アルル「今日はみんなでお祭りだね!」


ラフィーナ「浴衣の美女のお通りよ〜!!」


シェゾ「おい目立つから静かにしろ」


レムレス「あっはははは…」


アルル「でもほんとに似合ってるよラフィーナ!」


ラフィーナ「当然じゃない!これほどこの美しい浴衣が似合うのは私ぐらいしかいなくってよ!おーっほっほっほ!!!!」


シェゾ「だから目立つから騒ぐな!」


レムレス「ところでアルル、みんなは?アミティとかりんごとか」


アルル「ああ、なんか遅刻するって」


シェゾ「なんだよこんな時にまで…」


ラフィーナ「確かりんごさんは着付けに時間がかかってるから遅れる、アミティさんは昼寝してて起きれなくて寝坊とか言ってたわね…」


シェゾ「マジで何してんだよあいつ」


レムレス「まあまあいいじゃないか…アミティらしいじゃん」


アルル「アミティにはウィッチ、りんごにはまぐろが着いてるらしいから多分大丈夫だと思うけど…」


シェゾ「ウィッチ達も来るのか」


アルル「うん、アミティを起こしてって頼んだんだ」


レムレス「それほぼ押しつけだよね…」


アルル「そんな事ないよ!」


ラフィーナ「まあウィッチさん確かに嫌がってはいましたけど」


レムレス「ほら」


アルル「まあ…まあまあ!あと、この後みんなで鳥居集合って事にしたんだ!」


ラフィーナ「私先に個人的に色々周りたくってよ、チョコバナナが食べたいので買ってきますわ、あとそれからりんご飴とか綿あめとか…」


レムレス「僕も甘いものが食べたいからラフィーナと行くよ!」


シェゾ「俺はみんな揃ってからでいい、鳥居に向かう」


アルル「ああ待ってよ!じゃあ僕もシェゾと行く!」


レムレス「じゃあ後で鳥居で!」


シェゾ「ああ、また後でな」





アルル「すごい人たくさんいるね〜」


シェゾ「そうだな」


アルル「鳥居にあとでアミティたちが来るって事になってて、みんなで合流したら改めてみんなで屋台を周ろう!」


シェゾ「ああ、わかった」





アミティ「うわ〜んウィッチ待ってよ〜!」


ウィッチ「待ちませんわ!なんで寝坊したあなたの着付けを私が手伝ったり面倒見なくちゃ行けないのよ!」


アミティ「ごめんって〜!!」


ウィッチ「ほら!行きますわよ!」


アミティ「待ってよ置いてかないで〜!!」





りんご「みんなで鳥居集合になってますまぐろくん!」


まぐろ「了解☆みんなでお祭り楽しみだねりんごちゃん☆」


りんご「うん!まぐろくんは屋台何が気になるの?」


まぐろ「う〜ん、ぼーくは射的とかのゲームがやれればいいかな☆」


りんご「なるほど!さすがゲーム好きまぐろくん!そうだ!私も射的やってみたくて!コツを教えて欲しいんだけどいいかな?」


まぐろ「もちろん☆一緒にやろう☆」


りんご「やったぁ!」




ラフィーナ「チョコバナナもりんご飴も久々に食べると美味しいですわね…」


レムレス「んね!そうだ、ぽっぽ焼買ってみんなで分けよう」


ラフィーナ「それいいですわね!ぽっぽ焼も大好きですわ!」


レムレス「僕もだよ!よく自分で作ったりもするしね」


ラフィーナ「さすがね…」





シェゾ「みんな来ねえな…」


アルル「そうだねぇ…」


シェゾ「ラフィーナ達もどっか行っちまったし…」


アルル「僕もまあ、今周ってもいいんだけどやっぱりみんなでワイワイしながら周りたいな〜て思って」


シェゾ「それでお前今俺と一緒にいるのか」


アルル「うん」


シェゾ「お前が先に周らないのは珍しいなって思ってはいたが、そーゆう考えがあったのか」


アルル「そうだね、みんなで楽しくワイワイしながら周りたいから!」


シェゾ「まあ俺からしたら正直一緒にいてくれて凄く嬉しいが…」


アルル「え?なに??」


シェゾ「い…いや!なにも…!…ない」


