3日目の夜
アミティ｢明日が最後の夜だねー｣
りんご｢そうですね…｣
ティ｢このままもう誰も脱落することなく終わればいいが…｣
リデル｢あともう少しです、頑張りましょう｣
ユウちゃん｢じゃじゃーん！いつも元気なユウちゃんでーす！！｣
レイくん｢レイくんでーす｣
アミティ｢い○いい○いばあかよ！！｣
ティ｢やば…｣
ユウちゃん｢わたしたちがこの3日目の夜を盛り上げてあげましょう〜！｣
りんご｢にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！｣
リデル｢きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ｣
ユウちゃん｢なんか名乗っただけでめっちゃ怖がられてるんですけど！？｣
りんご｢なななななんであなたたちがここに…！！！！｣
ユウちゃん｢退屈そうなみんなを盛り上げに来たんだけどなんでそんなガクガクしてるのー！｣
りんご｢非科学的な存在はどうも苦手でして！ぎゃー！！！！！！！！！！｣
リデル｢幽霊怖いですぅ…！｣
ユウちゃん｢まあまあそう言わずにー！私たちのダジャレを聞いてればあっという間に時間を忘れてタイムリミットの時間が来るよ〜！｣
りんご｢そんなんだったらリタイアした方がマシです…！｣
リデル｢そうですね…！｣
ユウちゃん｢ええ〜｣
レイくん｢リタイアするんだ…｣
りんご｢あなた達がいるならもうさよならです！｣
リデル｢幽霊怖いですぅ…｣
アミティ｢あー！りんごリデル〜！｣
アコール｢はい帰りましょうね｣
ティ｢まじかよこんなことって…｣
シェゾ｢赤ぷよチームりんごとリデル脱落だと｣
アルル｢あーあー｣
ラフィーナ｢ほんとに何があったのかしらあのグループは…｣
エコロ｢りんごちゃんリタイアしたのー？？｣
シェゾ｢そうらしいぜ｣
エコロ｢じゃあ僕もリタイアしたらりんごちゃんに今すぐ帰るって事？？｣
アルル｢えー知らないけどそうなんじゃない？｣
エコロ｢じゃありんごちゃんに会いにいこっと！ばいばーい｣
シェゾ｢は？｣
アコール｢エコロさんもリタイアですね？｣
エコロ｢うん、そうするとりんごちゃんに会えるんだよね？｣
アコール｢まあ、そうなりますね｣
エコロ｢じゃあもう帰るー充分楽しかったよ、じゃあまたねー｣
アルル｢行っちゃった…｣
ラフィーナ｢随分能天気な方ですわね｣
シェゾ｢仕方ないな…この3人で残りを乗り切るぞ！｣
アルル｢おー！｣
まぐろ｢今日ははみんなでけん玉をして夜を越そう｣
クルーク｢まあたまにはいいかもね｣
シグ｢むしじゃないとやだ｣
クルーク｢いいじゃないかたまには！君も参加したまえ｣
シグ｢うーへー｣
まぐろ｢けん玉はこうするのさ☆｣
クルーク｢うう、なかなか難しいな…｣
まぐろ｢慣れれば楽しいよ☆ほーら｣
クルーク｢うますぎだろ…｣
まぐろ｢ほら、クルークくんもやってみ？☆｣
クルーク｢ええっと…こうか？｣
まぐろ｢なかなか上手じゃない☆｣
クルーク｢本当か！｣
まぐろ｢シグくんは？☆｣
シグ｢めんどくさい｣ポイ
まぐろ｢あーあ、投げないで！☆｣
クルーク｢あ｣
シグ｢え｣
アコール｢シグくんリタイアです｣
シグ｢りたいあー｣
クルーク｢そんな事あるー！？｣
まぐろ｢けん玉を投げたはずみでそれがリタイアボタンに当たっちゃったよ…☆｣
シグ｢ばいばい｣
クルーク｢おい！ばいばいじゃないよ！｣
まぐろ｢残り2人か…｣
アミティ｢シグリタイアだってー｣
ティ｢黄色組も残り2人、青は3人だな｣
アミティ｢残るはあたし達とシェゾアルルラフィーナまぐろクルークか…｣
ティ｢中々粘り強い奴らが残ってるな…｣
アミティ｢まぐろとクルークとアルルはどうか分からないけどシェゾとラフィーナ辺りは絶対リタイアしないよ…｣
ティ｢2人して気が強いもんな…相当｣
ラフィーナ｢シグさんもアウトですわ｣
シェゾ｢いよいよ俺らの勝利が見えて来たな｣
