平次「おっはよーさん!!」


アミティ「おはよう平次!!」


シグ「おはよー」


ラフィーナ「平次さん、今日でいよいよ最後ですわね…」


平次「せやな…泣いても笑っても今日が最後!みんな最後の1日よろしくなー」


アコール「はい皆さんおはようございます」


アミティ「おはようございます〜!」


アコール「皆さんご存知の通り、平次くんの留学が今日で最後です、皆さん平次くんと最後まで楽しい思い出作ってくださいね」


アミティ「はーい!もちろんです!」


シグ「はーい」


アコール「そういえば昨日リデルさんが相談してくれたの、約束通り今日の5時間目と6時間目時間を空けましたよ、うふふ」


アミティ「アコール先生!ありがとうございます!」


アコール「最後の思い出作り頑張ってね、うふふふ」


クルーク「先生は参加しないんですか?」


アコール「私はその時間ちょっと私用がありまして…残念ながらそれには参加出来ないの」


アミティ「あらー、残念」


アコール「なので皆さん、くれぐれも火の扱いなどには気をつけて事故怪我ないようにね」


アミティ「はーい!」


平次「なんや?何するんや?」


アミティ「それはねー、ふふふふふ」




アミティ「平次が今日で最後だからみんなでお楽しみ会!」


アルル「その名も変わり種たこ焼きパーティ!」


りんご「いえーい!!」


平次「おおー!たこ焼きか!ええなぁ!!俺の大好物や!!」


ラフィーナ「だと思ってみんなで企画しましたの!」


アミティ「平次と言えば大阪、大阪と言えばたこ焼きかなって!」


シェゾ「色々食材を持ってきたぜ」


シグ「わーい」


平次「何が入ってるたこ焼きが食べられるんやろな!楽しみや…!」


アミティ「それじゃあ早速!生地を焼くよ!」


シェゾ「任せろ…はっ!」


アルル「うわ!生地が一瞬でプレートの中に綺麗に流れ込んだ!」


サタン「お前…そんな特技があったのか…!」


アミティ「シェゾ、すごいね…やっぱり料理系得意なんだ…」


平次「結構意外やな…まあ、料理店の店長やってるだけあるか…」


シェゾ「好きな具を入れろ!」


シグ「はーい」


アミティ「入れよう入れよう!!」


ラフィーナ「はい!」


シェゾ「その上からさらにまた生地を入れて…」


りんご「これで焼けるまで待ちます!」


アミティ「すごい美味しそう…」


アルル「ね!すごいい匂いする」


シェゾ「そろそろ食べ頃かな」


平次「うわ〜!めっちゃ美味そうやー!」


サタン「これってソースいるか?」


アルル「うーんどうだろう」


クルーク「まず何もかけないで食べてみるか?」


サタン「確かに…」


アミティ「食べよう食べよう!」


アルル「そうだね!いただきまーす!」


シグ「いただきまーす」


アミティ「美味しい!あたしチョコだ!」


アルル「僕もチョコ!甘くて美味しい!」


クルーク「それは僕が持ってきたチョコだね」


アルル「そうなんだ!」


リデル「私はたくあんです…結構いけます…」


サタン「まじ?すごいな…私は…う、梅干し!?…でも酸ぱ美味…!」


シグ「チーズだ〜」


アミティ「チーズはね!あたしが持ってきたよ!」


シグ「美味しいー」


クルーク「何これアボカド?なかなかいけるな」


りんご「アボカドは私です!アボカド美味しいよねー」


シェゾ「これは…牛すじ?」


ラフィーナ「牛すじは私が持ってきましたわ!」


シェゾ「相変わらずすごいな…」


ラフィーナ「でも牛すじはまだお遊びみたいなもんよ、本番はまだ隠れてますわ!」


シェゾ「…まさか…」


アミティ「なにこれ?なんかカリッとしててジューシーな感じ!あとパリッともしてる」


ラフィーナ「アミティさん当たりですわ!それは松坂牛ホルモンですわ」


クルーク「やば!」


サタン「ガチで超高級じゃん!」


ラフィーナ「たこ焼きの周りがホルモンの脂身でカラッと揚がってるので風味付けされてて本当に美味しい仕上がりでしょ?」


アミティ「とっても美味しい!」


アルル「僕もお肉かも!あれ、でもこっちはパリッと感はなくてなんか柔らかいしなんかとっても美味しい!」


ラフィーナ「アルルさん大当たり!それはカルビですわ!」


りんご「カルビも持ってきたんですか!」


ラフィーナ「ただのカルビじゃないわ!和牛の特選ブランドである、黒毛和牛のカルビですわ!」


サタン「やば!!」


平次「凄すぎやろ!!」


アミティ「そのお肉、そんなに凄い良いお肉なの…??」


