アミティ「ついに記事が80を越えたよー!!」
アルル「もうすぐ100だね」
カーバンクル「ぐぐぐ!」
りんご「今日は記事80記念としてセレブ堂のケーキを買ってみんなでお祝いです!」
ラフィーナ「おーっほっほっほ!!特別にセレブ堂の期間限定スペシャルいちごケーキをお取り寄せいたしましたわ!感謝なさい!」
シェゾ「普通こーゆうのは100を切ってからやる方がいいんじゃ…」
ウィッチ「ちょっと気が早いですわね」
レムレス「わあ!セレブ堂のケーキ!大好き!」
クルーク「まあたまには甘い物を摂ることも大事だね」
リデル「セレブ堂のケーキですぅ〜」
ドラコ「みんなで食べるぞ!!」
アミティ「おー!!」
アミティ「じゃあまず切り分けるね!ええっと、今日は11人いるから11等分かな…」
アルル「おおー…」
アミティ「よし切れた!」
りんご「待ってください!」
ラフィーナ「なによ」
りんご「お皿とかフォーク用意してません!」
リデル「そ、そう言えば…」
りんご「それがなくては食べられるものも食べられません!」
ドラコ「ついでにさ!このまま食べるのなんかさみしいから音楽でもかけて食べようよ!」
シェゾ「そんな事しなくていいのに…」
アルル「じゃあCDやプレーヤーもいるね」
レムレス「じゃあ僕は紅茶でも入れてくるよ」
クルーク「レムレス!僕も手伝います!」
レムレス「ふふ、ありがとうクルーク」
ドラコ「じゃああたしはアルルとCD探しに行くよ!」
アミティ「あたしも行く!」
アルル「かーくんも行こ」
カーバンクル「ぐー」
ラフィーナ「じゃあ私はお皿やフォークを選んできますわ」
リデル「私も行きますぅ」
りんご「あ!私もお皿やフォークの用意手伝います!」
シェゾ「仕方ねえな…じゃあ俺はプレーヤーでも探しに行ってやるか」
ウィッチ「私は先の魔法薬調合の道具を片付けずに来てしまったのでそれを片付けてきますわ」
アミティ「おっまたせー!!!!」
レムレス「みんな紅茶をどうぞ」
ラフィーナ「ありがとうレムレス」
クルーク「音楽も流したよ」
リデル「賑やかで楽しいです〜」
アルル「では!!!」
りんご「さっそく!」
アミティ「はい!セレブ堂期間限定スペシャルいちごケーキの登場です!!!ばばん!!!!…って」
アルル「ああああ!!!!!!」
りんご「これは…!」
ラフィーナ「まさかの…!」
レムレス「ケーキが…!」
シェゾ「消えた…!?!?」
リデル「消えました…!?!?」
ドラコ「なんで…!?!?」
アミティ「ええーー!!!!!!!」
ウィッチ「私はずっと1階で魔法薬づくりの片付けをしてましたが、怪しい人は入ってきてませんわ」
シェゾ「という事は外部の人間が持ち去ったわけでは無さそうだな」
ラフィーナ「という事は…」
クルーク「ふっふっふっふー」
アルル「え?」
クルーク「皆さんごきげんよう!」
ラフィーナ「…一応つっこんで差し上げますが、その格好は…?」
クルーク「名探偵の衣装だ!もしもの時にいつも持ち歩いてる」
シェゾ「そんなもん持ち歩くなよ…」
ドラコ「ね、クルーク怖いわ〜」
クルーク「皆さん、今日ここにお集まり頂いたのは他でもありません」
アルル「いやさっきから集まってるんだけど…」
アミティ「時々クルークが分からなくなるよ…」
ラフィーナ「あら、いつも分からなくってよ」
クルーク「ケーキを切り分けてからお皿やお茶の準備をして再び箱を開けるまでの5分間、この空白の5分間の間に犯行は行われました!!」
りんご「という事は?」
クルーク「外部の人間が誰も来ていないという事は…おそらく!ケーキを食べた犯人はこの中にいる!!」
ウィッチ「まあ、そうなるでしょうね」
クルーク「おい!なんでそんなに軽いんだ!もっと驚けよ!」
ラフィーナ「だって他に人が来ていないならそれしかないでしょう、どこに驚く要素がありまして?」
