アミティ「今日は〜!!」
アルル「ラフィーナ家の豪華客船で海の旅です!」
ラフィーナ「おーっほっほっほ!…まあ、いつかの誕生日パーティのお礼と言ったところですわね」
リデル「ラフィーナさんいつもありがとうございます」
クルーク「ふん!僕も来てあげたんだから感謝したまえ!」
ラフィーナ「ええ感謝してますわよ?」
クルーク「え?」
ラフィーナ「冗談ですわよ冗談」
クルーク「あのなぁ…」
りんご「しかし別荘が2つあるかと思ったらまさか豪華客船まであるなんて…」
シェゾ「金持ちって時限じゃなくないかこれ…」
レムレス「ラフィーナは本当にすごい人なんだよね」
シェゾ「すごいって時限でもないよなこれ!?」
まぐろ「でも本当にすごいよね☆」
ルルー「サタンさま〜!この海がよく見える場所でルルーと愛の…」
サタン「アルル〜!!」
アルル「げー!サタン!」
シェゾ「…あっちは相変わらずだな…」
りんご「いつもの展開ですね」
すけとうだら「今日は俺様も参加なんだぜ〜」
アミティ「うわ!すけとうだら!」
ルルー「やだ〜なんであんたまでいんのよ」
すけとうだら「俺様は今回はこの豪華客船でダンスを披露すんだぜ〜」
ウィッチ「はぁ…」
ドラコ「なんかまためんどくな事になりそうな予感…」
すけとうだら「おい!なんだふたりしてその目は!」
ルルー「分かったからそんなに近づかないでくださる?生臭いのがうつんのよ」
すけとうだら「扱いほんとに雑だな!」
アミティ「うわ〜!中もひろーい!」
シェゾ「部屋がいくつもいくつも…これもうホテルだろ…」
りんご「相変わらずのすごい高級感…」
アルル「…で、またひとりひとりに専用部屋が用意されてるのかな?」
ラフィーナ「とーぜんですわ!」
サタン「そしてその部屋一つ一つがすんごい広いんだろ…?」
クルーク「どうやらそのようだね…」
シェゾ「どんだけすごい船なんだよ…」
ラフィーナ「ラフィーナ家にかかればこのくらい当然の広さですわ!」
アミティ「いやいや凄すぎるって!」
レムレス「お金持ちの基準って僕ら庶民には分からないよね…」
りんご「ラフィーナの基準は標準を超えてるってレベルじゃありません!」
フェーリ「もう論外ねこれ…」
ラフィーナ「まあまあ細かいことはお気になさらず、とりあえず1回のレストランで食事でもしませんこと?」
アルル「ああ…そうね」
アミティ「また美味しいものが食べられるの!?やった!」
シグ「わーい」
リデル「また皆さんと豪華な食事嬉しいですぅ」
シェゾ「ご馳走になってやる」
サタン「よーし!行くぞ皆の者!」
アミティ「すごーい!相変わらずの豪華な料理たち!」
アルル「ローストチキンにローストビーフ…すごい沢山だね…」
アミティ「とりあえず…みんなでわけよう!」
ルルー「サタンさまのローストビーフは私が切り分けて差し上げますわ!」
サタン「おいルルー!そのサイズは大きすぎる!」
ルルー「サタンさまなら沢山お食べになると思って…」
サタン「そーゆう問題じゃない!限度ってものがあるだろ!限度ってものが!」
シェゾ「相変わらずアホだな…」
ルルー「シェゾ何か言いまして?」
シェゾ「いいや別に」
ルルー「ささ、サタンさまどうぞお食べになって〜?」
サタン「おい!そんなにどでかすぎるローストビーフはいらん!」
ルルー「まあ遠慮して可愛い♡さぁ、ご遠慮なくお食べになって〜はい、ルルーからのあ〜ん♡」
サタン「人の話を聞け〜!!」
りんご「あっちは相変わらずですね…」
リデル「ルルーさん羨ましいです…!じゃあ私からもお兄様に…」
サタン「げげ!お前からもか!?」
