アルル「今日はまたまたラフィーナの別荘に遊びに来たよー!!」
アミティ「今日は海のある方の別荘だって!」
シェゾ「約1年半ぶりぐらいだな」
りんご「そうですね、だいぶ久しぶりですね」
歩美「わーい!海〜!!」
光彦「やっぱ海はいいですねー!!」
元太「俺沢山遊ぶ!」
灰原「いいわね、子供は無邪気で」
コナン「ああ…」
リデル「あの…コナンくんと灰原さんも子供ですよね…?」
コナン「あ、いや…うん!子供だよ!」
蘭「でも私たちまでほんとに良かったんですか??こんなに綺麗な別荘…」
園子「まあ、私の別荘の方がもう少し広いかな」
シェゾ「ここでも充分広いのにこれ以上となるとお前んとこの別荘はどんだけ広いんだよ…」
ラフィーナ「この別荘はこんなに広いんですから大人数で来ないともったいないからよ!」
平次「んな事言って、本当は普通にみんなに来て欲しかったんやろ?な?みんなと遊びたいんやろ?」
ラフィーナ「う、うるっせえ!ですわ!そんなこと…ない」
コナン「おいおい、その言い方説得力あまりねーぞ…」
ラフィーナ「あら?何か?」
コナン「いやー別にー?」
蘭「そういえば服部くん、和葉ちゃんは来なかったの?」
平次「あー、あいつはな、夏休み特別補習や!」
園子「ああ…それで来らんなかったんだ…」
蘭「せっかくそんなに広くて綺麗な別荘なのに来れなくて残念だね和葉ちゃん」
平次「まあ!あいつの分までみんなで楽しもうやー」
ラフィーナ「夜は一流のシェフが用意した豪華なバーベキュー、皆さんお腹空かして来なさいね?」
歩美光彦元太「はーい!!!」
灰原「はーい」
コナン「お前もなんだかんだ嬉しそうだな」
クルーク「いつも大人ぶってるくせになんだかんだ子供だよな…」
レムレス「そこがいいんじゃないか!」
クルーク「そう?笑」
歩美「アルルお姉さんたち!ビーチバレーしよう!」
アルル「うん!いいよ!」
アミティ「あたしもやる!」
シェゾ「俺はそこでなんか飲み物飲んでるぜ」
ラフィーナ「じゃあ私は…」
歩美「わーい!!」
光彦「元太くん!パス!」
元太「おうよ!ああ〜」
りんご「はい!そちらのチームに1点!」
アルル「やった!」
光彦「何やってるんですか元太くん」
元太「悪い悪い…」
アミティ「もう1回やろ!」
リデル「はい〜」
蘭「でさーそれでさー」
園子「うんうん」
シェゾ「冷たいカフェオーレは最高だな」
灰原「子供たちもすごく楽しそうね…」
コナン「そうだな」
シェゾ「お前らは遊んでこないのか?」
灰原「私はここで涼んでる方がいいわ」
コナン「俺も…さすがに今日は暑すぎるぜ…」
シェゾ「そうか…」
クルーク「レムレス〜!」
レムレス「ん?どうしたんだいクルーク」
クルーク「あの…今ここで言うのもあれなんですけど…久々に僕と1戦手合わせして貰えませんか!」
レムレス「あは、ぷよ勝負かな?いいよ!」
クルーク「やった!ありがとうございます!」
光彦「わーい!」
元太「パスパス!今度は決めるぜー!」
りんご「おや?あれは…」
アミティ「ラフィーナだ!」
アルル「水上スキーしてるね」
ラフィーナ「みなさーん!!」
歩美「すごーい!」
光彦「かっこいいです!」
元太「姉ちゃんやるー!」
灰原「あら…あの子…中々やるわね」
シェゾ「あいつ水上スキー好きらしいからな…そういえばお前のあのエンジン付きのスケボーで1回やってなかったか?」
コナン「え?水上スキーをか?」
灰原「やってたかしら…」
シェゾ「ああ、去年の4月ごろに夜の海で少しだけ…」
コナン「…ああ…多分あの時だな」
灰原「いつ…?」
コナン「いや、お前は覚えてねえよ…」
灰原「…?」
クルーク「集まれ…空の星…渦巻け銀河となれ!我に力を!ステライネランス!!」
レムレス「甘いね…ほーらそばにおいで〜!コンフィテュール…あ、ごめんクルークちょっとトイレ!!」
クルーク「ええ!?今トイレ!?…って!?うわぁぁぁぁ!!!」
※コンフィテュールはジャムという意味です
歩美「バレー楽しかったねー!」
光彦「はい!」
元太「今度は少し森の方探検しようぜ!」
歩美「そうだね…ん?」
光彦「はっ!これは…」