アルル「変なシェゾ…」


シェゾ「と言うか!アミティやりんご達誰1人として来ねえじゃねえかよ!」


アルル「そ、そう言われてみれば…アミティ側はまあ分かるけど…りんごとまぐろが遅いのは珍しいね…」


シェゾ「りんご達もラフィーナ達みたいに先に個人的に周ってるとかないか…?」


アルル「いや、すぐ合流するって言ってたからそれは無いと思うんだけど…」


シェゾ「…もう少し待ってみるか?」


アルル「そ…そうだね…もう少し待ってみようか、それでも来なかったら探しに行こう」


シェゾ「そうだな」





りんご「鳥居を目指して歩くよ〜♪A!R!U!K!U!Y!O!歩く〜よ〜♪」


まぐろ「ねえりんごちゃん、鳥居どこ?☆」


りんご「もうすぐそこです!て…あれ?」


まぐろ「なくない…?☆」


りんご「はれ?道を間違えた?」


まぐろ「もう少し進もうよ☆」


りんご「うん、そうだね」






レムレス「そろそろアミティ達来てると思うから鳥居に行かない?」


ラフィーナ「そうね!皆さんと合流したら改めてまた屋台周りますわよ!」






ウィッチ「集合は鳥居…ですわよね?」


アミティ「うん、もうみんな来てると思う!と言うか待たせちゃった…」


ウィッチ「で?その鳥居の場所は?」


アミティ「うん!もうすぐだと思うよ!」


ウィッチ「では行きましょう」






りんご「鳥居見つからないんですけど…??」


まぐろ「道は間違えてないはずだよね…?☆」


りんご「同じ道をさっきから何度も確認して通ってますが道を間違えた形跡はありません!」


まぐろ「じゃあなんで…?」


りんご「ていうか、なんだろう…段々見た事ない道に出てきてるような…」


まぐろ「それって…迷子になったって事…かな?☆」


りんご「おそらく迷子です!」


まぐろ「…」


りんご「…」


「大変だ〜!!!!」





ラフィーナ「逆に皆さんを待たせてしまってるかもですわね…まずいですわ…」


レムレス「大丈夫だよ、みんなそんなで怒らないよ」


ラフィーナ「だといいんですが…と言うかレムレス」


レムレス「ん?」


ラフィーナ「さっきからずっと歩いてるけどなん全然鳥居に辿りつかなくってよ?」


レムレス「そう言われてみれば!変だな…道間違えちゃったかな…」


ラフィーナ「いや、そんな事は…ない…はず…」


レムレス「でも着かないってことは…もしかして僕達…」


ラフィーナ「…迷子になった?」


レムレス「…」


「大変だ〜!!!」




アミティ「ねえウィッチ…なんか道が変じゃない?」


ウィッチ「そうです?」


アミティ「だって鳥居につかないもん!」


ウィッチ「あなた!道を間違えたんじゃなくて!?」


アミティ「なんで!?前を歩いてたのはウィッチじゃん!」


ウィッチ「まあ!人のせいにするおつもり!?」


アミティ「待って待って!今は喧嘩なんかしてる場合じゃないよ!ほんとに道がおかしいよ!」


ウィッチ「そ…そうね、今はその通りですわ…にしてもそうね…」


アミティ「もしかしてあたし達迷子になっちゃった…?」


ウィッチ「うそ…」


アミティ「た…」


「大変だ〜!!!!」




シェゾ「マジでみんな来ねえじゃねえかよ!」


アルル「さすがに遅すぎるね…迎えに行く?」


シェゾ「そうだな…その方がいい」






ラフィーナ「マジでここどこですの…」ガクガク


レムレス「ラフィーナ…?大丈夫…?」


ラフィーナ「んえぇ!?だ…大丈夫よ!?別に…平気よ…?」


レムレス「とても大丈夫に見えないんだけど…」


ラフィーナ「ああ!そこに誰かいるわ!あの人に道を聞きましょう??ね??」


レムレス「あ、うん…そうだね…」


ラフィーナ「あ…あのすみません…道に迷ってしまったので道を聞きたいのですが…」