リデル「お兄様、はい、リデルからのお肉です…」
サタン「だ、だれか助けて〜!!」
アルル「…サタン、僕はいつも君から今君が受けてるものを受けてるんだよ…」
シェゾ「要するにしつこいって事だな」
アルル「そう…ね?自分もされると嫌でしょ…」
クルーク「ま、あいつには一生分からないだろ多分」
シェゾ「ま、おそらくな」
ラフィーナ「みなさん甲板にでて海の景色を眺めるといいわ」
アルル「そうだね」
りんご「海からの景色見るの楽しみです!」
「ぎょぼぼ〜!!!!!!」
アルル「え?今の何!?」
りんご「生足魚マンさんの悲鳴でしょうか…?」
ラフィーナ「何かあったのかしら」
アルル「行ってみよう!」
りんご「これは…事件ですね」
アルル「うん、すけとうだらがボロボロになって倒れている」
ラフィーナ「今この船は海を走行中、決して外部から人は入ってこられない」
アルル「そして今、この船は僕たちの貸切中」
りんご「という事は!犯人は必ずこの中にいます!」
シェゾ「ま、そうなるだろうな」
アルル「シェゾ!あっさり流さないで!」
りんご「そして今ここに集められた数多くの容疑者たち!」
アルル「そう!犯人は必ずこの中にいるよ!」
ラフィーナ「今海を走行中のこの船に外部の者なんて来れるはずがありませんのもね!」
クルーク「なんなんだよまた事件かよ…」
レムレス「またなんか大変なことが起こったね…」
フェーリ「なんでいつもこうなるのかしら…」
ウィッチ「私は絶対に違いますわよ!部屋に鍵をかけて閉じこもらせていただきますわよ!」
りんご「ウィッチ!次の犠牲者になるフラグになるような事言わないでください!」
ラフィーナ「そうですわよ!…皆さん、決して1人にならないように」
りんご「そうです!犯人にいつ狙われるか分かりませんからね!」
アルル「そう!犯人は絶対この中にいるんだから!」
りんご「私たちが食事を終えてから、生足魚マンさんの悲鳴が聞こえるまでの時間はだいたい15分くらいと言った所でしょうか…」
ラフィーナ「その15分の間、皆さんが何をしてらしたのかとりあえず一人一人のアリバイを聞かせてもらおうかしら」
アルル「それもそうだね!」
ラフィーナ「じゃあまずシェゾさんから聞こうかしら」
シェゾ「俺か!?」
ラフィーナ「シェゾさんは食事を終えてからの間、一体何をしてらっしゃいましたの?」
シェゾ「俺は!ただそこのおっさんと魔導勝負をしてただけだ!」
サタン「そうそう!今回はぷよ勝負じゃなくて魔導と魔導の勝負!勝った方が夜アルルと一緒に夜の海の景色を見られるという条件をかけて!」
りんご「うん?」
アルル「なんでそれにシェゾも参加してるんだろう…」
ラフィーナ「でもそれだけではアリバイは成立しませんわ」
リデル「でも、シェゾさんとお兄様の叫び声が確かに聞こえて来たので、ぷよ勝負してたのはほんとだと思います…」
シェゾ「まあ途中で、なんかでかい魚が通ってきて、それに俺の魔法が当たって、ぎょぼー!ていう声が聞こえてきた気がするが別に俺は気にしなかったぞ」
サタン「そうだ!それに私の魔法も当たった気がするが私も気にしなかったぞ!」
りんご「うん?」
アルル「なんだろう、早くも犯人にたどり着いたような…」
ラフィーナ「まあまあとりあえずおいておいて!次はレムレスのアリバイでも聞きましょうか?」
レムレス「あ…うん僕はね…なんかまたフェーリとクルークが喧嘩してたから、リデルと一緒にその喧嘩を止めてたんだ」
リデル「はい、フェーリさんとクルークさん本気で言い合いしてたので怖かったです…」
