アミティ「本日はご来店誠にありがとうございましたー!」
アルル「またのご来店お待ちしております!」
レムレス「お疲れー!今日も無事に1日が終わったね」
クルーク「はい!今日も何事もなく普通に無事に終了!いい事です!」
サタン「明日もまた頑張ろうな」
ラフィーナ「そうですわね」
シェゾ「あれ…サタン」
サタン「なんだ?」
シェゾ「お前…最近ちょっと太ったか?」
サタン「はあ!?!?何を言うんだ!失礼な!」
アルル「あー…でもそう言われてみれば…ちょっと…ちょっとだけ…?」
ルルー「あんた達!サタン様になんて事言うのよ!!…って言いたいところだけど…確かにちょっとそうかも…?サタン様…いつの間にそんなに太られてしまったの…?私が知っている細身でスリムで美しいサタン様は一体どちらへ〜!?」
サタン「アルルにルルー!お前たちまでそんな事…ひどい!ひどいじゃないか!失礼だぞ!」
ラフィーナ「ごめんなさい…実は前から少し思っていましたわ」
Dシェゾ「実は俺も…確かに、少しだけだが…ちょっと太ったように見えるかも…」
りんご「確かに…否定はできない気が…」
クルーク「サタン…少しダイエットした方がいんじゃないかい…?」
サタン「そんな…みんな…まあでも確かに…お前達の言う通り、今の私はアルルのフィアンセに相応しい体型ではないかもな…」
アルル「それは関係ないよ!でもそうだね…もうちょっと痩せないとかな?」
ラフィーナ「そういえばこの前…」
シェゾ「どうした?」
ラフィーナ「この前までやってたバレンタインフェアの時に…料理に使う板チョコレート、だいぶ減ってたような気がしたの…」
アミティ「そうなの!?全然気づかなかった!」
ラフィーナ「それでね、そのチョコが減ってるなって思い始めた頃に…サタンちょっと太った?って思うようになって…」
シェゾ「なるほどな…」
レムレス「そういえばそれで思い出した!この前、休憩中にみんなで食べようと思ってビスケット買ってきて、でも次の日にはそれが無くなってて…」
アミティ「ビスケットがあったの?あたし知らないよ?」
アルル「僕もそんなの食べてないよ?」
ラフィーナ「私もビスケットなんて知らないわ」
シェゾ「俺も知らんな」
Dシェゾ「すまんが…俺も知らん」
クルーク「僕もビスケットなんて知らないですよ?」
りんご「私も心当たりないです…」
レムレス「みんなが気づいて食べたんだろうって思ったからそんなに気にしてなかったけど…今ちょっと思い出してさ…そのビスケットが無くなった次の日ぐらいから…サタンちょっと太った…?って思い始めて…」
アルル「て事はそれも…」
サタン「あは、あはははは…この私とはいえさすがに甘いものが食べたくなる時だってあるさ…」
アミティ「そういえばこの前サタン!春色パフェ作ってる時イチゴをいくつかつまみ食いしてたかも!!」
シェゾ「ああー!そういえばイチゴもだいぶ減ったなって思ってはいたが…サタン…貴様の仕業か…」
サタン「ええっと…ごめんなさい!!」
レムレス「あはははは…そんな事してたらそりゃー太るよね…」
アルル「サタン…これは本気でダイエットしなきゃだね…」
ラフィーナ「そうよ!レムレスのビスケット私も食べたかったのに、あなた自分1人で全部食べちゃうなんて!しかも食べるだけ食べてそんなに太って…許さないわ…」
Dシェゾ「そっちかい!!」
シェゾ「大事なのビスケットなのか!?」
ラフィーナ「私ビスケット大好きなのよ!ビスケット食べたかったのに…!こうなったらサタン!罰としてあなた、今日から5キロ痩せるまでお菓子は一切禁止のダイエットしなさい!」
サタン「はあ!?!?」
アルル「ラフィーナ…何もそこまでしなくても…」
ラフィーナ「うるさいわね!そうでもしないとこの怒りが収まらないのよ!!サタン…ビスケットを勝手に食べた罪は重いのよ…食べ物の恨みは怖い…よーく覚えておく事ね…!」
