シェゾ「いらっしゃいませー」
園子「やっほー!!!また来てあげたわよ!!」
蘭「どうもー、こんにちはー」
和葉「遊びに来たでー!兄ちゃん達!!」
シェゾ「お前らか、今日も大変な1日になりそうだな…」
レムレス「あははは…そうだね…」
蘭「和葉ちゃんこっちに来てたのびっくりー!」
和葉「こっちに来たのには理由があんねん!」
園子「なになに!?」
和葉「この前平次がなー…」
???「失礼します」
レムレス「はーいいらっしゃい!」
シェゾ「おひとり様か?」
???「はい、あの…私こう言う者です」
レムレス「え?あ、はい…」
シェゾ「名刺か?」
レムレス「えっと…DB?」
シェゾ「誰…?」
DB「はい、私…剣崎真琴のマネージャーのDBと申します」
レムレス「剣崎真琴…え、ええー!?」
シェゾ「あいつのマネージャーか!?」
DB「はい、先日は真琴がお世話になりました、こちらのお店のオムライスとても美味しかったとおっしゃっていました」
レムレス「あ、いいえ、どうも…」
シェゾ「え、でもその剣崎真琴のマネージャーが…どうして…?」
DB「今日は折り入ってお願いがあって来ました」
レムレス「ええっと…お願い…」
DB「こちらのお店で…真琴の料理番組の収録を是非お願いします!」
レムレス「え、ええー!?!?」
シェゾ「うちの店で剣崎真琴が料理番組〜!?」
DB「とりあえずカフェラテ1つください」
レムレス「ありがとうございます」
シェゾ「カフェラテおひとつお待たせしました」
DB「どうも」
シェゾ「それで…料理番組の収録って…」
DB「はい、先日真琴がこちらのお店でオムライスをご馳走になったみたいなのですが、とっても美味しくて嬉しかったって言ってましたの」
レムレス「あー…それはどうも…」
DB「それで真琴、このお店のオムライスを作ってぜひテレビで紹介したいって」
レムレス「そっか…喜んでもらえたのは何よりです」
シェゾ「でもテレビか…」
サタン「いいじゃないか!!賛成賛成大賛成!!」
クルーク「僕もー!まこぴーの料理番組是非!!」
シェゾ「げっ!お前達…」
サタン「いやー、私らまこぴーの大ファンでしてなー!!」
クルーク「いや〜!あの可愛い可愛いまこぴーにうちのオムライス食べてもらえてしかも喜んでもらえてほんとに嬉しいです!」
サタン「私共…好きなアイドルに自分のお店で料理番組の収録してもらうのが夢だったんです!!」
クルーク「そーですそーです!!」
シェゾ「なんだそれ…そんなの初耳だぜ…?」
DB「まあ…真琴のファンなんですね、いつもありがとうございます」
サタン「ほら!携帯にまこぴーの曲全曲入ってます!」
クルーク「この通り!先日発売した写真集も買いました!」
シェゾ「結局この前あの後買いに行ってたんかい!」
レムレス「ちゃんとまこぴーのサインらしき物も…」
DB「あら、いつもありがとうございます、それで…うちの真琴がお宅で料理番組の収録してそれが放送されたら…このお店の知名度もかなり上がると思いますし、かなりのメリットがあると思いますよ?」
シェゾ「うーん、だがしかしな…」
サタン「大賛成でございます!!そんなの大メリットです!!超メリットです!!!」
シェゾ「おいバカ勝手に仕切るんじゃない!!」
レムレス「大メリット超メリットって何…」
クルーク「僕からも…ぜひ…」
シェゾ「おい!勝手に決めるんじゃない!それは俺らが決める事だ!」
レムレス「でも…そうだね、確かに悪い話ではないと思う」
クルーク「そうだよ!あのすごく人気の高いスーパーアイドルのまこぴーがうちで料理番組だよ!?すごいと思わない!?」
シェゾ「まあ…そうだな…でも少し考えさせてくれ」
DB「はい、いいお返事待ってますね」
シェゾ「という話になってて今検討してるんだ」
アミティ「へー!良いじゃん!まこぴーがうちのお店で料理番組!」
りんご「はい!かなりアリだと思いますよ!」
サタン「だろだろ!?はあ…まこぴーがうちの店でオムライスを作るなんて…まさに夢のような光景だー!!」