クルーク「ああ、あれはね!フェーリがまた喧嘩を売ってきたんだ!」
フェーリ「ふざけないでちょうだい…なんであたしが悪いみたいになってんのよ…」
レムレス「それをたまたま通りすがりの僕とリデルで止めてたんだ」
リデル「そうなんです…」
まぐろ「確かにその場面なら僕見たよ☆」
アルル「おお!ちゃんと目撃情報もあり!」
クルーク「そういえばフェーリと喧嘩してた時、なんか魚っぽいのがまあまあまあって止めに入ってきた気がして、うるさい!って突き飛ばしたような気がするけどまあ僕はこれに怒鳴るのに夢中になっていたからあまりそれは気にしなかったけどね」
フェーリ「このあたしの事をこれ呼ばわりとは何よ…」
アルル「うん…その突き飛ばした物の方を気にしようよ…」
ラフィーナ「うーん、まあとりあえず全員のアリバイをちゃんと聞きましょう、次はウィッチさんとドラコさんね」
ウィッチ「私は魔法薬の調合をしてましたわ」
シェゾ「こんなとこに来てまでそんなんしてんのか…」
ルルー「ああ確かにウィッチがとんでもない紫色をしている液体の入った鍋をかき混ぜてるところをみたわ、ドラコも一緒にいたわね」
ウィッチ「それで完成した薬をドラコさんに試して頂こうとしたのですが何故か逃げられて追いかけていたのですわ」
ドラコ「そうだよ!嫌だって言ってるのになんかめっちゃしつこくてさー!」
りんご「ふむふむ」
ドラコ「まあその時に何かにぶつかって、そのぶつかったものがぎょぼ!とか言ったけど」
アルル「うん?」
ウィッチ「それとほぼ同時に私の方はつまずいて転んでしまって、その転んだ拍子に持っていた魔法薬をそのぎょぼ!と言った何かにかけてしまったような気がしましたが、私は魔法薬をこぼした原因を作ったドラコさんに怒るのに必死になっていてそれの事なんてきにしませんでしたわ」
ラフィーナ「だからそっちの何かの方を気にしてくださいまし!?」
ドラコ「あれは私別に悪くないでしょ!勝手に転んだウィッチが悪い!」
ウィッチ「あなたが逃げなければ私が走ることは無く、転ぶきっかけも出来ませんでしたわよ!」
りんご「まあまあ!」
アルル「てかそっちでもめないでそのぶつかったり、魔法薬をかけちゃったほうを気にして!」
ラフィーナ「ええっと…次はアミティさんのアリバイでも聞きますか」
アミティ「え?あたし?あたしはね…シグと一緒に廊下を走って遊んでたよ」
アルル「うんうん」
レムレス「ああ、それなら僕も見かけたよ、2人で楽しそうに走って遊んでたね」
アミティ「その時になんか魚っぽいのが倒れた気がして、それを踏んずけちゃった気がするけど全然気にしなかったよ!ね?シグ!」
シグ「うん、2人で踏んだけど全然気にしなかった」
アルル「気にしてあげてー!!」
ラフィーナ「ルルーさんは?」
ルルー「私はサタンさまを探して走り回ってたのよ」
アルル「おお、なんとルルーらしい」
シェゾ「ああそれなら俺ルルーと会ったぞ、またサタンを探してうるさくて正直めんどくさくてあっちに行って欲しかったからあっちにいるって嘘言ったら大喜びして走っていったな」
ルルー「ちょ!あなたあれ嘘だったのね!?通りでサタンさま見つからないわけだわ!」
シェゾ「うるさいのが悪い!」
ルルー「しかもあなた、サタンさまと魔導勝負してたって言ったわよね、このルルーを遠ざけて自分ばっかりサタン様にあっていたなんて…許せないわ…!!!!」
シェゾ「だから!それは日頃からサタンサタンうるさいのが悪い!それをうるさく聞かされるこっちの身にもなれ!」
ルルー「おだまり!鉄拳制裁!!!!!」
シェゾ「うわあー!!!!」
