サタン「新しい発明をしたぞ!」


エコロ「わーおおじさま何それ何それ〜!」




アルル「サタンまたなんか変なこと企んでるの?」


りんご「あからさまに嫌な予感しかしません」


サタン「違うぞ!今回ばっかりはほんとに迷惑事ではないぞ!」


シェゾ「じゃあなんだよ、こんなに大人数集めてよ」


ルルー「おだまり変態!サタン様に向かってその口の利き方やめなさい!」


シェゾ「変態って言うな!」


ウィッチ「今更思ったのですが、シェゾさんって一応イケメン枠に入ってますのに変態キャラってなんだか残念ですわよね」


ドラコ「わかる!顔はイケメンなのにね〜」


シェゾ「そこ!何喋ってるんだおい!」


サタン「だあー!うるさい!人の話を聞け!」


クルーク「で?なんだい?」


サタン「これを見てくれ!」


シグ「これなに」


サタン「カメラ付き無人飛行型カメラ!」


リデル「…て」


アミティ「なに?」


サタン「要するにドローンだ!」


シェゾ「最初からそう言え!難しい言い方をするな!」


レムレス「そのドローンがなんだい?」


サタン「これからこのドローンを使ってみんなで鬼ごっこ大会をする!」


アルル「鬼ごっこ?」


クルーク「子供かよ」


ルルー「おおー!楽しそうじゃないですの!このルルーの足の速さを見せるわ!」


サタン「ただの鬼ごっこじゃない!このドローンはだな、人を見つけると物凄い速さで追いかけてくる、それを振り切れるかどうかだ」


りんご「なるほど…」


サタン「カメラに写ったら発見ではなく、ドローンが対象者を追い抜くとその者はリタイア、またその場にとどまるとリタイアと言ったところだ」


シェゾ「ふん」


ラフィーナ「この私の足の速さを見せますわ!」


ウィッチ「さっき同じセリフ聞きましたわ」


ドラコ「面白そうじゃん!やるやるー!」


リデル「走れるか分かりませんけど…でもやって見ます…」


フェーリ「あたしも…」


サタン「よぉーし!みんなやるなー??」


アルル「まあたしかに今回は別に迷惑ではないからしょうがない付き合ってあげようか、ね?かーくん?」


カーバンクル「ぐー!」


シェゾ「しょーがない、俺も付き合ってやる」


りすくま「面白そうだから参加してみます」


サタン「そうと決まれば皆の者!位置につけ!バラバラに散るんだ!」


アミティ「おー!」


シグ「おー」




アコール「司会とか実況はアコールがやります」


ラフィーナ「先生いましたの…」


エコロ「おじさまと司会やりたかったのに僕は逃げる側だって」


りんご「いいじゃん、エコロ一緒に頑張ろ!」


エコロ「りんごちゃん!2人で逃げ切ろうね!」


りんご「それは…」


アコール「リタイア者にはおしおきが待っておりますので楽しみにしてくださいね」


アルル「うわぁ、一体何をする気なんだろう…」


レムレス「ご想像にお任せします、と言った所かな…」


ルルー「サタン様からのおしおき楽しみですわ〜!」


まぐろ「え!楽しみなの!?」


シェゾ「ドMか!」


アコール「それでは始めます、制限時間は30分です」


アミティ「ごくり…」


アコール「よーいスタート!!!!!」




サタン「飛べ!」


ウィーン


アコール「飛びましたね」


サタン「お、これは…」


エコロ「…」


アコール「あら」


エコロ「ふぇ?」


アコール「え…エコロさん確保ー!」


エコロ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!?」



シェゾ「な…!?」


りんご「え!エコロもう捕まった!?」


アミティ「まだ数秒しか経ってないよ!?」


まぐろ「開幕で終了か☆」


ウィッチ「ポ〇モンバトルで例えるなら先手のぜったいれいどですわね」


エコロ「お、驚いたよこれは…はは、はははは」



アコール「さあエコロさん歯を食いしばってくださいね、うふふ」


エコロ「わああああ!!」


サタン「思ったより良く飛ぶな」


アコール「なかなか予想以上に高性能ですね」


サタン「さて、次は誰を狙うのか」


アコール「あら…クルークさんですね」