クルーク「いやー!たまらないねぇ!!!」
シェゾ「…言ってろ…全く…」
ラフィーナ「…で?どうしますの?それ、引き受けますの?」
シェゾ「そうだな…まあ逆に言えば別にデメリットはないしな…引き受けてもいいかも…?」
サタン「え!いいの!?ほんとに!?」
クルーク「やった…わーい!わーい!うちのお店にまこぴーが!!」
アミティ「でも凄いよ!まさかあの超大人気のスーパーアイドルのまこぴーがうちでお料理番組するなんて!いよいよ本格的に世界デビューだね!」
サタン「なー!!嬉しいなー!!」
シェゾ「世界デビューなんてそんな大袈裟な…」
次の日
シェゾ「と、言うわけだ、その料理番組の収録引き受けよう」
DB「ほんとですか!ありがとうございます!日程はまた後日ご連絡します」
更に次の日
アミティ「いらっしゃいませー!!」
まろん「こんにちわ!」
アミティ「まろん!都と稚空も!」
都「久しぶり!」
稚空「よー!」
サタン「やっほー!!3名様かなぁ〜??」
まろん「えっ、あ…はい…3名…」
サタン「こっちこっち!どぞ!!」
都「…何よこの人のこのテンション…」
稚空「前会った時はこんなじゃなかったよな…?」
アミティ「あはははは…まあちょっと訳ありで…」
まろん「訳?訳ってなによ?」
アルル「あ、あのね…実はね…」
まろん「えー!まこぴーがこのお店で料理番組〜!?」
アミティ「そう!うちのお店でまこぴーが料理番組の収録するの!」
稚空「へー!まこぴーってあの剣崎真琴?」
ラフィーナ「そうですわ、あの今大人気の超スーパーアイドルの…」
まろん「そのスーパーアイドルが料理番組の収録ってすごいじゃない!!びっくり!!」
都「そういえば…まこぴーって前にもこのお店来たの?レジのところにまこぴーのサイン色紙があった!」
アミティ「うん!まこぴー前にも来てくれたんだ!その時にここのオムライス食べてくれたんだけど、すごい気にいったみたいでさ!それでここのオムライスをみんなに宣伝したいみたいなの!」
アルル「そうそう!まこぴーがこのお店でオムライス作る料理番組を放送してみんなに宣伝したいって感じ?なのかな?伝わらなかったらごめん」
まろん「いやいや伝わったよ!」
稚空「すげーじゃん!俺、剣崎真琴の曲結構好きなんだよなー」
サタン「なー!まこぴーの曲はほんっと良いよな!!」
クルーク「聞いててすごく幸せになる!」
サタン「うんうんうんうん!まこぴーの曲聞くって事はお前も分かるだろ〜!?まこぴーの曲の良さ!」
クルーク「ね〜?分かるよね〜!?」
稚空「ははっ…ははははは…」
平次「剣崎真琴の曲好きって事は…本人はもしかしてそうでもない…?」
稚空「え…?あんた…誰?」
平次「…ははーん!曲だけど言わず本人も好きになろうやー!」
サタン「そうだそうだ!平次!良いこと言ったぞー!」
クルーク「いやーほんとにねー!!」
アミティ「あれ!平次!」
平次「よー!遊びに来たで!」
ラフィーナ「あなた達、まだこっちに居たのね…」
和葉「この間のまこぴーのイベント事件の時にな…まあ、せっかく来たからもうしばらく滞在しようって話になったんや!まあ、今春休み中やし別にいいんやけどな…」
アルル「和葉ちゃんも!」
シェゾ「そっかこいつもこの前の例のイベントの時にこっちに来て、それからそれっきりまだここに…」
和葉「せや!平次がうちとの約束キャンセルしてまでこっちに来て、でもそれでまあ、せっかく来たからーって話になってな!」
アミティ「じゃあ3月いっぱいはもしかしてまだ会える?」
平次「ああ!3月いっぱいなんて余裕や!」
アミティ「やったー!」
平次「そんな事より…聞いたで〜?」
ラフィーナ「な、何をよ…」
平次「まこぴーやまこぴー!」
アルル「ああー…」
平次「まこぴーこの店に来るんやろ?料理番組の撮影で!」
アルル「すごーい情報って広まるの早いね…」
平次「それいつや?いつまこぴー来るんや?」
シェゾ「まだ決まってない…!これからスケジュール合わせるんだ!」
平次「そっか〜なあなあ!日付決まったら教えてくれんか?」
