑張ろうな」


アミティ「うん!頑張ろ!」


レムレス「そうと決まれば早速営業だ!4人しかいないから、4人で色々フォローし合って今日は乗り越えよう!!」


シェゾ「ほんとに大丈夫なんか…?」




キキーモラ「バターライスのオムライスちょうだい!」


Dシェゾ「バターライスのオムライスな、毎度」


ガッシャーン!!


アミティ「きゃー!!!!」


Dシェゾ「なんだ!?」




アミティ「うわーん!転んで飲み物こぼしちゃったしコップも割っちゃったよ〜」


アスカ「ちょっと!何よ!騒がしいわね!」


シンジ「君!大丈夫?」


シェゾ「どうしたアミティ!」


Dシェゾ「大丈夫か!?」


アミティ「あたしは大丈夫…だけど飲み物とコップが…つまづいて転んじゃったんだ…」


アスカ「騒々しいわね!前もそうだったけどこのお店は静かに営業出来ないの!?」


Dシェゾ「すみませんすみません、申し訳ございません」


シェゾ「ご注文のドリンク、直ぐにお持ちし直しますのでもう少々…」


キキーモラ「あー!あー!もう!こんなに汚して…こんなこぼした飲み物でびしょびしょになってたり割れたガラスの破片まみれの床なんて歩けやしないわ…!このあたしに任せて!この有様が嘘のようにこれからお掃除しちゃうから!」


アミティ「え?お掃除してくれるの?」


キキーモラ「うん!お掃除しちゃうぞー!えーい!!」


アミティ「おおー!すごい!」


Dシェゾ「一瞬で綺麗になったな…」


キキーモラ「どうです?さっきのあれが嘘みたいでしょ?」


アミティ「うん!ありがとう!」


アスカ「あんた…中々やるわね」


シェゾ「お待たせしました申し訳ございません、アイスミルクティーとオレンジジュースです」


シンジ「あ、ありがとうございます」


アミティ「騒がしくしちゃってごめんね…」


アスカ「あ、いや…もういいわよ、今度は料理の注文いいかしら?」


Dシェゾ「あ、はい」


アスカ「シーフードクリームシチュードリアちょうだい!!」


シンジ「僕は…トマトチーズハンバーグで…」


Dシェゾ「毎度…」




アミティ「お待たせしました!シーフードクリームシチュードリアと、トマトチーズハンバーグです!」


アスカ「あら、思ってたより早かったわね」


シンジ「あれ?」


アミティ「ん?どうしたの?」


シンジ「これって…トマトチーズハンバーグじゃないですよね…?」


アミティ「えー?えっと…トマトチーズハンバーグのメニューの写真はこれで…これは…あ!これデミグラスソースハンバーグだね!すみません間違えてたみたいです!!」


シンジ「間違えちゃったんですね…」


アミティ「ごめんなさい!直ぐに作り直します!」


シンジ「あ、いや…大丈夫ですよ、せっかく作ってくれたんだし、デミグラスソースのハンバーグで大丈夫です」


アミティ「え、でも…」


シンジ「デミグラスソースのハンバーグも美味しそうですし!大丈夫ですよ!」


アミティ「すみません…」


アスカ「もう!なんなのよ…まあいいわ、いただきまーす!パク…あれ?ちょっと!何よこれ!」


アミティ「え?そちらもなにか…?」


アスカ「これ!私が頼んだのはシーフードクリームシチュードリアよ!でも中にご飯が入ってなくて…というかよくよく見たらこれ!普通のシーフードクリームシチューの方なんじゃない!?」


アミティ「えっと…メニューの写真は…あ!ほんとだ!写真だとドリアの方はこんな感じなのに、これはよくよく見ると普通のシーフードクリームシチューの方だね…ごめんなさい!」


