レムレス「今日は久々にお仕事おやすみ!いやーオフの日はこうしてゆっくり1人でお出かけっていいよねー」
???「あの、すみません…あなた…レムレスよね?」
レムレス「ん?あ、はい、僕はレムレスですが…あれ!!」
???「やっぱりレムレス!大きくなったわ…」
レムレス「エミリー!」
エミリー「久しぶり」
レムレス「うん!久しぶり!でもどうしたの?なぜ突然日本に…」
エミリー「実は…ちょっと大変な事になってて…」
レムレス「大変な事?」
Dシェゾ「あれはレムレス?一緒にいる女は誰だ?」
シェゾ「なに?レムレスが女の人と一緒にいた?」
Dシェゾ「ああ…女と話してるところを見かけたぜ」
アミティ「それって…もしかして!!」
アルル「へえ〜!レムレス彼女いたんだ〜!!」
フェーリ「なんですって…」
ラフィーナ「レムレスに彼女!?」
Dシェゾ「いや…ただ女と話してたってだけで…それだけで勝手にそう決めるのは…」
フェーリラフィーナ「その女誰!?!?」
Dシェゾ「ええっ…!!そんなの知らねえよ…!ただ…」
フェーリ「ただ…?」
ラフィーナ「ただ…なに??」
Dシェゾ「その女…なんか外国人っぽい女だったな…」
フェーリ「外国人…?」
ラフィーナ「なぜ外国人…?」
シェゾ「外国人か…それなら彼女の可能性は極めて…」
フェーリ「先輩…そんな趣味があったのね!」
ラフィーナ「レムレスは外国人の人がタイプなのね!そういう事ね!」
アルル「絶対そーいう事じゃないでしょ!」
Dシェゾ「ああ、絶対違うと思う…」
シェゾ「でも…レムレスがなんでそんな外国人なんかと…気になるな…」
アミティ「またまたお得意の尾行追跡部隊出動させよう!」
ラフィーナ「この部隊私も入りますわ!」
フェーリ「あたしも…このあたしを差し置いてレムレス先輩の彼女になるなんて…その外人の顔、ゆっくり拝見させて貰うわ…」
シェゾ「なんか珍しくこの2人が乗り気なのが怖い!」
エミリー「めくるめく一家が日本に来てるのよ」
レムレス「うん…」
エミリー「そしてね、実は…クリス王子が昨日から行方不明なの…」
レムレス「え、クリスが?でもなんで…?」
エミリー「些細なことで国王と喧嘩して、ホテルから飛び出したらしいわ」
レムレス「それだけでわざわざエミリーが…?」
エミリー「クリスがエメラルドの涙を盗み出したのよ…」
レムレス「あら…」
エミリー「おまけに…その宝石を狙って例の組織も動き出したらしいわ…」
レムレス「うん…」
エミリー「だからお願い…手を貸して…」
ラフィーナ「…!!」
フェーリ「ふん…!」
Dシェゾ「めちゃくちゃやる気だ…」
シェゾ「ああ…今日のこの2人はちょっと止めらんないな…」
アルル「あれ?ねえ…あの子…」
シェゾ「ん…?なんだあいつ…なんか外国人みたいだな…」
Dシェゾ「ほんとだ…道に迷ったのか…?」
アミティ「…ここはあたしに任せて!」
Dシェゾ「え、任せてって…」
アミティ「はろー!」
???「ん?」
アミティ「オウ!ディスイズザメーン!アイアイアイザメン??」
???「…?」
ラフィーナ「何その英語…」
アルル「ある意味すごい…」
???「あのーここプリンプタウンですか?」
アミティ「ええっ…!」
アルル「日本語話せるんだ…」
シェゾ「アミティの日本語よりずっと上手だな…」
アミティ「それどーゆうこと!?」
ラフィーナ「1人ですの?お父さんかお母さんは?」
???「…」
アルル「お名前は?」
???「…」
アミティ「お腹すいたの!?」
???「…うん」
Dシェゾ「そこは返事するんだな…」
アミティ「よし!じゃあお姉ちゃんたちと何か食べに行こう!!」
???「…はい…」
国王陛下「まだエメラルドの涙とクリスの行方は分からんのか!」
エミリー「申し訳ありません、国王陛下…ただいま全力をあげて…」
