アミティ「夏だねー」
アルル「んね!もう夏が来たねー」
りんご「夏といえば夏祭りです!」
シェゾ「もうそんな時期か…」
エコロ「今年も夏祭りみんなで行こうよ!」
レムレス「もちろん!!」
リデル「やった〜、また今年も皆さんと行きたいです」
アミティ「夏祭りいいねー!行こ!」
アルル「行こいこ!楽しみ〜!」
ラフィーナ「はぁ…」
アミティ「あれ?ラフィーナどうしたの?」
シェゾ「どうした?そんなため息なんかついて」
ラフィーナ「今年は私も出店当番することになりましてね…」
アルル「おお」
ラフィーナ「お母様の提案で夏にピッタリなスイーツの出店をやったら?と進められまして…」
アミティ「いいじゃんスイーツ!美味しそう!」
ラフィーナ「まあアミティさん達はそう思いますわよね…」
りんご「と言うと?」
ラフィーナ「そのスイーツを何にするか考えなくてはならないのよ…」
シェゾ「かき氷でいいんじゃないか?」
ラフィーナ「違う…そうじゃなくってよ!」
エコロ「じゃあ何?」
ラフィーナ「かき氷は定番すぎて面白みがない…だから夏にピッタリなスイーツを考えて出店を出しなさいって言われましたのよ!」
アルル「あー…なるほどね…」
ラフィーナ「その夏にピッタリなスイーツと言うのをどうしたらいいのか分からなくて困ってますのよ…」
レムレス「そっか!じゃあみんなで考えようよ!」
アミティ「そうだよ!あたし達も手伝う!」
クルーク「レムレスがそう言うなら僕も手伝ってあげるよ」
アルル「みんなで考えればなんとかなるよ!」
ラフィーナ「皆さん…!」
りんご「じゃあ早速会議です!」
エコロ「とは言ったものの…」
アミティ「夏にピッタリってなんなんだろう…」
アルル「夏にピッタリ…」
シェゾ「…ならやはり氷は欠かせないんじゃないか?」
ラフィーナ「そうですわよね…でもかき氷なんて定番なんだからやめなさいって…」
レムレス「じゃあこうするのはどう?かき氷の上に和菓子をトッピングしてスペシャルかき氷を作るとか!」
りんご「なるほど!ありかもしれないです!」
リデル「普通にかき氷だとあれだから、和菓子を使ってアレンジして見るんですね?」
レムレス「そうそう!」
りんご「ラフィーナ、どうです?」
ラフィーナ「そうねぇ…確かに普通のかき氷を出すよりかは全然ありかも…」
アミティ「あたしもそれ賛成!」
シェゾ「和菓子を使ったかき氷か…あんまり聞かんがいいんじゃないか?」
エコロ「やってみる価値はありそう!」
アミティ「あたしはチョコレートを大量に乗せて…」
エコロ「いいね!そこにシュークリームなんかもどう??」
シェゾ「お前ら人の話聞いてたか!?それは和菓子じゃないから!」
アルル「いやいや!そこはやっぱカレーでしょ!」
シェゾ「お前はもっと人の話聞いてないな!」
クルーク「でも和菓子ってったって何がかき氷に合うんだい?」
りんご「そうですね…」
アミティ「豆大福なんかはどう?」
レムレス「食べにくくない?」
シェゾ「うん、豆大福はないな…」
アミティ「じゃあちっちゃいお団子をトッピングは??」
ラフィーナ「お団子か…」
リデル「金平糖を散らすのはどうです?」
レムレス「金平糖ありかも!見た目可愛くなるしね」
アルル「それじゃあ金平糖に1票!」
シェゾ「あんこはどうだ?かき氷にまあまあ合う方じゃないか?」
エコロ「あんこ美味しそー!」
レムレス「切った羊羹とかもどうかな?」
りんご「蜂蜜なんかもかけてみてもいいかもしれないです」
アミティ「あ!じゃあこうするのはどう?あんこと切った羊羹をかき氷に入れて、その上に金平糖散らして最後に上から蜂蜜をかければ…」
クルーク「アミティ、君にしてはなかなかの名案じゃないか」
アルル「いいね!それ美味しそう!!」
りんご「ありです!ありよりのありです!」
ラフィーナ「私も賛成ですわ、じゃあ早速試作してみますわ」
シェゾ「俺も手伝おう、レムレスも手伝ってくれお前がいると心強い」
レムレス「もちろん僕も手伝うよ!」
ラフィーナ「あ、そう言えば昨日おばあちゃんが夏みかんを沢山送ってきてくれましたの、良かったらみなさんで食べて」
アミティ「多いね!?」
クルーク「明らかに仕入れレベル…」
アルル「確かに…でもありがとう!」
りんご「いただきます!」
ラフィーナ「出来ましたわ!」
アミティ「おおー!」
クルーク「え?普通に良くない??」
アルル「んね!和風のかき氷か…」
ラフィーナ「見た目も確かにそうですけど問題は味ですわ!」