アルル｢うん、このまま絶対勝つよ！｣
最終日
シェゾ｢朝だぜ｣
アルル｢うん、おはよう｣
ラフィーナ｢おはようございます…｣
アルル｢ところでさ｣
シェゾ｢うん｣
アルル｢優勝したらどうなるのかな｣
ラフィーナ｢財宝がたくさんに決まってますわ！｣
アルル｢あはは、財宝ね…｣
シェゾ｢ここにいるヤツら全員の魔力が頂けるとか！｣
アルル｢シェゾもラフィーナも自分の欲望に目がくらみすぎだよ…｣
ラフィーナ｢アルルさんは何かありまして？｣
アルル｢んー、でも僕はみんなで楽しく過ごせればそれでいいかなって感じだよ｣
ラフィーナ｢まあ、平和すぎる呑気な答えです事｣
シェゾ｢そうだぜアルル、欲望を全て叶えてくれるとか、そんなんだったらどうするんだ？｣
アルル｢要するに、願いがひとつ叶うって事？｣
シェゾ｢そんな感じだ｣
アルル｢んーーーーーーそうだな…でも元の世界に帰りたい気持ちもあるんだよね心のどこかでは｣
シェゾ｢なるほど…｣
ラフィーナ｢え、帰っちゃいますの？？｣
アルル｢んー出来れば…あっちの世界の友達にも会いたいし｣
シェゾ｢ん…でもあっちの世界はな…｣
アルル｢でも、このプリンプタウンも好きだよ｣
ラフィーナ｢…ないでほしい｣
シェゾ｢ん？｣
ラフィーナ｢帰らないでほしい｣
アルル｢ラフィーナ？｣
シェゾ｢どうした突然｣
ラフィーナ｢シェゾさんもアルルさんも、このプリンプタウンで出来た大切な仲間ですわ、今回だって4日間一緒に過ごせて…いつかの時もなんか…夜このメンバーで色々話しながら過ごしたり…せっかくこんな楽しい思い出が沢山作れた仲なのに…お別れなんて…もうこのような思い出が2人と作れないなんて…｣
アルル｢ラフィーナ…｣
シェゾ｢ラフィーナ、こっちを向け｣
ラフィーナ｢え？｣
シェゾ｢大丈夫だ、おれはお前らのような呑気な連中、そしてこの平和なプリンプが好きだ、安心しろどこにも行きはしない｣
アルル｢そうだよ！僕達もみんなのこと大好きだよ！｣
シェゾ｢前居た世界は、なんというか割と恐ろしくて…下手すりゃ命すら落としかねないような世界…そこに比べたらこの町は平和過ぎて逆にいいくらいかもしれない、今そう思えてきた｣
アルル｢そうだよ！僕達だって危ない橋何度も渡ってきて最悪の場合殺されそうにもなったり…｣
ラフィーナ｢前の世界は結構恐ろしかったのね…でもこの世界はそんな事はないですわ！｣
アルル｢うん、この平和なプリンプタウンが大好きだよ！｣
シェゾ｢それにあの世界に戻ったら…またあの時のような辛い思いをするかもしれない｣
ラフィーナ｢シェゾさん？｣
シェゾ｢俺は最強の魔導師を目指している、だからこの力は誰にも奪われてはならない、しかし1度だけこの力を奪われてしまったことがある｣
アルル｢あ、ああ…｣
シェゾ｢だからあの世界に戻ればそのような事がまたあるかもしれない、もう俺は奪われる側には二度となりたくない、だからこのプリンプに居ればそのような事はとりあえずは絶対ないだろう、安心だ｣
アルル｢そうだよ、それにシェゾには僕達だって着いてるよ！｣
ラフィーナ｢わたくしだって！いつでもシェゾさんたちの味方ですわ！｣
シェゾ｢フッ、仲間か…｣
ラフィーナ｢わたくしも！強く美品に溢れたゴージャスでビューティーな格闘美女になるためにどんどん修行していきますわよ！｣
アルル｢僕もその修行に付き合うよ！手伝えることがあるなら！｣
シェゾ｢俺だって言ってくれれば力になってやる、お前には魔力がないからな、助けてやる｣
ラフィーナ｢ありがとう2人とも…｣
アミティ｢ティはさ、もし願いがひとつ叶うとしたらどうする？｣
ティ｢え、どうした突然｣
アミティ｢あははは、ごめんごめんでもこんな二人っきりでティと話す事なんて滅多にないからちょっと聞いてみたくて｣
ティ｢そっか、うんそうだな…まず、真のテトリス王者になる、そしてアイやエスたち、みんなといつまでも仲良くずっと生活出来たらな…なんてな｣