シェゾ「…なんのためにだ…」
平次「もちろん!見に来る!」
サタン「うんうん!もちろん教える!」
シェゾ「勝手に呼ぶな勝手に決めるな!…全く…」
稚空「相当まこぴー好きなんだな…」
アルル「うん…でもこのぐらいの熱量だと…」
ラフィーナ「さすがにちょっとドン引きですわよね…」
まろん「でもいいじゃない!そうやって興味あって熱中出来る物があって!オムライスくださーい!」
都「それは言えてるわ!私もオムライスー!」
稚空「俺にもオムライスくれよ!まこぴーが美味しいって言ってたオムライス気になるなー」
ラフィーナ「はーいオムライス3つかしこまりましたわー」
平次「俺にもオムライス!!」
和葉「うちにも!まこぴーが食べたオムライスなんて言われたら気になるわ!」
アルル「オムライス追加2でーす!」
レムレス「はーい!」
元太「なあなあこのお店にまこぴー来たのか!?」
光彦「入口の色紙みました!まこぴーが来たなんてすごいです!」
アルル「わー、君たちも来てたんだ…」
アミティ「なんならまこぴー、今度うちのお店で料理番組の収録するの!」
歩美「えー!!!!!」
元太「まこぴーがこのお店でテレビの収録すんのか!?」
光彦「すごい…凄すぎます!!」
コナン「まこぴー…?なんだそれ」
歩美「えー!コナンくん!まこぴー知らないの!?」
元太「あの超大人気の超スーパーアイドルなんだぜ!?」
コナン「アイドル…まこぴー…うーん?」
灰原「なるほど、この人ね…剣崎真琴、11月4日生まれの蠍座で、ややボーイッシュな雰囲気のクールな美少女アイドルで、男女問わず絶大な人気を誇る、デビュー曲が発売1週目でミリオンヒット、四葉スタジアムで行われるコンサートのチケット6万枚が3分で完売するなど、現在スター街道爆進中の歌姫である…愛称はまこぴー」
コナン「へえ…そんなにすごいアイドルなのか…」
元太「そんな大人気まこぴーがこの店で料理番組するとかすげぇじゃねえか!」
コナン「それは確かにすげーな…」
灰原「でも…こんなものすごーくギラッギラな内装のお店でほんとにいいのかしら…?」
コナン「それは確かに…」
元太「と、言うわけで俺オムライス!」
光彦「僕もオムライス!」
歩美「歩美もオムライス!」
コナン「おい、なんでみんな今日はオムライスなんだよ」
元太「知らないのか!?まこぴーがこのお店のオムライス美味しいって言ったんだぜ?」
光彦「そうですよ!まこぴーが来る今となってはもう気持ちはオムライスです!」
コナン「そ、そうか…んーじゃあ俺もオムライス…」
灰原「私も少し気になるわね…それじゃあ、オムライスとハムエッグサンドイッチハーフサイズ」
アルル「あれ?なんでまこぴーがオムライス食べたの知ってるんだろう?レジに置いてあるサイン色紙には美味しかったですまた来ます!としか書いてないし…オムライスって単語なんて書いてないのに…」
アリィ「オムライスください!」
ラフィソル「私も…オムライス…」
シェゾ「またオムライスか…」
りすくま「オムライスをいただこうか」
りんご「りす先輩もですか?オムライスかしこまりました!」
シェゾ「今日なんかオムライス多くねーか?」
アルル「でも変じゃない?まこぴー、色紙にオムライスなんて書いてないし…なんでみんなまこぴーがオムライス食べた事知ってるんだろう…まこぴーがテレビの収録でオムライス作るって話だって全員が聞いてたわけじゃないと思うのに…」
園子「お願いしますー!」
シェゾ「あ、はい」
園子「オムライス2つ!あたしも蘭もオムライスよ!」
蘭「えへへへー」
シェゾ「な、なあ…なんで今日はオムライスなんだ?」
園子「え!だってここにほら!」
シェゾ「…は?」
園子「メニュー表のオムライスの所にまこぴーが食べました!!って販促物が…」
シェゾ「はあ!?なんだその販促物は!」
園子「え、これあなたが付けたんじゃなかったの?」
蘭「まこぴーってあのアイドルのまこぴーですよね?超人気の!そんな超人気のまこぴーが食べたメニューなら…そりゃー食べたくなりますよね!!」
