アルル「今日も暑っついねー」


アミティ「ね〜暑いね〜」


ラフィーナ「あらその程度でして?」


クルーク「じゃあ僕たちが怪談話で涼しくしてあげようか?」


りんご「ひぇ!?」


リデル「怪談話ですか…?怖いですぅ…」


フェーリ「怪談話いいじゃない…」


りんご「いや待ってくださいやめてください!」


アルル「怪談話か…でもまあ、たまにはいいかも?」


アミティ「ええ〜怖いよ…!」


りんご「本気ですか!?」


シェゾ「怪談話なんざただの作り話だろ、そんなん本気にするな」


ラフィーナ「いやでも実はほんとの話だったりして…」


シェゾ「そんなわけあるかよ…」


クルーク「うわ〜怖いぞ〜怖いぞ〜」


りんご「にゃァァァ!!!」


レムレス「僕も興味あるな」


まぐろ「ぼ〜くも☆」


クルーク「じゃあ僕から!むかーしむかし、古くからある人が大事にしてる壺がありました」


アルル「ごくり…」


アミティ「壺…?」


クルーク「その壺は影封じの壺でした」


レムレス「影封じ…?」


クルーク「そう、ある日その人の孫がツボをうっかり落として割ってしまいました」


ラフィーナ「まあ」


クルーク「そしたらたちまち、その壺を割った子供の影が動き出し、その人に襲いかかってきて…」


りんご「きゃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」


クルーク「えぇ…?」


まぐろ「りんごちゃん…?」


りんご「やめてくださいよクルーク…すごく恐ろしいですよ…」


シェゾ「いや、りんごの悲鳴の方が恐ろしいぞ…」


クルーク「もしかしたらこのぷよぷよハウスにもその壺があるかもしれない…みんなその壺を割らないように…割らないように…」


りんご「ひぇ!!」


ラフィーナ「そんな壺ここにはありませんわよ?安心なさい?」


レムレス「じゃあ次ぼく!あわせ鏡の話!」


アミティ「あわせ鏡…?」


レムレス「真夜中の2時にあわせ鏡をすると、とても恐ろしいことが起こる…」


りんご「ひっ…」


レムレス「あわせ鏡は、自分を何人も写すだろう?」


アルル「そ、そうだね…」


レムレス「知ってるかい?もう1人の自分」


アミティ「も…もう1人…??」


レムレス「そう、夜中の2時にあわせ鏡をした時…前から数えて9番目の自分が、鏡の中からぬぅっと出てきて………」


りんご「ひやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


リデル「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


レムレス「まだ話し終わってないんだけど!?」


ラフィーナ「相変わらずあなたがたの悲鳴の方が怖くってよ!?」


まぐろ「このぷよぷよハウスに鏡ってあるっけ?☆」


シェゾ「試そうとすな!」


まぐろ「まだやるとは言ってないよ!?☆」


シェゾ「まだって事は試すつもりだったんだな!?」


ラフィーナ「そう、もしかしたらこのぷよぷよハウスの鏡も2時に使うとを9番目の自分が…」


りんご「ひゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


ラフィーナ「はい次わたくし」


クルーク「はいどうぞ」


ラフィーナ「夜にある人がトイレに入った、すると声が聞こえる、しかしそのトイレには自分以外の人は誰一人居ないはずだった…」


アルル「だった…?」


ラフィーナ「そう、でも確かに声は聞こえる」


アミティ「ごくり…」


ラフィーナ「その声がする方へ向かってみると、便器の中から謎の女の人の手が…………」


りんご「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」


リデル「きゃー!!!!!!!!!」


シェゾ「だから騒ぐな!」


ラフィーナ「もしかしたら、このぷよぷよハウスのトイレの便器からも女の人の手が出てくるかも…」


りんご「もう1人でトイレ行けません!誰か今後トイレについて来てくださいー!!!!!!」


シェゾ「だからこれは作り話だ!本気にすな!」


フェーリ「つぎ…」


レムレス「はいフェーリ」


フェーリ「お風呂上がり…女の子がくつろぎながら髪を乾かそうとした…」


まぐろ「おお☆」


フェーリ「髪を乾かそうとしてドライヤーを持っていき、ソファーに座ってテレビを付けた」


シェゾ「ふん…」


フェーリ「すると怖い番組でもやっていたのか、血だらけの女の人が写った」


アミティ「ひぇ…」


フェーリ「その次の瞬間、部屋は真っ暗になり停電に……」


りんごリデル「きゃー!!!!!!!!!!!!」





バチン!