レムレス「それにしても、なんで1人であんな大きいホールケーキなんかを…?」
シェゾ「かなりの食いしん坊だろうな」
アミティ「な!なんでこっち見るの〜!?」
アルル「そうだよ!ひどいよシェゾ!」
クルーク「まず一人一人のアリバイを聞いていこうか」
りんご「はあ…」
クルーク「まず僕は紅茶をレムレスと一緒に淹れていた」
レムレス「じゃあその時クルークと一緒にいた僕は容疑者から外れる事になるね?」
クルーク「甘い!」
レムレス「え!?」
クルーク「その後、途中でレムレスはラフィーナに呼ばれてたろ」
レムレス「ああ、うん…どれがケーキのお皿に相応しいか選んで欲しいって」
ラフィーナ「そうね、確かに私はレムレスに一緒にお皿を選んで欲しいと頼みましたわ」
クルーク「でもその時、レムレスはあのままこの部屋に戻ってきてケーキをひとりで…!つまり!犯人はレムレス!あなた…かも!」
レムレス「待って待って!!!なんで僕なの!僕はただラフィーナに呼ばれて一緒にお皿やフォークを選んでいたんだよ!ちなみにリデルもその時一緒にいたよ」
リデル「確かに私達はお皿を選んでました、まあちょっとお皿の趣味が合わなくてレムレスさんとラフィーナさんが揉めてたりしましたけど…でもそこでラフィーナさん、もう一度他のお皿を見て来ると言ってひとりで部屋を出ましたよね?」
レムレス「ああたしかに…もしかしてラフィーナ、あのままこの部屋に戻ってきて…」
リデル「犯人はラフィーナさんですね!」
レムレス「例えケーキを持ってきたラフィーナであっても容疑者である事には変わりないもんね」
ラフィーナ「あのですねぇ…私はお皿を探しに行っただけなの、私を疑う前にみんなのアリバイも聞かせてもらいたいわ…じーーーーー」
ドラコ「ええ!?ラフィーナもしかしてあたしを疑ってる!?ひどい!ひどいじゃないかラフィーナ!たしかにあたしは食いしん坊だし甘いもの大好きだし、いちごのケーキには目がないよ!でもみんなの分をひとりで食べるなんて…あたしがそんな人間に見えるのか!?!?」
シェゾ「じゃあなんでそんなに焦るんだ…?」
ドラコ「あたしは!アルルとアミティと一緒に階段の下でずっとCDを探してたよ!」
アミティ「そ、そうだよ!ドラコは多分違うよ!」
ドラコ「あ、でも途中でアルルとアミティ2人でどこか行ったよね…その時にここに戻ってきてケーキを食べる事もできるよね、犯人はアルルとアミティの共犯じゃないか!?」
アミティ「違うよ!あたしは他にCDが無いか探しにいっただけ!」
アルル「僕だって途中でカーくんがいなくなっちゃったから探しに行っただけだよ!」
クルーク「じゃあ犯人はお前たちか??」
アルル「でも僕!カーくんを探している時、1階でウィッチに会ったよ」
ウィッチ「ええ、確かに会いましたわ」
クルーク「ちょっと待って、そう言えばウィッチきみはそのほうきで空を飛べるよな?」
ウィッチ「え、ええ…飛べますわよ」
クルーク「空を飛べることを活かして3階でケーキを盗み、空を飛んでどこかへケーキを隠す…そしてここに戻ってきて元々最初からそこにいたと思わせるためにアルルにわざと姿を見せた…空を飛べるウィッチだからこそできる完全犯罪だ!」
ウィッチ「そーんな手の込んだこといたしませんわ!それに空を飛べるって言ったらレムレスさんだってそうじゃない!」
レムレス「僕だってそんな手の込んだことしないよ!?僕はクルークと一緒に紅茶を淹れてたり、ラフィーナとリデルとお皿選んだりしてたよ!」
ウィッチ「それだけであなたを犯人から除外する事は出来ませんわ!…そう言えばあなたさっきラフィーナさんに呼ばれたと言ってましたわよね、その時に1回ここへ戻ってきて、そこから空を飛んでケーキを持ち出してどこかに隠してからまた3階に戻り、何事も無かったかのような顔でラフィーナさんたちのところへ合流した…」
レムレス「ちがうよ!!」