シェゾ「今言われるまでこんなの知らんかったし…あいつらの仕業だな…」
シェゾ「おい!サタン!クルーク!」
サタン「えー?なにー??」
シェゾ「メニューにこんな変な販促物付けたのお前らだろ!」
サタン「あ、バレた〜??」
クルーク「いやー宣伝しなきゃだよ宣伝!!」
アルル「まこぴーが食べたオムライスです!だって…」
ラフィーナ「これが原因だったのね…」
レムレス「まあまあ!でもそれは今回ばかりはいい事だと思うよ??有名人が食べたメニューですって言って宣伝するのはいい事なんじゃないかな!」
りんご「まあ…それは確かに…」
シェゾ「…確かに…そうかもな、そう言われてみれば…」
クルーク「変な販促物って言ったよね!今回ばかりはその発言取り消してよ!こればっかりは悪い事じゃないと思うしむしろいい事だと思うよ!」
サタン「そうだそうだ!」
シェゾ「ま、まあ…そうだな、これはいいだろう…」
クルーク「やった!」
シェゾ「ただ…その手元にあるのはなんだ?」
サタン「え、手元?」
シェゾ「その変なポスター…なんて書いてあるのか見せてみろ」
クルーク「あ、えっと…」
シェゾ「…うちのお店にまこぴー来ました!なんなら今度まこぴーがうちの店でテレビの収録します!!って書いてあるな」
サタン「いやー!メニュー表の販促物だけじゃ物足りないだろ!だから他にもまこぴーが来た事をアピールしてかなければ!」
シェゾ「そのポスター、今すぐ捨てろ」
サタン「はああ!?」
クルーク「なんでだよ!」
シェゾ「当たり前だ!そんな変なポスターいらん!」
アルル「あははは…いい事したなーって思ったのに…」
次の日
シェゾ「真琴のテレビ番組の収録の日が決まったぞ」
サタン「おー!待ってましたー!!」
クルーク「いついつ??」
シェゾ「まず明日がリハーサル、明後日本番だ」
サタン「明日!?明後日!?」
クルーク「おおー!急だねー!楽しみー!!」
りんご「確かに結構急なんですね…でもそっか、明日と明後日になるんですね…」
ラフィーナ「お店はどうしますの?」
シェゾ「ああ、それに伴って明日は営業するが、明後日は臨時休業だ」
アルル「あ、なるほど…そーゆう感じか」
レムレス「明日は夜お店閉めた後にまこぴーが来てそこでリハーサル、明後日は1日お店を閉めて撮影本番!」
サタン「いやっほーい!!楽しみー!!」
クルーク「ねー!嬉しいー!!!」
シェゾ「それでだな」
アルル「うんうん」
シェゾ「真琴が作るメニューなんだが、まあオムライスは確定で、あともう1つ…今の時期のデザートの人気メニューと桜とイチゴの春色パフェを作りたいらしくてだな…」
アルル「へー!いいじゃん!」
シェゾ「オムライスは作れるらしいが春色パフェはちょっと難しいからな…かなり念を入れて練習したいそうだ」
サタン「もっちろん!まっかせなさい!!」
クルーク「僕達が中心になって教えます!!」
サタン「明日が楽しみだ〜!!」
シェゾ「一応店は臨時休業にはするがお前らにはアシスタント役や裏で洗い物とかをして欲しいから…一応全員出勤で頼む」
サタンクルーク「はーい!!」
Dシェゾ「まじかよ…休みだったから予定入れてたのに…」
レムレス「まあまあ!他の日を代わりに休みにするから!」
Dシェゾ「そーゆう問題じゃ…」
シェゾ「とりあえず明日の夜リハーサルだ!」
サタン「はーい!」
クルーク「はーい楽しみー!!」
次の日の夜
真琴「こんばんわ!よろしくお願いします」
サタンクルーク「いやっほーい!!まこぴー!!」
アルル「ちょっと落ち着いて!」
平次「おおーまこぴー!本物初めてみたわー!やっぱ本物は画面越しでみるのとはちゃうな!」
DB「今回は収録の許可とご協力ありがとうございます」
レムレス「いえいえどうも!」
DB「改めてよろしくお願いします」
真琴「よろしくお願いします」
シェゾ「こちらこそだ」
稚空「へ〜君が剣崎真琴ね〜中々可愛いじゃん」
まろん「すごーい!本物初めて見た!!」
元太「やっぱ本物やばいな!」
歩美「可愛いー!」