ルルー「ラフィーナの言う通りよ!サタン様…そのままではさすがによろしくないですわ…早く…頑張って痩せて…このルルーが求めている理想のサタン様に戻ってください〜!!」
サタン「こいつもか…うーん…痩せたいような…痩せたくないような…」
ラフィーナ「Dシェゾさん!」
Dシェゾ「なんだ!?」
ラフィーナ「サタンが5キロ痩せるまでサタンをあなたの家に泊めて監視してちょうだい!」
Dシェゾ「はあ!?!?」
ラフィーナ「サタンを1人にしておくと私らの目を盗んで色々こっそりつまみ食いをするに決まってるわ、あなたが24時間みっちり監視してちょうだい!」
Dシェゾ「だからと言って!なぜ毎回俺なんだよ!」
ラフィーナ「あの家の責任者は誰??」
Dシェゾ「ちっ…仕方ないな…」
ラフィーナ「というわけでサタン…今から5キロ痩せるまでお菓子は一切禁止…いいわね…??」
サタン「い、いや…その…」
ラフィーナ「レディのビスケットを食べた罪、反省なさいね…おほほほほ」
サタン「あんまりだあー!!!!」
ラフィーナ「まあ、お菓子さえ控えれば5キロなんてあっという間よ、頑張ってくださいまし」ポン
サタン「はあ…肩叩かれちゃった…ラフィーナの食べ物の恨み結構怖いな…」
Dシェゾ「はあ…なぜ俺の家にこいつを置いて俺が面倒見なきゃなんだ…」
サタン「5キロ痩せるまでこの家に居候か…中々ハードなことするよなあの女…」
Dシェゾ「まあでもそれはビスケット勝手に食べるお前も悪い…でも俺は一体何をすればいいんだ?ほんとに監視すればいいのか?」
サタン「あ!このクッキー!まだあったのか!」
Dシェゾ「は?クッキー?」
サタン「そうだ!お前がこの家に住む前の事だ、この家をまだみんなで使っていた頃に私が持ってきてみんなで食べたんだ!そうかこれ、まだ残ってたのか…」
Dシェゾ「そんな物あったのか…」
サタン「なんだ?今はこの家はお前が使ってるんだろ?なのに自分ちに何があるのかよく把握してなかったのか?」
Dシェゾ「俺…菓子そんな滅多に食わないからな…」
サタン「それでお前もそんな細身なのか…うう…羨ましい…今のお前ならきっといくら菓子を食ってもそんなすぐには…」
Dシェゾ「そんなこと言われても…」
サタン「しかしこのクッキーがまだ残っていたとは…そうかあの時みんなして全部は食べなかったんだな…」
Dシェゾ「それで…?そのクッキーがなんだと言うのだ?」
サタン「1枚…いや、2枚ぐらいならいいよな…?」
Dシェゾ「は…?ダメなんじゃないか…?ラフィーナに5キロ減るまで菓子禁止って言われたろ?」
サタン「でもこれは私が持ってきた菓子だし!!」
Dシェゾ「自分のお菓子はいいよってルールないだろ…」
サタン「でも逆に自分のお菓子も食べちゃダメとも聞いてないぞ?」
Dシェゾ「菓子禁止と言われれば普通の人なら自分の持ってきた菓子だろうがなんだろうか菓子類全般禁止だって分かるだろうから誰も言わないだけだ!絶対ダメだろ!」
サタン「でも私が持ってきたクッキーなんだから…2枚ぐらい…いや、3枚ならいいだろ…」
ラフィーナ「ぜってーダメですわ!!!!」
サタン「うわあああ!?!?」
Dシェゾ「ラフィーナ…!?どこだ…??」
ラフィーナ「サタン!あなたの肩よ!さっき肩を叩いた時に盗聴器を仕込んだのよ!」
サタン「肩…ああ…!!あの時か…貴様…中々の変態だな…」
ラフィーナ「元はと言えば誰が悪いんですのよ!?Dシェゾさんの言う通りよ!普通お菓子禁止と言われたら自分のお菓子ならいいよ、なんて事にはなりませんわよ!」
サタン「ラフィーナのケチ!変態!意地悪!!いいもん!こんな盗聴器潰しちゃえばいいもんねー!」
ブチ
Dシェゾ「…ほんとに壊したよこの人…」
サタン「さあ!ラフィーナのことは無視して今度は…待てよ、戸棚にクッキーがあるということは…もしや冷蔵庫にも…?」パカ