ラフィーナ「ちょ!シェゾさん大丈夫ですの!?」
シェゾ「くっ…やられた…」
ルルー「ふん、乙女に嘘をついたり侮辱した罰よ」
アルル「そんな事よりルルー!早くアリバイの続きを!」
ルルー「ああそうでしたわね、ごめんあそばせ」
りんご「それで?その続きは?」
シェゾ「お前ら俺の心配しろよ!俺を心配してくれるのはラフィーナだけじゃねえか!お前らみんなして冷たすぎだろ…」
りんご「そんな事より!」
シェゾ「そんな事とはなんだ!」
アルル「ルルー!早くアリバイの続きを!」
シェゾ「おい!」
ルルー「ええっと…そのサタン様を探して走ってる時になんか踊ってる魚類がいた気がして、うっとおしくて通行の邪魔だったから思いっきり蹴り飛ばしましたわ」
りんご「ちょ!ルルーさん!?」
アルル「ええっと…最後はまぐろ!」
まぐろ「ぼ〜くは犯人じゃないよ☆」
アルル「そうだよね…もうこんなに犯人候補がいるもんね…」
まぐろ「僕はけん玉をしてて、うっかり玉を飛ばしちゃってなんか魚類っぽいのにゴツ!って当たっちゃった気がするけどぜ〜んぜん、気にしなかった…よ☆」
アルル「まぐろ〜!!!!!!」
りんご「まぐろくんだけは信じてたのに!」
ラフィーナ「ええっと…とりあえずアリバイは出揃いましたわね」
アルル「とりあえず整理してみようか」
りんご「いや、もはやそれは必要ないかと思いますが…」
アルル「まあ!一応だよ一応!」
りんご「まず、魚さんは廊下で踊っていた、そこにシェゾさんに嘘をつかれて間違えた方向へ誘導されてサタンを探しに現れたルルーさんに突き飛ばされた」
ラフィーナ「次にクルークとフェーリさんが喧嘩をしていた、それを止めようとしたすけとうだらはその2人の元へ走っていったけどクルークに突き飛ばされた」
アルル「次にシェゾとサタンの魔導勝負をしてる所をたまたま通りすがって、それに巻き込まれ重症をおった」
りんご「次はドラコとウィッチにたまたま出くわし、まずドラコとぶつかって倒れた、そしてさらにウィッチも転び、その拍子にウィッチがこぼした魔法薬がかかってしまった」
ラフィーナ「その魔法薬の効果でもう立てないくらいになってしまったすけとうだらは今度は廊下を走り回って遊んでいたアミティさんとシグに踏んづけられてしまった」
アルル「そしてトドメには、たまたまけん玉をしていたまぐろのけん玉が当たってしまい、完全にバタンキューした」
りんご「に違いありません!」
ラフィーナ「つまり犯人は…あなた方ほぼ全員ですわ!」
シェゾ「なっ!?」
サタン「なんだとー!!」
アルル「ほぼ全員っていうか…まあ厳密に言うとシェゾ、サタン、ルルー、クルーク、ドラコ、ウィッチ、アミティ、シグ、まぐろ、が犯人かな」
ラフィーナ「真実はいつもひとつですわ!!!」
シェゾ「…」
サタン「…」
クルーク「…」
ルルー「…」
ドラコ「…」
ウィッチ「…」
アミティ「…」
シグ「…」
まぐろ「…」
りんご「て!皆さん同時に目をそらさないでください!まさかのこんなにも犯人がいたなんて!」
アルル「みんな目をそらすってことはやっぱり自覚があったんだねみんな!?」
シェゾ「いや…」
サタン「だって…なぁ…?」
ウィッチ「分かりましたわ!」
アルル「なに!?」
ウィッチ「犯人など、最初からいらっしゃらなかったのでは!」
アルル「ウィッチ!犯人のひとりなのによくそんな事言えるよね!?」
ラフィーナ「そーですわ!あなたも犯人なのですから!」
すけとうだら「ぎょぼぎょぼ…酷い目にあったぜ…」
りんご「あ、お疲れ様です」
アルル「ていうかすけとうだら…本当に大丈夫?」