国王陛下「全く…このまま宝石が戻らなかったら…」
リア「本当に…クリスと来たら…」
国王陛下「全く!昔からイタズラばかりだ…」
リア「いつになったら王子らしくなってくれるのかしら…」
執事「クリス様は寂しかっただけなのです…お2人がもっと優しい言葉をかけてあげれば…」
国王陛下「今はそんな話をしている訳では無い!」
執事「ただしかし…今王子がどこで何をされているかと思うと…」
国王陛下「とにかく!一刻も早く家宝を取り戻すんだ!」
レムレス「そうですね…わかりました」
アミティ「はーい!今のシーズンの人気メニューの桜とイチゴの春色パフェ!」
???「…ありがとうございます…」
アルル「お代はいいからね!」
ラフィーナ「どうですの?」
???「…!美味しい…」
アルル「そう!良かった!」
???「プリンプタウンってなんか居ると幸せになれそうですね…」
シェゾ「どういう事だ?」
???「先生から教わったんだ」
アミティ「先生…学校の先生?」
???「んーん、庭園で遊んでた時によく話した人…名前は知らないけど、僕は先生って呼んでた」
アミティ「へー!で、その先生がプリンプタウンは幸せになれる町だって言ったの?」
???「うん!日本に来たら絶対に訪ねてみろって言われたんだ!」
アミティ「へえー!」
シェゾ「ん?なんか携帯なってる…」
ラフィーナ「え?なに?なんですの?」
Dシェゾ「誰から…?」
シェゾ「いや、なんかニュースだ…」
アルル「ニュース?なにかあったのかな?」
シェゾ「めくるめく王国のクリス王子が行方不明…」
アルル「クリス王子?」
Dシェゾ「…だれ」
シェゾ「写真付きだ…ええ…!?」
アミティ「この子…あ、あなた…!」
クリス「…!?…!!!」
アミティ「ああ!待って!」
Dシェゾ「俺が追う!」
ラフィーナ「シェゾさん!ニュースの続きは?」
シェゾ「ああ…クリス王子は家宝のエメラルドの涙を所持してるとの事…」
アルル「宝石っ…!」
ラフィーナ「そんな大切なものを!」
Dシェゾ「おい!待て!!」
クリス「来ないで!お兄ちゃんもどうせ僕を…」
Dシェゾ「そんな怒ったりなんかしないさ、大丈夫」
クリス「…ほんとに?」
Dシェゾ「なんで王様の所を飛び出したんだ?」
クリス「…僕は…嫌われてるから…」
Dシェゾ「嫌われてる?」
クリス「父上にも…母上にも…」
(回想シーン)
国王陛下「クリス!なんだそのへっぴり腰は!」
リア「こんな簡単な問題も解けないなんて…しっかりなさい!!」
クリス「父上や母上が欲しいのは…立派な国王の跡継ぎなんだ…」
ラフィーナ「…甘えないで」
クリス「…えっ!」
Dシェゾ「ラフィーナ…!」
ラフィーナ「必要とされない人間なんていない、あなたが勝手にそう思ってるだけ…」
Dシェゾ「おいラフィーナ…!そんな言い方…」
ラフィーナ「宝石を持ち出したのが悪い事だって事は分かるわよね?」
クリス「…うん」
ラフィーナ「あなたは自分が悪い事をしたって認める勇気を持っている、だったらそれ以上に良い事をする勇気もきっと持ってるはずよ」
クリス「…良い事をする勇気…」
ラフィーナ「そうよ!なんたって!クリスの笑顔はみんなを幸せにするんだから!ね?」
クリス「…ありがとう!」
Dシェゾ「…!?」
クリス「…!お兄ちゃん…?」
ラフィーナ「なに?どうしましたの…?突然血相変えて…」
Dシェゾ「…下がれお前ら!」
ラフィーナ「え…?なに…?一体なによ…」
???「…随分勘が良い青年だな」
???「さすがだ」
クリス「ああ…ああっ…!」
???「見つけたぞ、クリス」
ラフィーナ「なによ…なんなのよあんた達!」
???「我らの目的はひとつ…」
ラフィーナ「あなた達悪い奴らね…何よそのThe犯罪組織ですって感じの見た目は」
