アミティ「今日はみんなで新潟って所に来たよー!」
アルル「新潟は作者の住んでるところらしいね」
りんご「新潟といえば美味しいお米ですよね!」
ラフィーナ「シェゾさん…1人でまた運転任せちゃってますけど大丈夫です?少し休憩します?」
シェゾ「大丈夫だ、お前たちはまだ免許持ってないのだろう?俺が運転するしかねえよ」
レムレス「今日はサタンが居ないから運転できる人が他に居ないもんね…」
シェゾ「仮にあいつ免許持ってるけどまだ取り立てだ、そんな奴にこんな長距離運転させる方が怖い」
まぐろ「それは確かにです☆」
ルルー「来れなかったサタンさまの分のお土産を買って愛を伝えますわ〜!」
アルル「まあサタンいないのにルルーが居ることには結構驚いたけど」
シグ「虫いるかな」
ラフィーナ「こんなに雪が積もってますのよ!?虫なんてもうとっくに冬眠してますわ!」
リデル「そうですよ…」
シェゾ「みえたぞ、あそこが今日泊まる旅館だ」
アミティ「おおー!なんかすごい所だね!」
ラフィーナ「おーっほっほっほ!お父様とお母様が高い旅館予約してくださいましたのよ!」
リデル「そのお金って…だれが…」
ラフィーナ「もちろんお父様とお母様よ」
アミティ「大丈夫なの!?」
ラフィーナ「このぐらいなんてことないっておっしゃってましたわ」
りんご「ラフィーナ家の財産マジでやばいですね…」
アルル「ラフィーナ家のお金でわざわざ高い旅館取ったのホントすごいよね…」
レムレス「と、とりあえず!荷物置いてこよ?」
シェゾ「そしたらそこのスキー場でひと滑りするか」
アミティ「楽しみ〜!」
ラフィーナ「楽しみ〜!なんて言いますけどアミティさんスキー出来ますの?」
アミティ「もちろんやった事ないよ!」
シェゾ「ねえのかよ!」
まぐろ「自信満々に言うことじゃないよ〜☆」
レムレス「アミティ、僕が教えてあげるよ」
アミティ「ほんと!?やったー!」
リデル「レムレスさん私にも教えてください…」
レムレス「もちろんだよ!みんなで滑れるようになろう!」
ラフィーナ「ま、滑れない人はレムレスに教えてもらうといいわ、私は上級者向けコースでひと滑りしてきますわ…行くわよシェゾさん」
シェゾ「そうだな」
ラフィーナ「一緒にひと滑りしませんこと…?」
シェゾ「望むところだ…」
アルル「な、なんかあの2人…」
りんご「やけに張り切ってますね…」
レムレス「気が強い同士だからか結構仲良いよね…」
リデル「仲良しはいいことです〜」
アルル「うーん!楽しいー!!」
りんご「久々に滑ると楽しいよね!」
まぐろ「風が気持ちいいね☆」
アルル「まぐろスキーすっごい上手だね!」
まぐろ「ちっちゃい頃からやってるからね☆」
アミティ「うわぁーん!怖いよ〜!」
レムレス「アミティ!怖いと思ってるから腰が曲がっちゃうんだよ!勇気をだして体を起こしてごらん?」
アミティ「ええ、んー…こう?」
レムレス「そう!怖がらないでその体勢を保ってみて!大丈夫だから!」
アミティ「わははは…このままこのまま…」
レムレス「リデルは体勢は大丈夫だからそのまま転ぶのを怖がらずに滑ってみて!」
リデル「はい…こうですか?」
レムレス「そうそう!うんみんな上手になってきたよ!」
アミティ「えっへへへ〜…うわぁ!?」
レムレス「アミティ!」
アルル「大丈夫?アミティ?」
アミティ「うわぁーん!転んじゃった〜」
りんご「初めてだとやっぱり怖いよね、でもコツさえ掴めば大丈夫ですよ!」
アミティ「アルル…りんご…!」
ラフィーナ「やっぱりこの感じ、最っ高ですわ!!」
シェゾ「この距離一気に滑るのってなかなか気持ちいいよな」
アミティ「うわぁ…」
アルル「シェゾとラフィーナ、すごいね…」
りんご「風のように一気に滑っていきますね…」
シェゾ「お前、なかなかいい滑りしてるな」
ラフィーナ「当然ですわ!シェゾさんこそいい滑りですわよ!」
シェゾ「この程度俺にかかっちゃ当然だ!おれに出来ないことなどない!」
ラフィーナ「さすがですわね!」
シェゾ「どっちが先にゴールできるか競うか?」
ラフィーナ「おーっほっほっほ!そう来なくっちゃ!望むところですわよ!」
アミティ「疲れた…」
