アミティ「今日は北海道でリゾートだよ〜!」


アルル「今回もラフィーナ家の招待だよ」


シェゾ「またこのパターンか…」


ラフィーナ「おーっほほほ!このくらい当然ですわ!」


りんご「ラフィーナ家まじやばですね…」


クルーク「本日のリゾート地は北海道!」


アミティ「今ね!北海道のことって占冠村トマムってとこにいるの!なんか北海道の真ん中ら辺!」


アルル「そそ!中心部!」


シェゾ「なんか随分適当だな!」


アルル「まあまあ細かいことは!」


シェゾ「なんっにも細かくねえよ!?」


レムレス「まあまあ!いいじゃん!ね?」


リデル「冬にリゾート旅行ってのもまた新鮮でいいですねー」


シェゾ「季節感バグってんのかこいつら…まあいいか」


りんご「それではレッツラゴーです!」





ラフィーナ「ここは温水プールですわ!」


シグ「波が出てる」


リデル「わあ〜すごいですー」


マスター「ラフィーナお嬢様とそのお連れ様、お待ちしておりました」


ラフィーナ「マスターごきげんよう」


アミティ「ラフィーナ、その人だあれ?」


ラフィーナ「皆さん、こちら、いつもここでノンアルカクテルを提供してくれてるマスターですわ」


アルル「ラフィーナの知り合いみたいでもう仲良くなってるんだ」


リデル「こ、こんにちわ…」


マスター「はいこんにちわ、本日はよろしくお願いします」


アミティ「こ、こちらこそよろしくお願いします!」


ラフィーナ「では早速ここでノンアルカクテルを楽しみますわよ!マスターよろしくお願いしますわ」


マスター「かしこまりました」


アルル「ノンアルカクテル!?」


アミティ「わあーいお酒〜!」


レムレス「ノンアルだから厳密に言うとお酒では無いけどね」


マスター「こちら、大人の淡い恋全員分です」


クルーク「すごい名前…」


リデル「でも見た目は普通の牛乳っぽいですね…」


ラフィーナ「これがまたすっごく美味しいんですわ!」


シェゾ「なかなか美味いな」


レムレス「ほんとだ美味しい!」


アミティ「美味しい!ラフィーナはいつもこれ飲んでるの?」


ラフィーナ「ええ、ここに旅行に来た時はいつも飲んでますわ、もう飲み慣れましたわ」


シェゾ「すげえな…」


ラフィーナ「そうだ、マスター1つお願いですわ!」


マスター「はいなんでしょうラフィーナお嬢様」


ラフィーナ「この中の誰かをイメージした特別なカクテルを作って差し上げて?」


マスター「面白いですね、賛成です」


アミティ「何それ何それ!」


マスター「この中の誰かをイメージした特別なカクテルをこれからお作りします」


アルル「すごーい!」


りんご「そんなの作れるんですか!?」


マスター「はい」


ラフィーナ「では自分のイメージのカクテル作って欲しい方挙手!」


アミティ「はいはいはい!」


アルル「はい!」


リデル「作って欲しいです…」


クルーク「僕も!」


マスター「ではそちらの青いアーマーののお客様」


アミティ「お!」


りんこ「アルル!」


アルル「僕!?やった〜!嬉しい!」


マスター「今からお作りします、良かったらみなさんも作ってるところご覧下さい」


アルル「え!良いんですか!?」


アミティ「やったー!」





マスター「なんだか想像してみてください、これはミキサーにかけた状態のものです」


クルーク「おお…!」


アルル「オレンジ色してるね」


シグ「何これにんじん?」


シェゾ「人参なのかこれ…?」


クルーク「人参だ人参!なんかアルル馬っぽいし!」


アルル「馬!?」


アミティ「馬っぽくないよ笑」


シェゾ「全然馬っぽくねえから!」


マスター「次にシェイカーにかけてシェイクです!」