???「1枚…2枚…3枚…」


ラフィーナ「え?」


お菊「4枚5枚…あれ皿が1枚…足りない…足りないわ…!!!」


ラフィーナ「きゃー!!!!!!!」


レムレス「うわぁぁぁ!?!?」





りんご「なんか不気味で薄暗いところに来ましたね…」


まぐろ「こ〜んな場所あったっけ?…☆」


りんご「おそらく…ないでしょう!」


まぐろ「今自信満々に言うとこじゃないよりんごちゃん!☆」


りんご「マジでここどこですかー!」


まぐろ「でもおかしいね…道は間違えてないはずだったのに…☆」


タッタッタッ


りんご「ねえ…なんか足音がしませんか…?」


まぐろ「…する…ね…☆」


りんご「まさか…まさか…この感じ…出るんじゃ…」


まぐろ「まさか…」


りんご「あれ…なんか人が」


まぐろ「あ…こ…こんばんわ…☆」


ろくろくび「ふっふふふ、こんばんは…」


りんご「にぎゃぁぁぁぁ!!!!」


まぐろ「うわありんごちゃん!!」


りんご「首が…!首が伸びたァァァァ」






アミティ「鳥居も見つからないしみんなとすれ違いもしないね?ウィッチ?」


ウィッチ「そうですわね…」


アミティ「あ!そこののっぺらぼうのおばさんに聞いてみようよ!!」


ウィッチ「…あなた…今なんて言いました?」


アミティ「え、だから〜!のっぺらぼうの…え?のっぺらぼう〜!?!?」


ウィッチ「のっぺらぼう!?ああ確かにほんとに顔がありませんわ!?」


アミティ「なんで顔がないの!?」


ウィッチ「そんなの知りませんわよ!」


のっぺらぼう「やあこんばんわ」


アミティウィッチ「きゃー!!!!!!!」





シェゾ「みんなしてどこにもいねえ!なんなんだ…」


アルル「みんなほんとにどうしたんだろ…」


シェゾ「おい…なんか嫌な気配がする…」


アルル「え?」


シェゾ「おかしいと思わないか?人が誰1人いなくなってるぞ」


アルル「あ!そう言われてみればそうだね!」


シェゾ「さっきまであんなに凄い人盛りだったのに今は誰一人としていなくなってる…それになんか…薄暗くて気味悪くなってる気がする…」


アルル「なんなんだよこの感じ…」


シェゾ「分からねえ…ただ…」


アルル「ただ?」


シェゾ「とんでもなく嫌な気配を感じる…こんな気配今まで感じたことが無いかもしれない…」


アルル「アミティ…りんご…みんな…」


シェゾ「気をつけろアルル」


アルル「うん…あれ、ねえシェゾ」


シェゾ「なんだ」


アルル「あんなところに傘が落ちてるよ!」


シェゾ「誰かの忘れ物だろ、ほっとけあんなの」


アルル「うん…でもあの傘珍しくない?あんな傘持ってる人あまり見かけたことないよ?」


シェゾ「多分持ち主は昭和なレトロな感じが好きな人なんだろ」


アルル「うーんそうかな?あの傘ちょっと気になるから見てみようかな」


シェゾ「おい人のものだぞあまり触るな」


???「誰が人のものなの?」


シェゾ「え…おいアルル今なんか言ったか?」


アルル「え?僕?何も喋ってないよ?シェゾの方こそ違う?」


シェゾ「自分の声を聞き間違えるか!」


アルル「それじゃあ…今のって…」


カラクサオバケ「カラクサオバケなの〜!!」


アルル「キャー!!!!!!!!」


シェゾ「うわぁぁぁぁ!?!?!?」


アルル「なんなんだよ!?」


シェゾ「逃げるぞアルル!!!」


カラクサオバケ「逃がさないよ〜!」


アルル「追ってくるんだけど!?」


シェゾ「来るなぁァァァァァ!!!」


アルル「キャー!来ないでぇぇぇぇ!!!」


シェゾ「来んなぁぁぁぁ!!!!!」





りんご「はぁ…はぁ…」


まぐろ「何とか撒けたね…☆」


りんご「しかしなんであの人首が伸びたんですか…」