歩美「きゃ…」
「きゃー!!!!」
コナン「…!?」
シェゾ「なんだ!?」
灰原「吉田さんの悲鳴…?」
アルル「なになに!?」
アミティ「歩美ちゃん!?」
園子「今のって…あの子の悲鳴…?」
蘭「だと思う…どうしたのかしら…」
コナン「おい!どうした歩美!」
歩美「お、お兄さんが…メガネのお兄さんが…」
コナン「…はっ!」
灰原「これは…!」
シェゾ「おい!クルーク!!」
アミティ「うそー!」
アルル「でもなんでクルークが…」
アミティ「クルーク…嫌なとこも沢山あったけど…それなりに楽しかったよ…でもどうして…」
蘭「それで…この子…もう…」
コナン「…いや、まだ息はある…!蘭ねーちゃん警察と救急車を!」
蘭「分かった!」
コナン「しかし全身血まみれだが、刺されたような傷もないし…なんなんだ…?」
平次「素潜りから戻ったでー!でもみんなしてこんな所に集まって…なんや?お祭りかいな?」
ラフィーナ「あら?平次さんなんで今頃…ああ…そういう事…確かに犯人は現場に戻って来ると聞きますしね」
平次「へ?犯人…?」
アミティ「平次!あれ見てよ!」
平次「あー?…!?なんや!メガネの兄ちゃん…」
コナン「まだ息はあるから大丈夫だ!」
平次「なら良かった…でもこれは…犯人を探す必要があるな…」
アルル「犯人?」
平次「そうや、メガネの兄ちゃんをこんな目に合わした犯人が…絶対にこの中にいる!」
ラフィーナ「いやそりゃそーでしょうよ」
シェゾ「そうだな」
平次「いや、もっと驚けよ!」
アルル「だってそうでしょ!今日この別荘には僕たちしか来てないんだから」
平次「うう、まあ…そうやな」
ラフィーナ「でも犯人なんて簡単、平次さんクルークをやったのはあなたよ!」
平次「はあ?なんで俺がその兄ちゃんを…」
ラフィーナ「今素潜りしてたというのはほんとなのかしら?」
平次「ほ、ほんとやで…?ほら、大量のワカメやで〜」
ラフィーナ「それだけであなたを犯人から除外は出来ませんわ…あなた、素潜りは他に誰と?」
平次「誰とって…ひとりでやっとったで…」
ラフィーナ「それを証明できる人は?」
平次「いや…みんな遊びに夢中になっとったし、周りには誰も居なかったで…」
ラフィーナ「だいぶ怪しいわ…」
平次「いや!でも俺は西の名探偵!名探偵であろう俺なそんな事なんか…」
アミティ「名探偵だから違うね!とはならないよ!」
ラフィーナ「そう、その通りですわ」
平次「いや…だからな…」
元太「おれ兄ちゃんが出たり潜ったりしてるとこみてた!」
アルル「みてたの!?」
元太「ボール拾いに行った時に少しな!だから兄ちゃんが素潜りしてたのはほんとだと思う!」
ラフィーナ「そ、そう…」
平次「ははーん、んじゃあこれで俺のアリバイは証明出来たなー」
ラフィーナ「うっ…」
平次「でもそーゆうねーちゃんこそ、水上スキーやっとったよな?」
ラフィーナ「水上スキー?ああ、やりましたけど…」
平次「確かに水上スキーやっとるところはみんな見たと思うし俺も知っとる、でもその準備してる時あんたは1人やったか?」
ラフィーナ「ええ、ひとりで…」
平次「誰か…この姉ちゃんが水上スキーの準備してるとこ見たか…?」
アルル「僕は見てないよ?みんなで砂浜で遊んでたから」
アミティ「あたしも知らないよ」
平次「ちゅーことは…その水上スキーの準備をしてる時にこっそり…」
リデル「ラフィーナさんそこの物置で何かガサガサしてるとこ見ましたよ、多分それがそうなんじゃないかと…」
平次「えっ…そうなの??」
歩美「歩美もみたー!一生懸命何かを探してたー!」
ラフィーナ「じゃあこれで私のアリバイも証明出来ましたわね」
平次「それじゃあ…ラフィーナが物置で何かしてるのを見たと言う、リデルと歩美ちゃんは?」
リデル「歩美ちゃんがトイレに行きたいって言ってたので…だから一緒にトイレ行ってたんです」
歩美「そうそう!リデルお姉さんに着いてきてもらったの!」
灰原「そういえばあなた、トイレの前に立ってたわね」
リデル「はい…歩美ちゃんがトイレの中に居る時私はずっとトイレの前で待っていたので…その時に歩美ちゃんが何かしたではないですよ、それに私がトイレの前で待っていた様子は灰原さんが見てくれていたみたいですし…」