アルル「おお…」


マスター「こちらをグラスに注ぎ、隠し味に少しこれを…」


アミティ「それなんですか?サラダ油?」


シェゾ「サラダ油なわけないだろ!」


レムレス「サラダ油はもう罰ゲームだよ笑」


クルーク「カクテルに油が入るか!」


マスター「仕上げにこれを飾って…はいできました!」


リデル「おお〜!」


アルル「メロン!」


クルーク「メロンかぁー!」


マスター「完成です、特製カクテルARURUです、ではアルルさん、どうぞ」


アルル「わーい!いただきますー!!」


クルーク「ARURU笑笑」


シェゾ「そのままじゃねえかよ笑」


レムレス「なるほど、メロンベースのカクテルか」


アミティ「どう?アルル美味しい?」


アルル「メロン!すっごいメロン!!とっても美味しいです!マスターありがとうございます!」


マスター「気に入ってもらえて何よりです」




ラフィーナ「次は北海道の旬の食材を使ったバーベキューですわ!」


マスター「皆様のために厳選食材、旬の食材を使ったバーベキューをご馳走します」


アミティ「わーい!!!」


アルル「バーベキューだ!」


アミティ「これなんですか?」


マスター「これはUFOズッキーニと言います」


アミティ「UFOズッキーニ!すごーい!なんかお部屋に飾れそうな形してますね!こうやってぽんって!」


シェゾ「感想がさっきからなんか適当だな!」


リデル「あの、じゃあこれは…?」


マスター「こちらはシャドークイーンです」


クルーク「シャドークイーン?」


マスター「紫色のじゃがいもです、中を切ると紫いろです」


りんご「すごいです!!」


アミティ「ね!不思議〜!!」


クルーク「不思議〜!!の一言で終わらすなよ笑」


アミティ「今度これは?しろーい!」


マスター「そちらは白ナスです〜」


アミティ「すごい白い!」


クルーク「だから感想はそれだけなのかよ…」


マスター「まずは私の自信作から…」


アルル「わくわく!」


マスター「はいこちらシャドークイーンの雲海風です!」


アミティ「美味しそう!いただきます!」


アルル「どう?どう?」


アミティ「凄いほくほく!ほくほくすぎて取れない!」


りんご「凄いですね…」


クルーク「どうだいアミティ?」


アミティ「なんかね!口の中で北海道が暴れてる!」


シェゾ「意味がわからん!」


クルーク「食レポをちゃんとしてくれ!」


マスター「次は鹿肉でございます」


アミティ「うわぁ〜!鹿肉!」


クルーク「やばい美味しい…美味しすぎる…生きててよかった…!」


シェゾ「泣くほどかよ…」


レムレス「いやぁ〜でも柔らかくて本当に美味しいよ!」


リデル「幸せですぅー」


マスター「ここで皆さんにクイズです」


りんご「はい!」


マスター「しりとりクイズです、うし、しか、この次は何が来るでしょう」


アルル「え?急にですか?」


シェゾ「うし、しか…て事はか、から始まる言葉だな」


レムレス「か、か…あ…!もしかして!」


アミティ「レムレス分かったの!?」


クルーク「さすがレムレス!」


レムレス「みんな、北海道といえばなにかな?ほら、か…か…」


リデル「か…」


アミティ「わかった!かりんとう!」


シェゾ「なんでだよ!」


クルーク「北海道にまできてかりんとうは…」


シグ「カブトムシかも」


レムレス「かりんとうは食べ物だからまだしも、虫出てきちゃったよ!」


アルル「…あ!もしかして!」


りんご「まさか、カニ…??」


マスター「正解でございます!」


りんご「やりました!」


アルル「カニ…という事はもしかして!」


マスター「そのもしかしてでございます、はい」


アミティ「うわぁー!!!」


