Dシェゾ「今日の買い出しの内容は鶏肉?ローストビーフ?あと、オリーブオイルにトマトにモッツァレラチーズ…あとは、生クリーム??」


シェゾ「鶏肉はそれ、ローストビーフはそれ、あと…」


Dシェゾ「オリーブオイルはこれだな」


シェゾ「そうだ、合ってる」


Dシェゾ「なぜ最近肉が多いんだ?」


シェゾ「クリスマスシーズンだからな」


Dシェゾ「クリスマスってなんだ?」


シェゾ「クリスマスツリーを飾ったりプレゼントを贈りあったり皆で楽しく食事をしたりする季節のイベントだ、12月25日がそのクリスマスって日だ」


Dシェゾ「ほお…そのようなものがあるんだな」


シェゾ「今回の鶏肉はローストチキン、オリーブオイルとトマトとモッツァレラチーズはピザ、生クリームはケーキに使う具材だな」


Dシェゾ「クリスマスというのはそのような物を食べるイベントなんだな」


シェゾ「クリスマス料理と言えばこの辺りが定番だな、最近はこの辺りの注文が多い」


Dシェゾ「そうか、またひとつ学んだな」




Dシェゾ「戻ったぞ」


アミティ「おかえり!」


レムレス「Dシェゾ、仕事もそうだし、この世界の生活にはだいぶ慣れた?」


Dシェゾ「まあそうだな…また色々覚えることが出来た」


レムレス「それは良かった!うんうん買い出しもちゃんと出来てる!クリスマスシーズンだからクリスマス料理の注文が多いからね!」


元太「大変だ〜!!」


シェゾ「え?」


歩美「大変大変!!」


アルル「元太くん!?それに歩美ちゃんと光彦くんも…?」


Dシェゾ「こいつらは…?」


シェゾ「あー、まあ…ちょっとめんどくさい縁みたいなのがあってだな…」


レムレス「やあ、こんにちは!どうしたのかな?何があったのかな?」


元太「灰原が…灰原が最近なんか変なんだ!」


レムレス「ええ!?」


アルル「哀ちゃんが?」


アミティ「哀ちゃん、なにかあったの?」


Dシェゾ「灰原…灰原って確か…いつもハムエッグサンドイッチを頼む少女か!」


アルル「それで覚えたんだ…」


Dシェゾ「という事はこいつらはあの灰原の仲間ってことか?」


ラフィーナ「まあそーいう事になりますわね」


レムレス「それで?哀ちゃんがどうしたのかな?」


元太「最近灰原…学校終わったらすぐ帰っちまうんだ!」


シェゾ「それは…普通に用事があるからじゃないか?」


光彦「それが先週から毎日ずっとなんです!」


歩美「学校終わって遊ぶ約束しても今日はパスって行って帰っちゃうし、お店でのご飯も来てくれないし…」


アルル「あー、哀ちゃんならほぼ毎日来てるよ」


元太「ええ!来てるのか!?」


アルル「うん、でも最近ケーキばっかり食べてるな…」


アミティ「そうそう!それも同じケーキをいくつもいくつも…」


歩美「哀ちゃん1人で来てるんだ…それにケーキ…うーん、違うケーキならまだ分かるけど、なんで同じケーキなんだろう…」


光彦「それ、大体で構わないんですけどいつぐらいからですか?」


アルル「確か…それこそちょうど先週ぐらいから1人でケーキ食べに来るようになったかな…?」


元太「やっぱり…同じぐらいだ!」


アミティ「ここ最近はもうほぼ毎日来てるね〜」


歩美「私たちの事は無視して自分ひとりでケーキ食べに来るのなんかずるいなー」


ラフィーナ「まあ…そーゆー時もありますわよ…」


シェゾ「でも確かに…料理とデザートのケーキを一緒に頼むなら分かるが、あいつここ最近は料理は頼んでなくてケーキのみしか食べてなくて…それも同じケーキをいくつもいくつも…確かに少し妙だな、仲間との約束を断ってまで来て…」