Dシェゾ「ああ…明らかに悪い奴らだな…犯罪組織ならもっと犯罪組織だって分かりにくい格好にしたらどうだ?そんなの目立ちまくりで普通に怪しいぜ、そうだな…例えば、普通に私服にするとか…」
ラフィーナ「そうですわよ!自分達の方から俺たちは犯罪組織です捕まえてくださいって服装ではっきり伝えちゃってますわね…ほんとバカみたい…見た目を考えない随分とお間抜けな犯罪組織のようね」
???「間抜けだと…?随分煽るな貴様ら」
???「ほんと生意気だな…!」
???「そんな偉そうに犯罪組織を煽ってでかい態度をとってるお前らは、本当に痛い目みないと分からないようだな」
ラフィーナ「あーら、この私に勝てると思ってるの?」
???「ふっふっふ」
ラフィーナ「なっ…!?」
Dシェゾ「なにっ!?まだ仲間がいたのか…!?」
???「いつ俺らが少人数だって言ったの?」
???「お前らこそこの人数にたった2人で勝てると思ってるの?」
ラフィーナ「くっ…舐めんじゃねえ!ですわ!たあ!はあー!!」
???「甘いな!」
ラフィーナ「きゃー!!!」
Dシェゾ「ラフィーナ!…ダメだ…流石に人数が多すぎる…!」
???「動くな!この姉ちゃんがあの世に行くところを見たくなければ大人しくしろ!」
Dシェゾ「くっ…卑怯な…!」
???「はっ!隙あり!」
Dシェゾ「ああー!!!」
クリス「お兄ちゃん!!」
???「さあクリス王子、この2人の命が欲しければ黙って言うことを聞くんだな…」
???「この子達とお友達になったんだよね?なのに、その新しく出来たお友達が酷い目にあってるとこなんて見たら…悲しいよね?」
クリス「ああっ…あっ…」
アルル「ねえ!あれ…!」
アミティ「ラフィーナとDシェゾが変な人たちに捕まって車に乗せられて連れてかれちゃったよ…!」
シェゾ「まじかよ…!Dシェゾ!ラフィーナ!」
アミティ「はわわわ…どどどどうしよう…大変な事になっちゃった…!!」
レムレス「あれ?みんな!」
フェーリ「え!レムレス先輩!なんでここに!?」
シェゾ「それより大変だ…Dシェゾとラフィーナがクリス王子と一緒に誘拐された…!」
レムレス「え?クリス王子?」
アミティ「そう!なんかニュースでやってた王子!」
レムレス「やっぱりこっちに来てたのか…」
アルル「え?レムレス…心当たりあるの?」
レムレス「そうだね、みんな行くよ」
アミティ「え、どこに?」
レムレス「ここだよ、奴らのアジト…」
アルル「なんで知ってるの…?」
シェゾ「間違えない、あいつらだ…あいつらがDシェゾとラフィーナを…」
レムレス「シェゾ、中の様子を見てきてくれない?」
シェゾ「ああ、わかった」
アミティ「あたし達もいく!Dシェゾとラフィーナが心配だから…」
フェーリ「あたしも行くわ」
アルル「僕も」
シェゾ「ダメだ!お前らは危険すぎる…」
アミティ「ラフィーナもDシェゾも大切な友達!その友達が今危険な目にあってるのに…大人しく待ってなんかいられないよ!」
レムレス「シェゾ…みんなをお願い…この状況…みんなを守れるのはシェゾだけだ」
シェゾ「…わかった…お前らくれぐれも危険な行動だけは避けろよ」
アミティ「もちろん!」
執事「レムレスさん」
レムレス「ゴードンさん!あなた1人です?」
執事「ええ」
レムレス「クリス王子はあの倉庫の中みたいです」
執事「なぜ、私だけに連絡を?」
レムレス「あなただけがクリスさんを本気で心配していたから…」
執事「応援の方々は…?」
レムレス「20分もあれば到着するでしょう」
執事「20分もあれば充分だ…」
レムレス「…え?」
執事「…たあ!!」
レムレス「うわっ!!」
執事「20分もあれば逃げられる…長年の計画を無駄にできんからな…」
レムレス「そうか…お前が…組織のボス…くっ…」