まぐろ「もしかして本物のオバケ…?」


りんご「いぎゃぁぁぁぁあああ!!!!!」


まぐろ「りんごちゃん!落ち着いて!大丈夫だから!☆」


りんご「オバケ…オバケオバケオバケオバケ…!ひゃあああああああ!!!!いぎゃあああああああああああ!!!みょああああああああああ!!!!!!!」


まぐろ「りんごちゃん!りんごちゃんってば!さすがにちょっと落ち着いて!☆」





シェゾ「何とか逃げ切れたな…」


アルル「うん…あ、痛た…」


シェゾ「どうした!?」


アルル「足…擦ったかも…下駄履き慣れてないしね…」


シェゾ「おい大丈夫か…?」


アルル「うん…大丈夫だよ…ほら!…!?あいた…!うぅ…ダメかぁ…」


シェゾ「無理すんな、見せてみろ」


アルル「う、うん…」


シェゾ「血が出てるな…しょうがないな…ヒーリング!」


アルル「温かい…痛みが無くなった…ありがとうシェゾ!」


シェゾ「もう大丈夫か?」


アルル「うん!」


シェゾ「ならいい、また痛みだしたら言え」


アルル「ありがとうシェゾ…」


シェゾ「…!?」


アルル「シェゾ?」


シェゾ「誰か来る…!」


アルル「え!?誰かって!?」


シェゾ「分からない…でも誰かが…すごい速さで…」


アルル「ええ!?誰!?」


レムレス「うわぁぁぁぁ!?!?」


ラフィーナ「きゃあああ!!!!!!」


アルル「ら!ラフィーナ!?」


シェゾ「レムレス!」


ラフィーナ「いやぁぁぁ!?!?オバケですわぁぁ!!!」


レムレス「前方にも!?!まずい囲まれた!?」


ラフィーナ「もう終わりですわぁぁ!!!」


シェゾ「落ち着け!俺らだ!オバケなどではない!」


アルル「レムレス!ラフィーナ!しっかり!」


レムレス「ええ!?…あ!なんだシェゾとアルルか!」


ラフィーナ「アルルさん…?シェゾさん…?」


シェゾ「お前たちこんなところで何を!?」


レムレス「話はあと!今追われてるんだ!」


シェゾ「追われてる!?」


アルル「それってなんか危なくない!?」


お菊「みぃ〜つけた」


レムレス「うわもう来た!」


アルル「あれは!」


お菊「お皿が足りないのよ…あなたたちが割って隠したのね…!!」


シェゾ「うわぁぁ!?」


アルル「お皿のお菊だ!!!!」


ラフィーナ「いやぁぁぁ!!!!!」


レムレス「来ないでぇー!!!」


シェゾ「アレイアード!!!」


お菊「きゃあー!!!!」


シェゾ「はぁ…はぁ…」


レムレス「消えた…?」


アルル「シェゾのおかげで何とかなった…のかな…?」


ラフィーナ「怖かったわ…怖かったわぁー!!」


シェゾ「おい大丈夫か?」


レムレス「シェゾ、ありがとう…にしてもなんか変な世界に引き込まれちゃったみたいだね」


シェゾ「俺達もそうだ、こっちもさっきなんか変な傘の化け物に襲われてな…まあ撒いたけど」


アルル「うん、なんか傘の化け物だったね…カラクサオバケ?ていうのかな?」


レムレス「にしてもこれは一体なんなんだろう、誰の仕業かな?」


シェゾ「おそらくどうせまたサタンだろ」


アルル「ええ〜?」


シェゾ「どうした」


アルル「サタンこんなことする…?」


シェゾ「いつも似たようなこと腐るほどしてるだろ」


アルル「いや…サタンはいつももっと凄いとんでもない事するじゃん、こんな事じゃなくて」


シェゾ「こんなことできるのサタンしかいないだろ」


アルル「そうかな…」


シェゾ「にしてもあのおっさん…アルルを怪我させて…許さん…」


アルル「シェゾ?」


シェゾ「フィアンセに怪我させて何が楽しいんだ…」


アルル「シェゾ…?」


シェゾ「ん?んぁぁぁ!?」


アルル「シェゾ、大丈夫?」


シェゾ「あ、ああすまない…」


