アミティ「インフルから回復ー!!お待たせしました!」


シグ「治った〜」


リデル「皆さん心配と迷惑かけてすみませんでした…」


アルル「いやいやそんなことないよ!元気になって良かった!」


りんご「こうして無事に回復して元気な顔を再び見せてくれるだけで嬉しいですよ」


ドラコ「今はもう大丈夫??」


アミティ「うん!今はもうめっちゃ元気!…にしても今回のインフルは熱が39.7ぐらいまで出てびっくりしたよ…今までのインフルの中で一番キツかったかも…」


リデル「私も…39.0近く出ました…」


シグ「最高38.5だった」


シェゾ「まだシグが1番軽い方ではあるな…」


ルルー「そ、そうね…」


ラフィーナ「何とかは風邪ひかないって言うのにね…」


アミティ「何とかって何かな!ラフィーナ!!」


りんご「ま、まあまあ!!」


アルル「治ったなら良かったよ!ね?」


ウィッチ「まあそうね…良かったわほんと…」


レムレス「そんなインフルから回復して元気になった3人には甘いお菓子をあげよう!」


アミティ「え、あ、いや、今はちょっといいかな…」


リデル「まあ今度ください、すみません…」


クルーク「アミティ達がインフル治った、しかしいい事だけではないぞ諸君」


ラフィーナ「はあ?何よ偉そうに」


アミティ「いい事だけじゃないって?」


クルーク「僕は前に、1月末に何があるって言った?」


ルルー「ええっと…あっ…」


シェゾ「あれか…例の文化祭の劇の締切日か…」


クルーク「そうその通り!」


ウィッチ「そんなのもありましたわね」


アミティ「ああ!そうだ締切今月いっぱいだったね!みんな決めてくれたの?」


ラフィーナ「それがですね…」


シェゾ「結局何も決まらずに今日まで来たんだ…」


アミティ「ええ〜!!決めておいてって言ったのに〜!!」


ルルー「このメガネが変な物語ばかり考えるから話にならなかったのよ!」


クルーク「変とはなんだ!面白かっただろ!?」


レムレス「まあ、まだ平和な回もあったけど…」


ウィッチ「もう色々とカオスすぎましたわね」


リデル「な、何があったんでしょうか…」


シェゾ「まあ、過去のブログを見てくれればわかる」


アミティ「見た…これはちょっと…」


リデル「色々やばいですね…ツッコミどころ満載すぎます…」


シグ「変な話ばっか」


クルーク「うるさい!僕的には面白いと思ったの!」


アミティ「てか何!?あたしとシグじゃお菓子の家見つけられない!って!すぐ迷子になるって!」


ルルー「だってマイペースすぎるんだもの」


ラフィーナ「いつもハウスで遊ぶ時、お使い頼むまでもなく迷子になるじゃない!」


アミティ「そんなことないもん!今度お菓子の家見つけてくるもん!」


シェゾ「見つけてくるもん!って話じゃなくね!?」


レムレス「ま、まあとりあえず!アミティ達がこうして無事に帰ってきたんだ!アミティ達も交えて改めてみんなで劇の内容決めよう??」


ウィッチ「そうね、レムレスさんの言う通りね」


ルルー「無駄なお喋りしてる時間が無駄ね」


ラフィーナ「さっさといい劇決めて明日の締切日に備えますわよ!」


アルル「おー!!」


クルーク「では改めて…何がいい案ある人はいるかい?」


アミティ「んーーーー」


リデル「なんでしょうね…いざ言われると思い浮かばないものですね」


クルーク「童話がいいのか、推理物がいいのか!」


りんご「推理物面白そうですけどね…」


シェゾ「でも推理物だと必ず悪役が必要になってくるしそうなるとまだその悪役に当てられたやつがうるさいし」


ルルー「そうよ!悪役が居ない平和な話にしてくださる?」


ウィッチ「私らが悪役だと、劇見に来てくれた方々に私らが本当に悪者だって印象与えてしまい、今後そのような目で見られそうですし…何よりこの正義のウィッチさんの名が廃りますわ!」


