アミティ「うわあああーん!!」


ラフィーナ「な、なによ!どうしたのよアミティさん!」


クルーク「随分騒がしいね、何があったんだい?」


アミティ「終わってない…」


リデル「え?」


アミティ「夏休みの自由研究終わってないのー!!」


シグ「おなじくー」


クルーク「うわまじかよ…」


ラフィーナ「まあでも今回は仕事がありましたもの、しょうがないかもしれないわね」


クルーク「まあ確かにね…僕は終わってるけど」


ラフィーナ「私も、お休みの日に何とか」


リデル「私も自由研究終わってないです…でも何とかなりそうなんで…」


アミティ「なるんだ…まじか…」


シェゾ「いや…でもまあ俺らが仕事に付き合わせちまったから俺らの責任もある、すまない」


アミティ「んーん!そんな事ないよ!お仕事楽しいし!」


ラフィーナ「でも学校始まるともう仕事そんなに出れなくなるわね…」


アミティ「あ、確かに…」


アルル「今後は僕たちの学校ない組で日中は回すからさ!夕方から出れそうな人はお願いしたいかな!」


アミティ「そうだね…それでも大丈夫であればそうしたい!」


シェゾ「じゃあ今後はそのようにしよう」


レムレス「そういえば平次くんと和葉ちゃんも今月末でいよいよ最後だね…」


アミティ「ええ!?あ…そうか、もうそんな時期でもあるのか…」


平次「そうやな…いよいよ俺のバイトの最後っちゅーわけやな」


和葉「でも!こんな貴重な体験させて貰えていい勉強になったわ!楽しかったで!」


シェゾ「でもお前らも…自由研究とか大丈夫なのか?」


平次「そんなら大丈夫や!俺の自由研究のテーマはここでのバイトの事…要するに、飲食店でのお仕事体験レポートにするからな!」


和葉「え!あたしもや!」


平次「なんやー、真似したんかー?」


和葉「違う!これはただの…偶然や!」


平次「へえ…偶然な…」


レムレス「じゃあそれなら大丈夫だね!」


ラフィーナ「アミティさん達も自由研究それにしたらどう?」


アミティ「それって?」


ラフィーナ「ここでのお仕事のことよ!飲食店でのお仕事なんてそんな簡単に体験出来ることじゃないですし、きっと素晴らしい自由研究になると思いますわよ!」


レムレス「そうだよ!アミティ、すごく頑張ってたし」


リデル「頑張ってるアミティさんかっこよかったです…」


アミティ「え、でもラフィーナやクルークとテーマ被らない??大丈夫?」


ラフィーナ「あら、誰が私らのテーマもそれにしたって言いましたの?」


クルーク「そうだよ、大丈夫僕たちは違うテーマだから」


アミティ「そ、そう?それじゃああたしの自由研究もそれにしちゃおっかな…」


リデル「ちなみに皆さん絵日記はどうしました?」


クルーク「絵日記は普通に家族と出かけた事にしたよ」


アルル「別荘にみんなで行ったーとかそーゆうのにはしなかったんだ…」


クルーク「誰が書くか!あの時の事なんか!」


平次「ああ…まああれは酷かったからな…」


シグ「メガネ、すごい雑な扱いだった気がする」


クルーク「雑ではないよ!あれはただ酷い目にあったってだけだろ!」


リデル「ラフィーナさんは?」


ラフィーナ「私はちゃんと海の別荘のことを書きましたわ」


アミティ「まあそりゃ書くよねー」


ラフィーナ「アミティさんは?」


アミティ「あたし実は2つで迷っててさ〜」


シェゾ「何と何とでだ?」


アミティ「えっとね、その海の別荘の話ももちろんなんだけど、ラフィーナのお父様事件とか…」


ラフィーナ「そんなの書くんじゃねぇ!ですわ」


アミティ「えー!だって確かに怖かったけどでもみんなも不審者には気をつけてね!って伝えられるいい文章になると思うんだけど…」


ラフィーナ「誰もそんなマナー講座的なのは求めてないわ!却下!絶対却下!」


アミティ「え〜!でも危ない人には気をつけてね!ってみんなに絵日記という形で伝えたい!」


ラフィーナ「絶対ダメ!!」


アミティ「うう…それじゃあやっぱ海の別荘の事を…あ、でも平次とのお使いの時の散歩の事でもいいかも!」


平次「あー?あれか、サタンっちゅーおっさんを尾行した時か」


アミティ「そうそう!こーゆう些細な事がもしかしたら大事に繋がってるかもしれないからみんなも気をつけてね!って」


ラフィーナ「最初はあんなに事件嫌がってたくせに…」


アミティ「あはははは!だってそれ聞いて確かにって思ったし、何よりほんとにラフィーナとかみんながそんな目にあっちゃってるかもって考えたらなんか…」


アルル「この前のお父様の事件もあってだね」


アミティ「うん、友達がほんとに事件に巻き込まれてたらほっとけないよ…」


ラフィーナ「…全く、さすがアミティさんね…分かったわよ、お父様の事件の事、絵日記に書いてもいいわ」


アミティ「え!いいの?」


ラフィーナ「その代わり、絶対に変な事は書かないでよ??」


アミティ「もちろん!誘拐犯の人にラフィーナは強くて怖いからその子の誘拐はやめた方がいいよー!って叫んで教えようとした、とかそーゆう事は絶対に書かないって約束する!」