レムレス「さ、食べて食べて!」
アミティ「そ、そうだね!いただきます!」
エコロ「うん!甘くて美味しいよ!!」
りんご「和とかき氷結構合いますね!」
アルル「あんこと羊羹の甘さが良い味出してる!」
シェゾ「蜂蜜入れたのもなかなか良いと思わんか?」
アミティ「確かに!蜂蜜もいい感じ!」
ラフィーナ「これ意外と行けますわね!」
レムレス「甘党にはたまらないよ!もぐもぐ」
リデル「レムレスさん沢山食べますね…でもほんとに美味しいです!和とかき氷って結構ほんとに合いますね!」
アミティ「んね!金平糖もカラフルで綺麗だし見た目もカラフルで可愛い!」
シェゾ「どうする?ラフィーナはこれで納得か?」
ラフィーナ「そうね、これなら行けるかもですわ!」
アミティ「ほんと!良かったー!」
ラフィーナ「それじゃあ最上級の特別な氷を手配しますからそれを使って最高のかき氷を皆さんに提供しましょう!」
クルーク「またか…」
シェゾ「すげえな…」
アミティ「う、うん!」
リデル「最高の出店にしましょう!!」
アルル「頑張ろう!」
ラフィーナ「当日の朝はみんなで協力して仕込みをしましょう、皆さん朝から大丈夫です?」
アルル「僕は大丈夫だよ!」
りんご「私もです!」
アミティ「起きれるかな…でもみんなで頑張って最高の出店にしたいから頑張る!」
アルル「それでこそアミティ!」
クルーク「まあ僕は寝坊なんかしないからそのぐらいへっちゃらだね」
ラフィーナ「じゃあ皆さん朝からお願いしますわ!」
アミティ「うん!」
当日の朝
レムレス「おはよー!」
シェゾ「誰かもう来てるか?」
ラフィーナ「た…大変ですわ〜!!!!」
レムレス「え!ラフィーナ!?」
シェゾ「ど、どうした!?一体何があった?」
ラフィーナ「超緊急事態発生ですわ…」
レムレス「何があったんだい…?」
ラフィーナ「氷が…氷が、用意できない…」
レムレス「…え??」
シェゾ「はぁあああ!?!?」
レムレス「ちょ、え…どゆこと!?」
ラフィーナ「私はちゃんと伝えたはずなのに業者さんのミスで発注できてなかったみたいで…今日氷が届かないんですわ…」
レムレス「え、え??」
シェゾ「嘘だろ、まじかよ…」
ラフィーナ「今から大量の氷を作るなんてそんな時間ないですし…」
シェゾ「どーすんだよ…氷がないとかき氷なんて…」
アミティ「おはようー!」
アルル「手伝いに来たよー!」
りんご「応援も呼んできました!」
まぐろ「おっはよー☆」
りすくま「和菓子のかき氷の出店をみんなでやると聞いて手伝いに来ました」
ドラコ「がうー!あたしも和菓子のかき氷食べたーい!!」
ラフィーナ「ああ…皆さん…」
アミティ「どうしたの?すごく顔色悪いよ?」
アルル「どうしたのさそんなに青ざめて…シェゾとレムレスまで」
シェゾ「それが…」
アミティ「ええー!?氷が用意できない〜??」
レムレス「そうみたいなんだ…」
りんご「業者さんの発注ミス…そんな事が…」
クルーク「かき氷で氷がないなんてどうしようもないよ!」
シェゾ「今からそんな多くの氷作る時間なんてないしどうするか…」
エコロ「氷屋さんには行ったの?まず氷屋さんに行ってみたら?」
レムレス「いや、この時期だ、氷なんてどこも売り切れてると思うんだ」
アルル「あー確かに…」
まぐろ「氷売れるシーズンですもんね…☆」
リデル「どうしましょうか…」
エコロ「流石に氷なしであんこと羊羹と蜂蜜と金平糖はきついよ…」
アルル「うん、それだけだとちょっと甘すぎるよね…」
アミティ「えーあたし氷なくても全然平気〜蜂蜜と羊羹とあんこと金平糖を混ぜて食べたら美味しいよね〜」
クルーク「それはさすがに甘すぎるだろ!」
ラフィーナ「蜂蜜とトッピングの和菓子…確かにそれだけだと甘すぎるわね…」
アミティ「でもでも!クルークだって前にかき氷の最後に残ったシロップ飲むの好きだって言ってたじゃん!」
クルーク「まあ確かに嫌いじゃないけど…」
ドラコ「それあたしも好き!あと缶詰のみかんのシロップも!」
クルーク「だからなぁ…!今はそーゆう話じゃないんだよ!」
りんご「缶詰のみかん…確かに酸味のあるヒヤッとした物なら甘すぎずに出来るかもです…」
レムレス「酸味か…」
シェゾ「確かに、酸味があればなんとか…」
ラフィーナ「おばあちゃんから貰った夏みかんがありますわ!!」
レムレス「それだ!」
ドラコ「え?それって?」