ウィッチ「何が違いますの!?」
ラフィーナ「でも確かにレムレス、わたくしが呼んでからすぐには来ませんでしたよね」
レムレス「あれは!2階のトイレに行ってたんだよ!ずっと我慢してたんだけど我慢できなくなってきて、たまたまトイレの前を通ったからついでに行ってしまおう!って!」
リデル「確かに、二階のトイレの水が流れる音がしました…だからレムレスさんがトイレに行ったのは本当だと思います…」
りんご「そういえば!その後お皿が決まった後はレムレスはクルークの元へ戻り、今度リデルはフォークを探しに行きました!」
アルル「うん」
りんご「その時リデルはひとりでフォークを探しにいったはず…」
アミティ「あぁ…」
りんご「その時にリデルは部屋へ戻り、一人でケーキを食べちゃったのでは!」
リデル「そんな…わたしは皆さんの分を独り占めしたりしませんよ…ひどいです…ぐす」
ドラコ「あーあ泣かせちゃった」
シェゾ「おいおい泣かせんなよ…」
リデル「確かに最初は1人で向かったけどその後すぐにラフィーナさんが来ました、1人でフォークを探してた時間はすごく短かったです!その短い時間で3階に戻ってあんなに大きいケーキをひとりで食べちゃうなんて出来ません!」
ラフィーナ「そうですわよ!わたくしはすぐにリデルさんと合流しましたわ!」
リデル「そーゆうりんごさんこそ、その時1人だったんじゃないですか??」
りんご「私ですか!?」
ラフィーナ「そうよ!そう言えばあなたあの時テーブルクロスもあればいいかも、探して来ますとか言って1人でどこか行きましたわよね」
りんご「あーそうですね…せっかくのお祝いケーキだから普通のテーブルで食べるのはなんかあれだったのでテーブルクロス敷いた方がいいと思いまして…」
ラフィーナ「その時あなただって1人だったはず…テーブルクロスを探しに行く時に隙を見て3階に戻って1人でケーキを食べたんじゃなくって!?」
りんご「それは断じて違います!わたしはテーブルクロスを探しに台所へ向かって、そこで紅茶のカップを用意してるレムレスとクルークに会いました!」
クルーク「そうだな、そう言われてみれば君突然テーブルクロス探しに来ました〜とか言って来たよね」
レムレス「うん、りんごはほんとにテーブルクロスを探してたよ」
りんご「テーブルクロスを探してた証拠はここにあります!」
クルーク「うーん、みんなアリバイがあるようでないな…」
りんご「とりあえず、一旦状況を整理してみません?」
ラフィーナ「ま…まあ…そうですわね…」
りんご「まず、3階のケーキの置いてあった部屋には誰もいませんでしたよね」
アルル「うん、そうだね」
ドラコ「3階はほんとにがら空きだったね」
りんご「2階の台所にはレムレスとクルーク、そしてリビングにはラフィーナとリデルと私…1階にはシェゾさんとウィッチ、アルルとアミティとドラコは階段下でCDを探していた…カーバンクルもアルルと一緒です」
クルーク「こうしてみるとみんな必ず1度は1人っきりになってる時間が存在するよね…」
ドラコ「でもそれだったら探偵気取ってるクルークこそ怪しくない??」
クルーク「なんで!僕は探偵だから違うよ!」
ラフィーナ「探偵だから違うんだそっか!とはなりませんわ!」
リデル「そうですよ!クルークさんにも犯行に及ぶ時間はあるはずです!」
クルーク「そんな!僕の事まで疑うんか!」
ラフィーナ「確かクルークはレムレスと紅茶の用意をしてたって言いましたわよね?」
リデル「確かその時は私たちがレムレスさんにもお皿選びを手伝って貰うためにレムレスさんを呼び出しました、だから…」
アルル「ああ!そっか!その時一緒にいたレムレスは呼び出されてて居なくなったからその時にクルークは1人になってはず!」
ウィッチ「なるほど…その時にケーキを食べに行く事だって出来ますわね…」