光彦「まさか生のまこぴーが見られる日が来るなんて…!」
シェゾ「げ!お前らまだ居たんかよ!」
レムレス「まあまあお店は閉めてあるんだし…リハーサルぐらい見学させてもいいんじゃない?」
アミティ「そうだよ!みんな生まこぴー見れて嬉しいだろうし!」
シェゾ「仕方ないな…今回だけだぞ」
元太光彦歩美「やったー!!!」
平次「おおきにー!ありがとなー兄ちゃん!」
レムレス「それじゃあまずオムライスを作ってもらおうかな?」
真琴「はい!」
真琴「出来ました!」
アルル「おおー!」
アミティ「すごーい!」
ラフィーナ「オムライスは完璧ね」
サタン「すごーい!まこぴー料理の天才ー!!」
クルーク「ぜひ僕に毎日料理作って!」
ラフィーナ「はいはいちょっとおだまり…!!」
シェゾ「じゃあ次は桜とイチゴの春色パフェの試作だ」
レムレス「作り方はこの通り!とりあえず本番だと思ってやってみて?」
真琴「は、はい!えっと…まずは…」
アルル「まずは桜の花塩漬けの準備!」
真琴「塩を使って桜の花の汚れを取るのよね?、ボウルに水を張って桜の花を入れてそして塩を…えい!」
アミティ「うわ!まってまって!」
シェゾ「おい!塩多すぎだ!そんなにいらん!」
真琴「あ、そうなの!?塩多い方が桜が綺麗になるのかと…」
DB「ごめんなさい!真琴は不器用でデザート作りもあまり経験がなく…!」
サタン「塩を大量に入れちゃうまこぴー…」
サタンクルーク「かーわいいー!!」
平次「なー!可愛ええなー!」
レムレス「じゃあ次!」
真琴「つぎはこれをレンジで温めて600ワットのレンジで40秒ほど加熱…」
シェゾ「40秒から1分以内に花が開く、あと…チリチリ音が鳴るから中を見ながら温める時間を調節して…」
ボン!!
シェゾ「…なんだ?」
真琴「…爆発しちゃった!」
シェゾ「はあ!?」
アミティ「ありゃりゃ…」
真琴「ご、ごめんなさい…」
レムレス「大丈夫大丈夫!まだあるから!」
サタン「話をちゃんと聞かないで桜の花をあっためすぎて爆発させちゃう不器用なまこぴーも…」
サタンクルーク「かーわいいー!!!」
平次「人の話聞かない所も可愛ええし、花びら爆発させちゃうのも可愛ええな!!」
クルーク「うんうんうんうん!!!」
まろん「ええ…」
コナン「なんなんだよこいつら…」
シェゾ「まあいい!次!桜のジェノワーズを食べやすい大きさに切るんだ!!」
レムレス「ジェノワーズは時間がかかるからこっちで事前に作って用意しておくね、番組内でやるのはジェノワーズを角切りにする所!」
真琴「…行きます」
シェゾ「…は?」
アルル「え、まこぴー…?」
真琴「…たあー!!!」
アミティ「きゃっ!」
サタン「おおー!!」
レムレス「…切れた…下のまな板まで…」
シェゾ「おい…剣道じゃないんだぜ…?料理なんだからな…」
DB「ごめんなさいごめんなさい!真琴は不器用なんです!」
クルーク「剣道みたく包丁振り下ろしちゃうまこぴー…」
サタンクルーク「かーわいいー!!」
Dシェゾ「その絵面は可愛くは無いと思うぜ!?」
ラフィーナ「むしろそれに対して可愛いとか言ってるあんたらの方が怖いわ!!ですわ!」
クルーク「でもまこぴー!ジェノワーズは食べやすい大きさに角切りだよー!」
レムレス「角切りはこうするんだよ、これでいいの!」
真琴「え、ああ…そうだったんですか!?ごめんなさい…」
シェゾ「まあいい、次はイチゴのカットだ」
レムレス「イチゴは中に入れるものは縦4分の1にカット、最後に上に飾るのは縦半分に!」
真琴「こうかしら?」
シェゾ「先にヘタを取ってくれ!」
真琴「ああ!ごめんなさい!」
サタン「イチゴのヘタを取るの忘れてそのままヘタの着いたままのイチゴをカットしちゃうまこぴー…」
サタンクルーク「かーわいいー!!」
Dシェゾ「いちいちうるせえなこいつら…」
シェゾ「次はいちごのムースだな、それもさすがに時間がかかるからこちらで事前に作っておく」
レムレス「グラスに入れて1時間以上冷やしたものだよ!あとはこれの上に盛り付けやトッピングするだけ!本番でもこの流れで!」
