アルル「うわああー!」
アミティ「何!?どうしたの!?」
アルル「僕の…僕のカレーが無くなってる!?」
りんご「なんとー!」
アルル「確かにここに置いておいたはずなのに!」
アミティ「最後に見たのはいつ?」
アルル「うん、30分前くらい?かな」
りんご「じゃあその30分前くらいに近くにいた人たちのアリバイを聞きましょう」
シェゾ「はあ…」
ラフィーナ「なんで私まで」
レムレス「一体何があったんだい?」
アルル「実はここに置いておいた僕のカレーが無くなってたんだ」
アミティ「30分前にはまだあったんだって」
りんご「だから30分前ぐらいに周りにいた人たちを集めてアリバイでも聞き出そうかと」
シェゾ「俺は知らん!帰るぞ!」
アルル「シェゾ!あからさまに犯人っぽいこと言わないで!?」
アミティ「そんなこと言ったら疑われるよ!?」
クルーク「ふっふっふ、事件の予感がするね」
ラフィーナ「は?」
クルーク「事件の事はこの名探偵クルークにおまかせあれ!」
アミティ「あーあ…」
シェゾ「まためんどくさいのが始まったぞ…」
クルーク「まずさっき帰ると言い出したシェゾからだ!」
シェゾ「いきなり俺か!?」
クルーク「さあ君のアリバイを聞かせてくれたまえ!」
シェゾ「おれは!ただ、アルルの事をずっと気になって近くに来る度に見てはいたが!アルルのカレーなどは食べてはいないぞ!」
アルル「シェゾそれ普通に変態だよ…」
クルーク「なるほど、ラフィーナは?」
ラフィーナ「私だって近くにはまあいましたけど…でもアルルさんがカレー用意してたことなんて知りませんでしたわ!」
クルーク「次、レムレス」
レムレス「僕も、お菓子を配り回ってただけでカレーがあることなんて…」
りんご「全員違うと…」
アルル「うーん、犯人が見えてこないよ…」
サタン「皆の者、一体何をしているんだ?」
アルル「あ!サタン!ねえ聞いてよ!…あれ」
シェゾ「おい…」
クルーク「みんな見ろ!サタンの口元!」
アミティ「え?ああ!」
りんご「あああー!!!」
サタン「え?なに?なにか着いてる!?」
りんご「つきまくりですよ!」
ラフィーナ「それは恐らく…カレーでは!?」
レムレス「て事はアルルのカレーを食べた犯人って…」
クルーク「犯人はサタンだ!」
サタン「ええ!?なに!どゆこと!?」
クルーク「僕の推理だと、たまたま通りすがったサタンはこのテーブルの上に置いてあったカレーをお腹が空いてたから食べて、バレる前に逃げた…そーゆう事だ!」
アミティ「なるほど!」
アルル「サタン!君だったんだね!!」
サタン「アルルのカレー!?なんの事だ!?」
アルル「僕がせっかく取っておいたカレーだったのに!食べ物の恨みは怖いぞ!ブレインダムト!!」
サタン「うきゃー!何をするアルル!」
アルル「うるさい!ばよえーん!」
サタン「もぎゃぁぁぁ!!何が何だかわからんがさらばだ!」
アルル「はあ…はあ…」
サタン「ひどいぞアルル…あのカレーは…ほんとに自分家で食べてきたやつなのに…」
アルル「もう!サタンったら…」
りんご「でもあのリアクション…犯人は本当にサタンだったのでしょうか…」
ラフィーナ「それ、私も引っかかってましたわ」
アミティ「うん、本当にサタンが犯人だったらあそこまでやられたら普通最後はちゃんと謝るくない??」
レムレス「僕、おそらく犯人はサタンじゃなかったと思う」
アルル「ええ?でも確かにサタンの口元にはカレーが…」
シェゾ「なんだか本当に知らないような言い方じゃなかったかあれ」
りんご「普通サタンが本当に犯人だったら謝りますよね」
アミティ「うん、なんだかよく分からないけどさらば!とか言って行っちゃったし…」
アルル「じゃあ本当にサタンは犯人じゃ…」
レムレス「おそらくそうだと思う」
アルル「うわ、やば!本気でサタンに攻撃しちゃった…」
シェゾ「まあそれは口元をちゃんと確認しないで誤解されるような感じで出てきたあいつが悪い」
りんご「うん、アルルは気にしなくていいと思います」
アミティ「でも犯人は本当に誰なの…」
シグ「あ、みんないる」
アミティ「シグ!」
シグ「なんかここにカレーほったらかしにして合った、あのまま置いてたら食べられなくなる、冷蔵庫に入れて置いた」
「あー!!!!!!!」
アルル「ほほ、ほんとだ!!」
アミティ「新犯人はシグー!?」
りんご「食べられてなかったのですね」
アルル「良かった〜!シグありがとう!」
シグ「いーよー」
シェゾ「なんだ食べられてなどなかったのか…」
ラフィーナ「飛んだ騒ぎでしたわね」
レムレス「解決したなら良かった!」
クルーク「まあ全ては僕の推理通りさ!」
「どこがだよ!」
おわり