平次「うーん、確かにリデルがトイレの前でずっと待ってたんなら歩美ちゃんがこっそりトイレから出入りするなんて出来ないな…」
シェゾ「蘭と園子はどうだ?」
蘭「え?私達はそこでずっと2人で喋ってたよ」
園子「そうよ!あたし達はずっと2人で居たからあたし達のアリバイはお互いに証明できるわ!そんなお互い1人になった時間なんてなかったわよね?蘭」
蘭「うん…わたしと園子はずっと一緒にそこで…」
歩美「確かにずっとそこにいた!バレーやりながらみてたよ!」
平次「このねーちゃん達も白か…」
シェゾ「そういえばコナンと灰原は、俺がここで休みながらカフェオーレを飲んでる時にあとからやってきた…俺のとこに来る前は一体何を?」
コナン「僕たちも飲み物の準備をしてたんだよ!」
灰原「あたし達だってずっと一緒にいたわ」
コナン「うん…僕たちもずっと2人でいたし1人になった時間なんてないよ?」
シェゾ「そうか…」
灰原「でもそーゆうあなたこそ…私たちが来るまでの間は1人…もしかしてその1人の時間のどこかで…」
シェゾ「違う!俺はずっとここにいた!」
りんご「はい…シェゾさんはずっとここにいました」
コナン「それじゃあ!そのカフェオレを用意してる時はどう?」
ラフィーナ「私シェゾさんがカフェオレ用意してる所見かけましたわよ?水上スキーのボード持って海に向かってる時に」
歩美「確かに!歩美もトイレの帰りにカフェオレ用意してるお兄さんと水上スキーのボードかかえて近くを通るおねーさんみた!」
リデル「シェゾさんがカフェオレを持ってそこのパラソルに向かう所までずっとみてました…その後もコナンくんと灰原さんが来るまでシェゾさんはずっとそこに…」
アミティ「それはあたしもバレーやりながらずっとみてた!シェゾずっとひとり…あ、コナンくんと哀ちゃん来たって思ったの覚えてるし!」
平次「うーん…なんにもみえてこーへんな…バレーやってた連中もほぼみんなずっと一緒に居たみたいだし…」
ラフィーナ「やっぱり今の話聞いた感じだと平次さんが1番アリバイ薄い気がしますわ…」
平次「な、なんでや!俺のアリバイは元太くんが…」
りんご「元太くんはまだ子供だから見間違えた可能性も…」
元太「おい!子供だからってなめんな!というかほんとに兄ちゃんがワカメ取ってるとこ俺見たぞ!!」
光彦「元太くん、よく見間違えますからどうですかね…」
元太「ほんとにみたもん!」
歩美「よしなさいって2人とも!」
元太「でも実はねーちゃん達がどこかでこっそり…!」
アルル「そんなわけないじゃん!僕たちは君たちとずっと一緒にいたじゃん!」
アミティ「そうだよ!」
りんご「私達は1秒たりとも離れてないはずです!」
元太「いやいや実は瞬間移動とか…」
アルル「もしそうだとしたら君たちの前から居なくなるでしょ!?」
平次「いや、でも俺は名探偵だから知っとるで〜ラフィーナとそのメガネの兄ちゃん仲悪くてよく喧嘩しとるんやろ!」
ラフィーナ「何もここまでするほどじゃねぇ!ですわ!」
コナン「やっぱりシェゾ…いや、シェゾお兄ちゃんが…」
シェゾ「俺の行動はリデル達がずっと見てた!お前こそどこかでこっそり…」
コナン「僕は灰原とずっと一緒だったもん!!」
シェゾ「もしかしらあいつも嘘ついてるかもしれないだろ!」
コナン「そんな事ないよ!」
灰原「…あら?」
アミティ「でも…でも…!なんでクルークをこんな目に…本当に一体誰が…」
灰原「ねえ」
平次「…ああ?」
シェゾ「なんだ?」
コナン「どうした?灰原」
灰原「これ…血じゃないわよ」
アルル「ええ?」
コナン「血じゃないだと…?これは…イチゴジャム…?」
アミティ「…え?」
りんご「ジャム…?」
リデル「でもなんでジャムなんかが…」
シェゾ「…よくよく見るとおじゃまぷよが少し散らばってるな…それにジャムの技を使うのは…あ、そういえば…まさか」
レムレス「ふう、スッキリした〜!!」
アミティ「あ、レムレス!?」
アルル「そういえばレムレス居たね…忘れてた…」
レムレス「あれ?みんなどうしたの?何かあったの?」