りんご「はあ…」
ラフィーナ「散々な一日でしたわね…」
アルル「ホントだよ、すけとうだらにとってはせっかくの豪華客船の旅にまさかあんなに酷い目に会うなんてね…」
シェゾ「まあまあ、俺たちに悪気はなかったんだし気づかなかったんだししょうがないじゃないか」
アルル「うわ!シェゾ!」
りんご「よく犯人のひとりのくせにそんな事言えますよね!?」
ラフィーナ「ほんとですわよ…」
アルル「にしても凄い偶然すぎたよねあれ…」
りんご「ほんとです」
ラフィーナ「よくあんな不幸の連鎖が続きましたわよね…すけとうだら運悪すぎじゃなくって…?」
アルル「そういえばシェゾ、すけとうだらはどうなった?」
シェゾ「ああ、レムレスとリデルが手当してる」
アルル「あそっか、あの二人は犯人でもなんでもないんだもんね…」
りんご「で?その魚さんの容態は?」
シェゾ「ああ、レムレスの魔法で傷は治ったそうだがウィッチの魔法薬の痺れがまだ取れないそうだ」
ラフィーナ「あーあー」
りんご「せっかくの豪華客船が保健室になっちゃってるじゃないですか…」
シェゾ「それより、お前たちを呼びに来たんだった」
アルル「え?どうしたの?」
シェゾ「なんかクルークが枕投げ大会開くとか言っててな」
りんご「おお」
シェゾ「それでお前達を呼んで来いって頼まれてたんだ」
アルル「いいね!楽しそう」
ラフィーナ「私もやりますわ!」
りんご「私も〜!」
レムレス「みんな集まったかい?」
アルル「うん、みんないるね」
ラフィーナ「では始めましょう!」
シグ「わー」
クルーク「あ、ごめん待って」
リデル「クルークさん、どうしました?」
クルーク「部屋に飲み物忘れた、取ってきてい?」
ウィッチ「ええ、いいですわよ」
ドラコ「早く始めたいから早くなー!」
クルーク「分かってるって!急かすな!」
クルーク「飲み物飲み物〜…って…ええ!?」
アミティ「クルーク遅いね〜」
シグ「めがねおそい」
ドラコ「早くこいって言ったのに!」
ウィッチ「もう!何やってますの!あのメガネ!」
クルーク「うわぁぁぁ!!!!」
シェゾ「…!?おいどうした!?そんなに泣いて!」
クルーク「誰かが僕の部屋のお風呂に入ってる!!」
ラフィーナ「ええ〜!?!?」
アミティ「誰!?!?」
ドラコ「誰〜!?!?」
ウィッチ「誰ですのそれ!」
レムレス「今ここには全員揃ってるよね…」
ルルー「そ、そうね…そのはずよ…」
シェゾ「いないやつはいない…よな…?」
まぐろ「ちゃんとみんないる…はず…だよ…?☆」
リデル「ここ…怖いですぅ…」
レムレス「だ!大丈夫だよリデル!怖がらないで!」
ルルー「すけとうだら?でもそんなはずないわよね」
ドラコ「うん、ウィッチの魔法薬のせいで身体が痺れてるからそんなお風呂なんか入れないと思うし…」
ラフィーナ「もしかして…」
レムレス「もしかして…?」
ラフィーナ「ゆうれい…?」
シェゾ「ゆうれい…?」
ルルー「ゆうれい…」
サタン「ゆうれい…?」
りんご「ぎゃ…」
アミティ「ああ…」
りんご「ぎゃー!!!!!!!!」
まぐろ「りり!りんごちゃん!落ち着いて!」
りんご「シェゾさんにルルーさんにサタン!みんなで1回ずつ…3回もその名前を連呼しないでください!」
ルルー「だって…ねぇサタンさま」
サタン「でもその可能性はないとはいえないな」
りんご「だからやめてください!!」
シェゾ「見に行く必要があるな」
レムレス「そうだね」
シェゾ「お前の部屋はここか?」
クルーク「う…うん…」
レムレス「僕とシェゾとサタンで見に行くからみんなは後ろに控えてて」