ドラコ「て事は…クルークが犯人!?」
クルーク「あのね!僕は探偵なんだからそんなことするわけないだろ!?」
りんご「犯行を誤魔化すためにわざとそんな格好してきたってことも…」
クルーク「ありえません!!!」
シェゾ「おいお前ら、もうやめないか」
アルル「え?シェゾ?」
シェゾ「お前ら、友達なんだろ?友達を疑うなんて悲しい事だろ、もうこんな意味の無い醜い争いはやめにしよう、な?」
りんご「シェゾさん…」
シェゾ「こうしよう、みんな目を瞑ってケーキを食べたやつは正直に手を挙げる、俺にだけ正直に言ってくれればもうそれでいいじゃないか」
アルル「シェゾ…」
ラフィーナ「まあ良くってよ」
アミティ「そうだね、そうしよう!」
シェゾ「じゃあみんな目を瞑れ、目を瞑ってケーキを食べた人は正直に…」
「じーーーーー」
シェゾ「て!?みんな目開けてるし…!おいお前ら目を瞑れ!食べたやつは正直に手を挙げんか!」
ウィッチ「醜い争いはやめようなんて急に言い出して来て、ちょっと引っかかりますわ」
りんご「そう、たしかに怪しいです」
シェゾ「んな!?」
ラフィーナ「シェゾさんはあの時何をしてましたの??」
シェゾ「おれは!お前らが音楽を流したいって言うからプレーヤーを探してて…!」
ドラコ「1人で??」
シェゾ「1人で…でも俺はずっと1人でプレーヤーを探してて…!」
ラフィーナ「それを証明する人は?」
シェゾ「べ、別にいないが…」
ラフィーナ「証人がいなければアリバイは成立しませんわ!」
クルーク「分かったぞ!犯人はシェゾあなたです!」
シェゾ「ちがーう!!!!!!!ほんとにちがーう!!!!!!!!」
ドラコ「なんでそんなムキになんの…」
ラフィーナ「ああー!!!!」
アルル「何どうしたの!?」
ラフィーナ「もしかして!犯人はカーバンクルさんだったりして!?」
りんご「ああー!そう言われてみれば!」
シェゾ「確かにカーバンクルは食いしん坊…こいつの可能性だって充分あるな」
ドラコ「さっきアルル言ってたよね!急にいなくなったカーバンクルを探しに行ったって」
ラフィーナ「その時にカーバンクルさんは1人でこっそり3階に戻ってケーキを食べた…とか?」
アルル「まってよカーくんはそんな事しないよ!」
シェゾ「じゃあこいつが1人で何をしてたか、そのアリバイを証明できるか?」
アルル「そ、それは…でも!カーくんはみんなの分を独り占めなんかしないよ!」
カーバンクル「ぐぐぐぐ!!!!」
アルル「ほら!違うって言ってる!」
シェゾ「それが本当に違うって言ってる証拠があるのか??」
ラフィーナ「そーですわ!」
アルル「ええっと…それは…」
シェゾ「それだとアリバイは成立しないぞアルル!」
ドラコ「いやそれをシェゾに言われたくないと思うけどな…」
レムレス「やっぱり僕はウィッチが怪しいと思う!」
ウィッチ「うるさいですわね!あなただって空を飛べるんですから充分怪しいですわよ!」
レムレス「そう言えば君、僕達はケーキの準備に関することをしてたのに君ひとりだけは魔法薬調合の片付け…つまり、自分の事をしていたよね?ケーキに関することじゃない自分の事をしてたのだから、この犯行に及ぶ時間は他の誰よりもあったはず!だから犯人は…」
ウィッチ「そんなのなんの証拠にもなりませんわ!…と言うかもうあなた方全員怪しいですわ!」
ラフィーナ「ちょっと!それはどうゆうことよ!?」
リデル「そうですよ!わたしはこんな格好をしてるクルークさんが怪しいです!」
クルーク「僕は探偵なんだから違う!」
りんご「だから探偵だから違うんだねそっか〜とはなりません!」
アルル「確かに今のレムレスの話も一理あるかも!自分の事をしてたウィッチには犯行に及ぶ時間が誰よりもあったかも!」
ウィッチ「だまらっしゃい!!」
ラフィーナ「証人がいないシェゾさんとカーバンクルさんが1番怪しくなくって!?」