アスカ「もういいわよ!ドリアじゃなくても!」


アミティ「すみません…」


シンジ「普通のシチューとドリア、2種類あるから…それで間違えちゃったんだね…」




Dシェゾ「すまない…作り間違えちまってたんだな…」


アミティ「犯人はDシェゾだったのか…」


レムレス「いいよいいよ!気にしないで!間違えは誰にだってあるんだし!」


シェゾ「まあ、似てるメニューがあるもんな…」


レムレス「うん…まあ特にシチューとドリアは凄くわかる…」


シェゾ「まあ…人が少なくて大変なのは分かるが…もう少し落ち着いてゆっくりでも大丈夫だぜ?」


レムレス「そうだよ!焦らずゆっくりで…ね?」


Dシェゾ「あ、ああ…」




園子「このお店!すごい久々に来たわね!」


蘭「そうだね!すみませんー!」


Dシェゾ「はーい、只今お伺いします」


蘭「お兄さんこんにちわ!お久しぶりです!」


Dシェゾ「お、おう…蘭と園子か、久しぶりだな」


園子「元気してた?」


Dシェゾ「まあ…俺は元気だが…」


蘭「俺は…?」


園子「俺はってことは…他の子は誰か…」


Dシェゾ「ああ…みんな風邪ひいちまってな…今日は俺を入れた4人で営業してるんだ」


園子「え!それじゃあ今このお店、従業員4人で回してるってこと!?」


Dシェゾ「ああ…そういう事だ」


蘭「そうか…みんな風邪引いちゃったんですね…まあ、季節の変わり目だから体調崩しやすいですよね…」


園子「大変ね…もしなにか手伝える事があったら全然言ってね!いつだって協力するから!」


蘭「私も!むしろ、私達にもなにか協力させてください!どうですか…?」


Dシェゾ「気持ちは嬉しいが…あんたらは客だから、そんな手伝わせる訳には…」


園子「そう…?でも、お兄さん達も無理しないでね?厳しかったら最悪臨時休業も頭に入れてみんなで休んで…ね?」


Dシェゾ「それも考えたんだが…でも臨時休業なんかしたらこの店でランチするのを楽しみにしてる沢山の客達が悲しむから、そういう訳には行かないんだ…」


蘭「そっか、お兄さんは優しいんですね」


Dシェゾ「そうか…?」


園子「まあでも無理はせずに!私達にも手伝えることがあったら遠慮なく言ってね!私タンドリー風チキンピラフ!飲み物はアイスカフェラテで!」


蘭「私はサーロインステーキピラフにしようかな、飲み物はアイスピーチティーで」


園子「飲み物先でお願い!」


Dシェゾ「毎度」




アミティ「お待たせしました!トマトとニンニクのパスタです!」


女性客「あら?トマトとニンニクのパスタなんて頼んでないわよ?」


アミティ「え?違いました?」


女性客「私が頼んだのはたらこスパゲティです」


アミティ「他のお客さんのと間違えちゃったかな…ちょっと確認して来ますね!」




アミティ「お待たせしました!たらこスパゲティです!他のテーブルと間違えてたみたいです…すみません…」


女性客「いいのよ、無事に来ればそれでいいのよ」




アミティ「トマトとニンニクのパスタお待たせしました!」


男性客「はーい、ありがとうね」


アミティ「トマトとニンニクのパスタはこのお客さんだったか…あはははは…」




Dシェゾ「うわあ!?」


ガッシャーン!!


