サタン「さあ〜て!お年玉鬼ごっこも遂に最終決戦です!」


エコロ「クライマックスだよクライマックス!」


サタン「残り時間は20分!残るはシェゾ、リデル、レムレス、まぐろ、フェーリの5人!この中に無事に逃げ切りお年玉を手に入れるものは現れるのか!!」


クルーク「これって逃○中だっけ?」


ウィッチ「おそらく違うでしょう」


サタン「さあさあさあさあ終盤戦はじまりまーす!!」


アミティ「始まりますじゃないよ!主役のあたしらのとこカットしてさ!」


りんご「ほんとですよ!!新年早々私ら主役の扱い酷くないですか!?」


アミティ「そうだよ!もうシェゾとかその辺が主役だよねコレ!」


サタン「はい、負け犬の鳴き声は無視してお年玉鬼ごっこの方入りましょうはいはいはいはい!」


アミティ「ひどいよ!」





フェーリ「先輩、多分捕まってない…このまま先輩と二人一緒にお年玉取って二人で…ふふふふふふふふ」


シェゾ「なんだあいつ怖ぇよ…」


リデル「フェーリさん…相変わらずですね…」


フェーリ「あら、聞いてたの…」


シェゾ「あんなでけえ声で話してたら聞きたくなくても耳に入るぜ…」


フェーリ「ふん、まぁいいわ、残り時間は20分…このまま勝たせてもらうわ…」


リデル「が、頑張りましょう…!」






レムレス「さっき1回追われちゃったせいで体力が…はぁ…はぁ…体力戻らないとさすがにやばい…」





まぐろ「このお年玉で新作ゲームをたくさん買うんだ☆そのためにはこの企画何がなんでも勝たないとだね☆」






シェゾ「今奴らはどこにいるんだ…」


フェーリ「分からないけど多分放送室の近く…」


リデル「さっきアナウンスしてましたもんね」


シェゾ「多分奴らは二人一緒に行動してる」


フェーリ「なんで二人もいるのに一緒に回ってるのかしらね…」


シェゾ「な、アホだよな」


リデル「普通二手に分かれますよね…」


シェゾ「ま、でも今は近くには居ないな」


フェーリ「とりあえず放送室がある3階には近づかないでおきましょ」






レムレス「そろそろここにいるのやばいかな…でも体力もまだ戻ってないし…今見つかったら…!」


サタン「しかし見つからなくなったな…」


エコロ「ね〜?さっきまではあんなにわんさか見つかったのに!」


サタン「さてはみんな隠れたなー?」


エコロ「あっはははは!恥ずかしがり屋さんだね!みんな〜!恥ずかしがってないで出ておいでよ!出てくるといい事あるかもよー??」


サタン「なんだそれは…そんなんで出てくるやつがいるわけないだろ…」


エコロ「あっはははは!お茶目だよお茶目!」





レムレス「げ!来た!」





エコロ「あ、そういえば僕さっきこの辺で緑のお兄さん追いかけたなぁ」


サタン「何?」


エコロ「いーやでもだいぶさっきの事だからさすがに今はもう居ないか…」


サタン「いや、やつは近くにいる」


エコロ「え?」