ラフィーナ「もしそんなこと書いたら絶対に許しませんわよ…」


シェゾ「というかなぜわざわざその場面なんだよ…その場面絶対いらねーだろ…」


クルーク「シグはどうするんだ?絵日記とか」


シグ「んー、虫取り行ったこと書く」


クルーク「相変わらずだな…」


アミティ「とりあえず自由研究と絵日記のテーマは決まったからそこは何とかなりそう!」


平次「俺も宿題のテーマは大丈夫やけん!最後の最後までバイトいっちょやったるでー!」


和葉「あたしも!」


レムレス「うんうん、みんな自由研究のテーマとか決まったみたいだしそこはとりあえず大丈夫そうだね、それでさ、明日なんだけど…」


アミティ「うんうん!」


レムレス「平次くんと和葉ちゃんの送別会をやろうと思ってるんだけどどう?場所は超高級焼肉店で!」


アルル「いいねー!賛成だよ」


シェゾ「成人メンバーは飲んでもOK、そしてアミティやアルルたちはソフトドリンクで、だな」


レムレス「そうそう!そうすれば行ける」


和葉「ええんか?そんな会開いてもらって…」


レムレス「もちろん!2人ともすごく頑張ってくれたしほんとに助かったよ!」


平次「それはおおきに!よしゃ!それじゃあその会の為にもうひと頑張りやー!」


レムレス「うんうん、あ、そうだもし良かったらコナンくんたちも呼びなよ!」


平次「え?工藤も?じゃなくて!コナンくん達もか?」


レムレス「せっかくの送別会なんだからみんなでワイワイしたいじゃん!」


ラフィーナ「従業員でもなんでもない人達呼ぶとか、もうなんでもありですわね…」


アルル「まあいいんじゃない?人数多い方が楽しいし!」


シェゾ「まあアイツらもよくうちの店来てくれてたしな」


アミティ「みんなで送別会!楽しみー!ところでさ」


クルーク「なんだい?」


アミティ「送別会って何?」


みんな「ずで!!!」


シェゾ「あ、アミティ…」


アルル「送別会知らなかったんだ…」


レムレス「送別会って言うのは、バイトとかを辞める人に感謝の気持ちを込めて激励して送り出すお別れ会の事だよ」


アミティ「なるほどね!」


アルル「要するに平次と和葉ちゃんがバイト辞めるから、平次と和葉ちゃんとのお別れ会って事!」


アミティ「そっか〜でもお別れは残念だね…」


平次「なーに!どうせまたすぐ会えるで!」


和葉「せやせや!また美味しい料理食べに来る!その時は飛びっきり美味しいの作ってや!」


アミティ「もちろーん!」


アルル「いつでも待ってるね」


平次「おおきに!」


シェゾ「りんごとまぐろとサタンとフェーリは今日は休みだから…とりあえず明日出れそうか確認の電話だけしてみるか」


アルル「え?なんでサタン??」


アミティ「そうだよ!サタンって…」


シェゾ「サタンは一応仮で従業員になった」


アミティ「ええー!?」


アルル「いつ!なんで!どこで!」


シェゾ「あの暑さでやばくなった時だ!お前らあの時とんでもないものを沢山作って大変な事してたんだぞ!」


アルル「でもそれとサタンがどう関係あるのさ!」


シェゾ「お前らがみんな暑さで狂い始めて、まともに働いてるのが俺ぐらいしか居なくなったから人手がやばくなって、その時にちょうどサタンが面接しに来たから止むを得ずその場で直ぐに採用して仕事に出させたんだ!お前らのせいで!」