レムレス「ウィッチが正義かどうかは正直分からないけど…ま、まあそうだねその意見もあるか…」


シェゾ「クルーク、悪役が何もいない話考えられないか?」


クルーク「悪役がいない物語なんてなくない?てかそれじゃ面白くないよ」


りんご「んー、でもその意見も一理あるかもです」


アルル「やっぱ悪役がいてからこそ面白くなるんだよね」


ルルー「ちょっと!アルルまで!」


レムレス「となるとやっぱ悪役は必須か…」


シェゾ「その役を誰がやるかだな」


アミティ「そうだね」


シグ「じー」


クルーク「じー」


ルルー「ちょっと!なんでみんな私らを見るのよ!」


ラフィーナ「そ、そうですわよ!」


ウィッチ「私の方にも視線が来てる気がするのですが!?」


アミティ「いや〜だって3人ほんとに悪役似合いそうなんだもん」


ラフィーナ「どーゆうことですの!?」


ウィッチ「私らそんなに悪役似合いますの!?」


クルーク「だってほんとにぴったりなんだもの…」


ルルー「ぴったりですって!?」


クルーク「この通り!どうにか悪役引き受けて!!もう締切日近いしまじで時間ないし!」


アミティ「そうじゃないと劇が成り立たないよ…」


ルルー「わ、私は…!やらないわよ…!」


クルーク「じゃあラフィーナ」


ラフィーナ「私も悪役なんてぜってーごめんですわ!」


クルーク「ウィッチは?」


ウィッチ「私も嫌よ!」


レムレス「じゃあ!こうするのはどう?クルークが考えた物語をとりあえず聞いて、それから誰がふさわしいかをその後多数決で決めない?」


リデル「それ、ありかもです…!」


アミティ「いいね!」


シェゾ「それが一番か」


クルーク「じゃあこれは!シェゾシンデレラの時に少し話に出てたと思うんだけど…白雪サタン!」


ルルー「サタンさま!?」


サタン「私か!?」


シェゾ「サタン!いつの間に!?」


サタン「通りすがりだ」


クルーク「じゃあ白雪サタン!始まり始まり!」




クルーク「あるボロいお家に、見た目は明らかに緑色な白雪サタンがいました」


レムレス「ちょっ!サタン!そんな所で何してるの!?」


サタン「はーっはははは!!!アイドルとやらはいつも高いところにいるのだろう!」





クルーク「白雪サタンはいつも高いとこに登ったりしてふざけてみんなを困らせていました」





レムレス「危ないから降りて来て!サタン!」


ルルー「何よ何よ」


ドラコ「なんの騒ぎだー?」


サタン「心配性だな、レムレスは…うわっ!?」


レムレス「ああ!」


サタン「はーっははは!なーんてな!」


レムレス「心臓に悪いからやめて!サタン!」





クルーク「そんなある日の事…」





アルル「鏡よ鏡よ鏡、この世でいちばん面白いのは誰?」


ウィッチ「じゃあ〜ん!今回出番ここだけかもしれませんからもっと尺取っておきたい所ですが…やっぱりサタンさんかしらね…」


アルル「なあーにー!!!」


ウィッチ「だってアルルさんここ最近いつも引きこもってますもの…新鮮味がないんですもの」


アルル「主人公であるこの僕を差し置いて…!しかも僕にフィアンセだのしつこく付きまとってるくせによくやってくれるじゃないか…!こうなったら…ラフィーナ!出番だよ!!」