サタン「よく匂いを嗅いでみろ、なんだか甘い匂いがすると思わないか?」


エコロ「…確かに!それもこの近くに甘い物があるかのように!」


サタン「という事は…」


エコロ「いるんだねこの近くに」






レムレス「まずい…!今見つかったら終わりだ…!」





エコロ「でもなんでお兄さんはこの近くにいるんだろうね?逃げればいいのに」


サタン「逃げれない理由があるんだよ、それは…」


エコロ「…!走り回って体力が無くなって動けない…?」


サタン「その通りだ、多分今も体力は回復してないと思われる、という事は…」


エコロ「今見つけたらチャンス!って事?」


サタン「そーゆうことだ、これはまさにチャンス到来だ!!」


エコロ「わーいわーい!!!」


サタン「…と噂をすれば…!」


レムレス「あ」


エコロ「お兄さんこんな所にいたのか〜!みーっけ!!」


サタン「やあ彗星の魔導師、迎えに来てやったぞ」


レムレス「あーらら、見つかっちゃったか…」


サタン「その甘ったるい匂いが隠せてなかったな、残念だったな」


エコロ「お年玉いくら見つけてたのかなー?」


レムレス「7000円…だね」


エコロ「じゃあこの7000円は残念ながら没収とさせていただきます!」


サタン「残念だったな、彗星の魔導師ここに散る」


レムレス「そんな〜甘くないね…」







サタン「彗星の魔導師確保!残り4人!」


エコロ「よにんよにーん!!」





ラフィーナ「だからエコロさん喋る意味あります!?」


クルーク「絶対ないよね…」


ドラコ「がうー!あたしらにも喋らせてくれよ!あたし結構序盤なんだからー!!」


ウィッチ「何を喋るのよ」


りんご「そうですよー」





シェゾ「まじかレムレス捕まったのかよ…」


フェーリ「そんなっ!先輩…!」


リデル「フェーリさん、これはレムレスさんの為にも逃げ切るしかないですよ」


フェーリ「そ、そうね…あたしが逃げ切ってその賞金でレムレス先輩を喜ばせてみせる…!」


シェゾ「残り4人って言ってたな、俺ら3人とあともう1人…誰だ?」


リデル「多分ですけど、まぐろさんだと思います…」






まぐろ「いよいよ残り4人か☆ゲームが近い…!☆絶対逃げ切る!」






レムレス「捕まっちゃったよ〜」


りんご「あ、レムレスおつかれです」


ウィッチ「レムレスさんの足の速さでもダメだったんです?」


レムレス「違うの僕見つかった時走ってないんだ…」


ラフィーナ「あー、隠れてる時に見つかった的な感じですの?」


レムレス「そうそう…」


ドラコ「でもそれなら隠れてないで逃げれば良かったんじゃない?」


ウィッチ「逃げれない理由があったんじゃなくて?」


クルーク「そうだよ!レムレスがそんなヘマをするわけないしね」


ウィッチ「そういえばレムレスさん私が捕まる前ぐらい1回見つかって逃げてましたものね、その時に体力を使ってしまって隠れて体力を回復させてたところ見つかった的な感じじゃなくて?」


