アミティ「今日はみんなで登山だよ!」
アルル「わーい!」
りんご「なるほど、遠足的な感じですね」
ラフィーナ「いいトレーニングになりそうですわね!」
シグ「虫いっぱい居るかな」
リデル「楽しみですぅ」
クルーク「庶民の君たちに遠足というものを僕が教えてあげるよ」
フェーリ「偉そうに言ってんじゃないわよ…キエエエエ!」
レムレス「フェーリ!落ち着いて!」
シェゾ「俺に団体行動は似合わんと言うのに…」
ルルー「じゃあ大人しく湿っぽい洞窟に引きこもってれば良かったじゃない?」
シェゾ「アミティにしつこく誘われて断れなかったんだ!そして湿っぽいは余計だ!」
ドラコ「がうー!」
ウィッチ「この山の中に魔法薬の材料になりそうな物はあるかしら」
サタン「ハーハハハ!!!」
まぐろ「まあまあ楽しもうよ☆」
アミティ「今日は5人ずつの3つの班に分かれて行動するよ!」
アルル「おお〜!」
アミティ「事前にくじで決めておいたよ!」
りんご「おお!」
1グループ
アルル シェゾ ラフィーナ レムレス まぐろ
2グループ
アミティ りんご フェーリ ドラコ サタン
3グループ
クルーク シグ ウィッチ ルルー リデル
アミティ「です!」
アルル「すごい!そんなに喧嘩しそうなグループはないね」
フェーリ「…」
クルーク「まあ、野蛮なピンクの巻き毛といつも何喋ってるのか分からないあの小煩いオカルト女と同じグループからは免れたから良かった」
ラフィーナ「それ…」
フェーリ「誰のことよ」
クルーク「さーあ、本人たちに1番心当たりがあるんじゃないのかい?」
アミティ「班違うのに喧嘩しなくていいところで喧嘩始めようとしないで!」
ウィッチ「それではいってみよお!」
シェゾ「アルル!お前が欲しい!」
アルル「シェゾはこんな所に来てまでそんな変態で居ないでよ」
ラフィーナ「きゃー!虫!!」
シェゾ「うお!なんだ!?虫ごときでいちいち騒ぐな!」
まぐろ「そこにカエルがいるよ☆」
ラフィーナ「え?きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」
シェゾ「うわぁ!?」
ラフィーナ「こここここここここわいですわぁぁ」
シェゾ「おい!俺の足にしがみつくな!」
アルル「シェゾ…そんな見せつけてくれなくても…」
シェゾ「違う!なんで明らかに悪いのはこいつなのに俺がこんな言われなきゃいけないんだよ…」
アルル「ラフィーナ、もう大丈夫だよ」
ラフィーナ「え?ああー!す!すみません!カエル怖くてつい!」
シェゾ「もう大丈夫だろ、ほらいくぞ」
レムレス「あ、ラフィーナそっちは坂道があるから気をつけて…」
ラフィーナ「え?きゃあああああ!!!!」
レムレス「…遅かったか…」
まぐろ「大丈夫〜?☆」
アルル「シェゾ!助けに行ってあげて!」
シェゾ「ち、なんで俺が…」
ラフィーナ「…」
シェゾ「おい、大丈夫か?」
ラフィーナ「あはは…ありがとございます…」
フェーリ「…………」
りんご「フェーリ、今日はすごい静かですね」
ドラコ「レムレスと同じ班じゃないからじゃない?」
サタン「私もアルルと同じ班じゃなかったぁ…くずん」
りんご「フェーリどころかサタンまでベソかいてるし…」
アミティ「楽しい遠足どころかこれじゃあ悲しい遠足だよ…」
ルルー「サタン様と同じ班じゃないなんて!つまらなくってよ!」
シグ「むし居ないかな」
リデル「まあまあルルーさん…」
クルーク「うるさいぞ君たち!静かにしたまえ!」
ウィッチ「そうですわ!それに前からずっと思ってたのですが貴方いつもいつもサタン様サタン様うるっさいんですわ!」
ルルー「なんですって〜!」
リデル「ウィッチさんルルーさん!喧嘩しないでください!」
シグ「めんどくさい」
クルーク「静かにしろと言っているんだ!だいたい君たちはなんでいっつも会うと喧嘩するかなー!」
ウィッチ「偉そうにいってんじゃねえ!ですわ!」
ルルー「だいたいあんただっていつもラフィーナとフェーリと喧嘩してるでしょ!?人の事言えないんじゃなくて!?」
クルーク「なんだと!?」
リデル「クルークさんも落ち着いてください!シグさんなんとか…」
シグ「ぐぅ」
リデル「シグさんこんな所で目開けて寝ないでください!だ…誰か助けてください!」
ラフィーナ「だいぶ登っできたんじゃなくて?」
アルル「そうだね、結構歩いたね」
まぐろ「僕も流石にかなり…ぜぇ…ぜぇ!」
シェゾ「おい大丈夫か!?」
レムレス「あはは、さすがにこの僕も疲れたよ、みんな息抜きにちょっと休憩してお菓子食べないかい?」
アルル「食べる〜」
ラフィーナ「ありがとうレムレス、チョコ貰いますわね」
まぐろ「ぼーくも貰います」
シェゾ「俺も貰ってやる」
レムレス「うん!食べて食べて!」
アミティ「きゃあああ!!」
りんご「アミティが落ちた!」
サタン「おい大丈夫かアミティ!」
アミティ「た、助けて…」
ルルー「あんたいい加減にしなさい!」
ウィッチ「そっちこそ!」
クルーク「だー!!!うるさい!!!」
ルルーウィッチ「あんたもうるさい!」