ラフィーナ「要するにちゃんと面接してないってこと…?」


アミティ「いいのかな…」


シェゾ「まああの時はほんとにやばい状況だったから一応助かったが…でも面接なしでいきなり採用しちまった、しかもすぐに仕事もさせちまったし」


レムレス「まあ今はいいんじゃない?後で改めて面接するんだろ?」


シェゾ「そうだな」


レムレス「とりあえず!平次くんはコナンくんたちに連絡取ってよ!」


平次「みんな来たいってゆーとったで」


ラフィーナ「連絡着くのはや!ですわ」


レムレス「こっちもみんな出られるって」


シェゾ「そっちも早いな!なんだ!?みんな暇なんか!?」


アルル「コナンくんたち呼ぶならさ!どうせならもうみんな呼んじゃえば?ドラコとかウィッチとかも!」


アミティ「それいい!みんないた方が楽しいよね!」


ラフィーナ「もうまじでなんでもありじゃないの…」


レムレス「いいねいいね!じゃあ連絡取れるかな?」


アルル「任せて!」


アミティ「明日はみんなで平次と和葉ちゃんの送別会!楽しみ〜!!」


サタン「わたくし沢山飲んじゃうもんねー!」


クルーク「負けないぞ!」


シェゾ「程々にしてくれよな…」


レムレス「…って待って!?サタンいつの間に!?」


ラフィーナ「ほんとですわね!?普通に馴染みすぎてて気づきませんでしたわ」


サタン「送別会やるって聞いて今どうせその事についての話し合いしてると思ったから急いで飛んできた」


アミティ「やば…」


アルル「ドラコウィッチルルーりすくまさん、それにエコロみんな来るって!」


シェゾ「やっぱりみんな暇なのか!?」


レムレス「そっかそっか!でもみんなで送別会出来そうで嬉しいよ!人数多い方が楽しいし」


アルル「それもそうだね!平次と和葉ちゃんとのお別れは少し寂しいかもだけど最後ぐらいは笑顔で送り出そう!明日楽しもうね!」


平次「ああ!いっちょ楽しんだるで!沢山飲み食いするぞー!」


和葉「あたしも!お腹空かして来るわ!」


アミティ「楽しみー!」


レムレス「予約したよ!明日夜7時から!」


シェゾ「予約するのも早いな!?」


ラフィーナ「確かに…まあ、予約出来たなら良かったわ」


サタン「いやー、明日がほんとに楽しみだー」


アミティ「て事でみんな明日よろしく!」


アルル「うん!」




アミティ「そういえばさ!」


レムレス「うん?」


アミティ「レムレスも一応学生なんだよね?」


レムレス「ああ…そうだね、これでも一応学生だよ」


アミティ「レムレスも自由研究とかあるの?」


レムレス「もちろんあるよ」


アミティ「レムレスの自由研究のテーマは何??何にしたの??」


レムレス「気になる?」


アルル「確かに気になるかも、レムレスはどんな自由研究にしたの?」


レムレス「それはね…ふふふふふ、じゃじゃーん!」


平次「持って来とったんかいな…」


アミティ「ええっとタイトルは…ネットの危険性?」


ラフィーナ「なるほど、確かにネットは危険が沢山ありますものね…安全とは言えないわよね」


クルーク「ふむふむ、では内容はどのような感じで?」


レムレス「例えばネットを利用したチャットという機能、チャットは知らない人と会話する機能の事です」