ウィッチ「って聞いてますの?」


アルル「おーい!ラフィーナ!司令だよ司令!!」


ラフィーナ「なんですのよ!」


アルル「今すぐ白雪サタンを外に捨ててきて!」


ラフィーナ「また面倒な事を…」


アルル「それなら…本当はラフィーナには魔法の力がないことみんなにバラしちゃおっかな〜」


ラフィーナ「それは…!」


アルル「嫌だったら早く!」


ラフィーナ「ちっ、分かりましたわよ」





ラフィーナ「この辺りでいいかしら、全然ピクリともしませんがアルルさん何かしたのかしら…」





数分前



アルル「これ、好きな子から告白される薬だよ」


サタン「ぬぁーにー!?それはすぐに飲まねば!」


アルル「(睡眠薬だよーん)」





ラフィーナ「とりあえずこの辺に置いておいて…後でレムレスにでも相談しますか」



クルーク「そこへこびと役のアミティ、リデル、りんごが森の見回りをしに来ました」




アミティ「今日の森の見回り終了!」


りんご「終わりです!」


リデル「今日も何事もなく平和な一日でしたね〜」


アミティ「あれ!大変!ねえあれみて!」


りんご「平和には終わらせてくれませんでしたね」


リデル「あれは…!」


アミティ「サタンが倒れてるよ!大変大変!」


クルーク「こびと役のアミティ達は森で倒れてるサタンを発見しました、そこへ更にルルーもやってきました」


ルルー「ん?あれは…サタンさま!?」


アミティ「サタンが倒れてたんだよ!どうしよう!?」


ルルー「私がお家に連れて帰りますわ〜!!」


りんご「あっさり行ってしまいましたね」





クルーク「しかしせっかく追い出したサタンを連れて帰ったことをその後に知ったアルルはルルーに罰を与えました」





ルルー「…」


ラフィーナ「ルルーさんどうしましたの?」


レムレス「アルルに罰を与えられたらしい…1週間サタン様って言っちゃダメなんだって」


ラフィーナ「なるほど、でも一言も喋らない事ないじゃない」


レムレス「ルルーはもうサタンさまが口癖みたいな感じだろ?だから喋ったらうっかり言いそうだからもう一言も喋らない事にしたらしいよ」


ラフィーナ「それは…」





クルーク「それからまたしばらく経ったある日」





アルル「振り出しに戻っちゃったよ…おーい!レムレス〜!!」


レムレス「はい!なにかなアルル」


アルル「命令です!これをサタンの食事に混ぜてきなさい!」


レムレス「それはなんだい?」


アルル「これは僕が裏山で拾ったキノコから作った薬だよ!」


レムレス「キノコ?」


アルル「キノコそのものをかじってみたけど、対岸に親類縁者が見えたんだ…」


レムレス「アルル、あれほど拾い食いはやめなって言ってるのに…」


アルル「かなり薄めてあるから、効果はここ1週間の記憶が無くなる程度…!だと思う」


レムレス「また変なものを…嫌だよ」


アルル「じゃあみんなの食事に混ぜる!」


レムレス「それはもっと困る…!全く…しょうがないな…」





レムレス「サタンには悪いけど飲んだことにしてもらって2、3日隠れててもらおうかな…アルルは言い出したら聞かないからな…」






レムレス「サタン、どこまで行ったんだろう…この薬の事話したいのに」


サタン「お!彗星の魔導師ではないか!」


レムレス「サタン!」


サタン「お!初めてみる形の菓子だな!いただこう!」


レムレス「ああ、うんアップルパイだよ、それでサタンに話があるんだけど…」


サタン「美味い!だが喉がかわくな…お!その瓶は…お前気が利くな!」


レムレス「あ、それは…!」


サタン「…!?バタ」


レムレス「うわあサタン!…どうしよう…あれ、なんであんな所に布団が…?とりあえずここに寝かせておこうか」



クルーク「そしてまたこびと役のアミティ、リデル、りんごが森の見回りをしてました、そこでまた倒れてるサタンを発見しました」


アミティ「今日の森の見回りも終わり!」


りんご「今日こそ平和に終わ…」


リデル「また人が倒れてます!」


りんご「このまま平和に終わるわけないですよね…」


アミティ「またサタンが倒れてるよ!大変だ!」




クルーク「そこへ王子役のシェゾがやって来ました」



シェゾ「お前達そこで何をしている?」


アミティ「あ!王子役のシェゾ!」


シェゾ「どうしたんだ?」


リデル「こ、これを…」


シェゾ「サタン?おーいサタン、起きねえな…」


りんご「ど、どうしましょう」


シェゾ「仕方ねぇな…古今東西、眠ったものを起こす手段は1つ、お前達にはまだ早いから後ろを向いてろ」


アミティ「まだ早いって何かな何かな何かな!?きゃー!!!!」


リデル「アミティさん!ここは大人の事情の場面です!大人しく後ろを向いてましょう?」


りんご「そうですよ落ち着いて、ほら」


アミティ「ドキドキ…」


バシ!バシ!バシ!