元太「だよな!?兄ちゃんもそう思うだろ!?」


アルル「うーん、でもそうかも、そう言われてみればちょっと気になるかも」


アミティ「毎日遊ぶ約束断って、でも自分は1人で毎日ケーキ食べに来てるんだもんね」


ラフィーナ「それも前までは毎日ハムエッグサンドイッチを食べてた人が…」


レムレス「確かにちょっと気になるかも」


アルル「そういえば哀ちゃん、この前図書館で1人でなんか難しそうな大きな本読んでたよ」


光彦「え?難しそうな本!?」


アルル「うん」


元太「その本、なんの本だよ!」


アルル「いや、そこまで見なかったけど…でもなんか大きくて難しそうな本だったかも」


アミティ「そういえばこの前そこのスーパーで哀ちゃんみたかも!」


歩美「哀ちゃん何を買ってたの?」


アミティ「いやー、私も哀ちゃんが何を買ってたかまでは見てなくて…」


光彦「それも灰原さんがケーキを食べに来た時ぐらいの時期ですか?」


アミティ「うん、多分そうだった気がする…」


アルル「僕も多分そのぐらいの時かも…」


元太「みんなで灰原を尾行しようぜ!!何か分かるかも!」


光彦「そうですね!灰原さん、最近どうしたのか気になりますし!」


歩美「お兄さんお姉さん達も行こう!ね?」


アミティ「うん!行こう!」


Dシェゾ「尾行とはなんだ?」


ラフィーナ「尾行とは相手に気づかれないようにこっそり後をつけてその相手の行動を監視する事よ、私も良くされましたわよ…」


Dシェゾ「なるほど、要するにその灰原に気づかれないようにこっそり灰原の事を追いかけるという事か?」


レムレス「そうそう!そういうこと!」


アルル「そーゆう事は本当は別に覚えなくてもいい事なんだけどね…」


シェゾ「お前たち、学校は何時に終わるんだ?」


歩美「4時だよー!」


アミティ「それじゃあ、その4時になったら哀ちゃんに見つからないようにこっそり合流して後を追いかけよう!」


光彦「はーい!お願いします」




歩美「哀ちゃん!今日も遊べないかな?」


灰原「そうね…ごめんなさい…」


光彦「分かりました、気をつけて帰ってください」


元太「またなー灰原ー」


歩美「よし、お兄さんお姉さんたち!」


アルル「うん!」


アミティ「それじゃあ行こうか!」




灰原「それじゃあ今日も」


シェゾ「店に入ったぞ!」


アミティ「えーこちらーアミティ!哀ちゃんの店内での様子は?」


レムレス「はいはいこちらレムレス、哀ちゃん席に座りました」


Dシェゾ「それはなんだ?」


シェゾ「トランシーバーってやつだ、これを使って連絡を取ることが出来る」


アルル「それ誰の…?」


シェゾ「ラフィーナの私物らしい、家にあるから使ってくれって」


アルル「ラフィーナの家なんでもあるね…」


レムレス「哀ちゃんメニュー開きました!」


アミティ「何を見てますか?」


レムレス「デザートのページです!ケーキを見てます」


アルル「やっぱり今日もケーキ!」




灰原「すみません」


りんご「はい、ご注文承ります」


灰原「ラズベリーのムースケーキを3つ」


りんご「はい!ラズベリーのムースケーキ3つですね!お待ちください!」




レムレス「ラズベリーのムースケーキを3つ頼みました!」


アミティ「やっぱり!いつもと一緒!」


アルル「やっぱり普通に好きだから食べてるのかなぁ?」