レムレス「その通りだよ…」


ドラコ「なるほどー、でもお菓子食べれば力回復するんじゃなかったっけ?」


レムレス「いやー、なるべくお菓子には頼りたくなかったからね…」


クルーク「反則はしない…さすがレムレス!」


レムレス「でもね、なんかね…あの二人僕の匂いで僕が近くにいるの分かって来たんだよね…」


アルル「え、何それ変態じゃん」


レムレス「甘ったるい匂いで気づいた、とか言ってたね…」


りんご「うわぁ…」


クルーク「変態じゃないか!許さん!確かにレムレスからは年がら年中いつも甘い匂いがするけども、でも甘ったるい匂いとはなんなんだ!」


レムレス「クルークそれ!?フォローになってるのかなってないのか分からないよ!?」





サタン「残り10分だ!!」






まぐろ「お年玉みーっけ!!中身はいくらかな?おお☆3000円だ!じゃあ、さっきの5000円と合わせて…8000円!これはすごい☆」


サタン「確かにそれはすごい!」


まぐろ「でしょでしょ〜??…え?☆」


サタン「そんな8000円を手にしたまぐろくん、残念ながら確保です!」


まぐろ「いつの間に!?!?」


エコロ「お年玉みーっけ!!の所ぐらいから見つけて見てた」


まぐろ「まーじか☆ゲームオーバー…だね☆」


サタン「じゃあせっかく見つけたこの8000は没収とさせていただきます」





サタン「まぐろ捕獲だ!!」


エコロ「残りは3人!」




ラフィーナ「捕獲ってなんですのよ…」


アルル「うん、面白くないよね…」


ウィッチ「アルルさんなんかテンション低いわね…負けたのがそんなに悔しいのかしら…」


ドラコ「サタンが元々そんなに面白くないんじゃない?確かにほんとに面白くないし…」


サタン「なんだそこ!何喋ってるんだ!」


ウィッチ「聞こえてるの怖いですわよ!?」


クルーク「今放送室にいるんじゃないの!?ここは視聴覚室だよ!?」


シグ「虫ー」


クルーク「こんな冬に虫いないよシグ!?どうしたのシグ!?」


りんご「あっちゃ〜、まぐろくんも捕まっちゃいましたか…」


アミティ「残りはシェゾとフェーリとリデル?」


レムレス「すごい!フェーリ残ってるんだ!」


アミティ「ね!思った」


ウィッチ「確かにそうですわね!すぐ捕まりそうなイメージありましたのに」


ドラコ「ほんとにね!」


サタン「それ後でフェーリに言っとくな」


ドラコ「うわー!言わないで!言わないで!」


ウィッチ「てかほんとにどっから聞いてるのかしら…」







リデル「まぐろさん捕まっちゃったみたいですね…」


シェゾ「いよいよ俺ら3人だけか」


フェーリ「残り5分…運命の決着まで5分…」


シェゾ「まあ要はあと5分生き残ればお年玉貰えるんだな」


リデル「そうですね、今まで見つからなかったんですこのまま残りましょう!」


フェーリ「この賞金で…先輩と…先輩と…!」


リデル「今のとこ私は3000円ですね」


シェゾ「おれは2000円だな、フェーリは?」


フェーリ「5000円…」


シェゾ「まじか思ったより持ってた」


リデル「絶対まだお年玉ありますよね」


シェゾ「絶対あるな」


リデル「もっと見つけましょう!」


フェーリ「運命の時間まであと少し…きえええええ!!!!」


シェゾ「おい!落ち着け!」


リデル「フェーリさん落ち着いて下さい!」


フェーリ「そこに…眠ってる」


シェゾ「何が?」


フェーリ「そこ…音楽室と…放送室から…運命の光が…」


リデル「それってもしかして…」


シェゾ「お年玉か?」


フェーリ「ふふふふふふふ」


シェゾ「お前らは音楽室探せ、おれは放送室行く」


リデル「放送室ってあのふたりがよく来るから危なくないですか?」


シェゾ「今はいないだろう、それに残ってるのは俺らだけだからほか誰かが捕まったからアナウンスしに行く〜とかないだろうし」


リデル「確かにです…!」


フェーリ「じゃあ音楽室に…リデル…行くわよ」


リデル「は、はい!」


シェゾ「じゃあ後でな、ここまで来たからには絶対勝とうな」







シェゾ「放送室誰もいないなよかった、てかまじで放送室にもあったのかよ、うわマジか5000円入ってんぞ」







リデル「こっちは5000円、こっちは…こっちも5000円!?」


フェーリ「い、1万!?」


リデル「フェーリさん…!凄いです…!」


フェーリ「ふふ、ふふふふふふ」







シェゾ「生徒会室見てねえな…!こーゆうファイルの棚とかに意外と…あった!中身は…2000円か」






サタン「残り3分!残り3分!」


エコロ「3分だよ〜!!」






シェゾ「危ねぇ!早めに放送室から出てよかったぜ…」





リデル「美術室もまだ見てないですね、フェーリさん何か感じます?」


フェーリ「ここには…ないわ」