クルーク「カニー!!!!!」


シェゾ「でかくねえか!?」


レムレス「ね!思ったよりでかい…」


マスター「こちらはオホーツク海で上がったタラバガニでございます」


アルル「タラバガニ!!」


リデル「なんという豪華な…!」


シグ「おおー」


マスター「身がしまってるとてもいいのをご用意させていただきました」


アミティ「ありがとうございます!」


マスター「ではどうぞ」


ラフィーナ「おーっほほほ!皆さんいただきますわよ!」


アミティ「うわぁ、ほら、みて!」


アルル「わあ〜!スゴすぎる…」


アミティ「アミティ!カニ!いただきます!」


アルル「僕も!」


アミティ「美味しい…!美味しすぎる…!!!」


りんご「マスターの言う通り身がしまってて本当に美味しいです!」


シェゾ「かにみそも美味いな」


レムレス「ほんと!」


クルーク「幸せだ…幸せだ…!!!!」


ラフィーナ「みなさん本当に大満足のようね…」


アミティ「もちろんだよ!ラフィーナ本当にありがとう!」


リデル「その、いつもいつもむしろすみませんです…」


ラフィーナ「いいのよ別に、みんなで来たかったし」


クルーク「え!みんなで?」


ラフィーナ「あ、いや、これは、その…」


マスター「ラフィーナお嬢様いつもおっしゃってますよ、いつか絶対に大切な友達連れて来ますわって」


ラフィーナ「ま…!マスター!!!」


シェゾ「なるほど、ツンデレというやつか?」


アミティ「素直じゃないラフィーナ可愛い〜!」


ラフィーナ「うるっせえ!ですわ!」


クルーク「どの辺がデレなのかもよく分からない時あるけどな…なあシグ」


シグ「そう?」


ラフィーナ「そこ!何話してますの!」


アルル「じゃあやっぱりラフィーナほんとに…」


ラフィーナ「ええそうよ!あなた方と来たかったのよ!感謝なさい!」


クルーク「それでもやはり素直じゃないな…」


シェゾ「ほんとにな…」


ラフィーナ「そこ!うるさい!」


マスター「しかしラフィーナお嬢様はいいお友達を沢山持ってらっしゃいますね」


ラフィーナ「え?」


マスター「皆さん、こんなお嬢様ですがいつも仲良くして下さりありがとうございます」


アミティ「いえいえ!こちらこそいつもラフィーナと仲良くできて楽しいです!」


ラフィーナ「ちょっとマスター!保護者みたいな言い方やめて下さらない!?」


マスター「いいじゃないですか、担当ってだけとはいえ、もう家族見たいものだと思っております」


ラフィーナ「もう…!マスターったら!」


アミティ「あっはははは!!」


リデル「ラフィーナさん照れてます〜」


アルル「相変わらず素直じゃないいつものラフィーナ僕大好きだな」


りんご「私もです!」


ラフィーナ「ふん…!」





ラフィーナ「マスター今日はありがとうございました、ではまた」


マスター「はい、みなさんも今日はありがとうございました」


アミティ「マスターさん!ご馳走様でした!」


アルル「また来ます!」


シェゾ「世話になった」


リデル「ご馳走様でした…」


りんご「また美味しい料理食べさせてください!」


マスター「いつでもお待ちしておりますよ」


ラフィーナ「皆さん!行きましょ!」






アミティ「おなかいっぱいになっちゃったから眠くなってきちゃった…」


アルル「僕も…」


シェゾ「ラフィーナ、次の信号はまっすぐか?それとも右折?左折?」


ラフィーナ「右折よ、右折してしばらくすればホテルが見えてきますわ」


レムレス「みんな寝ちゃった」


ラフィーナ「え!?もう5分もしないうちに着きますわよ!?今寝られても困りますわ!」


シェゾ「仕方ねえな…少しだけ寝かしとくか?」