シェゾ「だからとりあえず…ジェノワーズの角切りと桜の花の塩漬けの用意と盛り付けとイチゴのカットと…」
レムレス「うんうん、そのぐらいかな?あとは盛り付けを!」
真琴「はい!」
シェゾ「冷やして固めたムースの上にカットしたイチゴをスプーンを使って潰れないように優しく入れていく」
真琴「えっと…こう…かしら?」
レムレス「まこぴー!潰れてる潰れてる!」
アミティ「まこぴー!そんなに力入れなくてもいいんだよ!」
稚空「もしかしてちょっと緊張してるのか…?」
まろん「うん…緊張して力入っちゃってあんなになってるのかも…」
サタン「いやー!緊張してついイチゴを潰しちゃうまこぴー…」
サタンクルーク「かーわいいー!!」
Dシェゾ「そーいう事言うから余計緊張するんじゃないのか!?」
灰原「馬鹿らしい…」
稚空「馬鹿らしいって言われちゃってるし…」
シェゾ「まあ確かに…なあ真琴、そんなに力入れなくてもいいんだぜ?」
真琴「力…?」
レムレス「そうそう!デザート作りは楽しくするものだよ!まあデザート作りに限らずだけど!」
真琴「デザート作りは楽しく…」
アミティ「まあ…そう言ってもこんな大人数に見られてだと無理もないか…」
アルル「まこぴー!そんなに緊張しないでも大丈夫だよ!」
りんご「そうですそうです!!リラックスして楽しく作ってください!」
真琴「緊張しないで…リラックス…」
シェゾ「次はグラスの外側にさくらホイップと桜あんを交互に絞り一周させる、真ん中の空いたところには桜ホイップを絞る」
レムレス「やってみて!」
真琴「こう…かしら?」
レムレス「合ってる合ってる!大丈夫!」
サタン「クリームを絞ってるまこぴー…」
サタンクルーク「かーわいいー!!」
ラフィーナ「あんたらそれしか言えないのか!ですわ!」
平次「いやいや!その気持ちよー分かるでー!よっ!まこぴー可愛ええー!!」
シェゾ「次はジェノワーズだ、ジェノワーズは焼き色がついている部分ではなく、カット面の内側がグラスの外から見えるようにするときれいに仕上がる」
真琴「焼き色ついてる部分…こっちの事?」
シェゾ「逆だ逆!」
真琴「あっ!ごめんなさい!こっちね…」
サタン「ジェノワーズの向きを間違えるまこぴー…」
サタンクルーク「かーわいいー!!」
稚空「…ほんとになんなんだよさっきから…」
ラフィーナ「変な人たちでしょ…」
シェゾ「次はグラスの外側にさくらホイップを絞り、真ん中にジェノワーズを入れる」
レムレス「最後はさくらホイップと桜あんをグラスの外側に数か所絞り、縦半分に切ったイチゴをバランスよく飾る、上に桜の花塩漬けを添えて完成!」
真琴「えっと…こうして…こう?」
レムレス「はい完成!まこぴー作、桜とイチゴの春色パフェ!」
サタン「おおー!!すごーい!!!」
クルーク「なんかまこぴーみたいに可愛い見た目のパフェが出来たな!!!わー嬉しいなー!!!」
稚空「その感想いる…?」
灰原「恐らく…不必要」
DB「それで、本番ではここで試食の場面を入れたくて、その試食役は料理の工程の指示をくれた御二方にお願いしたくて…」
サタン「いーやーだ!!」
シェゾ「は?」
クルーク「そうだ!僕が食べたい!!」
DB「え、あなた達が?」
ラフィーナ「ここは店長のシェゾさんと副店長のレムレスが試食役するべきじゃなくて!?」
アルル「うん…そのふたりがやるべきだと…」
サタン「やだー!せっかくテレビに映るんだから大好きなまこぴーの料理食べてるとこ映したい!」
クルーク「テレビでまこぴーの料理食べたい!!」
稚空「でもそーゆーのってだいたい店長とかの立場の人の役目だよな…」
コナン「ああ…それが自然なんだけどな…」
アルル「普通はそうなんだけどね…」
サタン「それじゃあ…シェゾとレムレスと私とクルークと平次の5人が試食役で!」
シェゾ「そんな5人も試食役いらん!!」
クルーク「なんでー!店長、副店長のシェゾとレムレスが試食するのが普通って言っただろ?そのルールは守ってるだろ!?」
平次「せやせや!試食役にあんたら2人は外しとらんで!」