元太「でもそれなら俺らと一緒でもいいじゃんか!」


光彦「そうですよ!わざわざ1人で来て食べてるんですよ??」


アルル「た、確かに…そうだね、1人で来て食べてるんだもんね」


シェゾ「1人でケーキを食べに来なきゃ行けない理由でもなにかあるのか…?」


レムレス「哀ちゃんの元にケーキが届きました!」


アミティ「おお!」


レムレス「…なんか哀ちゃん、難しい顔をして食べてます」


Dシェゾ「難しい顔?」


レムレス「うん、なにか悩んでるみたい」


灰原「すみません」


まぐろ「はい☆」


灰原「こちらケーキふたつテイクアウトでお願いします」


まぐろ「はーい☆いまトレーお持ちします☆」


レムレス「なんと哀ちゃん…残りのケーキ2つは残すみたいで、テイクアウトするそうです!」


アミティ「なんで!?」


シェゾ「食べきれんかったか?」


Dシェゾ「でも今日のあいつは他に何も食べてないはず…ケーキひとつでそんな…」


アルル「だよね、それだったら3つも頼むなって話になっちゃうもんね…」


光彦「あの灰原さんが3つたべられるだろう!あ、でもお腹いっぱいだった…なんて事するはずないですもんね!」


元太「これはやっぱり何かあるんじゃ…」


レムレス「テイクアウト分のケーキ詰めてお会計に進みました!」


アルル「おお…」


レムレス「あ、店の外に出るよ、みんなバレないように隠れて!」


アミティ「うわー!哀ちゃんが来ちゃう!!」


シェゾ「隠れろ!」


灰原「さあーて、それじゃあ次は…」




アルル「またどこかへ向かうみたい!」


Dシェゾ「追うぞ」




灰原「…」


アミティ「まただ!またスーパーに来てる!」


アルル「なるほど、うちのお店でケーキを食べてその後は毎回スーパーに行くんだね」


シェゾ「中に入ったぞ」


光彦「よーし!追いましょう!」


元太「おー!」


アミティ「あれ〜?哀ちゃん…」


アルル「居ないね…」


シェゾ「まじか、見失ったか?」


Dシェゾ「というか人が多すぎる…」


アルル「まあ、時期が時期だもんね…みんなクリスマス料理の食材とか買うんだろうね」


歩美「でも人が多すぎて哀ちゃんどこに行ったか分からないよー!」


アミティ「どうする?探す?」


シェゾ「いや、うっかり灰原と鉢合わせて尾行がバレたら大変な事になる、今日はやめておこう」


アルル「うん、僕もその方がいいと思う」


アミティ「そっか〜そうだよね」


元太「結局今日も灰原の行動の謎は解決出来ずか…」


アルル「普通にあのケーキが好きだから食べに来てるだけなのかな?3時のおやつ感覚で」


光彦「でもその後、毎日スーパーに来てるんですよ?」


アルル「たまたまスーパーで買わないと行けないものが毎日あるとか?」


アミティ「うーん、なんにも見えてこない…」


シェゾ「とりあえず今日はもう灰原を探せない、また後日、日を改めてだな」


光彦歩美「はーい」




灰原「よし、今日のは結構近いわ、これなら…」




次の日


アミティ「という事なの、どう?何か変じゃない?」


まぐろ「うーん、まあそうだね☆」


りんご「毎日毎日同じケーキをいくつも食べて、そのあと必ずスーパーに行くんですね…」


元太「俺らの誘いを無視してまでだぞ!」