ラフィーナ「そ、そうね」


レムレス「ラフィーナはいつも北海道来てるの?」


ラフィーナ「え、ええまあね…」


レムレス「あのマスターとも相当仲良いんだね」


シェゾ「県外に担当のマスターいるとかすごくねえか…?」


ラフィーナ「ま、まあ…小さい頃からのお知り合いでしてよ」


レムレス「小さい頃から色んなところに出かけてるんだね」


ラフィーナ「ま、まあ…」


レムレス「いいなぁ、小さい頃からの付き合いとか、そーゆうの憧れるなぁ」


ラフィーナ「え?」


レムレス「い、いや何も無いよ」


シェゾ「お前もフェーリ達とは小さい頃からの付き合いではないのか?」


レムレス「フェーリはそんな小さい頃からでは無いよ、魔導学校2年目からだったかな…」


ラフィーナ「私らとの出会いもその時辺り?」


レムレス「そうだね、フェーリと同じぐらいだったと思う…」


ラフィーナ「そうでしたのね」


レムレス「シェゾは?」


シェゾ「俺か?俺はアルルやルルー、サタンやウィッチ、そしてドラコあたりとはもう昔っからの付き合いで、特にサタンとアルルはほんとに昔だな…」


レムレス「付き合い長いの羨ましい…」


シェゾ「そうか?でも俺の周りはよく喧嘩になるから何かと面倒が多いぞ」


レムレス「んな事言ったらこっちもよくクルークとフェーリが喧嘩するから大変だよ…」


ラフィーナ「私もクルークとはよく喧嘩しますから人のこと言えませんわね…まあ!いつもあっちから喧嘩ふっかけて来ますから!」


レムレス「フェーリと同じこと言ってるよ…」


ラフィーナ「あれがホテルですわ」


シェゾ「お、そろそろか」


レムレス「どうする?みんな起こす?」


ラフィーナ「起こしましょう」


レムレス「みんな!ホテル着いたよ!起きて!」


アミティ「むにゃ〜、もう朝…?」


アルル「えへへー昨日は楽しかったねーみんな〜?」


りんご「もう今日プリンプに帰るんですねー」


リデル「残念ですー」


シェゾ「寝ぼけてやがるな…」







レムレス「ホテルに着いたばっかなのにもうみんな寝ちゃったよ…」


ラフィーナ「楽しかっただろうけど相当つかれたのね…」


シェゾ「まあみんな、前々からずっと今日を楽しみにして騒いでたからな」


ラフィーナ「相変わらず子供ですわね…」


シェゾ「でも俺も運転疲れたからもう寝るぞ」


レムレス「今日は早いね」


シェゾ「さすがに疲れた」


ラフィーナ「おやすみなさいですわ、私はちょっと夜風に当たってきますわ」







ラフィーナ「みんなと来れてほんとに良かったわ…」


レムレス「本当にそう思っててくれたんだ」


ラフィーナ「きゃ!レムレス!起きてたの!?」


レムレス「寝れなくてね、僕も夜風に当たろうと思って」


ラフィーナ「そう…」


レムレス「今の…冗談じゃないだろう?本音だろう?」


ラフィーナ「うっ…!き…聞いてましたの?」


レムレス「うん!僕の耳に聞き間違えはないからね」


ラフィーナ「ええそうよ!ホントよ!」


レムレス「ありがとうラフィーナ」


ラフィーナ「え?」


レムレス「いつもいつも楽しい事考えてくれて」


ラフィーナ「それは…!」


レムレス「庶民ににお金持ちの楽しさをあたえてあけたい、いつものラフィーナだったらそう言ってるよね、でもさっきの本音を聞かれた今はもうそんな冗談言えないよね」


ラフィーナ「レムレス…あなたって人は…全く」


レムレス「あっはははは!僕ラフィーナといるとすごく心が安らぐ…そんな気がするんだ」


ラフィーナ「それどうゆう…」


レムレス「ごめん眠くなってきちゃった…また明日話そう?おやすみラフィーナ」


ラフィーナ「ああ!まって!」






ラフィーナ「相変わらず分からない方ね…」





おわり