レムレス「あはははは!ごめんごめん!クルークと1戦手合わせしててさ!それで僕途中でお腹痛くなってきちゃって技を出してすぐにトイレに行ったんだ!」
りんご「なるほど…レムレスの呪文のコンフィテュール、意味はジャム…そっか、これは血じゃなくてイチゴジャムだったんですね」
アミティ「なーんだー!クルークはレムレスとぷよ勝負してて呪文を受けてそれで血…じゃなくてイチゴジャムまみれになって気絶してただけだったのかー!」
目暮警部「警察の者ですが何かありましたか!?」
コナン「げっ、目暮警部…!」
平次「そうか、呼んどったんやっけか…」
蘭「あ、いや…」
園子「もう大丈夫でーす!」
目暮警部「…そうか…なーんだ」
平次「でも何はともあれ無事事件解決やな」
クルーク「あいたたた…酷い目にあった…」
アルル「あ、クルーク起きた」
平次「兄ちゃん大丈夫かい?」
クルーク「これが大丈夫に見えるのかい?全身ジャムまみれだしほんとに最悪だよ…」
ラフィーナ「すぐにシャワー浴びてきなさい、そんなでこの別荘内を歩き回られても困りますわ」
クルーク「ああ言われなくてもそうさせてもらうさ!」
ラフィーナ「バーベキューの時間ですわよ!」
元太「わーい!美味そうな肉が沢山だー!!」
光彦「お腹すごく空いてますからねー!」
歩美「いただきまーす!!」
アミティ「野菜も沢山あるって!ズッキーニにピーマンにかぼちゃに玉ねぎにじゃかいもに…」
リデル「野菜の方もぜひ」
歩美「わーい!歩美ズッキーニ大好きー!」
光彦「僕も!もちろん他の野菜も大好きです!」
元太「野菜も沢山食うぞー!」
シェゾ「はあ…ほんとに疲れた…」
ラフィーナ「ほんとですよね…」
シェゾ「それにレムレス居たの普通に忘れてたし…」
アルル「そうだね…」
シェゾ「にしてもあいつらが来てからなんか事件多くないか?」
りんご「確かにですね…」
アルル「確かに事件ちょっと多いかもしれないけど、でもなんだかんだあの子達と居ると楽しいよ」
シェゾ「…そうだな」
りんご「確かに…楽しい事は楽しいです!」
リデル「焼けました、元太くんはこれです?」
元太「おう!それが食べたーい!」
リデル「はい、どーぞ」
アミティ「光彦くんはどれがいい?」
光彦「じゃあ僕はそれで」
アミティ「これね〜!」
歩美「歩美も同じのがいい!」
アミティ「おっけー!これだね!」
蘭「うーん!美味しい!」
園子「まあ私は毎日これぐらいのやつ食べてるけど…でも美味しいわね!」
元太「おーいねーちゃん達も早く食べないと無くなるぞ〜!」
アルル「あ、食べる食べるー!」
ラフィーナ「そんなに焦らなくても…まだまだ沢山ありますわよ!」
レムレス「ほーら、コナンくんと哀ちゃんも沢山食べな」
コナン「うん、ありがとう」
灰原「いただくわ」
レムレス「あ、もちろんお菓子もあるよ!」
歩美「お菓子?」
シェゾ「お前こんなとこにまで菓子なんか持ってきたんか…」
元太「食べる食べるー!!」
シェゾ「食うのかい!」
コナン「僕はお肉がいいな!」
灰原「そうね、お菓子はいつでも食べられるから今回は遠慮しておくわ」
レムレス「そっか〜」
平次「この肉もこの肉も全部行けるな!まさに、まいうーっちゅーやつやな!」
元太「まいうーいいな!」
光彦「お肉柔らかすぎてもうとろけちゃいます!」
歩美「ほっぺた落ちるー!」
平次「おお!まさに美味しい表現ってやつやな!」
元太「兄ちゃんの美味しい表現はまいうーか?」
平次「せやなー、まいうーええやろ??」
元太「いい!すっごくいい!」
平次「せやろ〜??」
灰原「いいわね…楽しそうで」
アルル「え?哀ちゃん楽しくないの?」
灰原「え!いや…楽しいわよ!」
アルル「そっか、なら良かった!」
蘭「ほら、哀ちゃんやコナンくんも沢山食べなよ!ラフィーナちゃんが沢山食べていいよー!だって」
コナン「はーい!」
灰原「じゃあご遠慮なく」
アルル「僕たちも食べよ!」
りんご「はい!おなかいっぱいになるまでいただきましょう!」
シェゾ「そうだな」
レムレス「…あの言葉使いや態度…2人ともやっぱり普通の子供には見えない…あの2人…やっぱり…」
おわり