シェゾ「俺はホールケーキ1つを全部ひとりで食べたりなんかせんわ!」
カーバンクル「ぐーぐ!!!」
アルル「カーくんも違うって怒ってるよ!」
ドラコ「そーゆうアルルこそ、実はカーバンクルを探しに行くふりをして1人で上へ上がって…」
アルル「違うよ!僕はその時ウィッチに会ったってば!」
ウィッチ「その私に会う前の時間にということも考えられませんこと!?」
アルル「そんな!言いがかりだよ!ねえカーくん?」
カーバンクル「ぐー!」
シェゾ「そのカーバンクルだって嘘をついてるかもしれないだろ!?」
カーバンクル「ぐぐ!?」
アルル「カーくんは嘘をつかないよ!」
ドラコ「カーバンクルを探してる時アルルだって1人でいたんじゃない!?今まで誰も触れてなかったけどアルルも充分怪しいぞ!!!!」
アルル「そそ!そんな〜!!!!」
ウィッチ「もう自分以外の全員が犯人に思えてきましたわ!!」
ラフィーナ「なんですって!?そう言うウィッチさんだって充分怪しすぎますわ!」
ドラコ「そうだそうだ!!」
ウィッチ「私を疑うんですの!?ラフィーナさんこそ怪しくってよ!?」
ラフィーナ「なんで私が犯人になるのよ!先程何度も言ったでしょ!?すぐにリデルさんと合流したって!」
シェゾ「そんなことより!」
ラフィーナ「そんな事とはなによ!」
リデル「私はこんな格好をしてるクルークさんが怪しいです!」
クルーク「それさっきも聞いたよ!しつこい!」
レムレス「僕はウィッチが犯人だと思う!ひとりだけケーキ関連の事をしてなくて自分の事だったから!」
ウィッチ「だから何回いえば分かりますの!?あなたもしつこいですわね!」
りんご「もう疑うべきは自分以外全員です!」
シェゾ「なんだと!!」
「ぎゃーぎゃーわーわー」
アミティ「なんだかみんなすごい大喧嘩になっちゃった…どうしようケーキひとつでこんなことになるなんて…これは縁切りの予感!?うわぁーん!これって大ピンチ〜!?」
サタン「やあみんなお揃いで、何をもめているのだ?」
アルル「え?あー!サタン!」
アミティ「サタン!」
サタン「みんなして大喧嘩か?珍しい、このサタン様に相談してみろ?なんでも直ぐに解決してやる」
アミティ「…あぁー!!!!!!」
サタン「え!なに!?」
アミティ「みんな!サタンの口元みて!」
アルル「え?」
「ああー!!!!!!!!!」
サタン「な、なんだよ…私の顔になにか着いてるのか?」
アミティ「ついてるじゃん!口にクリームが!」
サタン「え?ああこれは…ここに来るまえに食べてきたセレブ堂のケーキの…え?」
りんご「私たちのケーキを食べたのはあなただってんですね…」
サタン「私!?」
クルーク「どうせ…僕たちを仲違いさせるのが目的だったんだろ…」
ラフィーナ「おかけで…私たちがどれだけ嫌な思いをしたか…」
ドラコ「せっかくのセレブ堂のケーキを一人で食べちゃうなんて…」
アミティ「そう、ちょっとだけならまだしも全部食べちゃうなんて…」
ウィッチ「あなたも随分とせこい手使ってくれますわね…」
サタン「いや違う違う…」
シェゾ「往生際が悪い!!」
レムレス「自分の罪を素直に認めようか、流石に今回は甘くないかな…」
リデル「そうですよ…お兄様たとえあなたとはいえこればっかりは…」
サタン「だから全然違うって…!」
クルーク「みんな!いくぞ!!」
アミティアルル「おー!!!!」
サタン「これは違う!これはここに来る前に食べてきたモンブランとロールケーキと…」
アミティ「え?」
クルーク「サタン!お前がが犯人だな!シェゾ!」
シェゾ「あぁ!」
アミティ「あの…ちょっと…?」
シェゾ「いくぞ…サンダーストーム!」
サタン「うわぁぁ!!!!」
クルーク「よし!」
シェゾ「召取ったり!」
アミティ「ええ…」
アルル「よーし僕も!」
アミティ「ああ待ってよアルル!」
アルル「行っくよ〜!ブレインダムト」