シェゾ「そーゆう問題じゃないんだよ!」
ラフィーナ「そうよ!試食役増やせばいいって問題じゃないわ!」
アルル「店長のシェゾと副店長のレムレスが試食役ふさわしい、それは守ってる、だから試食役増やせばいいって考えは…」
稚空「めっちゃ面白いな…笑笑」
まろん「ちょっと変わってる人たちね…」
Dシェゾ「いいや、ちょっとじゃない…かなりだ…」
灰原「馬鹿らしい…」
DB「わ、分かったわよ…それじゃあ今回は特別に試食役5人で良いわ…」
サタン「本当か!?」
クルーク「やったー!!!」
平次「本当か!?ほなおおきに!!いやー今年1番嬉しいわ!」
コナン「服部…お前の今年1番嬉しいのレベルって結構低いんだな…」
灰原「全くその通りね…はあ…大阪の高校生探偵さんも好きなアイドルが絡むのこの様ね…」
シェゾ「試食役が5人もいる料理番組って見た事あるか…?」
アルル「うん、ないね」
りんご「見ないですね…」
ラフィーナ「試食役が5人もいる料理番組を見た事がある方…この中にいらっしゃいます?」
まろん「あたしはないよ、稚空ある?」
稚空「いや、見た事ない…」
Dシェゾ「俺も見た事ないな…灰原は?」
灰原「ないわね」
歩美「コナンくんたちあるー?」
コナン「ない」
光彦「そう言われて見ればあまりない気が…!」
元太「ないかもな!」
コナン「ああ…それが普通なんだよ…」
DB「なんというか…すごい珍しい料理番組になりそうね…」
レムレス「とりあえず、明日が本番だから…まこぴー、今日みたいな感じの流れでお願い!」
シェゾ「剣道みたいに包丁振り下ろしてまな板ごと切ったり、あと桜の花を爆発されたりしなければとりあえず大丈夫だな」
アルル「そこだね、そこだけ気をつければ!」
りんご「塩の量もね!」
ラフィーナ「あとイチゴのヘタ!」
アミティ「あたし達も合ってればまる!ってジェスチャーするし、違ってたら違うよ!ってジェスチャーで教えるし!大丈夫大丈夫!!」
サタン「いいやそれも私たちの役目!」
クルーク「そうだよそうだよ!まこぴーの料理を助けるのは僕たち!いや、まこぴーの料理を助けるのも僕たち!だね!」
ラフィーナ「あんたらは間違えてたとしても何でもまる!ってやりそうだからダメ!」
アルル「ほんとだよ!」
稚空「なんか…分かる気がする…」
Dシェゾ「結構想像できるだろ…」
まろん「ええ…この人達の事あまりよく分からないけど…でもなんかそれは想像出来るな…」
レムレス「とりあえず明日本番!まこぴー!頑張って!DBさんもよろしくお願いします!」
DB「はい、こちらこそ!」
次の日
真琴「今日はこちらのプリンプタウンにあるレストラン、The gorgeous man who defile the Godというお店にお邪魔します!こちら、このお店の店長のシェゾさんと副店長のレムレスさんです!」
レムレス「こんにちわー!The gorgeous man who defile the Godプリンプ店の副店長をやっております!レムレスです!」
シェゾ「店長のシェゾだ」
真琴「はい!ありがとうございます!今日はこちらのお店でみんな大好きオムライスとこのお店の大人気デザート、桜とイチゴの春色パフェを作らせて頂こうと思います!」
レムレス「はーい!まこぴー!よろしくお願いします!」
真琴「はーい!!」
真琴「完成です!」
レムレス「すごーい!上手に作りましたね!」
サタン「わーい!まこぴーの作ったオムライスとパフェー!!」
平次「生まこぴーを見られるだけでなく、まこぴーの手料理まで食べられるとは…」
クルーク「しかもそれをテレビで放送だよ!?やばすぎない!?」
エコロ「ねー!運が良すぎる!!日頃の行いが良い僕へのご褒美かな!」
シェゾ「皆さん試食役がこんなに沢山いるのは気にしないでください…」
レムレス「あはははは…」
シェゾ「当初の予定は2人だったのですがなんやかんやで5人になって、更にはもう1人増えてしまい…結局、最終的には試食役が6人になってしまいました…」