アミティ「単に最近ハマってるケーキがあるだけかなって思ったんだけど、それなら元太くん達と一緒に来てもいいじゃん、ね?」


アルル「そうそう、わざわざ1人で来てるから尚更気になっちゃうというか…」


シェゾ「それも料理はなしでケーキのみ、しかも同じケーキをいくつもいくつも…」


リデル「確かに、ちょっと妙かもです…」


アミティ「せめて、スーパーで何買ってるのかさえ分かればヒントになるんだと思うけど…」


サタン「いらっしゃいませ」


蘭「こんにちわ〜!!」


園子「やっほ〜!」


アミティ「あ!蘭さん!園子さん!」


シェゾ「よう、お前たちか」


コナン「こんにちわ〜」


歩美「あ!コナンくん!!」


コナン「あれ、おめーらも来てたのか」


光彦「いやー、ちょっとみんなで気になることを相談してたんですよ」


コナン「気になる事?」


元太「そう!灰原の事なんだけどよ…」


コナン「ああ…灰原がどうかしたのか?」


歩美「うん!哀ちゃんね、最近学校終わったらすぐに帰ってね、そしたらこのお店に来ていつもいつも同じケーキを沢山食べてるの!」


元太「そしたらその後必ずスーパーに行くんだぜ!」


光彦「お料理とデザートならまだ分かりますけど、お料理は頼まないでケーキだけを食べるんです!それも同じケーキをいくつもいくつも…」


コナン「同じケーキを沢山食べるのか?」


アルル「そう!ちなみにラズベリームースケーキを食べてたね」


光彦「それがここ最近、1週間ぐらい続いてるんですよ」


元太「学校早く帰ってこのお店に来て同じケーキを沢山食べてそのあとスーパーに行く、それが1週間続いてるってなんか妙じゃないか?」


蘭「そういえば哀ちゃんなら昨日スーパーでお買い物してる所みたよ!」


アミティ「ほんとですか!?」


蘭「うん、確か…お菓子作りコーナーにいたような…」


光彦「お菓子作りコーナー?」


蘭「うん、確か…スポンジケーキとか生クリーム、それからカラースプレーチョコとかアザランとか買ってたかも!」


アルル「スポンジケーキとかを??」


シェゾ「もしかして…」


コナン「ああ…だいたい分かった…」


まぐろ「はーいいらっしゃいませー☆」


阿笠博士「こんにちわ〜どうもどうも」


元太「あー!博士!!」


灰原「あら、みんないてちょうどいいわね」


光彦「灰原さん!!」


元太「おお!噂をすれば!」


歩美「哀ちゃん!あのねあのね!今みんなで哀ちゃんの話してたの!あのね…」


灰原「うふふ、今日はみんなにこれを持ってきたのよ」


元太「なんだ?そのおっきな箱」


灰原「はい、私からのクリスマスプレゼント」


アルル「これは?」


灰原「開けていいわよ」


アルル「どれどれ…うわ!何これすごい!!」


アミティ「え!すごーい!ケーキ??」


灰原「灰原哀特製のラズベリームースケーキ、私からのクリスマスケーキよ」


アミティ「え!これ哀ちゃんの手作り!?すごーい!!」


シェゾ「なるほどな、お前はうちの店のラズベリームースケーキが好きで、この味を再現してケーキを作りたかった、そーゆう事だろ?」


灰原「ええ…私、みんなにクリスマスケーキを作ってあげたかったの、ここのラズベリームースケーキがすごく美味しいから、この味を再現してケーキを作りたくて…でもいくつか食べないと味を覚えられないから、いつもラズベリームースケーキを沢山食べて味を覚えていたの」