レムレス「みんな結構滑れるようになったね!それじゃあ今日はここまでにして宿に戻って休もっか!」
アミティ「うん、もうヘトヘト…」
ルルー「その程度ですの?」
アルル「え?」
ルルー「私はこのままこの寒い雪国でトレーニングして寒さに負けない体づくりをしに行きますわ!」
アルル「あはははは、行ってらっしゃい…」
アミティ「あたし達はもう全身痛くてヘトヘトだよ…頑張ってきてね…」
ラフィーナ「戻りましたわ」
シェゾ「なかなか楽しかったぜ」
リデル「あ、ラフィーナさんシェゾさん」
シグ「おかえりー」
レムレス「僕達は先に宿で休んでよっか」
まぐろ「そうだね☆」
アミティ「うわあ、部屋ひっろーい!」
リデル「10人余裕で入りますね…」
ラフィーナ「いちばん広い部屋を取ったのですわ!」
シェゾ「ラフィーナ家やっぱすげぇな…」
ラフィーナ「そういえばルルーさんいませんね?」
レムレス「ああ、ルルーなら寒さに負けない体づくりするとか言ってトレーニングしにいったよ」
シェゾ「こんなとこまで来てそんなんしてんのかあいつは…」
アルル「うん、県外に来た時ぐらいゆっくり休んでリラックスすればいいのにね」
アミティ「ま、まあ!頑張り屋さんなのはいい事だよ!」
シグ「ねー」
シェゾ「そういえばそろそろ夕食か?」
アルル「わーお、もうそんな時間か」
りんご「確か部屋にそのまま来るんですよね?」
ラフィーナ「実は夕食は豪華な鯛しゃぶコース予約してましたのよ!」
アミティ「まじ!?」
アルル「やば!」
ラフィーナ「このラフィーナ家にかかれば当然よ!」
シェゾ「まじヤバすぎる…」
アミティ「美味しかったねー!」
アルル「まさか鯛のしゃぶしゃぶが食べれるなんてね」
ラフィーナ「おーっほっほっほ!」
レムレス「本当に大丈夫だったの?こんなに高いコースだったりこんな高い旅館…」
ラフィーナ「そんなのうちにかかればなんともありませんわよ!それに…」
リデル「それに?」
ラフィーナ「皆さんに…豪華な旅行を楽しんで欲しかったから…お父様やお母様に頼んだのですわ…」
アルル「ラフィーナ…!」
アミティ「あたし達のことを思ってこんな高いプランを…」
ラフィーナ「そして…」
レムレス「え?」
ラフィーナ「そして…」
レムレス「うん?」
ラフィーナ「うふ、ふふふ、なんでもなくってよ」
シェゾ「なんだそれ!」
レムレス「あははは…」
ラフィーナ「シェゾさん!もうひと滑りしてきませんこと?」
シェゾ「そっかナイターあるのか」
ラフィーナ「いきましょうよ!レムレスも今度は一緒にどう?」
レムレス「そうだね、僕も行くよ!」
アミティ「じゃああたし達はお風呂入ってるね!」
アルル「僕も行く〜」
りんご「体冷えてしまっているのでお風呂で温まりましょう!」
ラフィーナ「綺麗な夜景ですわね…」
シェゾ「ほんとにな」
レムレス「ナイターは昼間に滑るのとはまた違う光景が楽しめるよね!」
シェゾ「俺の元いた世界も夜はこんな…」
ラフィーナ「え?」
シェゾ「い、いやなんでも」
レムレス「いいなぁ、こんな綺麗にライトアップされてるところで大切な人と…」
ラフィーナ「え?」
レムレス「い、いや、何も」
ラフィーナ「とりあえず!ひと滑りしましょう?ね?」
シェゾ「そうだな、誰の滑りがいちばん綺麗か競おうじゃないか」
レムレス「面白いじゃん!」
ラフィーナ「望むところですわ!」
アミティ「温泉気持ちいいねー」
アルル「この寒い時期だからこそ露天風呂っていいよね」
りんご「最高です!」
アルル「にしてもシェゾとラフィーナ、凄いよね…」
アミティ「スキー上手なとことか?」
アルル「それもそうだし、なんだろう、あの二人結構似てるとこ多いし気が合うみたいだし!」
リデル「上級者向けコースで爽快に滑ってたシェゾさんとラフィーナさんかっこ良かったです…」
アルル「まあ、その時だけじゃなくてもシェゾはいつもかっこいいけどね…」
りんご「アルル、今なんて?」
アルル「え、あ!うんうん!何も無いよ!」
アミティ「上級者向けコースであんな滑れるのほんとに凄いよね!」
りんご「レムレスも、上級者コース滑れるんですかね?」
アミティ「レムレス?」
りんご「いま、あの二人と一緒にナイター行ってるじゃないですか」