ラフィーナ「冷蔵庫開けてんじゃねえー!!!ですわ!!」
サタン「冷蔵庫からもラフィーナの声がー!?」
ラフィーナ「その冷蔵庫を開けたことがよく見える位置にこっそり小型カメラを設置しておいたのよ!その冷蔵庫の中にもかなり小型の盗聴器を隠してね!」
サタン「手口がストーカーすぎる!!」
Dシェゾ「なるほど…この家の責任者はラフィーナだから、自分の管理してる家でちゃんとサタンを見張るために…そうか、だからこの家にわざわざサタンを…そうしないと自分でちゃんとサタンの監視が出来ないからな…」
サタン「じゃあそのカメラも潰す!」
ラフィーナ「あーら?でもほんとに超小型のカメラですのよ?簡単に見つけられるかしら??」
サタン「冷蔵庫がよく見える位置だろ?…どこだ?」
ラフィーナ「おーほほほ!絶対に見つけられないに決まってるわ!これであなたはもうおやつを食べられない…さあ、私からの罰はしっかり受けなさい!!」
サタン「ラフィーナマジで怖すぎる…」
次の日
ラフィーナ「はいサタン、あなたの今日のお弁当」
サタン「なんだこれ…」
ラフィーナ「もやしとベーコンの炒め物!」
サタン「これだけ!?」
ラフィーナ「ヘルシーと言えばもやしでしょ!もやしはダイエットにいいのよ、今のあなたにぴったりじゃない!」
サタン「さすがにこれだけでは…」
ラフィーナ「今日の夜ご飯も私が作って持って行って差し上げますからね!」
サタン「夜も来るのか!?」
ラフィーナ「あなたが5キロ痩せるまで毎日来ますわ!」
サタン「嫌だ〜!!!菓子禁止とは聞いたけどこれは聞いてないぞ!?」
アミティ「ありゃりゃ…」
アルル「ラフィーナ、よっぽどビスケット食べられたのが頭に来たんだね…」
ラフィーナ「はーいおまたせ!ラフィーナ特製サラダうどん!」
サタン「さ、サラダうどん…」
Dシェゾ「俺も…なのか?」
ラフィーナ「せっかく作ってきましたの!さ!どぞどぞ!」
サタン「味うっす…これ味付けするとしたら何が合うと思う?」
ラフィーナ「味付けなんかしちゃダメですわよ!それ以上味付けたらカロリーや血糖値が高くなるわ!」
サタン「厳しすぎる…!」
アルル「いらっしゃいませ!」
サタン「…」
アミティ「春色パフェふたつとオムライスふたつでーす!」
サタン「…うわっ」
アルル「…!サタン!」
アミティ「大丈夫…?」
りんご「心ここに在らずって感じですね…」
レムレス「お菓子禁止、そしていつもと違う低カロリーの食事生活がこたえてるんだね…」
クルーク「まあそりゃ…あれだけ食事とお菓子を制限されてるんじゃね…」
数日後
アミティ「サタン…すっかり元気なくなっちゃったね…」
レムレス「最近はラフィーナの用意した料理にも手をつけないんだって?」
ラフィーナ「そうね…お菓子といつもの食事が恋しいみたいね…私も…少し言いすぎたかしら…」
りんご「サタンが元気で健康にならないと意味が無いですよね…」
ラフィーナ「そうね…まさかここまで落ち込ませてしまうとは思いませんでしたわ…」
Dシェゾ「結構ガチだったからな…」
アミティ「だったらさ!みんなでサタンの元気が出る料理を作ってあげようよ!」
ラフィーナ「え?」
レムレス「そうだよ!みんなで協力して作ろうよ!」
アルル「それいい!そうすればサタンも喜ぶね!」
ラフィーナ「皆さん…」
シェゾ「ラフィーナ」
ラフィーナ「…」
シェゾ「ここは1回試して見てもいいんじゃないか?」
ラフィーナ「シェゾさん…そうね、やってみましょうかしら」
アミティ「それじゃあみんなでサタンが元気になる料理を作ってあげよう!!」
アルル「おー!」
ルルー「サタン様にお料理を!?」
リデル「それ!私たちもぜひ!!」
アルル「ええ!?ルルーとリデルも?」
アミティ「いいよー!みんなで作ろう!」
ルルー「サタン様を元気づけるのはこのルルーの役目!!私がそれに参加しないわけが無いわ!」