アルル「試食役5人でも結構前代未聞なのに、6人は…」
Dシェゾ「仕方ないだろ?あの黒い影にも話が回ってやつがうるさく駄々こね始めたから…」
ラフィーナ「みんなずるーい!僕も僕もーって…」
りんご「日頃の行いがいいからこうなったって、どの口が言うんだかね…」
アルル「ほんとだよね!」
サタン「うーん!美味しい!まこぴーが作りました!って感じの味だ!!」
エコロ「まこぴーの味!!」
クルーク「うんうんうんうん!!!」
シェゾ「おい!カメラ回ってるんだぞ!これ放送されるんだぞ!もっとちゃんとした食レポ言え!」
平次「まこぴーの作るオムライスと春色パフェ、最高や!!みんなもぜひ食いに来てなー!」
真琴「あはははは…今回作らせていただいたのは桜とイチゴの春色パフェ!こちらは当店の大人気デザートで、この春の期間限定メニューとなります!気になった方はぜひこの期間に食べに来てください!!この春にピッタリで可愛らしい1品です!また、オムライスも大人気メニューとなります!皆さんも是非The gorgeous man who defile the Godにお食事しに来てみてはいかがですか?ご来店をお待ちしております!」
レムレス「はーいまこぴーありがとうございました!」
サタン「よっ!まこぴー!!」
クルーク「いい宣伝だ!!まこぴー最高!!」
エコロ「まこぴーまこぴーまこぴーまこぴー!きゃっはー!!!」
平次「いいでまこぴー!!!よっ!ふぅー!!パチパチパチパチ!!!」
サタン「まーこーぴー!まーこーぴー!まーこーぴー!!」
シェゾ「はいはい落ち着いてー、はい皆さんお静かにー…はあ…」
レムレス「ライブのアンコールみたいなテンションになっちゃった…」
サタン「いやーいい番組になったなー!!もう1回見る!!」
シェゾ「これのどこがいい番組なんだ!超恥ずかしいから!」
ラフィーナ「というか…まーた最初からみますの…?これで何回目よ」
Dシェゾ「こいつら…一体いつまで俺ん家でこの番組見るつもりなんだ…?もう早く帰ってくれよ…俺らまた今夜も…」
クルーク「ダメ!ダメだ!!あともう50回は観るもん!」
Dシェゾ「頼むからテレビは自分家で見てくれ…」
エコロ「Dシェゾくんのおうち、もといぷよぷよハウスだとみんなでこうして集まって楽しく見られるでしょ??」
Dシェゾ「俺が暇な時はいいかもしれんが!今日は予定がある!今すぐ帰れすぐに帰れ!特にまこぴーファンの連中!」
サタン「今日はまだあと50回はみるし、明日もまた見に来るからなー!朝から夜まで!楽しみだなー!」
平次「こうしてみんなで一緒に見るのがまたええよな!」
エコロ「ね!!!」
Dシェゾ「仕方ないな…」
シェゾ「どこ行くんだ?」
Dシェゾ「出かける」
シェゾ「そうか…」
Dシェゾ「明日の夜まで留守にする、ラフィーナお前一応この家の責任者なんだろ?鍵預けるから任せた」
ラフィーナ「え、ええ…なんか任されましたわ…」
Dシェゾ「じゃ、あとはごゆっくり楽しんで」
シェゾ「ああ…その言葉そっくりそのまま返すけどな…」
Dシェゾ「それじゃあまた明日」
シェゾ「あ、ああ…いっちまった…」
サタン「あー!まこぴーがイチゴをスプーンで潰さないように置いてるとこ!!可愛すぎてたまらん!!」
クルーク「まこぴーは何をしても可愛いなぁ!!」
平次「なー!最っ高や!!」
サタン「もういっその事このまま泊まってってオールしてこれ見ようかな!」
エコロ「お!いいね!そうしよう!!」
平次「なー!泊まってってええやろ?兄ちゃんー!あれ、兄ちゃん?」
シェゾ「Dシェゾなら出かけた、今日はもう帰ってこないってよ」
サタン「そうか、それじゃあ今日のこのハウスはやつの家ではなく貸切状態になるって事か!」
ラフィーナ「なんでそーゆう解釈になるんだか…」
クルーク「よし!もっと見よう!!」
平次「菓子を沢山買ってきてるけん!菓子パしながら鑑賞やー!!」
エコロ「わーい!!!」
シェゾ「はあ…」
ラフィーナ「疲れるわね…こいつらの相手…」
おわり
今回の主役
サタン クルーク エコロ