シグ「ぐすぴー」
リデル「うわあああーん!」
アルル「頂上に着いたよ!」
シェゾ「く、やっとか」
ラフィーナ「おーほほほ!皆さんお疲れ様、ですわ」
シェゾ「お前何度も落ちて俺が何度も助けてやったというのになんでそんな余裕そうにいられるんだ…」
まぐろ「ほかの班はまだ来てないみたいだね」
レムレス「みんなもうすぐ来るよ」
サタン「アルル〜!!!!」
アミティ「みんなもう先に来てたんだ!」
りんご「やっと着きました!」
フェーリ「先輩!!」
レムレス「フェーリ!ふふ、お疲れ様」
クルーク「ようやっと着いたぞ!僕の賢い道案内のおかげさ!感謝したまえ!」
ウィッチ「そんな偉そうな口調の人に感謝する言葉なんてありませんわ!」
ルルー「そうですわ!」
シグ「寝てたらついてた」
クルーク「僕が担いできてやったんだ!感謝したまえ!」
リデル「み!皆さん!!」
アミティ「リデル!お疲れ様!」
リデル「この方たちの喧嘩怖かったですぅ…」
アミティ「え!?喧嘩になってたの!?それは大変だったね…」
りんご「喧嘩しなさそうな組み合わせだと思っていたのですが」
アルル「まあまあ、みんな合流出来た事だしお弁当の時間にしよう!」
アミティ「うん!」
「いただきます!」
アミティ「疲れたあとのお弁当美味しい!」
アルル「頂上から見る景色見ながらのお弁当って最高だよね」
シェゾ「おいラフィーナなんだそれは…」
ラフィーナ「ローストビーフにスモークサーモンに生ハムにサラダチキンに厚切りベーコンですわ!」
シェゾ「リッチすぎるだろ…」
レムレス「通りでお肉の匂いがするわけだ…」
フェーリ「レムレス先輩こそなんですかそれ…」
レムレス「僕のお弁当はマシュマロとチョコレートとシュークリームさ、疲れた時に食べる甘いものは格別さ」
りんご「それはお弁当とはいいません!」
シェゾ「こっちは通りで甘い匂いがするわけだ…」
ルルー「サタン様ー!ルルーの愛妻弁当ですわよ!」
サタン「き、気持ちだけ受け取っておくぞルルー…」
シグ「むしべんとう〜」
クルーク「それ食えるのかよ…」
レムレス「ドラコって意外と普通な弁当持ってくるんだね…」
ドラコ「骨付き肉!これがまた美味いんだ!」
シェゾ「お前も肉か!」
ウィッチ「私はイモリの黒焼きですわ!」
サタン「こっちに関しては普通にやばいぞ…」
クルーク「こいつの虫ご飯と同じレベルだぞ!」
アミティ「よし!最後は頂上で叫ぼう!」
アルル「おー!」
アミティ「せーの!いやっほぉぉぉぉぉう!!!!!!!」
アルル「おー」
りんご「いい声」
アミティ「でしょ!レムレスイメージしたんだ!」
レムレス「え?僕だったの?僕そんなこと言うっけ…」
アミティ「うん!ペアでぷよぷよの時に言うよ!」
レムレス「そうだっけ…あははは」
ドラコ「たしかにめっちゃテンション高いよね」
シェゾ「なんであんなにテンション上がってんだってくらいな感じだぜ…俺も前から思ってた…」
ラフィーナ「いくわよ!おーっほっほっほ!!」
ルルー「私だって負けなくってよ!おーっほっほっほ!!!!!!!!」
クルーク「よーし!うっきゃっきゃっきゃっきゃ!!!」
フェーリ「気持ち悪いからそれはやめなさい」
クルーク「なんだと!?」
りんご「ひゃっほーう!!」
まぐろ「ひゃっほう!」
シェゾ「ふっはははは!!!!」
アルル「シェゾもそれ、ペアでぷよぷよの時言うけどそれ何がそんなに面白いの」
アミティ「よーし!じゃああたしも!ふっはははは!!!」
アルル「アミティ!シェゾの真似なんかしたら変態がうつるからやめておきな!?」
シェゾ「変態って言うな!」
アミティ「あー!叫んだ叫んだスッキリ!じゃあ降りよっか」
アルル「うん!」
ルルー「サタンさまー!家に着くまでが遠足ですわよ〜!」
サタン「うわひっつくな歩きずらい!」
フェーリ「でもその通りよ、家に着くまでが遠足…うふふふふ」
レムレス「フェーリも何ニヤニヤしてるの!怖いよ!」
クルーク「そうだぞそっちこそ気持ち悪いぞ!」
フェーリ「なんですって…メガネ…キエエエエ!」
レムレス「あーあ、最後の最後で始まっちゃった…」
アルル「こんな所に来てまで相変わらずだね…あはは…」
アミティ「まためんどくさい事になりそうだから…レムレス!あたし達先に降りてるね!後はよろしく!」
レムレス「ええ!?」
シェゾ「俺も面倒事は嫌だから先に行くぞ」
まぐろ「ぼーくも先に降りてるね」
りんご「あとの事はよろしくお願いします、おふたりの保護者さん」
レムレス「僕いつから2人の保護者になったの!?え待っておいてかないで!みんなのこの2人止めるの手伝ってよ〜!」
ウィッチ「では行きましょう」
ラフィーナ「先に降りて待ってますわ」
ドラコ「2人の喧嘩が落ち着いたらまた会おう〜」
レムレス「ちょ!みんな面倒くさがって投げ出さないで!」
フェーリ「あなたいい加減にしなさいよ…」
クルーク「そっちこそ!」
レムレス「僕に押し付けてみんな逃げないで誰か一人くらい助けてくれたっていいじゃない!助けてよ〜!!」
おわり