アミティ「え!?なに!?」


蘭「どうしましたか!?」


Dシェゾ「いててて…滑って転んじまった…」


シェゾ「おい!大丈夫か!?」


レムレス「あーあーあー、服も飲み物がかかってびしょびしょに…」


アミティ「Dシェゾ!服が濡れちゃったから早く別なスーツに着替えなきゃ!ほら!その濡れたのは今すぐに脱いで…!」


Dシェゾ「ここで脱げるか!」


シェゾ「裏に予備のスーツがあるからとりあえずDシェゾは裏に!」


レムレス「あれ、この床って…さっきキキーモラが掃除した所かな…?」


アミティ「あーなるほど…さっきキキーモラが掃除したから、それでピッカピカのツルッツルになってて滑りやすくなってたのかも…?」


キキーモラ「また同じ場所で転んでめちゃくちゃにしちゃって!また飲み物でびしょびしょになって割れたガラスの破片だらけに…」


レムレス「キキーモラ、掃除は程々で大丈夫だからね…やりすぎてもツルッツルになって滑りやすくなっちゃうだけだし…」


Dシェゾ「蘭!園子!すまない…お前達への飲み物…他のみんなも騒がしくしてすまない…」


アミティ「いいよいいよ!大丈夫!あたしもさっきやっちゃったし…」


レムレス「そうだよ!気にしないで!」


アミティ「…てかDシェゾ着替えて戻ってくるのはや!」


Dシェゾ「すまない、今すぐに飲み物持ってくるからな」


蘭「はい!待ってますね!」


園子「全然ゆっくりで大丈夫だからねー!」




Dシェゾ「アイスカフェラテとピーチティーだ、すまない待たせた上騒がしくしちまって…」


蘭「うんうん!全然大丈夫ですよ!お兄さん怪我はなかったです?」


Dシェゾ「俺は大丈夫だ…だが」


園子「お兄さんが無事ならそれでいいの!飲み物なんてまた用意し直せば済むじゃない!」


蘭「そうですよ!お兄さんに怪我がなくてほんと良かったです!」


Dシェゾ「すまないな…ありがとう…」




レムレス「タンドリー風ピラフとサーロインステーキピラフおまたせ!」


園子「わーいありがとう!わー美味しそー!!」


蘭「ありがとうございます!美味しそうだね!園子、食べよっか」


園子「うん!いただきまーす!」




アミティ「はあ…今日はほんとに失敗ばかり…」


Dシェゾ「俺だって…似てる料理だったとはいえ料理間違えたり転んで飲み物ダメにして蘭たちを待たせちまって…」


アミティ「あたしもさっきお料理持っていく場所を間違えちゃってさ…まあ相手が優しい人だったから良かったけど…」


Dシェゾ「でも…いつも他の奴らがしっかりできてる分、俺が何にもできないのがやっぱり目立つな…」


アミティ「え!そんな事ないよ!Dシェゾ、まだ分からない事が多くて不慣れだろうにいつも頑張ってて凄いなーってあたしは思うよ!もちろん他のみんなもそう思ってると思う!」


Dシェゾ「だがしかし…いつもはちゃんと出来るみんなのフォローのおかげで助かっているが…そのみんなが居なくて俺だけとなると…やっぱり何も出来なくて結構目立つんだなって思って…」


アミティ「そんな事…まあ!間違えは誰にだってあるよ!あたしだっていつも失敗ばっかして…さっきだってお料理持ってく場所間違えたり転んで飲み物ダメにしちゃったし…それに!あたしは何も無いとこで勝手に転んじゃっただけだけど…Dシェゾの場合は掃除したての床で滑りやすくなってたから転んだって事だと思う…だからあれはしょうがないよ!」


Dシェゾ「アミティ…」


アミティ「Dシェゾが転んじゃったのはしょうがない!!あたしみたいに意味無く転んだって訳じゃないし…」


Dシェゾ「いや、それでもだ、転んだ事には変わりないだろう」


アミティ「…あたしもいつも失敗ばかりしてるから、あたしが言っても説得力ないと思うんだけど…Dシェゾ、人はまず間違えを体験して、それをどうすれば改善出来るか…それを考えて学んで前に進んでいくんだよ」


Dシェゾ「間違えを体験して…そして学んで…?」


アミティ「そう!最初から絶対に間違えをしない人なんて一人もいないの!みんな間違えは必ずするんだよ!アルルやシェゾやレムレスやラフィーナ達だってそう!みんなも間違えをした事は必ずあるはずだよ」


Dシェゾ「あいつらも…か?」


アミティ「そう!だから人は間違えをしないと学べない!確かに同じ間違えをずっとするのは良くないかもだけど…でも!間違えたら、どうすれば間違えなくなるかを考えて…それを改善して学んでいくんだよ!」


Dシェゾ「そうか、間違えたものをどうすれば間違えなくなるかを考える…そういう事か」


アミティ「まあ、あたしはいつも失敗ばかりしてるからそんなに説得力ないかもだけど…あははは…」


Dシェゾ「いや、それを知っててこうして教えてくれるアミティは凄く立派だと思う」


アミティ「え?そうかな…」


Dシェゾ「そうか、失敗してもいい、それをどうしたら間違えないように出来るかを考えて学んでいくのか…」


アミティ「あたしもいつも失敗ばかりしてるから直さなきゃいけない所沢山あるんだけどね…」


Dシェゾ「アミティ、一緒に直して学んで行こうじゃないか」


アミティ「Dシェゾ…そうだね!それじゃあDシェゾ!もしあたしが何か間違えちゃったらその時は間違えてるよって教えて欲しい!そして一緒に改善方法も考えて!あたしもDシェゾが間違えたら教えるし、一緒に改善方法も考える!それでお互い教えあって一緒に直そうよ!」