アルル「シェゾ、なんかさっきから変だよ?シェゾもオバケ見て気が動転してるの?」


シェゾ「そんな事…!…ない」


レムレス「…!?」


シェゾ「…!またなにか来る!」


レムレス「うん、来るね…!」


ラフィーナ「あ…ああっ…ああっ…」ガクガク


アルル「…ラフィーナ…?大丈夫??」


ラフィーナ「…んえぇ!?あっ…!だ…大丈夫よ…別に…平気よ…?」


シェゾ「いや声引きつってるし…」


レムレス「来る!」


ラフィーナ「きゃぁぁぁぁぁ!!!!!!」


りんご「にゃぁぁぁぁああ!?!?」


シェゾ「うわぁぁ!?!?」


アルル「り!りんご!それにまぐろも!」


シェゾ「…なんだよ!ビビらせんなよ!…ん?」


ラフィーナ「怖い怖い怖い怖い…」


レムレス「ラフィーナがめっちゃ怖がってる…」


アルル「ラフィーナ大丈夫…?」


ラフィーナ「うぅ…うっ…うぅ…」


シェゾ「だからって…俺の足にしがみつくなよ…」


りんご「ああああもう無理です終わった終わった終わった終わった」


まぐろ「りんごちゃんも目を回して倒れちゃったよ!」


アルル「りんごも大変だよ!」


レムレス「りんごも!大丈夫!?」


シェゾ「2人ともダメだな…」


レムレス「そっちも!なんか化け物に襲われたの!?」


まぐろ「そ〜うなんだよ☆」


ろくろくび「み〜つけた」


まぐろ「き…来た!」


シェゾ「またか!くそ…仕方ねぇ…スティンシェイド!」


ろくろくび「きゃー!」


アルル「おお!またシェゾが倒してくれた!」


シェゾ「はぁ…はぁ…大丈夫かみんな」


まぐろ「ありがとう☆」


レムレス「りんご!ラフィーナ!しっかり!」


ラフィーナ「んぇぇ!?あ…はい大丈夫よ!?」


アルル「おお!ラフィーナ復活!りんごは?」


りんご「」


レムレス「あ、ダメだこれ…」


シェゾ「仕方ねぇ…担いでってやる」


アルル「おお!シェゾ優しい!」


シェゾ「お前たちも一緒になんか変な世界に引き込まれたんだな」


まぐろ「変な世界?」


アルル「うん、多分ここは現実じゃないよ!」


レムレス「何者かに変な世界に引き込まれてしまったんだと思う…」


まぐろ「その何者かって?」


シェゾ「ああ、おそらくサタンだ」


まぐろ「ええ〜☆でもあの人こんな事する…かな☆」


アルル「そこなんだよ」


レムレス「でもこんな事できるのは彼ぐらいだよねって」


まぐろ「うーん」


アミティ「きゃー!!!来ないでぇー!!」


ウィッチ「あっちへおいき!来ないで!」


アルル「あ!アミティ!ウィッチ!」


レムレス「やっぱり彼女たちも!」


アミティ「アルルー!みんなぁぁ!!!」


のっぺらぼう「みんなで一緒に遊ぼう〜うっふふふふ」


レムレス「よし…グラッサージュ!!」


シェゾ「俺も!アレイアード!!」


のっぺらぼう「きゃー!!!!」


アルル「おお!またもやオバケ撃退!シェゾとレムレスさすがぁ!」


シェゾ「これで全員か…??」


ラフィーナ「そうですわね…おそらく…」


アミティ「アルルー!みんなー!」


アルル「アミティ達も無事でよかった!みんなも!」


ウィッチ「これは一体どうゆう事ですの?」


シェゾ「おそらく…」





ウィッチ「なるほど、知らないうちに何者かにこの変な世界に引き込まれてしまった、そしてここは現実ではないと」


レムレス「簡単に言えばそうなるかな」


アルル「さて、全員無事に揃ったことだし次は元の世界に戻る方法を探らないと」


シェゾ「そうだな、まずはこの事件を引き起こした犯人から探さないとな」


レムレス「おそらくその犯人もこの世界にいるはず…」


りんご「…うう」


アルル「あ、りんご起きた」


アミティ「あ!りんご大丈夫!?」


りんご「ん…ここは…何があったんでしたっけ…」