クルーク「な!今度は僕か!」



レムレス「うわ!クルーク追われてんじゃん!」


フェーリ「あたし達もここから離れた方がいいかもしれないわ…」


レムレス「そ、そうだね…いこうかフェーリ」


フェーリ「ええ」



アコール「クルークさん確保!」


クルーク「そそ、そんなァー」



アルル「うわぁ、クルーク捕まったんだ…」



レムレス「さっきの速さみたよねフェーリ」


フェーリ「ええ、ものすごい速さだったワ…」


レムレス「これでただ走るだけじゃ敵わないことが分かったね」


フェーリ「そうですわね先輩」


レムレス「じゃあ、引き続きがんばろ」



アコール「今はまだ誰も感知してないみたいですね」


サタン「ああそうだな」


アコール「ところで、このドローン音には反応するのですか?」


サタン「そうだな、普通の声の会話程度は広いはするけど追いかけるようなことはしない、だが大きい音には反応する」


アコール「なるほど、では誰かの大きなくしゃみなんかは?」


サタン「1発だ」



アルル「ハークション!!!!!!」


レムレス「お、大丈夫??」


フェーリ「花粉?」


アルル「いや分からない、あははは」


レムレス「そーいえばあのドローンって音に反応ってするのかな」


アルル「うーん、どうなんだろ大丈夫じゃない?」


レムレス「そっか大丈夫そうか…って!大丈夫じゃないねこっち来てるね!?」


フェーリ「まずいわ…」


アルル「このままじゃみんな捕まっちゃうよ!別々で逃げよ!」


レムレス「そうだね!必ず振り切ろう!」


フェーリ「そうね…」




サタン「あっ、アルル!」


アコール「アルルさんを狙ってますね」


サタン「あっ、少し減速を…」


アコール「サタン様…?」


サタン「あ、えっと、これはだな…」




ウィッチ「よかった、アルルさんが今注意を引いてくれて…てええ!?」


アルル「や、やあウィッチ…」


ウィッチ「ちょ!アルルさんドローン連れてこないでくださる!?」


アルル「好きで連れてきてないよ!」


ウィッチ「じゃあどうして私について来るんですの!?」


アルル「逃げる先にウィッチが居るだけだよ!」


カーバンクル「ぐっぐー!」


アルル「え?かーくん?」


ウィッチ「カーバンクルなんて言ってますの?」


アルル「まぜて、だって」


ウィッチ「なんで!?」



サタン「えっあっ、カーバンクルちゃんまで!?」


アコール「そうですね、でもサタンさん?」


サタン「…はい」



アルル「あーーーー」


アコール「アルルさんウィッチさんカーバンクルさん確保です!」


サタン「そうだな、やはりズルはいけない…」



ウィッチ「アルルさんのせいで!もう最悪ですわ!あなたがこっちに来なければ!」


アルル「あははごめんねウィッチ…でもカーくんなんで来ちゃったの?」


カーバンクル「ぐー!」


アルル「え!一緒に捕まりたかったの!?」


ウィッチ「でもあなたおしおきはどうしますのよ!?」


カーバンクル「ぐぐぐぐ」


アルル「うんうん、あ、そっかたしかにサタンは僕やかーくんにはおしおきはしなさそうだよね…」


ウィッチ「そりゃ安心してつかまれますわね!?」



レムレス「あーらら、逃げきれなかったか…」


フェーリ「でも分散したのはいい考えだったわ」



シェゾ「まじかアルルにウィッチまで…」


まぐろ「ただ走るだけじゃだめそうだね…」


シェゾ「あんなのに見つかったら俺のこの足の速さですらまずいかもしれん」


まぐろ「ぼーくもさすがにキツい…かな☆」


シェゾ「うん…って!?」


まぐろ「こっち来てるくないですか!?」


シェゾ「くそ!こうなったら二手に分かれて逃げるぞ!」


まぐろ「そうだね…☆」



アコール「今度はシェゾさんとまぐろさんですね」


サタン「二手に分かれたか」



シェゾ「まぐろの方に行ったか…」



まぐろ「うわぁぁぁぁぁぁ早いよぉ…!☆」


アコール「まぐろ収穫です!!」


まぐろ「収穫ってなに!?!?」



シェゾ「うわあいつ捕まったか…」


りんご「まじですかまぐろくん!」


サタン「長くなりそげなので次回に続く!」