レムレス「なるほど…ケーキ作りに専念したかったから学校から早く帰ってここに来てケーキを食べて…その後スーパーに行ってケーキを作るための材料を買っていたんだね」


灰原「そう、少しでも早く帰ってケーキ作りに専念したかったから…」


アルル「そういえば哀ちゃん、この前図書館にいたよね?」


灰原「それもね、ケーキのレシピの本を見ていたの、どうしたら美味しいケーキを作ることができるかなってね」


レムレス「なるほどね、全てに結びつくね」


歩美「そっかー!哀ちゃんが早く帰ってたのはケーキ作るためだったんだ!」


光彦「そうだったんですね!」


灰原「みんなを驚かせたくて…ケーキ作って持っていくね、なんて教えちゃったら…あんまり面白くいでしょ?」


光彦「灰原さん…僕はすごい嬉しいです!」


歩美「哀ちゃんの作ったケーキすごく美味しそう!!」


コナン「まあ…そうだろうとは思ったぜ…」


灰原「ちょうどみんないるみたいだし、みんなで食べましょ?」


アミティ「うん!」


光彦「ですね!」


Dシェゾ「なんだ…あいつはただケーキを作りたかっただけだったのか…」


シェゾ「まあでも確かに…そうか、普通に考えたらそうだな…」


レムレス「せっかくみんな揃ってるんだし…お店もう閉めてクリスマスパーティしようか」


元太「やったー!!」


光彦「クリスマスパーティです!!」


アルル「蘭さん達も良かったら!」


蘭「え!?いいの?」


りんご「せっかくみんないるんですから…ね?」


園子「そう?いいなら遠慮なくー!」


レムレス「ローストチキンにローストビーフ、それからほら!ピザもあるよ!」


ラフィーナ「パスタもありますわ!」


蘭「うわー!すごいー!」


歩美「美味しそう!!」


レムレス「沢山食べてね」


光彦「はーい!いただきまーす!」


元太「美味い…美味すぎる!!」


園子「このピザすごく美味しい!!」


蘭「ね!ローストチキンも美味しいよ!」


Dシェゾ「…」


レムレス「君も沢山食べてね」


Dシェゾ「これがクリスマスというやつなんだな…」


レムレス「そう!皆でこうやってご馳走を食べてお祝いする!楽しいでしょ?」


Dシェゾ「そ、そうだな…」


灰原「その表情の方がよっぽどあなたにお似合いよ?」


Dシェゾ「そ、それは…その…どういう意味だ…?」


灰原「私と初めて会った時の余裕なさそうな表情よりも今の表情の方がお似合いってことよ、ドッペルゲンガーさん」


シェゾ「もっと自信もっていいと思うぜ?」


レムレス「そうだよ!せっかく仲間になったんだから…ね?」


Dシェゾ「仲間…か、みんな本当に優しいんだな」


灰原「あら、私は誰にだって優しいわよ」


阿笠博士「わしもたまには少し多めに…」


灰原「博士は食べ過ぎはダメ、ピザはもう食べちゃダメよ」


阿笠博士「そんな〜優しくない…」


灰原「ピザもう1切れ食べたでしょ?さっきちゃんと見てたんだから!」


阿笠博士「哀くん厳しい…」


Dシェゾ「誰にだって優しくないじゃないか…」


シェゾ「まあ…この2人はいつもこんなだ…」


レムレス「哀ちゃんの作ってくれたケーキ切り分けてあげるね」


歩美「わーい!」


アミティ「哀ちゃんのケーキ楽しみ!!」


コナン「ふっふふふふ」


灰原「何?」


コナン「いやー、お前ケーキ作るんだって思ってな」


灰原「あら?私ケーキ作っちゃいけないの?」


コナン「いや、そーいう訳じゃない、ただなんか意外だなーって思っただけだ」


灰原「あら、そう」


レムレス「ケーキ切り分けたよー!」


アルル「すごい…美味しそう」


アミティ「哀ちゃん貰うね!いただきまーす!」


歩美「美味しい〜!!」


光彦「美味しいですね!」


アルル「え、うちの店のラズベリームースケーキ再現したんだっけ?美味しい!同じぐらい美味しいよ!」


灰原「ほんとに?良かった…このお店のラズベリームースケーキすごく好きなのよね」


アミティ「分かる分かる!美味しいよねー」


アルル「ケーキ作れる哀ちゃん、ホントすごいな…」


りんご「流石です!」


園子「哀ちゃんのケーキも美味しいし…ピザもローストチキンもすごく美味しい!!あー最高!!」