りんご「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


ラフィーナ「な!」


シェゾ「ほんとに停電か!?」


リデル「本当だったんです…本当だったんです…………」


レムレス「まさか…テレビなんてつけてないし…」


ラフィーナ「そもそもの話テレビなんかつけてないからそんな血だらけの女の人が写る要素なんてどこにもありませんし…」


クルーク「じゃあたまたま…?なのか…?」


ラフィーナ「ええっと確かブレーカーが…」


シェゾ「俺も一緒にいく、何があったのか見に行く」


レムレス「僕も行くよ」


アミティ「なんで停電したの…?天気も悪くないし…」


アルル「まさか…本当に怖い話の通りに…」


フェーリ「大丈夫よ…偶然よ…きっと…」


クルーク「フェーリ…?大丈夫か?声震えてるけど…さすがの君でも怖いのか…?」


フェーリ「ば…バカ言わないで!怖くなんか…そ…そうゆうクルークこそ声震えてるわ…」


クルーク「ぼぼ!ぼくはだだだだ…大丈夫…!だよ…!」


アミティ「いや大丈夫じゃないよねめっちゃ噛み噛み!」


フェーリ「怖くない…怖くなんか…せせ…先輩…先輩…!」


アミティ「フェーリも大丈夫…??」


フェーリ「先輩先輩先輩先輩………」


アルル「ああダメだ怖いんだ」


???「ふっふふふふふふ」


アルル「え?誰か今喋った?」


アミティ「あたしは違う…」


クルーク「僕だって!」


フェーリ「私もよ…」


アルル「じゃあ…りんごたち?」


りんご「こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい…」


リデル「怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです怖いです…」


アルル「絶対違うね…」


???「どうだ怖いだろ…??」


アルル「…!聞こえた!?」


アミティ「…だれ!?」


まぐろ「まさか…」


クルーク「まじの幽霊?」


フェーリ「ひっ…」


りんご「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


リデル「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


???「私はここだ…………ひっひっひっひ」


アルルアミティフェーリ「きゃー!!!!!」


クルークまぐろ「うわぁぁぁぁぁぁ!!」


りんごリデル「ぎゃー!!!!!!!」



パチン


シェゾ「おいどうした大丈夫か!?」


レムレス「みんな大丈夫!?」


ラフィーナ「あなたは…!サタンさん!」


サタン「ふっふっふっふ」




シェゾ「なんだよお前かよ、おどかすなよ…」


ラフィーナ「全く…なんのつもりでしたの?」


サタン「いやーみんなが怖い話して盛り上がってたから、少し盛り上げてやろうかと思ってな」


レムレス「それでブレーカーをわざと切ったの?」


サタン「その通りだ!どうだ面白かっただろ?」


アルル「きゅう…」


アミティ「ばたんきゅー…」


クルーク「ばたんきゅー…」


まぐろ「ばたんきゅー…☆」


フェーリ「先輩怖い助けて助けて助けて助けて」


レムレス「フェーリ…君の方が怖いよ…」


ラフィーナ「皆さん見事にばたんきゅーしましたね」


シェゾ「おーい、大丈夫かー??」


りんご「」


リデル「」


レムレス「この2人に関してはもう失神しちゃってるよ…」


ラフィーナ「他の皆さんはまだしも、このお二方は…」


シェゾ「おーいりんごー?リデルー?大丈夫かー?しっかりしろー」


りんご「」


リデル「」


シェゾ「ダメだこの2人に関しては一向に気がつく気配がねえ…」


ラフィーナ「ほかはまだ大丈夫な気はしますけど…」


サタン「怖い話をする時は真っ暗でないと楽しくないからな!」


シェゾ「みんなをガチで怖がらせてどうすんだ!」


サタン「それが怖い話だろ?」


ラフィーナ「だからって普通ブレーカーまで切ります…?」


サタン「それが私のやり方だ!」


シェゾ「まったく…さあこいつらどうしようか」


レムレス「まあしばらくすれば目覚ますはず、暫くそっとしておこう?」


シェゾ「いやしばらくも何も今日はもう夜遅いが…」


サタン「どうだー?お前らも怖かっただろー?」


シェゾ「別に」


レムレス「怖くはなかったかな」


ラフィーナ「むしろ何してくれてんだって思いましたわよ」


サタン「いやなかなか厳しいな…」


シェゾ「おい、こいつらマジでどうする?今日はもう夜も遅いだろ」


ラフィーナ「多分皆さん今日中には目を覚まされないと思いますのでとりあえず一晩泊めますわ、というかあなた方も今日はもう遅いから良かったら一緒に泊まっていかれては?」