ボス「クリスを連れてここを出るぞ」
手下A「はっ!」
ボス「レムレスもこの赤いバンダナの青年とピンクの巻き毛の少女と一緒に…」
シェゾ「…おい!あれ…」
アルル「レムレスまで捕まっちゃった…!」
シェゾ「し!声を出すとバレちまう、奴らが居なくなるまでは静かに…」
手下A「ボス、これを…」
ボス「長い事国王の執事として潜り込んだ甲斐があったよ…」
手下B「ボス!ヘリコプターの到着が遅くなるそうです」
ボス「なに!グズグズしてると応援に囲まれちまうぞ!」
シェゾ「Dシェゾ!ラフィーナ!レムレス!」
Dシェゾ「…ん、しぇ…シェゾ…?」
ラフィーナ「…皆さん…」
アミティ「ラフィーナも気がついた!良かった…!」
ラフィーナ「私たち、確か公園で変な人達に襲われて…はっ…!こ…ここはどこ!?」
Dシェゾ「あれ…レムレス…!?なぜここに…?」
シェゾ「幸い俺たちは見つからなかったようだな…」
アルル「そうだね、僕達の事はバレなかったから無事にみんなを助ける事が出来たね」
Dシェゾ「あれ、クリスは…!?」
アルル「話すと色々長くなるけど、でもとりあえず大事なことだけ言うね!クリス王子は敵に…」
ラフィーナ「そんなっ!」
シェゾ「詳しい話は後だ!とりあえず外に出るぞ!」
ボス「お、来たかヘリコプター!」
クリス「ゴードン!!なんでこんなことを…」
ボス「うるさい!大人しくしてろ!」
クリス「嫌だ!誰か助けてー!!」
ボス「こら!暴れるな危ない!!」
ラフィーナ「いたわ!」
Dシェゾ「クリスー!!」
手下「!?お前ら!」
アミティ「クリス!今助けるからね!やあ!いっくよー!フレイ…!」
手下A「そうはさせないぜ!」
アミティ「きゃ!ちょっとなにするの!離して…」
手下B「ちょっと大人しくしててくれよ?」
ラフィーナ「ちょっと!レディの体に気安く触らないでよえっち!!」
手下C「動くな兄ちゃん…」
シェゾ「おい貴様ら何を…!離せ…!!」
手下D「下手に動くと…クリスがどうなってもいいのか?」
アルル「どうしよう…このままじゃクリスが…!」
レムレス「はあー!!」
手下A「なんだ!?」
レムレス「やっ!はっ!とう!!」
手下達「うわあああー!!!」
アミティ「レムレス…?」
アルル「強い…」
ラフィーナ「そうね…でも!助かりましたわ!」
手下A「くそ…かかれー!!」
手下達「おー!!」
レムレス「やっ!はあ!おりゃあー!!!」
手下達「うわあー!!!」
レムレス「こいつらは僕が!みんなは早くクリスを!」
アミティ「う、うん!」
クリス「誰か早く助けて!」
ボス「はっはっは、エメラルドの涙と人質は貰っていくぞ」
国王陛下、リア「クリス!!」
エミリー「ああ!!」
Dシェゾ「行かせるか…マッドシャドウ!!」
ボス「はっ…!?うわあー!!!」
クリス「うわー!!!落ちちゃうー!!」
国王陛下「クリス!!!」
リア「きゃー!!そんなっ!」
レムレス「…!はっ!」
クリス「…ああー!あなたは…!」
レムレス「大丈夫ですか?クリス王子!」
クリス「…先生!!」
アミティ「レムレス!」
ラフィーナ「ナイスキャッチ!ですわ!」
国王陛下、リア「クリス!!」
クリス「父上!母上!」
リア「クリス…良かった…本当に…」
国王陛下「無事でよかった…」
リア「ええ、愛してるわよ…私のだったひとりの息子のクリス…!」
アミティ「良かった…」
アルル「うん…良かった…ほんとに…」
Dシェゾ「…そういえばレムレス…お前…何故ここに?」
ラフィーナ「あっ!そうだったわ!忘れてましたわ!」
フェーリ「先輩…!」
レムレス「え、ラフィーナ…フェーリ…?どうしたの…なんか怖いよ…」
ラフィーナフェーリ「昼間一緒に居たっていう…あの女誰!?!?」
レムレス「ええ…!?昼間一緒にいた女の人…?」