リデル「ルルーさんの言う通りです…!お兄様に元気になってもらいたいです…」
アルル「それじゃあみんなで作ろう!」
Dシェゾ「りんごの皮向きはこうやって…出来た…」
シェゾ「おい、何をしている?」
Dシェゾ「果物も食べた方いいと思って…りんごをむいたんだが…」
シェゾ「こんなに厚く向いたら皮の方が美味しそうに見えちまうぜ…?」
りんご「えい!」
クルーク「おい、りんご…何作ってるんだ…?」
りんご「お味噌汁です!煮干でお出汁をとると旨み成分のイノシン酸とグルタミン酸ペクチンたっぷりの体に良いお味噌汁が出来るんです!」
クルーク「はあ…そこまで分かってるのになんでちょうどいい量が分からないかな…」
りんご「え?」
クルーク「さすがにそれは多すぎだろ…!!」
レムレス「えい!」ペリペリ…
アミティ「おお…!」
クルーク「あ、ちょっとそこ!!」
レムレス、アミティ「え??」
クルーク「何羊羹なんて入れようとしちゃって…ああ…!」
シェゾ「あっ…」
レムレス「手を滑らせてついうっかり」
アミティ「お粥の中に羊羹入っちゃった…」
レムレス「でもいいじゃん!これで美味しそうなお粥に…」
クルーク「なりません!絶対になりません!お粥に羊羹なんてありえません!!」
ラフィーナ「このお味噌汁じゃ…皆さんもっとしっかりなさいよ…」
アミティ「ごめんなさい…」
ラフィーナ「全く…お粥に羊羹なんて…もぐもぐ…あら?」
シェゾ「どうした?」
ラフィーナ「これ…以外に行けますわ…」
アミティ「ええ!?」
アルル「そうなの!?」
クルーク「合うのかよ!!」
ラフィーナ「美味しい…結構美味しいわこれ!もぐもぐ…」
Dシェゾ「え、ええ…」
シェゾ「まじかよ…」
ルルー「出来た!」
リデル「はいー」
Dシェゾ「え?」
シェゾ「な、なあ…ルルー…それにリデル…」
リデル「はい、なんでしょう」
シェゾ「その…紫色の毒々しいスープ…いや…スープにはとても見えんが…それは一体なんだ…?」
ルルー「サタン様への愛をこめてリデルと一緒に作った栄養満点ドロドロスープよ!!」
クルーク「ドロドロ…?」
リデル「2人でお兄様への愛を込めてグツグツ煮込みました」
ルルー「このスープでサタン様の元気もすぐに復活に違いありませんわ!」
リデル「そのお粥と一緒に食べれば栄養も充分に取れるかと」
シェゾ「いや…せっかく作ったところ悪いが…それはやめておいた方が…」
ルルー「きっと美味しいに決まってる!サタン様大喜びでいつもの元気を取り戻すわね!」
Dシェゾ「おい…まさかそれ…自分らで味見してないのか…?」
ルルー「してないわよ!これを最初に食べるのはサタン様って決めてますもの!」
リデル「そうじゃないとお兄様への愛をこめて作った意味が無いです!」
シェゾ「はあ…全く意味がわからん…」
Dシェゾ「…は、そうだ…」
ラフィーナ「Dシェゾさん?」
アミティ「どうしたの?Dシェゾ」
Dシェゾ「今ひらめいたんだが…あれの中身をこうして作れば…おやつでも…食べられるんじゃないか…?」
アルル「あー!確かに!」
アミティ「いいね!頭いい!」
シェゾ「なるほど…中々賢いな」
レムレス「ね!それいい!」
アミティ「それならサタン本当に喜ぶかも!」
りんご「はい!それじゃあ早速…」
サタン「今はDシェゾが留守…なにかつまみ食いするなら今だが…でも…なんかな…はあ…今日もまた地獄のラフィーナの低カロリー食の夜が来る…」
ラフィーナ「入りますわよ!」
サタン「げっ、来た…」
ラフィーナ「なにがげっですの?」
サタン「いや、その…あはははは…あれ?でも今日はすごくいい匂い…」
アルル「はい、これ!」
サタン「おお!シュークリーム!!…でも菓子はしばらく禁止って…」
アミティ「これはあたし達特製のシュークリームだから大丈夫だよ!」
りんご「お砂糖控えめ、野菜の甘味を生かしたローカロリーなおやつです!」