アルル「うんうん」


レムレス「世界には何百人もの人がいます!なので、世界の色んな人達とお話する事が出来ます!」


リデル「おおー」


サタン「なるほど…?」


シェゾ「で?この後はどのような内容なんだ…?」


レムレス「しかし世界には人が沢山居ますが、かなり運が悪いと顔を知っている身近な人とマッチングしてしまうかもしれません、どうせ知ってる人となんかマッチングしないだろ、とか軽い気持ちでやってしまうと恥ずかしい思いなどをしてしまうかもしれません!」


サタン「…おい」


シェゾ「それって…」


レムレス「なので皆さん!ネットのチャット機能を使う時は言葉遣いに気をつけましょう!例えば男性なのに女性のふりをして話すなどの事をしてしまうと、もし相手が知り合いだった時大変恥ずかしい思いをします!」


アミティ「あーうん…」


アルル「確かに説得力はあるけど…」


ラフィーナ「私は別に間違えた事は書いてないと思いますわ、でも…」


サタン「だあー!そんなものテーマにするな!」


シェゾ「ダメだ!絶対却下!!」


レムレス「えーなんで!ラフィーナの言う通り間違えた事は書いてないでしょ!?」


サタン「私たちの黒歴史をわざわざ書くなと言っている!」


シェゾ「そうだ!そんなのダメだ!今すぐ別なテーマにしろ!」


レムレス「今すぐ!?もう夏休み終わるから今からなんて考える時間ないよ!」


サタン「なんでだよ!天才魔導師なんだろ?」


レムレス「さすがにそんなすぐには考えられないよ!それに別に名指しはしてないでしょ!?」


シェゾ「それでもだ!そんなものほんとに発表なんかしたら許さんぞ!」


サタン「そうだそうだ!」


レムレス「うう…それじゃあ、違うテーマにしたって嘘ついて黙ってこれ発表しちゃおっかな」


シェゾ「おい!聞こえてるぞ!ほんとに発表する気だな!」


サタン「ほんとに発表しないようにその時お前の学校に乗り込んで妨害しに行く!」


レムレス「それは普通に迷惑だからやめて!」


サタン「それじゃあ発表出来ないようにお前の学校潰す!そうすれば発表できるも何も無い!」


レムレス「そんな事したら大変な事になる所じゃないから絶対やめて!」


サタン「それが嫌だったらテーマ変えろ!」


レムレス「うーん、困ったなぁ…」


アミティ「大変だね…レムレスも…」


アルル「んね、まあ悪くは無いと思ったけどね…」


平次「あははは!相変わらずおもろいなー、あんたら、でも…この光景を見られるのももう残りわずか…」


和葉「せやね…もうこのほのぼのした風景が見られなくなるんや…」


アミティ「平次に和葉ちゃん!?そんな事言わないでよ!」


アルル「一緒に居られる日数が残り少ない、じゃなくて、残りわずかの日数を楽しむ、でしょ?」


リデル「そうですよ、逆に一緒に居られる残りわずかの日数楽しみましょう?」


ラフィーナ「そうですわよ!こんなに仲良くなったんですから…」


平次「せ、せやな…そうや、主役の俺らが落ち込んでたらあかんな、すまんすまん」


和葉「せやね!よーし、あたしも明日は楽しむで!残りの日数楽しむで!」


アミティ「そうだよそうだよ!楽しもうー!」




続く