エミリー「レムレス!」
レムレス「あ、エミリー!」
ラフィーナ「まさかこの人が…?うふふ、噂をすれば…」
フェーリ「お互い呼び捨てで呼び合う仲なのね…そうなのね…!!」
シェゾ「な、なあ…レムレス…」
レムレス「なんだい?」
Dシェゾ「その方は…?」
ラフィーナ「あなた!!」
エミリー「え!あっ、はい!?」
フェーリ「あなた誰!?あたしのレムレス先輩とどういう関係!?」
レムレス「あ、ああ…紹介するね!この方はエミリー!この人はアメリカの警察で、僕の遠い友人なんだ!!」
ラフィーナ「け、警察!?」
フェーリ「友人…!?」」
エミリー「あ、どうも…アメリカの警察のエミリーと言います!」
レムレス「僕がアメリカにいた時にエミリーの警察のお手伝いをしていたんだ!…まあちょっと色々あって」
ラフィーナ「へ、へえ…」
フェーリ「警察の人…」
レムレス「まあそのアメリカにいた期間もほんのちょっと…少しだけなんだけどね!」
アミティ「レムレスってアメリカにいた時期があったんだ…」
エミリー「それよりレムレスさん、組織のボス、ゴードン・ロンは無事に逮捕出来ましたわ、もちろんその手下達もね」
レムレス「そうか、良かった」
エミリー「エメラルドの涙も無事よ、これも全てあなたのおかげ…」
レムレス「良かった…本当に良かった…組織が無事に逮捕されて、そして…宝石も王子もどちらも無事で…」
エミリー「それでレムレス…お願いがあるの」
レムレス「…一体何かな?」
エミリー「ええ…レムレス、私たちの所に戻ってきてくれない?」
レムレス「え?」
エミリー「今後もあなたの力が必要になってくると思うの、それに…私は…あなたの…レムレスのそばに居たい…!」
レムレス「え、ええ!!!!」
アミティ「なんとー!!」
アルル「そんなー!!」
ラフィーナ「やっぱり!!」
フェーリ「友人とか言ってたくせに…やっぱりそーゆう意識が…!」
レムレス「ごめんなさい…それは出来ないかな」
エミリー「え、レムレス…!」
レムレス「僕を必要としてくれてる気持ちは嬉しい…けど、僕はもう決めたんだ…もうどこにも行かないって!それに、まだここを離れる訳にもいかないんだ!」
エミリー「…そう、そうよね…わかったわ、ごめんなさい、無理を言って…」
レムレス「でも気持ちはとっても嬉しいよ…ありがとう」
エミリー「それじゃあ…せめて、心の中でだけでもあなたの事を応援させてほしい、これからもずっと」
レムレス「そうだね、ありがとうエミリー」
エミリー「それじゃあ…私はアメリカに帰るわね」
レムレス「うん…気をつけて!」
シェゾ「な、なあ…行ってあげなくて…本当に良かったのか?」
レムレス「うん…僕にも…まだまだこの国でやりたい事が沢山あるし!!…まだ向こうに戻る訳には…」
ラフィーナ「ええ…」
フェーリ「先輩…?」
レムレス「…僕はどこにも行かないよ!大丈夫!」
ラフィーナ「ほんと…?」
フェーリ「ほんとにほんと?」
レムレス「うん!ほんとにほんと!だから今日の事は全部忘れてね!今後、今日のこの話の言及は一切なしで!」
Dシェゾ「お、おい…シェゾ」
シェゾ「あ、ああ…」
レムレス「さあ!帰ろっか!戻ったらみんなにお菓子あげるね」
アミティ「ほんとー?嬉しいー!」
ラフィーナ「私にもくださる?」
レムレス「もちろんだよ!」
ラフィーナ「今日は…甘いものが沢山食べたい気分だわ!」
フェーリ「先輩!あたしにも…」
レムレス「もちろん!全員分ちゃんとあるよ!」
アミティ「やったー!楽しみー!」
Dシェゾ「あいつ、さっきなんか誤魔化したような話し方に聞こえたんだが…」
シェゾ「ああ…俺もそう思った、あいつ…まだ何かを隠してるように見えるな…」
Dシェゾ「レムレス…一体何者なんだ?」
おわり
今回の主役
レムレス