蘭「園子よく食べるね…」


シェゾ「ピザそれで何枚目だよ…」


Dシェゾ「結構食べるんだな…」


アミティ「今年のクリスマスもこうしてみんなで過ごせて嬉しい!!」


アルル「そうだね!来年もこうしてまたみんなで楽しいクリスマス過ごせるといいな…」


りんご「そうですね!」


ピンポーン


シェゾ「ん?」


レムレス「誰か来たね」


Dシェゾ「こんな夜遅くに誰だ?」


シェゾ「はーい」


宅急便の人「宅急便です」


シェゾ「あ、はい、ありがとうございます」


アルル「え!何その大きな荷物!」


シェゾ「分からねえ…なんか送り先大阪って書いてある」


アミティ「大阪って!」


アルル「まさか…」


プルルルル


レムレス「今度は電話だ」


シェゾ「毎度ありがとうございます、The gorgeous man who defile the Godプリンプ店です」


平次「おー!俺や俺!兄ちゃん元気かー?」


シェゾ「平次か!」


アルル「え!平次!?」


アミティ「あたしも平次と話したーい!スピーカーにして!」


平次「おー!お前ら元気か〜?」


アミティ「うん!めっちゃ元気!」


元太「大阪の兄ちゃんー!!」


平次「おー!お前らもいたか!いやーみんな元気そうで良かったわ!」


シェゾ「どうした?何の用だ?」


平次「ああ、今日は何の日か分かるか?」


シェゾ「クリスマスだろ?」


平次「せやせや!今日はクリスマス!というわけで改めて…メリークリスマス!!」


アミティ「うんー!メリクリー!!」


平次「今日はクリスマスという訳で、お前らにクリスマスプレゼントを送ったんや!西の高校生探偵からのクリスマスプレゼント、みんなで食べてくれ!」


シェゾ「あ、ああ…今ちょうどなんか届いたぜ…」


平次「おおー!ちょうど届いたか!それは俺からのクリスマスプレゼントやけん!みんなで食べてくれよなー!あーそうそう!あともうひとつ!もうすぐ冬休みだからみんなで大阪遊びに来いよー!いつでも待ってるでーほな!」


シェゾ「あ、ああ…ありがとうな…」


アミティ「平次ありがとうー!」


アルル「平次からのクリスマスプレゼントってなんだろうね?なんだかすっごく大きな荷物だけど…」


シェゾ「開けるぞ」


アミティ「平次からのクリスマスプレゼントなんだろう!!」


シェゾ「げ、なんだこれ!」


ラフィーナ「うわぁ…これって…」


Dシェゾ「なんだ?この丸いのは」


レムレス「これはたこ焼きって言ってね…大阪の郷土料理だよ」


アミティ「今の電話の人、大阪に住んでる友達なんだけど、その人の住んでるところの食べ物なんだよ」


Dシェゾ「なるほどな…」


シェゾ「でもこんなに沢山のたこ焼き送ってこられてもな…」


ラフィーナ「もう今はおなかいっぱいで食べられませんわ…」


レムレス「まあまあ!今日じゃなくとも明日以降にでもみんなで食べよう?」


アルル「そうだね!せっかく送ってきてくれたんだもんね!」


りんご「というか、平次の言う通りもう冬休みですね…」


アミティ「あ、そうだね…大阪に遊びに行く約束してたんだった」


アルル「いつ行こうか…それも考えなきゃだね」


元太「大阪に行くのか!?」


歩美「歩美たちも一緒に行きたいな…」


アルル「え!いいよ!みんなで行こう」


元太歩美「やったー!」


蘭「良かったねみんな!」


ラフィーナ「良かったら蘭さんたちも一緒にどうです?」


蘭「え、いや…私たちはいいですよ…」


レムレス「一緒に行きましょうよ!大人数の方が楽しいし!」


蘭「え、そうです?それなら…じゃあ一緒に行きたいです!」


園子「あたしも行くー!」


レムレス「もちろん君もだよ」


Dシェゾ「俺も…か?」


アミティ「もちろん!よーし!次はみんなで大阪だー!!」


アルル「そうだね!楽しみ〜!!」


コナン「なんか嫌な予感する…」


灰原「そうね…これは…絶対また何か起こるわね…はあ…」


アミティ「それじゃあ早速みんなで楽しい大阪旅行の計画を立てよう!!」


アルル「うん!楽しみだねー!」


アミティ「という訳で大阪旅行編、近日公開!」


アルル「楽しみにしててください!!」




終わり


今回の主役

灰原哀