サタン「野菜…?」
ラフィーナ「まず野菜を蒸して潰すの」
シェゾ「それにおからと豆乳を混ぜて弱火で加熱」
レムレス「最後に香り付けにバニラシュガーを入れて混ぜれば完成だよ!」
クルーク「クリームの中身は人参とかぼちゃと枝豆だよ」
サタン「へえ…すごいな…」
ラフィーナ「これね…Dシェゾさんが考えたのよ」
りんご「はい!Dシェゾさんがたとえおやつでも、中身を野菜にすれば食べてもいいんじゃないかって!」
アルル「それでおやつであるシュークリームの中身を野菜を使ってアレンジしてダイエット中でも食べられるヘルシーなおやつにしてみたんだ!」
シェゾ「Dシェゾの提案を参考にして何をどうすればそのようなものが作れるかみんなで色々考えてな」
Dシェゾ「最近菓子をあまり食べられなくて可哀想だったから…」
ラフィーナ「そう!おやつであっても野菜を使えばなんとか…!Dシェゾさんもナイスアイディアでしたわ!」
Dシェゾ「まあ…元はと言えば、あいつが教えてくれたんだけどな…」
サタン「お前たち…」
ラフィーナ「でも私もただビスケットを食べられただけで…少し大人げなかったかもしれませんわね…サタン、言いすぎましたわごめんなさい…」
サタン「ラフィーナ…私も…みんなの事考えずにあれこれ食べまくって…すまなかった…」
ラフィーナ「でもそのおかげで…あなた、まあまあ少しは痩せたんじゃなくて…?」
サタン「そうか…?」
アルル「確かに!少し痩せたね!」
アミティ「ね!良かった」
ラフィーナ「効果があったなら良かったじゃないの!私のおかげね!感謝なさい?」
サタン「ああ…ラフィーナ、礼を言う」
ラフィーナ「サタン…」
アミティ「あれ、いつものラフィーナに戻っちゃったね」
アルル「ね、まあ…ラフィーナのあのおかげでサタンが少し痩せられたきっかけになったんだと思うし…いいんじゃない?悪い事だけじゃなかったね」
サタン「じゃあこの野菜シュークリーム…頂くぞ!いただきまーす!!」
アミティ「どう?どう?」
サタン「…美味い…美味いじゃないか!!」
アミティ「ほんと!良かったー!」
シェゾ「お前もナイスアイディアだったぞ」
Dシェゾ「いやでもこれは…俺がまだ色々不慣れな頃に…灰原が教えてくれて…バランスの良い食事を取らないといけない、おやつもバランスが良くなるようにアレンジしてみてみるのも1つの手だって…」
シェゾ「大事なのはその情報を誰から聞いたか、じゃなくてどうやって活かすかが大事なんだ」
Dシェゾ「誰が言ったとかじゃなくて、どのように活かすか…か」
シェゾ「ああ…Dシェゾ、お手柄だったぜ」
Dシェゾ「…そうか、良かった」
ルルー「サタン様!」
サタン「ルルー?」
リデル「お兄様!」
サタン「…リデルも、どうした?」
ルルー「夜ご飯の時間におやつのシュークリームだけじゃダメですわ!」
リデル「そうですよ!バランスよくないと思います!」
サタン「あ、ああ…」
ルルー「サタン様の今日の夜ご飯はおやつのシュークリームだけじゃありませんわ!」
リデル「はい!おやつだけじゃなくてちゃんと他の物も食べなきゃダメですよ?」
サタン「…なんだろう…すごく嫌な予感がする…」
ルルー「という訳でこれ!はい!」
サタン「…おい、なんだ…その紫色の毒々しいスープ…じゃなくて…私の目にはとてもスープには見えないのだが…!」
ルルー「サタン様に元気になって貰えるように愛情を込めて作ったルルーとリデル特製!ドロドロスープよ!」
リデル「愛をこめてたっくさん煮込みました、うふふ」
サタン「うふふ、じゃない!なんだそれ!湯気の色も紫に見えるし…」
ルルー「さあ〜サタン様、遠慮なくお食べになって〜!!」
リデル「このスプーン1口からパクッと!!」
サタン「嫌だ〜!助けて〜!!」
アルル「あはははは…」
ラフィーナ「結局こーゆうオチなのね…」
おわり