レムレス「じゃあお言葉に甘えて」


シェゾ「俺もそうしようか」


ラフィーナ「了解ですわ」


サタン「わたしも!!」


ラフィーナ「まあ別にいいけど…」


サタン「よしじゃあまた怖い話をしてやる!」


シェゾ「まだする気かよ…」





サタン「あれ、ラフィーナは?」


シェゾ「風呂入ってるが」


サタン「にしても結構長くないか?」


レムレス「ラフィーナ髪の毛長いからね…洗うのに時間がかかるんじゃない?」


ラフィーナ「なんですの?今終わりましたわ」


レムレス「おかえりー」


サタン「風呂にまつわる怖い話!」


ラフィーナ「まだやりますの?」


サタン「ある人女の子がお風呂に入っていた、しかし何もしてないのにシャワーから水がいきなり出てきた」


シェゾ「ふん…」


サタン「女の子は慌てて水を止めたが、次の瞬間停電した」


レムレス「はあ…」


サタン「直ぐに電気は復帰したが、風呂の扉の奥には人影が写っていて……」





バチン!





シェゾ「おいまた停電か?」


レムレス「サタン、また君かい?」


サタン「違う!私は今ここにいたんだから今ブレーカー落とせるか!」


ラフィーナ「じゃあ今度はなんで…」


シェゾ「お前、魔法でブレーカー落としたとか…」


サタン「そんな魔法使えるか!」


レムレス「また見てくるか…」


シェゾ「全く…」


ラフィーナ「しかし今度はほんとになんですの…?サタンさんは確かにここにいますし…」


サタン「しかし停電とは盛り上がるなぁ!」


ラフィーナ「何テンション上がってるのよ!」


シェゾ「またブレーカーだぞ?」


レムレス「なんで2回も…」


ユウちゃん「じゃっじゃーん!!!!!真夜中にこんばんわ〜!ユウちゃんでーす!!!!!」


レイくん「レイくんでーす」


ユウちゃん「夜はこれからでーす!!夜はこうでナイト!」


ラフィーナ「きゃー!!!!!!」


シェゾ「うわぁ!」


レムレス「今度は君たち!?ある意味本物の幽霊来た!」


ユウちゃん「のーの!私たちは全く怖くないよ〜!」


レイくん「…ないよ」


サタン「怖い話してたらホントの幽霊が出たぞ!!」


ラフィーナ「こわいこわい怖すぎますわぁぁぁ」


シェゾ「おい俺の足にしがみつくな!」


レムレス「ラフィーナがまじで怖がってる…」


ユウちゃん「おお!!ラフィーナが夜に泣いとる!」


シェゾ「それダジャレのつもりか?つまらな…」


サタン「へえ…最近の若者って友達に抱きつくんだ…」


シェゾ「おいなんだその目は!」


ユウちゃん「怖い話してるのが聞こえて来たからやってきてみたよー!!今晩は怖い話を沢山して夜を越そう〜!やっぱ夜でナイト!夜は盛り上げナイト!」


サタン「おおー!!どんな話をしてくれるんだー??」


シェゾ「おいそこの幽霊!なんだそのつまらんダジャレは!…というか!もう今日は怖い話は懲り懲りだ!」


レムレス「もう寝ようかな…ラフィーナもこんなだし…」


ユウちゃん「おおー!もう夜も遅いから寝るのか!夜は早く寝ナイト!」


シェゾ「俺ももう今日は怖い話はいい、飽きた寝る」


サタン「じゃあ2人で怖い話をして夜を越そうじゃないか!」


ユウちゃん「もっちろ〜ん!そうでナイト!」


シェゾ「大丈夫か?ほらいくぞ」


ラフィーナ「」


レムレス「あれ珍しく失神しちゃってるよ…」


シェゾ「最初の停電では平気だったのにな…」


レムレス「急に出てきたからさすがにびっくりしたんじゃない?あと、停電が立て続けに続いて実はちょっと怖かったのもあるのかもね…」


シェゾ「なるほど、仕方ねえな…寝所まで連れてくぞ、手伝え」


レムレス「う、うん…」



ユウちゃん「あれでこれでねー!」


サタン「おおおー!!!」



シェゾ「すげえ盛り上がってる…」


レムレス「いつまで続くのかな…」


シェゾ「もう怖い話は暫くは懲り懲りだぜ…」



おわり