アミティ「今日も1日お疲れ様!」


シグ「おつかれー」


リデル「お疲れ様でした…」


ラフィーナ「さっさと帰ってトレーニングしましょう」


アミティ「相変わらずだね…でもたまにはちゃんと休まないとダメだよ?」


クルーク「ほっときなよアミティ、かってにやらせておけばいいんだよ」


アミティ「え〜?いいのかなぁ」


リデル「あれ、なんですか?このポスター」


ラフィーナ「ポスター?あら、何かしらこれ」


クルーク「ホームステイのお知らせ?」


リデル「ホームステイですか…!」


アミティ「ホームステイってなに?」


クルーク「ホームステイとは、海外旅行や留学の際に、その国の一般家庭に滞在し、家族の一員として生活を共有する体験の事さ!」


ラフィーナ「まあ要するにお泊まりですわよ」


アミティ「そうなんだ!要するに海外にお泊まりって事?」


リデル「そんな感じだと…」


アミティ「え!楽しそー!やりたい!!」


ラフィーナ「私も興味ありますわね」


シグ「海外、虫いるかな」


リデル「それは分かりませんけど…けどホームステイしてみたいです…」


クルーク「僕も!海外の暮らしも実に興味深いからね」


アミティ「そうと決まればさっそく!えっと、参加したい場合はアコール先生に言うの?」


ラフィーナ「みたいですわね」


アミティ「それじゃあみんなで参加を伝えに行こう!!」




アルル「ええっと…ようこそアミティ、あははは…」


アミティ「あ、うん…アルルよろしくねー…ってなんで!?」




ラフィーナ「海外どころかなんでこんな湿っぽい洞窟がホームステイ先なのよ!」


シェゾ「湿っぽいとはなんだ!失礼な!」




リデル「お兄様…1週間一緒ですね」


サタン「あ、ああ…そうだな」


リデル「ええっと、お兄様いつもアルルさんと桃色パラダイスをするためにこのお城を建てたって言ってますよね」


サタン「ま、まあそうだけど…それが何…?」


リデル「その桃色パラダイス、私と一緒にやりましょう?せっかくの機会ですし…」


サタン「い、いつものリデルじゃなーい!!」




ルルー「1週間ホームステイなのね?いいわ、1週間この格闘女王ルルーがみっちり鍛えてあげるわ!!」


シグ「うーへー」


クルーク「なんでこーなるんだ!!!!」




ラフィーナ「だいたいあれはあの書き方が悪いんわ!?なによあれ!あんな小さく場所はプリンプタウン内ですって書かれても困りますわよね!もっと大きく書くべきでしょ!?」