リデル「そうですか…残念です」






シェゾ「残り3分か…あと3分見つからなければ…」


サタン「変態みっけ!!!」


エコロ「わー変態おにいさーん!!」


シェゾ「げ!見つかった!てか変態言うな!」






リデル「なんかシェゾさんの声聞こえませんでした?」


フェーリ「あの二人の声もしたわ…見つかったのかしら」


リデル「あと3分です…シェゾさん頑張ってください…」


フェーリ「あたし達も逃げるわよ、ここにいたら来るわ」





サタン「居なくなったんだけど!?」


エコロ「緑のお兄さんといい変態お兄さんといいみんな足早くない!?」


サタン「変態だから逃げ足が早いのかもな」







シェゾ「関係ねえし!」





リデル「ついにあと1分です!」


フェーリ「そうね…先輩…このフェーリは…ついにあなたのために…!!」






シェゾ「今見つかったらやべえ…体力使い果たしちまった…来るな…来るな…」





サタン「まじでどこ行った!?あの変態」


エコロ「なんでみんなしてそんなすぐ居なくなるの〜?僕も明日から瞬間移動の魔法覚えてこようかな?」


サタン「それは…」





シェゾ「あと…30秒…」






リデル「人の気配ないですし、大丈夫そうですねフェーリさん」


フェーリ「残り数秒で捕まるパターンもあるわ、1秒たりとも油断しちゃダメ…」


サタン「あ」


エコロ「みーっけ!!さあさあさあ遊ぼう!!」


リデル「きゃああ!まじですか!」


フェーリ「ここまで来たのよ…絶対…絶対…!」


リデル「逃げ切りましょう!」






シェゾ「あいつら…大丈夫なのか…?」





サタン「こっちだってここで負けてられないな!」


エコロ「絶対捕まえちゃうぞー!!」


フェーリ「もう少し…!もう少し…!」


リデル「足速いです…もうダメです…!」


サタン「…終了!!」


リデル「…え?」


エコロ「はーいタイムアップ!!ゲーム終了!!」


フェーリ「あたし達…勝ったの…?」


サタン「悔しいがお前たちの勝ちだ、おめでとう」


エコロ「さあ、早速勝利を伝えよう!」






サタン「ゲーム終了!逃げ切ったものは3人!リデル、フェーリ、変態、おめでとう!!」




シェゾ「終わったか…ふっ、この闇の魔導師シェゾにかかればこのぐらい…って!変態ってなんだ!」





リデル「やったぁ!やりましたよフェーリさん!」


フェーリ「レムレス先輩!フェーリはやりました!!!」





アミティ「すごいね!」


りんご「おめでとうございます!」


ラフィーナ「さすがね…」


レムレス「リデル、シェゾ、そしてフェーリもおめでとう!よく頑張ったね」


フェーリ「先輩のために…うっふふふ」


サタン「さあ、いくら手に入れたか見せてもらおうか」


シェゾ「おれは9000円だ」


アルル「すご!」


サタン「リデルは?」


リデル「1万3000円でした、やりましたぁ〜」


アルル「こっちの方が凄かった」


ドラコ「すごいじゃんリデル!」


リデル「お姉様、嬉しいです…」


レムレス「フェーリはいくらかな?」


フェーリ「1万5000円でした!」


アルル「え!すご!」


アミティ「すごいじゃん!!」


ウィッチ「かなりの強運の持ち主ですわねこの子…」


クルーク「やば…」


レムレス「すごいじゃんフェーリ!よく頑張ったね!」


フェーリ「このお金で…先輩と…せ…!先輩のために頑張りました…!!」


レムレス「ふふふ、頑張ったフェーリには後でご褒美のお菓子を沢山あげるね、もちろんみんなにもあげるよ!」


アミティ「わーい!あたしにもくれるの!?」


レムレス「もちろん!」


アミティ「やったー!」


シグ「食べる〜」


クルーク「レムレス!僕にもください!」


レムレス「もちろんだよ!全員分あるよ」


リデル「わ、私も貰っていいですか…?頑張ったのでお腹すいちゃいました…」


レムレス「もちろん!リデルも良く頑張ったね」


リデル「ありがとうございます…!」


サタン「これにてサタン&エコロによる新年企画第2弾終了だ!!」


エコロ「続いては新年企画3弾の方やってくよ!」


りんご「まだあるんかい!」


アルル「今度は何をするつもりなの!」


サタン「それは…これから考える!」


シェゾ「考えてないのかよ!」


エコロ「まあのちのち!」


まぐろ「そののちのち、の間にもう新年の時期終わっちゃうね!?」


エコロ「まあまあ細かいことはいいの!」


レムレス「細かくないよ!?」


サタン「という事で良い子のみんなまた来週!」


エコロ「シーユーネクストタイム!」


ラフィーナ「なんなのよこの人達!!」






終わり


この回の真のメインはフェーリちゃんでしたかね…?


何気初のフェーリちゃんメインだったかもです!