まぐろ「あ、いや…あまり思い出さなくても大丈夫だと思うよ…☆」


りんご「全く状況が理解できませんのですが…」


シェゾ「それはだな」





りんご「なるほど…ここは現実じゃない謎の場所、そして私たちはある何者かにこの世界に無理やり連れてこられた的な感じですかね…」


レムレス「そうだね、おそらくそうなるかな」


りんご「今はまずその犯人を探さなきゃいけない、そこからと言う状況ですかね今は」


シェゾ「そうだな、そしておそらく犯人はサタンだと思う」


りんご「いや…おそらく違うと思います…」


アルル「え?」


ラフィーナ「サタンじゃないの?」


りんご「ごめんツッコまないででいるのつらくなってきた…」


アミティ「ふえ?」


りんご「何してんのエコロそんな所で!」


エコロ「あっははは!面白かった〜!!」


シェゾ「お前は!」


レムレス「エコロ!」


りんご「犯人はお前かぁぁ!」


エコロ「あっはははは!怖がるりんごちゃんも見たくてたまらなかったから!」


シェゾ「変態だな!」


エコロ「はぁ〜?君にだけは言われなくないよ!」


シェゾ「なんだと!?」


アルル「今そんな事で揉めてる場合じゃないよ!」


アミティ「それだけの理由でこんな事したの!?」


エコロ「そうだよ?」


ラフィーナ「そうだよ?じゃねえ!ですわ!」


アルル「早く僕たちを元の世界に返して!」


エコロ「ここは大江戸妖怪がいる世界だよ」


ラフィーナ「そんなこと聞いてねえ!ですわ!」


シェゾ「おかしいだろ!元の世界に返せ、この世界は妖怪の世界だよって!」


りんご「質問と答えがあってません!」


ウィッチ「りんごさんの怖がる姿を見たいだけの理由で私達まで巻き込むなんて普通に迷惑ですわ!」


アミティ「そうだよ!おかげであたし達ひどい目にあったよ!」


りんご「さあ!早く元の世界に返して!」


エコロ「まあそうだね〜怖がってるりんごちゃん沢山おがめたからもういいよ〜それ〜!」







りんご「…」


レムレス「ここは?」


アルル「集合場所の鳥居…?」


シェゾ「て事は、ちゃんと無事に帰されたんだな」


ラフィーナ「ええ、皆さん無事に帰って来れたようね」


アミティ「良かった〜!」


エコロ「うんうん良かったね!」


シェゾ「うん…って!」


りんご「エコロ!?」


エコロ「あっはははは!!僕もみんなとお祭り行く〜!」


まぐろ「ええ…」


ウィッチ「人にあんな迷惑かけておいてなんなんですの」


アルル「まあまあ!僕はいいよ!」


シェゾ「いいのかよ!」


アルル「だって人数多い方が楽しいじゃん」


りんご「まあ…そうですねそれは言えてます!」


アミティ「うんうん!そうだね人に迷惑かけたりするのは確かにちょっと困るけど…」


りんご「一緒に遊んだりするのは全然構いませんよ!」


エコロ「わーわー!嬉しいなぁー!」


シェゾ「ったく、お人好しめ」


レムレス「まあいいじゃないか、それが彼女達のいい所なんだから!」


りんご「エコロ、一緒にお祭りに行こう!」


エコロ「うん!」


???「私も一緒にいって…いい??」


りんご「はい!…って…え?」


アルル「今誰か喋った?」


ラフィーナ「いいえ…?」


レムレス「僕も違う…」


まぐろ「ぼ〜くも」


シェゾ「俺も違う」


アルル「じゃあ…今のは…?」


アミティ「あそこに誰かいるよ!?」


???「私も一緒に行きたいな、お祭り」


りんご「え…え…」


ラフィーナ「ちょ…エコロさん?」


エコロ「うん?」


ラフィーナ「ここ、ほんとに現実でして?」


エコロ「酷いな疑うなんて〜現実だよ?」


アルル「じゃああれは一体…」


???「あたしとも一緒にあ〜そ〜ぼ」




「ぎゃあああ!!!!!」



おわり