シェゾ「確かに…ホームステイって海外でやるやつじゃないのか…?」


ラフィーナ「これじゃあただのお泊まり会ですわよね?なんでこーなりますのよ!」


シェゾ「まあよその家の暮らしを体験する事には変わりないんだし…いいんじゃないのか…?多分」




リデル「お兄様、今日のご夕飯は?」


サタン「ええっと…オムライスにしようかな…」


リデル「お兄様が食べるオムライスにはリデルがケチャップで愛のメッセージを書きますね」


サタン「マジでいつものリデルじゃないー!」




クルーク「丸太割り100本ってなんだよ!ふざけてるのか!?」


シグ「手、痛い」


ルルー「何ブツブツ言ってますの?それが終わったら今度はダンベルベンチブレス100回よ!」


クルーク「そんなの無理だー!!」




アルル「今日の夕飯はカレーだよアミティ!」


アミティ「ありがとう!好きだね…」


アルル「デザートはカレープリン!カレー粉を入れて作ったんだ!」


アミティ「あはははは…なかなか斬新だね…」


アルル「アミティ、これが終わったらお風呂に入って、その後ぷよ勝負しよう!」


アミティ「あ、うんーいいよー」




ラフィーナ「今日の夕飯はシチュー…シェゾさんシチューなんて作れますのね…」


シェゾ「このぐらいは普通に作れるぞ」


ラフィーナ「ちゃんと自炊してるのね…てかシェゾさんって結構割とちゃんとした生活送ってますのね」


シェゾ「何を想像してたのかは知らんが…俺は至って普通の生活送ってるぞ」


ラフィーナ「いやー、まあそうよね…シェゾさんはまだ常識人の方ですものね…サタンとかと違って」


シェゾ「飲み物もちゃんとあるからな」


ラフィーナ「カフェオレ…相変わらずですわね…」


シェゾ「俺はカフェオーレ派だからな」


ラフィーナ「でもこの洞窟って普通に家ですわよね!?キッチンあるしお風呂あるし…」


シェゾ「風呂とかはさすがにないと困るからな」


ラフィーナ「え、何?最初からあったの?それとも自分で作ったの?」




クルーク「プロテインヨーグルトオロナミンCサラダチキン…なにこれもしかして夕飯!?」


ルルー「どれもいい体作りには欠かせないものよ!」


シグ「プロテイン、味しない」


クルーク「もしかしてこんなものをいつもいつも!?」


ルルー「当たり前じゃない!さ!さっさと食べて次は上体起こし100回よ!」


クルーク「もうあんまりだー!!」




アミティ「というわけで朝昼晩全部カレー、今日も朝からカレー食べてきたんだ…もうカレー飽きちゃったよ…」


ラフィーナ「こっちも飲み物やおやつ全部カフェオレよ…」


クルーク「こっちは休む時間そんななしでずっとトレーニングだよ…もう全身筋肉痛やばくて動けない…」


シグ「ぐう」


アミティ「シグ目開けて寝てる…シグも大変そうだ…」


ラフィーナ「今しか休む時間なさそうね…」


アミティ「シェゾって普通に自炊とかしてるの?」


ラフィーナ「ええ、普通に一般的な一人暮らしって感じですわ」


アミティ「なんだー、めっちゃ普通の生活って感じか…」


クルーク「まあ店開くぐらいだし料理の腕は普通に上級者レベルだろ…」


ラフィーナ「てかあの洞窟普通にお風呂とか色々あるの!やばくないです?」


アミティ「やば!もう普通に家じゃん!」


クルーク「まあ君たちはまだマシな方じゃないか、僕とシグなんてマジでやばいから…」


アミティ「相当凄い事してるんだ…まあルルーだもんね…」


クルーク「だって!2時間ジョギングに、2時間ベンチプレス、あとスクワットも!今朝だって朝4時起きで2時間そこら辺走らされたし…」


アミティ「うわ…ルルー中々厳しいね…」


ラフィーナ「リデルさんは?」


リデル「お兄様とずっと一緒に居られて幸せです、うっふふふふふ」


アミティ「いつものリデルじゃなーい!!」


クルーク「なんて幸せなやつだ…」




アミティ「ただいまー!」


アルル「おかえり!さあ夕飯の買い出しに行こう!」


アミティ「ええっと、夕飯は何かな?」


アルル「カレー!でも今日のカレーはいつものとは違うよ!今回はキーマカレーにしようと思う!」


アミティ「結局カレーじゃん!」




ルルー「今日は崖登りよ!」


クルーク「学校あって疲れてるんだから休ませてよー!!」




アルル「キーマカレー出来たよ!!デザートはカレー粉を入れたカレーアイス!」


アミティ「あははは…カレーアイスね…」


アルル「明日はバターチキンカレーにしようかな」


アミティ「カレーから変わる事はないのね…アルルほんとにカレー好きだね…」


アルル「ご飯が終わったらまたぷよ勝負しよう!」


アミティ「あ、うん…」




ラフィーナ「感想文も進めなきゃ…なんて書こうかしら…」


シェゾ「風呂終わったぞ、入れ」


ラフィーナ「え、あ、うん…ありがとう…あら?」


シェゾ「なんだ?」


ラフィーナ「(お風呂上がりのシェゾさん、前髪下ろしてて別人みたいでかっこいい…)」


シェゾ「どうした…?」


ラフィーナ「あ、いや、なんにもないわ、お風呂借りますわ」




リデル「今日のご飯はロールキャベツなんですねお兄様」


サタン「あ、ああ…何となくロールキャベツが思いついたからな…」


リデル「明日のお夕飯は?」


サタン「明日は…そうだな…唐揚げとか?」


リデル「私も一緒に作ります、リデルの愛を込めた唐揚げお兄様に食べて頂きたいです」