アミティ｢みんなと仲良くか…あたしもティやエスたち、みんなとずっと仲良く居られればな…｣
ティ｢アミティは？｣
アミティ｢あたしの夢は素敵な魔導師！なんだけど勉強についていけなくていっつもいつの間にか寝ちゃってて、テストも赤点ばっかで毎日毎日補習続き、こんなんじゃ無理なのかな…あたし｣
ティ｢周りについていけないのは凄くわかるな…魔導は難しそうだものな｣
アミティ｢ほかのラフィーナやクルークは成績優秀だからさ、なんか周りに置いてかれてる感じがしてさ…｣
ティ｢無理に周りに合わせなくてもいいんじゃない？？｣
アミティ｢どーゆう事？｣
ティ｢無理に周りにペース合わせて着いていかなくとも、アミティはアミティのペースでゆっくり夢に進んでいけばいい、まだまだ時間はたくさんあるよ｣
アミティ｢あたしのペースでゆっくり進んでいくか…｣
ティ｢他の子だってすぐに夢が叶うって訳では無いだろうし、どっちにせよみんなにはまだ時間がかなり課せられてるんだよ、だから焦らなくとも時間は沢山あるから大丈夫だよ｣
アミティ｢そっか…そっか！じゃああたしはあたしのペースでゆっくり夢に進んで行ってみるね！そのために勉強ももう少し頑張ってみるね…｣
ティ｢そうだよ、焦りからは何も生まれない｣
アミティ｢ありがとうティ！｣
ティ｢さあ、今日の夜で終わりだからもう少しだけ一緒に頑張ろ｣
アミティ｢うん！｣
まぐろ｢最初は騒がしかったのに今はすごく静かになったね｣
クルーク｢ああ、あのバカたちのおかげでな…｣
まぐろ｢クルークはさ、ダークな魔導師に憧れてるの？｣
クルーク｢ん？ああそうだけども、どうしたの？｣
まぐろ｢いや、君とはちゃんと話ししたことがなかったからね、今いい機会かなって｣
クルーク｢そうだね、それもそうか、そう僕はダークな呪文をかっこよく使えるダークな魔導師になりたい、レムレスって知ってるろ？｣
まぐろ｢彗星の魔導師さんだよね？｣
クルーク｢そう、そのレムレスは元は闇の魔導師系の方だったんだ、もともと家が闇の呪文とかを使う系の家だったから｣
まぐろ｢でも彗星の魔導師さんはなんで闇とは真逆の彗星の魔導師に？｣
クルーク｢とある事がきっかけで人を笑顔にしたいと思いみんなに笑顔を振りまく光の存在になりたい、でも元々の属性の暗い闇系だとそれにはあっていない、だから元々持っていた闇の魔力は封印して、なんやかんやで光の力を手に入れ光の魔導師になったのさ｣
まぐろ｢それでクルークくんはそのレムレスさんに憧れたけど、でもそれでも自分はダークな方がいいからダークな魔導師を？｣
クルーク｢そうだね、属性関係なくレムレスには憧れている、でも僕は光よりも闇がいいんだ｣
まぐろ｢なるほどね☆｣
クルーク｢まぐろはその…元いた世界に帰りたいって思うことあるの？｣
まぐろ｢そうだね、でもこのプリンプタウンやクルークくんアミティちゃんみんなと仲良くなれたしお陰様でこっちにいても毎日楽しいよ｣
クルーク｢そうか…まあここはのどかで平和すぎるからな…まあ危険などもあまりないし安心してはいられるとは思う｣
まぐろ｢うん、本当に平和でいい世界だと思うよずっとここにいられるならここにいたいね☆｣
クルーク｢帰らなきゃ行けない理由あるの？｣
まぐろ｢うん、学校だって行かなきゃならないしね…｣
クルーク｢そっか、ずっとここにいられる訳では無いか…そりゃそっか｣
まぐろ｢でもみんなと仲良くなれて嬉しいのは本当だから、本当に帰れる日が来るまでは仲良くしてくれる？？｣
クルーク｢そ！そりゃもちろんだ！言ってくれればいつでもぷよ勝負とかだってするし、魔導学校にだって遊びに来るといい｣
まぐろ｢けん玉、持って行っていい？？｣
クルーク｢もちろんだ！今度またまぐろのスゴ技とか見せて欲しいし僕にもまた教えて欲しい｣
まぐろ｢うん☆いいよ☆｣
シェゾ｢もう終わるな、この合宿｣
アルル｢うん｣