サタン「うぎゃぁぁ!!!!」
アルル「よし!」
クルーク「トドメは僕が!!」
アミティ「あ、あの〜クルーク?」
クルーク「食べ物の恨みを思い知れ!ウィスアトラヘンディ!!」
サタン「もぎゃあー!!!!!!!!!本当に違うんだってばぁ〜!!!!!!」
クルークシェゾアルル「よし」
アミティ「ああ…」
アミティ「と、言うわけでよくよく見たらクリームの色も違ってたし、言ってたケーキの種類も違ってたから本当に犯人じゃなかったんだと思う…」
アルル「そっか…」
クルーク「何だか悪いことをしてしまったかな…」
シェゾ「なに、それはここに来る前に確認もせずに誤解されるような顔で出てきたあいつが悪い気にするな」
りんご「犯人でもなんでもない人をあんなにボコボコにしておいてよく普通の顔して言えますね!?」
リデル「じゃあ、ケーキは本当に誰が…」
レムレス「真相は再び闇の中へと逆戻りしてしまったね…」
ザァァァ
アミティ「ん?なんか1階から水の流れる音がしなかった?」
アルル「う、うん…したね…」
りんご「え!?誰ですか!?」
シグ「お、みんな」
アミティ「あれ!?シグ!来てたの!?」
シグ「うん、ずっといた」
アルル「じゃあ、今までもずっとトイレに…?」
シグ「うんずっと3階のトイレにいた」
アミティ「そうだったんだー!」
レムレス「僕は2階のトイレ使ったから気づかなかったや…」
シグ「おなかいたかった、トイレからでれなかった」
アミティ「え!?そうなの!?今はもう大丈夫!?」
シグ「うん、今は大丈夫」
アミティ「良かった〜!」
シグ「それとケーキ」
アミティ「ケーキ?」
シグ「ずっとここに置いてあった、放置してるとわるくなる、冷蔵庫に入れて置いた」
アミティ「ええ!?!?」
アルル「ケーキが…」
りんご「冷蔵庫に!?」
シグ「1回お腹いたいの収まったから外に出たらそこに置いてあって冷蔵庫に戻した、そしたらまたお腹いたくなったからまたトイレに戻った」
アミティ「なーんだ!そうだったのかー!!」
ラフィーナ「じゃあ今ケーキはもうすぐそこの冷蔵庫の中にあるのね?」
シグ「うん」
アルル「良かったー!誰かが食べたとかじゃなかったんだね!」
レムレス「良かった〜!」
シェゾ「ふん、ほんとに人騒がせなヤツらだ」
ウィッチ「あら、1番アリバイが弱かったくせに」
シェゾ「うるさい」
アミティ「そうだ!シグも一緒にケーキ食べよ!」
シグ「わーい」
アルル「じゃあ改めてみんな…」
りんご「ケーキを食べましょう!」
アミティ「ぎく…!」
ドラコ「ケーキケーキ!」
クルーク「ようやっとこのケーキを食べられる場面まで来たよ…」
リデル「良かったですぅ」
りんご「はい、2度目の正直です!お待ちかねのセレブ堂の期間限定スペシャルいちごケーキです!!」
ラフィーナ「…あら?」
ウィッチ「変ですわね…」
リデル「1切れなくなってます…?」
シェゾ「誰かが待ちきれなくてひとつ食べちまったのか…?」
りんご「おそらくそう言うことになりますね」
カーバンクル「ぐぐ??」
レムレス「でも一体誰が…」
アミティ「そー…そー…」
アルル「ん?アミティどこ行くの?」
アミティ「え…いや…その…」
ラフィーナ「どうしましたのよアミティさん、なんか顔色悪くってよ」
クルーク「…まさか…」
ウィッチ「待ちきれなくてつまみ食いしたとか…?」
アミティ「あ…あっはははは…でも、全部は食べてないから…ちょっとだけだから……」
アルル「…」
カーバンクル「…」
りんご「…」
リデル「…」
ラフィーナ「…」
ウィッチ「…」
ドラコ「…」
クルーク「…」
レムレス「…」
シェゾ「…」
アミティ「あっはははは…でも全部食べちゃうよりはマシじゃない…??あは、あはははは…」
「こら〜!アミティ〜!!!」
アミティ「きゃー!ごめんなさーい!!!!!」
おわり