ラフィーナ「そうですわ!高級和牛のひとつであり、柔らかさや引き締まった赤身と適度な霜降りが特徴で、口の中でとろける味わいは一級品よ!」


アルル「めちゃくちゃ高級じゃん!!」


シェゾ「いいのか!?そんな高いやつ!」


ラフィーナ「全然ですわよ!皆さんに喜んでもらいたかったし!」


りんご「凄すぎます…」


アミティ「りんごのは何が入ってるのかな?」


りんご「食べてみますね…ん、何これ人参?しかもなんかカレーぽい味が…」


アルル「それは僕の昨日の夕飯のカレーに入ってた人参だよ!」


りんご「カレーに入ってた人参なのか…なんでそんなものを…通りでカレーの味がするわけだ…」


アミティ「あははは…なんかアルルらしいね…」


ラフィーナ「あら!これ美味しい!ポテトサラダかしら?」


リデル「私が持ってきました…ポテトサラダ美味しですよね」


ラフィーナ「たこ焼きとポテトサラダなかなか合うわね」


リデル「喜んで貰えてとっても嬉しいです…」


サタン「…おい、なんかこれ甘いような苦いような変な味がするぞ…」


クルーク「え、中身何?」


サタン「それが…何も入ってないっぽい…」


クルーク「どゆこと?」


シェゾ「それはカフェオレだな、カフェオレを混ぜてみた」


サタン「あ、そうなんだ…(シェゾには悪いがとても美味いとは言えん…)」


シェゾ「どうだ?俺のカフェオレ入りたこ焼きは」


サタン「あ、うん…なかなか美味だ」


シェゾ「そうか、美味いか良かった」


りんご「いや、とても美味しそうな顔に見えない…」


クルーク「ねえ何これ、なんかこれも…変な味が…」


シグ「レーズン」


クルーク「…これは事故だな」


アミティ「レーズンは苦手な人多いもんね…」


リデル「あ、これも美味しいです!明太子ですかね」


アミティ「明太子あたしー!明太子美味しいよねー!」


平次「美味しそうなのかほんと沢山やな!ほんなら俺も食べるで!」


アルル「あれ、平次食べてなかったんだ」


りんご「なんで主役がまだ食べてないんですか笑」


平次「いやー、みんなが美味しそうに食べてるとこを充分眺めてからにしよ思てな」


アミティ「なるほど!」


平次「ほんならこれいただくぜ、ん!美味!チーズか?いやでも普通のチーズでは無いな…モッツァレラチーズか?」


ラフィーナ「私が持ってきたモッツァレラチーズね!」


平次「合う!まいうー!!」


アミティ「あたしもモッツァレラチーズだ!すごい美味しい!!」


平次「そしてこっちはキムチか…?旨辛でええな!」


シェゾ「キムチは俺だな」


平次「うんうん!これも美味い!そんなら今度はこれ、これは…スモークサーモンかいな?」


ラフィーナ「スモークサーモンも私ね!」


平次「ラフィーナめっちゃ高級なのばっか持ってくるな…さっきの和牛カルビはかなり凄かったけど…」


ラフィーナ「カルビ入りのたこ焼き、まだまだ沢山あるから皆さんぜひ当てて食べて!」


サタン「超高級だもんな…おそらく今日の当たり食材だ」


クルーク「僕も食べたい!…ん!?」


アミティ「クルーク!大丈夫!?」


クルーク「うわ、すじこだ!結構生臭い…」


サタン「あーそれ私だな…すまん」


アルル「今度はベーコンだ!厚切りで歯ごたえあって美味しい!」


ラフィーナ「ベーコンも私ね」


クルーク「まあ、お口直しとして次は…なんだこれ甘酸っぱい、もしかしていちご?」


アルル「いちごなんて合うの!?」


クルーク「いちご結構いける!美味しい!」


シグ「いちご入れたー」


クルーク「いちご持ってきたのは君かシグ!」


ラフィーナ「なかなかやりますわね…」


平次「今度はなんや…?お!エビ!こっちはアサリや!シーフードやシーフード!」


アミティ「シーフードはあたしかな!いけるよね!」


平次「ああ!めっちゃ美味い…ありがとう…ありがとうなみんな…こんな、こんなに楽しい会開いてくれて…」


アルル「何言ってんの!」


アミティ「友達でしょ?」


平次「友達…」


アミティ「そうそう!せっかく仲良くなったんだもの!やっぱ最後は一緒に楽しい事したいじゃん!」


平次「そうやな…俺もみんなに会えて本当に良かったと思ってるで!バイトの送別会に続いてこんなに楽しい会…しかも俺の大好物のたこ焼きパーティで送ってくれるなんて…」


アミティ「確かに事件ばっかで大変だったかもしれないけど…でも!平次のおかげで色々なことに気づけたし、ほんとに楽しかった!」


アルル「そうだね、友達の大切さとかね…」