Dシェゾ「そうだな…アミティが間違えたら俺が助ける、そして俺が間違えたらアミティが助ける」


アミティ「うん!お互い協力しあって今後も色々頑張ろう!」


Dシェゾ「ああ…!」


アミティ「そういえばDシェゾ、唐突に聞くんだけどさ」


Dシェゾ「ん?なんだ?」


アミティ「急にこんな事聞いてごめんなんだけど…最近哀ちゃんに会ってる?」


Dシェゾ「灰原か…」


アミティ「あ、ほんとに急だよね!急にこんな事ごめんね!でも最近一緒に居るとこ見てないし…そもそも哀ちゃんを見かけないというか…」


Dシェゾ「…会えてないんだ」


アミティ「え?」


Dシェゾ「最近もう全然会ってないんだ、向こうも最近忙しいみたいでな…」


アミティ「あら…やっぱり…そっか、会ってなかったんだ…」


Dシェゾ「ああ…でも、会ってはいないが連絡はちゃんと取っている、なんなら毎晩電話もしてる」


アミティ「あ!そうなんだ!連絡は取ってるなら良かった…毎日電話もしてるんだね」


Dシェゾ「昨日も夜遅くまで電話してたんだ、3時間ぐらいずっと話してて…」


アミティ「3時間も!すごいな…あれ?」


Dシェゾ「どうした?」


アミティ「Dシェゾ、もしかして哀ちゃんと夜遅くまで電話しててそれで今日寝坊したのー!?」


Dシェゾ「あ、ああ…バレちまったか…」


アミティ「ちなみに何時に寝たの…?」


Dシェゾ「うーん…3時、かな」


アミティ「やば!ちゃんと寝ないとダメだよ!!」


Dシェゾ「あ、そうだアミティ」


アミティ「ん?」


Dシェゾ「他のみんなが早く良くなるように…なんか作って持ってってやらないか?」


アミティ「あ、いい!それ凄くいい!」


Dシェゾ「こんなのを作るのはどうだ?」


アミティ「いいね!それならみんな早く良くなるね!」


Dシェゾ「これを作る時もお互い間違えてたらそれを教えあって…な?」


アミティ「うん!2人で色々協力しよう!」




シェゾ「何とかやりきったな…」


レムレス「そうだね!アミティもDシェゾもよく頑張ったよ!」


アミティ「いや…そんな…」


Dシェゾ「でも失敗は沢山しちまった…すまない、でもなんで失敗したのか…何が悪かったかをちゃんと考えて、もう同じ間違えをしないように直していく」


アミティ「うん!間違えに気づいてそれを治して学んでいくね!」


レムレス「そうそう!それにちゃんと気づければDシェゾとアミティはちゃんと間違えに気づけるよ!」


シェゾ「ああ…それが分かればちゃんと直せる…」


アミティ「Dシェゾと約束したんだ!あたしが間違えたらDシェゾが教える、そしてDシェゾが間違えたらあたしが教えて2人で何がダメだったか考えてそれを直せるようにしよ!って!」


レムレス「うんうん!それはいい事だよ!」


アミティ「えへへーDシェゾ!頑張ろうね!」


Dシェゾ「ああ…!」


アミティ「あ、そうそう!この後ちょっとキッチン借りてもいいかな?」


レムレス「え?別にいいけど…何をするんだい?」


アミティ「風邪ひいたみんなが元気になれるスープ!」


レムレス「おお!いいね!優しいね」


アミティ「そうと決まればDシェゾ!早速!」


Dシェゾ「ああ、作っていこうか」




アミティ「ラフィーナ!大丈夫?」


ラフィーナ「こんなの大したことありません、ただの軽い夏風邪よ」


Dシェゾ「熱はないのか?」


ラフィーナ「熱はもうないわ、まあちょっと微熱でしたけどね…でも今はもう大丈夫!」


アミティ「そっか!それじゃあ風邪をひいてたラフィーナには…はい!これ!」


ラフィーナ「え?…なに?この緑のドロドロした液体は…」


アミティ「栄養満点!風邪に効くスープだよ!!」


ラフィーナ「栄養満点…?」


Dシェゾ「その辺にある草を入れて作ったんだ」


アミティ「そう!ハーブは風邪に効くって聞いた事あるからさ!ハーブって草の事でしょ?」


Dシェゾ「だから草も同じだろうって2人で話してそれで作ったんだ」


ラフィーナ「なんか違う気がしますけど…まあでもせっかく作ってくれたんですもの…いただきますわ…ごくり」


アミティ「どう?どう?」


ラフィーナ「あ、うん…美味しいわ…ありがとう…」


アミティ「ほんと!良かった!」


ラフィーナ「(すっごい苦いけど…)」


アミティ「美味しかったみたいだから、じゃあこれを他のみんなにも飲ませよう!」


Dシェゾ「そうだな、次は…リデルの所にでも行こうか」


アミティ「そうだね!ここからならリデルの家が近いから!」


ラフィーナ「あ、いや!リデルさんはかなり重症だって聞きましたわよ…?だからやめておいた方が…」


アミティ「そっか…」


Dシェゾ「リデルはそんなに…」


ラフィーナ「良かった…諦めてくれそう…」


アミティ「重症なら尚更このスープを飲んで元気にならないとね!」


Dシェゾ「そうだな」


ラフィーナ「あっちゃー逆効果…いや、でも…アミティさんとDシェゾさんにもし移ったら大変よ…?リデルさんかなり熱あるみたいだし…」


アミティ「マスクすれば大丈夫!マスクすれば絶対に移らないよ!」


ラフィーナ「そーゆう問題じゃねえ!ですわ!マスクしてても移る時は移るわよ!」


Dシェゾ「リデル…高熱で苦しいだろうに…でももう大丈夫だ…今から俺らが行くから…待っていろリデル!!」


アミティ「リデルー!今すぐに行くよー!!苦しい風邪とはもうすぐでおさらば出来るよー!!」


ラフィーナ「リデルさんに電話しておこうかしら…あの2人が来ても絶対に出るなって…」




おわり