レムレス「夏みかんだよ!夏みかんなら酸味があるから羊羹や蜂蜜と一緒に食べても甘くなりすぎないと思うしヒヤッともしてる!だから氷の代わりに夏みかんを使ってスペシャルスイーツを作ってみない??」
アルル「それ!ありかもしれない!!」
クルーク「確かに夏みかんならそーゆうのと合わせてもちょうどよく食べれるかも!」
ラフィーナ「甘い和菓子と蜂蜜、そしてフルーツがあれば!」
シェゾ「夏みかんを使うとなると…あんこを入れてその上に切った羊羹を盛り付けて蜂蜜をかけてさらにその上に夏みかんを散らす…こんなもんか?」
レムレス「そうそう!多分そんな感じになるかも!」
ドラコ「え?良くない??」
まぐろ「いいと思う!☆」
ラフィーナ「それじゃあ早速試作ですわ!」
ラフィーナ「どうです?」
アミティ「美味しいー!甘さもちょうどいい!」
アルル「サッパリしてて美味しい!これならいけるかも!」
りんご「私もこれでいいと思います!」
ラフィーナ「良かったですわ!そうと決まれば早速準備ですわ!」
シェゾ「俺とレムレスとラフィーナはこのまま仕込みをする」
レムレス「そうだね、それじゃあアミティとアルルはカップやストローの手配を!」
アミティ「おっけー!」
レムレス「りんごとドラコとリデルはチラシ配りを!」
ドラコ「分かったぞ!」
リデル「たくさんの人に来てもらえるようにチラシ配り頑張ります〜」
レムレス「まぐろくんとクルークは看板を作り直して欲しい!」
まぐろ「はーい☆」
レムレス「エコロとりすくまさんはお店の飾り付けをお願い!」
エコロ「はーい!」
りすくま「店の飾り付けを任された」
アミティ「それじゃあみんなで力を合わせて最高の出店にしよう!」
「おー!!!!」
アミティ「お待たせー!」
アルル「カップとストロー用意できたよー」
りんご「チラシも今配り終えました!」
クルーク「看板もこんな感じになったよ」
アミティ「いいじゃん!」
りすくま「お店の飾り、こんな物もどうでしょうか」
エコロ「結構本格的な行灯だよー」
アルル「え!いいねー」
エコロ「電池で光るよー」
りんご「出店にすごくあってますね!」
シェゾ「具材の準備もできたぞ」
ラフィーナ「すごくいい感じじゃない」
レムレス「うんうん!いい出店になりそうだ!」
アミティ「そろそろかな?」
アルル「沢山お客さん呼び込むよ〜」
りんご「頑張りましょう!」
アルル「さあさあ、よってらっしゃいみてらっしゃい!夏にピッタリひんやり甘くて美味しいラフィーナアラモードいかがですかー?」
アミティ「とっても美味しいですよー!皆さんどうですかー!」
りんご「ぜひ食べてください!」
女の子A「和菓子のスイーツの出店だって!」
女の子B「たべたーい!」
アルル「はいはいどうぞどうぞ!」
女の子A「美味しいー!」
女の子B「ほんとだ!すごく美味しい!!」
カップル女「あれ食べてみたい!そこの女の子達が美味しそうに食べてたよ」
カップル男「確かに美味そう!俺も食べてみようかな」
男の子A「ママー!あれ気になる!」
お母さん「和菓子のスイーツのお店かしら?頼んでみよっか!ママも気になるわ」
アルル「はいはーい!まだまだ沢山あるから皆さん押さないでー!!」
シェゾ「大繁盛だな」
ラフィーナ「本当に良かったですわ!一時は時はどうなるかと思いましたけど…皆さんが手伝ってくれたおかげで助かりましたわ」
レムレス「これ、大成功かな?」
アミティ「超大成功でバッチグーだよ!」
アルル「成功して良かったねほんとに…」
リデル「40人分注文入りました!」
シェゾ「40人!?」
まぐろ「すごいな…」
ラフィーナ「そうと決まれば40人分頑張って作りますわよー!!」
レムレス「うん!頑張ろう!!」
ラフィーナ「皆さんお疲れ様でした!最高の出店にできたと思いますわ!」
アルル「本当に良かったよ、僕たちも楽しかった!」
りんご「ほんとに最高の出店になりましたね!」
ラフィーナ「皆さん疲れましたでしょう?頑張ってくださった皆さんにラフィーナアラモードを」
アミティ「わーい!!」
アルル「ありがとう!」
ラフィーナ「こちらこそですわよ、本当にお疲れ様でした」
レムレス「ありがとうラフィーナ!」
シェゾ「ありがとうな」
ドラコ「美味しいー!!」
まぐろ「最高☆」
りすくま「ひと仕事したあとの甘味は、最高」
エコロ「ほんとにいい汗かいたなー」
ラフィーナ「また次もしこのような機会ありましたらまたお願いしますわ!」
アミティ「もちろん!また手伝わせてほしい!」
アルル「次も楽しみだね!」
おわり