サタン「一緒に作るのは別に構わんが…その…愛は別に込めなくてもいいな…」


リデル「お風呂は洗いましたか?お兄様」


サタン「風呂?いや、まだだな」


リデル「愛を込めて洗ってきます、あとお風呂湧いたら今日は一緒に入りませんか?」


サタン「もうやだこの子こわーい!!」




ラフィーナ「戻りましたわ」


シェゾ「早かったな」


ラフィーナ「そういえば感想文を書かなきゃいけないのよね…」


シェゾ「感想文か…」


ラフィーナ「何を書けばいいのかしら…」


シェゾ「地味に悩むよな…」


ラフィーナ「ホームステイ先の人からの感想、って欄もありますわ」


シェゾ「俺も書かなきゃいけないのか!?」


ラフィーナ「そうですわ」


シェゾ「受け入れた側の感想か…」


ラフィーナ「感想…うーん、普通の庶民の生活って感じでした、ぐらいしか思いつかないのよ」


シェゾ「まあホームステイって言っても海外でもなんでもない訳だしな…」


ラフィーナ「こんなのホームステイって言いませんよね!?ただのお泊まりですよね!?」


シェゾ「それを書けばいいんじゃないか!?ホームステイじゃない!って」


ラフィーナ「さすが!!頭いいですわね!」


シェゾ「ちゃんと書いて教えてやれば今後の参考にもなっていいんじゃないか!?ホームステイ先はプリンプ内ですってもっと大きく分かりやすく書け!とかも!」


ラフィーナ「いいわね!そうしましょう!」


シェゾ「俺からもそう書いてやる…」




アミティ「そういえば感想文書かなきゃいけないんだよねー」


アルル「そうなんだ!毎日カレー嬉しかったです、とかそーゆうの書く?」


アミティ「あ、うんそうだね…あ、アルルからも一言貰わないといけないらしい!」


アルル「そうなんだ!それじゃあ、アミティとたくさんカレー食べてたくさんぷよ勝負してたのしかったです!って」


アミティ「ありがとう!あ、でもあたしはやっぱり家帰ってから書こうかな…」


アルル「え?そうなの?今書いてけばいいのに…」


アミティ「(毎日カレーばっかで飽きました、なんてとても言えっこないもんね…)」




クルーク「感想文…!こんなの!体罰に近いレベルのやばいトレーニングをほぼ休憩時間なしでやらされて嫌でしたって書いてやる!!」


ルルー「なんですって!?」


シグ「虫いなかったって書く」


クルーク「そーれは…」




リデル「感想文はお兄様とずっと一緒に居られて幸せでしたって」


サタン「私からも何か書く欄があるのか…この子人が変わったかのようになって怖かったですって書いてやろ…どうせこのテンションだからそんな事書かれても気にしないだろ…」




アルル「明日の朝ごはんはカレー粉をまぶしたカレートーストね!」


アミティ「やっぱりカレー!?」


アルル「うん!楽しみにしてて!」




ラフィーナ「書けましたわ!こんなでいいかしら?」


シェゾ「ホームステイに対しての不満ばっかでやばい…」


ラフィーナ「だってそれしか言えませんもの!でも、シェゾさんの普段の生活をあまり知らなかったからそれを知れていい勉強にはなったかも…?」


シェゾ「そうか?まあ結構一般的な普通の生活だと思うけどな」


ラフィーナ「いや、まあ…そうよね、でも思ったより普通すぎてびっくりしたというか…」


シェゾ「そんな変な生活してると思ったのか…?」


ラフィーナ「ま、まあ!サタンとかよりかはマシというか…常識人ですし!そうね、普通よね!」


シェゾ「あのおっさんはやばすぎるだろ…あれと一緒はさすがにやばい」


ラフィーナ「シェゾさんの普段の生活をあまり知らなかったから、それを知れて良かったですって書きますわね、ちゃんと一般的な普通の生活をしててびっくりしましたって」


シェゾ「なんだそれ…まあ好きに書け」


ラフィーナ「家に帰ったらこっそり、お風呂上がりの前髪下ろしてるレアなシェゾさん見れて嬉しかったですって書いちゃお…」




リデル「お兄様捕まえた、うっふふふふふふ」


サタン「恐ろしい夢を見てるな…」




アミティ「ホームステイも今日で最後!アルル!1週間ありがとう!」


アルル「こっちも楽しかったよ!ありがとう!また遊ぼう!」




ラフィーナ「お世話になりましたわ」


シェゾ「気をつけて帰れよ」


ラフィーナ「ではまた!」




ルルー「お世話しましたわ!」


クルーク「ほんとだよ!ほとんどそっちが勝手にお世話してた感じだったよね!?」


シグ「またねー」




リデル「お兄様、また来ますね」


サタン「ああ…もう来なくていい…やっと1週間の悪夢が過ぎ去った…あいつマジで怖すぎた」




アミティ「ホームステイ!終わったね!」


ラフィーナ「まあ私は普通に楽しかったですわ、普通の生活って感じでしたわ」


リデル「私も幸せすぎました」


アミティ「まああたしも楽しかったは楽しかったかな!クルークとシグは?」


クルーク「やっと1週間の地獄が終わった…はあ…はあ…僕は…自由だ…」


シグ「ぐう…ぐう…」


アミティ「楽しくはなかったみたいだね…」


ラフィーナ「そう言えば来週ハウスでみんなでお泊まり会の約束してませんでしたっけ?」


アミティ「ええ!?あ、そういえば…」


ラフィーナ「確かアルルさん、みんなに美味しいカレーを振る舞うって言ってたわね」


アミティ「そうだっけ!」


ラフィーナ「山盛りに作るから楽しみにしててねって…」


アミティ「もうカレーはしばらくいいよー!!」