ラフィーナ｢今日はリタイア通知来ませんでしたね…｣
アルル｢僕たちの勝ちだね｣
シェゾ｢勝ったら、この3人だけの秘密で何かしないか？｣
アルル｢何それ面白そう！｣
シェゾ｢変態って言わないのな…｣
アルル｢シェゾは変態って言って欲しいの？｣
シェゾ｢そんなわけはない！｣
アルル｢じゃあいいじゃん、今日だけは変態は忘れてさ！｣
シェゾ｢俺はいつも変態じゃねえ！｣
ラフィーナ｢そういえば優勝したらリタイアしたレムレスさんやエコロさんたちはどうなるのかしら｣
アルル｢あー、確かに｣
シェゾ｢じゃあみんなでなにかすることはして、また別な時にこの3人でなんかしようぜ｣
アルル｢いいね！さんせーい！｣
アミティ｢シェゾたちの組、誰もリタイアならずだね…｣
ティ｢うん、でも俺は負けたなんて思わないよ｣
アミティ｢え？｣
ティ｢だって、これはこれでアミティと二人でゆっくり色々話し出来たから俺は楽しかったよ｣
アミティ｢あたしも！ティと2人で沢山お話できて楽しかった！｣
ティ｢最初はあんなに騒がしかったのにな｣
アミティ｢うん、みんなつまらないことで揉めては脱落していって…今思えばほんとにしょうもない事でみんなリタイアして行ったね｣
ティ｢俺はこの3日間楽しかったな｣
アミティ｢あたしもだよ！｣
ティ｢今度、またぷよ勝負を教えてくれないか？｣
アミティ｢もちろん！テトリスもおしえて！｣
ティ｢ああ、約束だ！｣
アコール｢4日間のサバイバル合宿終了です、皆さんお疲れ様でした｣
りすくま｢おわりましたな｣
フェーリ｢運命が終わった…｣
レムレス｢あまあまあまあま…｣
シェゾ｢あいつまだあの状態なのか…｣
アミティ｢みんなー！おつかれー！｣
アルル｢いえい！｣
りんご｢ゆうれいこわいこわいこわいこわいこわかた…………｣
ティ｢りんご！大丈夫か！？｣
リデル｢怖かったです…………｣
ウィッチ｢まだこの状態なんですの、もう1日経つのに！｣
アコール｢結果発表です｣
赤ぷよチーム
アミティ ティ
青ぷよチーム
アルル シェゾ ラフィーナ
黄色ぷよチーム
クルーク まぐろ
アコール｢残り人数3人だった青ぷよチームの勝利ですね｣
シェゾ｢フッ…当然だな｣
ラフィーナ｢とーぜんですわ！！｣
アルル｢やったね！僕たちが勝ったよ！｣
アミティ｢シェゾとラフィーナもどこか似てるところあるよね…｣
ティ｢うん…｣
レムレス｢か、勝ったんだ…あまあまあまあま｣
フェーリ｢当然よ、あたしたちの勝利は見えてた…｣
シェゾ｢レムレスについて行ってリタイアしたくせに！｣
エコロ｢そうだよー｣
ラフィーナ｢あんたもな！ですわ｣
アルル｢まあまあ勝ったんだし｣
アコール｢優勝した青ぷよチームには願いを叶えます｣
ラフィーナ｢まじですの！？｣
シェゾ｢うおまじか！｣
サタン｢私が叶えてやろう｣
ラフィーナ｢財宝がたくさんほしい！｣
シェゾ｢ここにいるヤツらみんなの力を！｣
レムレス｢あまあまあまあま(いまはお菓子をとりあえず沢山ちょうだい)｣
フェーリ｢レムレス先輩と両思いに…｣
エコロ｢りんごちゃんが欲しい！！｣
｢｢あーだこーだ！！｣｣
サタン｢ああうるさい！同時に喋るな！｣
アルル｢あーあーあー｣
アコール｢そして青ぷよチームの皆さんには後日豪華客船での旅にご招待です｣
ラフィーナ｢まじですの！？！？｣
フェーリ｢最高じゃない…これでレムレス先輩と…｣
アミティ｢ええーいいなー｣
クルーク｢豪華客船とか羨ましすぎる…｣
アコール｢他の皆さんも豪華客船に乗れることは乗れますよ？｣
ドラコ｢ほんとー！？｣
ウィッチ｢まじですの！？｣
アコール｢ただしいわく付きですけどね｣
エス｢いわく付きがなんだか気になるわね…でも乗れることは乗れるの？？｣
アコール｢ええ、のれます｣
ルルー｢じゃあいいじゃない！みんなで行くわよ！そしてサタンさまとの…うふふふふ｣
サタン｢ルルーまじ怖ぇ…｣
アコール｢豪華客船の旅につづく！｣