平次「それなら良かったわ!改めて3ヶ月ありがとうな!」


アミティ「こちらこそ!また遊びに来てね!」


平次「もちろん!あ、そうだあんたら良かった今度大阪にも遊びに来い?本場のたこ焼きとお好み焼きを食べてもらいたい!」


アルル「いいね!行きたい!」


ラフィーナ「それじゃあ!冬休みにでも遊びに行きましょうか?」


アミティ「いくいくー!平次!その時は案内係よろしくね!」


平次「もちろんやー!精一杯案内させてな!」


アコール「こんにちわ、楽しんでましたか?」


平次「おお!先生やないか!」


アミティ「あ、アコール先生お疲れ様です!」


平次「すごく楽しんでたで!」


アコール「なら良かったです、平次くん魔導学校での生活はどうでした?」


平次「みんなと楽しくぷよ勝負を学んだり、勉強でなくとも沢山遊んで楽しんだり…めちゃくちゃ楽しかったわ!ぷよ勝負も覚えられて本当に良かったで!」


アコール「それは良かったです!平次さん、またいつでも遊びに来てね、留学本当にお疲れ様でした」


平次「ああ!またすぐに遊びに来るで!」


アコール「これ、つまらない物ですが…良かったら食べてください」


平次「おお!なんやなんや、え」


アコール「平次くんの大好物のたこ焼きです、今頑張って作ってきたの、うふふふふ」


平次「お、おお…ありがとうな…」


アミティ「いまさっきまでたこ焼き食べてたのに、またたこ焼き…」


アルル「やっぱみんな考える事は同じだね…」


ラフィーナ「というか先生の私用ってまさか…」


シェゾ「ああ…平次のために自分家でわざわざたこ焼き作ってたんかい…」


平次「でも、ありがとうな!こんなに沢山…向こうに戻ったらみんなで食べるわ!」


アコール「はい、ぜひコナンくんやみんなと食べてください」


平次「おうよ!」


アミティ「そうだ平次!あのね!11月2日にうちの学校文化祭やるの!」


平次「おおー!文化祭か!」


アミティ「そうー!平次、もし良かったらぜひおいでよ!」


ラフィーナ「そうですわ!もし予定が無ければぜひ!」


リデル「待ってます…」


平次「土曜日か!学校も休みだろうし、もちろん行くで!楽しみやな…」


クルーク「でみせも出店予定だから楽しみにしててくれよ」


アルル「あとね!僕たちみんなで劇もやるんだ!」


平次「おおー!出店に劇!楽しみや!」


アミティ「もしだったらコナンくんたちも誘ってみんなでおいでよ!」


平次「もちろんそのつもりや!みんなもきっと喜ぶぞ…」


アミティ「うんうん!待ってるね!」




平次「それじゃあ、ほな!みんな風邪とかに気を付けてなー」


アミティ「平次もねー!じゃあまた!」


平次「文化祭遊びに行くからな〜楽しみにしてるわ!」


アミティ「待ってるよー!!」


アルル「行っちゃったね…」


りんご「はい…ちょっと悲しいですね」


シェゾ「文化祭以降もまたすぐに会えるさ、大丈夫だ」


サタン「そうだ、どうせ事件とか言ってすぐ来るだろう」


アミティ「そうだね!」


ラフィーナ「あ、あの、皆さん…」


アミティ「ん?どうしたの、ラフィーナ」


ラフィーナ「文化祭、いよいよ今月ですよね…」


クルーク「そうだけど?」


ラフィーナ「あの、劇って何やるか決まってましたっけ…」


サタン「え、劇??」


アミティ「…」


アルル「…」


りんご「…」


シェゾ「…」


リデル「…」


クルーク「…」


サタン「…」


シグ「しーらない」


ラフィーナ「なんでみなさん目を逸らすのよ!決まってなかったわよね!?」


アミティ「いやーだってみんな悪役嫌がるし…」


アルル「何をやればいいんだか…」


リデル「あの、皆さん悪役がいるのが嫌なんですよね?」


クルーク「だってそうだろう!せっかくみんなが見に来る舞台なのによりにもよって自分が悪役やるのはあれだろ!」


リデル「それじゃあ、これはどうですか?」


アミティ「あー!」


アルル「そうか、それがあったか!」


ラフィーナ「確かに!なんで気づかなかったのかしら…」


シェゾ「確かにありかもな…」


サタン「確かにそれならみんな嫌がらないな!多分!」


クルーク「まあ、僕はいいと思うけど、ルルー達がなんて言うかだな…」


アルル「悪役いないし別にいいんじゃない?」


リデル「きっと賛成してくれますよ」


アミティ「それじゃあ早速台本とか役割の相談をしよう!」


アルル「そうだね!みんなに喜んでもらえる劇に出来るように頑張って練習しよう!」



「おー!!」




終わり