アミティ「え!?」


りんご「何事ですか!?」


サタン「むむむ」



クルーク「そう、王子役のシェゾはビンタをして眠ってるサタンを起こしました」




サタン「頬が痛い…」


シェゾ「気のせいじゃないか?」


サタン「シェゾ…?」


シェゾ「こんな所で寝てたら身体に触るぞ」


サタン「はて?私はどうして所に?」


シェゾ「とりあえず家に戻ろう」




ラフィーナ「あら、シェゾさんおかえりなさい」


シェゾ「ああ、ただいま」


サタン「やあラフィーナ」


ラフィーナ「あら?サタン?あなたさっき…」


サタン?「帰ってきたか!」


シェゾ「ん?」


ラフィーナ「ええ!?サタンが2人!?」


サタン「おお!」


サタン?「これでみんなを驚かし放題だな!」


サタン「これでみんなにイタズラし放題だな!」


サタン?「わあーい!!!」


ラフィーナ「…シェゾさん、どうします?」


シェゾ「…レムレスが面倒見てくれるだろ…」




クルーク「こうして2人のサタンは皆と一緒に幸せに暮らしました…とはならず」




ラフィーナ「イタズラしすぎよみんなが困りますわいい加減になさい!!」


ドラコ「そうだそうだ!!」


サタン「ひぇ〜!!ごめんなさい!!」


サタン?「ごめんなさ〜い!!」


ルルー「サタンさまが2人も!嬉しいですわー!!!!」


サタン「げげールルー!」




クルーク「2人のサタンは沢山イタズラをしてみんなに怒られたりルルーに追いかけ回されたりして散々な日々を過ごして、しばらくは大人しくなりましたとさ、めでたしめでたし」





クルーク「はい白雪サタン!どうだった?」


アミティ「ああ、うん…」


りんご「相変わらずツッコミどころが多すぎてどこからツッコめばいいのか分かりません…」


レムレス「ほんとにね…」


ルルー「今回は私悪役じゃなかったからそこはまた百歩譲って良しとしますわ!でもアルルが悪役ってなんか違くなくって?」


ラフィーナ「ね、なんか意外だったわ…」


アルル「なんで僕が悪役なんだよ〜!別にサタンはいつもしつこくて嫌だけどそこまでする程じゃないし!」


シェゾ「てかなんで俺が王子役であのおっさんなんかに…あの流れはあの展開想像するだろ!」


クルーク「え?僕はただ王子役のシェゾがサタンにビンタしたとしか言ってないけど」


シェゾ「え?」


クルーク「ねえねえ、何を想像したの?僕何を言ってると思ったの〜?」


シェゾ「うるさいなこいつ…!」


レムレス「でももう時間ないよどうする?」


ウィッチ「明日には決めないとなんですよね?」


アミティ「どうしよう…」


ルルー「まあ今回のは無くはないかもしれないけど…どうかしら」


シェゾ「無しだろ!」


ラフィーナ「無しですわね」


サタン「私も反対だ!!闇の貴公子たるイケメンサタン様がなんであのような目に…、」


アルル「イケメンでは無いけど」


アミティ「うう〜ダメだなかなか決まらないどうしよう…」


シェゾ「ちなみにそれ、期限過ぎたらどうなるんだ?」


クルーク「ああ…やるのは10月だからどうしても決まらないようなら言ってね、またゆっくり考えましょうってアコール先生言ってたよ」


シェゾ「…は?」


ルルー「要するに別に必ずしも今月中に決めないとって訳では無いの?」


クルーク「うん、絶対決めないとダメとは言ってなかった」


ウィッチ「ちょっとちょっと!」


ラフィーナ「それを早く言いなさいよ!!」


シェゾ「なんだよ!じゃあ言えば別に今月中に決めなくても良かったのかよ!」


アミティ「そんな事言ってたの〜!?」


レムレス「なんだ〜良かった…」


りんご「まあそうですよね、10月にやる物を今月中に決めるのなんておかしいですもんね」


アミティ「まあ!どうしても無理なら言ってねってことは、言えば今月中でなくてもいいならまた別な時にゆっくり考えよう?」


アルル「そうだね…10月に近くなったら決めよう」


ラフィーナ「はあ…なんだかんだ大変な1月でしたわね」


りんご「2024年最初の月はこんな感じで相変わらずハチャメチャな感じで終わりましたね」


アミティ「はい!というわけで劇の事は忘れた頃にまた出てくると思いまーす!では!」


シェゾ「雑にしめんじゃねえ!!」


ラフィーナ「はーい終わりですー私も疲れましたわ」


レムレス「ラフィーナまで!!」





終わり