リデル「そ、そうします…」
レムレス「それじゃいくよ」
シェゾ「おい!そこにいるのは誰だ!姿を現せ!!」
サタン「さもなくば…アセンションを…ん?」
さかな王子「ン?ナンジャオヌシラ、ココハドコジャ?」
レムレス「さ!さかな王子!?」
シェゾ「なんでお前がここに!?」
さかな王子「オトモカラニゲテウミヲオヨイデイタラナンダカスゴクゴウカナフネヲミカケテナ、スコシヤスモウトオモッテノリコンダンジャ」
レムレス「はあ…」
さかな王子「ソレデスコシカラダヲサッパリサセタクテシャワーヲカリテイタノジャ」
シェゾ「なんなんだよそれ…」
ラフィーナ「なーんださかな王子でしたのね」
クルーク「ごめん、自分で確認もしないで騒いで…」
アミティ「もう!本当に慌て物なんだから!」
シェゾ「自分だって騒いでたくせに…」
ラフィーナ「ま、まあさかな王子もせっかく来たんですわ!一緒に豪華客船の旅を楽しみません事?」
さかな王子「ウム、ナラバイッショニサンカシテヤロウ」
シェゾ「相変わらず何様だよ…」
りんご「ゆゆゆうれいじゃなくて良かったです…怖かったです…カタカタ」
まぐろ「りんごちゃん!まだ恐怖が抜け切ってないよ!」
レムレス「大丈夫!?」
フェーリ「ゆうれいじゃなかったから安心なさい…まったく…」
クルーク「それじゃあ今度こそみんな集まったな!」
アミティ「うん!」
シェゾ「じゃあ始めるか」
アルル「みんなで枕投げ大会〜!!!」
シグ「わーい」
クルーク「よし!行くぞ!!!枕だけに…ネブラマクラ!!!」
ラフィーナ「うわぁ…」
アミティ「なんというか…」
シグ「つまんない」
クルーク「つまんなくて悪かったな!」
シェゾ「覚悟しろサタン…アレイアード!」
ルルー「サタンさまをお守りしますわ〜!」
シェゾ「おいルルー!邪魔すんな!」
ラフィーナ「油断してるシェゾさんにディジャージ!!」
シェゾ「うわ!!…やったな…くらえ!」
ラフィーナ「甘い!その程度の速さの枕なんてキャッチしてお返しですわ!フーダルティー!」
シェゾ「ドゥナミス!えい!サギタアダマス!」
レムレス「あの二人なかなかいい勝負するよね…」
アミティ「うん…ついていけない…」
りんご「いつかの高原でテニスした時もいい勝負してましたよね」
リデル「シェゾさんもラフィーナさんもかっこいいですぅ…」
ルルー「あれはかっこいいの部類に入るのかしら?」
クルーク「えい!あ、外れた」
フェーリ「メガネ…やったわね…」
クルーク「げ!フェーリ!」
フェーリ「何がげ、よあなた…もう二度と枕を投げられなくなる呪いをかけてあげるわ…」
クルーク「まって!これはそうゆうルールでしょ!?」
フェーリ「おだまり…覚悟なさい…はあ!」
クルーク「うきゃあ!!って…なんだよ普通に枕投げてきただけか…君も枕投げしたいのか可愛いとこあるじゃないか」
フェーリ「お、おだまり…!別にそんな…」
クルーク「遠慮しないで言っちゃえよー枕投げ楽しいって」
フェーリ「し…しつこい…!!!」
クルーク「うわ!おい確かにしつこかったかもしれないけど顔に思いっきり枕投げてくることないじゃないか!」
ルルー「サタンさまをお守りしますわ〜♡」
サタン「おいルルー!守ってくれるのはありがたいがずっとお前が庇ってばかりだと私が枕投げに参加出来ぬではないか!」
アミティ「いっくよ〜!シグ!」
シグ「わー」
まぐろ「くらえりんごちゃん!」
りんご「それはこっちのセリフですまぐろくん!」
アルル「僕も!いっくよ〜!!!」
こうして枕投げは朝まで続きました
おわり