リデル「多分滑れると思います、教え方上手でしたし…」
アミティ「じゃあレムレスもほんとはシェゾとラフィーナみたいに上級者コースでかっこよく滑れるって事?かっこいいー!!!」
りんご「私達もあの3人みたいに綺麗に滑れるようになりたいですね!」
リデル「そうですね!私も上級者コースをかっこよく滑れるようになりたいですぅ…」
シェゾ「戻ったぞ」
アルル「あ、シェゾ!ラフィーナとレムレスも!」
レムレス「ただいま♪」
シグ「おかえりー」
りんご「ナイターどうでした?」
ラフィーナ「もう最っ高でしたわ!ライトアップ綺麗でしたしそこで滑るスキーはもう最高以外何も言葉が出ませんわ!」
レムレス「ねー!」
シェゾ「すっかり体が冷えちまった、風呂でも行くか」
レムレス「あ、僕も行く〜」
アミティ「じゃああたし達はUNOでもする?」
アルル「やるやる〜」
りんご「やりましょう!」
レムレス「僕達も帰ってきたら参加してい?」
アルル「もちろん!」
ラフィーナ「私罰ゲームトランプも持ってきてますの」
アミティ「それもやりたーい!」
シェゾ「戻ってきたらみんなでやるか」
アミティ「はーい!楽しみー!」
ラフィーナ「また滑りたくなってきましたわ…」
レムレス「やあ、ラフィーナ」
ラフィーナ「きゃ!レムレス!?」
レムレス「どうしたんだい?こんな夜中に」
ラフィーナ「なぜか、もうひと滑りしたくて…」
レムレス「こんな夜中に?」
ラフィーナ「え、ええ…」
レムレス「そっか、実は僕も…」
ラフィーナ「レムレスも!?」
レムレス「この時間だからさすがにもうほかの人は居ないね、2人っきりでゆっくり夜中のスキー楽しまないかい?」
ラフィーナ「それは…いいですわね…!」
レムレス「ありがとう!僕の夢だったんだ!こんな直ぐに叶うとは…」
ラフィーナ「夢?」
レムレス「うんうん!なんでもない!さ、一緒に滑ろ?」
ラフィーナ「そ、そうね…!」
レムレス「よし、行くよラフィーナ」
ラフィーナ「もちろんですわ!レムレス!」
アルル「…」
シェゾ「アルル、どうしたんだこんな夜中に」
アルル「シェゾ!」
シェゾ「風邪ひくぞ?」
アルル「大丈夫だよ、もう部屋に戻って寝るよ…」
シェゾ「あのライトアップ、綺麗だよな」
アルル「え?」
シェゾ「さっき俺ナイターいってたろ?」
アルル「うん、そうだね…」
シェゾ「その時にあのライトアップ見て何故か思い出したんだ…もといた世界の事を」
アルル「もといた世界…?」
シェゾ「俺たちが元々居た世界もあんな感じに綺麗だったよな…」
アルル「ねえ、シェゾ」
シェゾ「なんだ?」
アルル「シェゾはもといた世界に帰りたいって思う時ある?」
シェゾ「そうだな…たまに帰りたいって思う時はあるけど…でも」
アルル「でも?」
シェゾ「あーゆう綺麗な光景見るとこっちの世界も悪くないなって思うな」
アルル「そ、それはそうだよね…僕だって!帰りたいって思う時はたまにあるけど…でも!こっちの世界もすごく楽しいよ!友達だってたくさんできたし、みんな優しいいい人たちだし!」
シェゾ「そうだな…でもこれだけは言っておく」
アルル「なに?」
シェゾ「もしいずれ元の世界に戻れる時が来たら…その時はアルル、お前も一緒だ」
アルル「シェゾ…!」
シェゾ「ほらこれ以上ここにいるとほんとに風邪ひいちまうぞ、部屋に戻るぞアルル」
アルル「え…?」
シェゾ「ほら、俺も一緒に戻るから」
アルル「う、うん…」
ルルー「ほぼ一日中ずーっとトレーニングしてましたわ…マジで疲れましたわ…体もすっかり冷え切っちゃったし温泉に入ってゆっくり温まりましょう」
すけとうだら「いえーい!カモンベイベー!!」
ルルー「…は?」
すけとうだら「冬の露天風呂で踊るダンスは格別だぜぇ〜!」
ルルー「きゃー!!!!なんであんたがこんなとこにいんのよ!」
すけとうだら「あんたはルルー!なんでこんなところに!?」
ルルー「それはこっちのセリフよ!と言うか!ここがどこなのか分かってんの!?ここは女湯よ!あんたなんかが気安く入っていいとこじゃないのよさっさと出ておいき!この変態生足魚!!!!」
すけとうだら「ぎょぼー!!!!!」
おわり
平和に終わるはずがないです…w