前回の続きです



レムレス「みんな、最近ラフィーナに何か変わったことはあるかな?」


アミティ「んー、そういえばなんかラフィーナって、腰にポーチ巻いてるじゃん?」


レムレス「うん」


アミティ「それくらいかな」


レムレス「…」


クルーク「ああ!もしかして…」


レムレス「うんその通りだと思う」


リデル「その通りって?」


レムレス「みんな知っているか分からないけど、ラフィーナは魔力を元々持ってない、だからあのバックで格闘の力を魔力に変換して使っている」


アミティ「あぁ、じゃあもしかして」


レムレス「うん、原因はあのポーチだ」


クルーク「そのポーチがラフィーナの力を別の怪しい力に変換してそれを使っていると、、?」


レムレス「恐らくそう、あのおどろおどろしいムラサキ色してるバック…どこかで見た事があるような」


リデル「図書館の魔道書に載ってませんかね…」


レムレス「うん、ある可能性は高い、みんないこう」



プリンプ魔導学校図書室にて


レムレス「あった、これだ」


アミティ「あー!これ、ラフィーナが着けてたのと同じだよ!」


クルーク「レムレス!これは?」


レムレス「闇の魔道の道具だね」


リデル「闇、って…なんだか危ない気がします…」


レムレス「使用者の魔力を闇に変えてるんだ」


アミティ「なるほど、だからラフィーナのあの力がいつもと違ったんだ!」


レムレス「これには、どうやら強い魔力を持った精霊が宿っている」


クルーク「え?」


レムレス「やがて、使用者の魔力が完全に闇に染った時、そのポーチの呪いで、その精霊に完全に乗っ取られてしまいもう元に戻る事は出来なくなる…」


アミティ「え…」


リデル「それって…」


レムレス「うん、このままだとラフィーナは闇に完全に侵食されて、もういつものラフィーナには戻れなくなってしまう」


アミティ「そ…それって大変だよ!」


リデル「早く、ラフィーナさんのとこに行きましょう!」


レムレス「待って!でも相手はラフィーナ自信ではなくラフィーナを乗っ取ろうとしているあの闇の精霊だ!」


クルーク「それってどうゆう」


レムレス「下手に勝負を仕掛けたりなんかしたら、あの精霊はラフィーナを人質に取ってきたりするかもしれない」


リデル「それって、ラフィーナさんの身がさらに危なくなるってことですか?」


レムレス「そうだね、ただ勝負を無理にしかけてもラフィーナがさらに危ない目にあってしまうだけかもしれない」


アミティ「じゃあ正面から勝負をぶつけるのは危険なの?」


レムレス「大丈夫、僕にいい作戦がある」


クルーク「作戦?」


レムレス「まず、君たちみんなが…」


アミティ「おっけーだよ!わかった!」


リデル「なるほど、わかりましたぁ」


シグ「おっけー」


クルーク「そそ、そんなこと僕にできるわけが!」


レムレス「クルーク、ラフィーナを助けるにはみんながそうするしかないんだ」


クルーク「うっ、まあそれまでに心の準備はなんとか…しかし、この僕にそんなことが…」


アミティ「お願いクルーク!ラフィーナは私たちにとっての大事な友達なの!必ず助けたい!」


クルーク「うっ、、まあ、ラフィーナは僕にとっても大切な友達さ…こ、今回だけだぞ!」


レムレス「うん、ありがとうクルーク」


アミティ「ありがとう!」


クルーク「全く僕にこんなことをさせようだなんてラフィーナのやつ、、この騒動が終わったら覚えておけよ!」





ラフィーナ「あなたのこのポーチのおかげで本当にみんなに勝つことが出来たわ…うふ、ありがとうございます…」


森の精霊「でしょ、あたしの言うことに嘘はないの…うふふふふ」


ラフィーナ「うっふふ…」


森の精霊「さあ、これで…」


アミティ「あ!ラフィーナいた!」


リデル「ラフィーナさん!」


ラフィーナ「みんな…」


森の精霊「ちっ、もう来たの?見つかってしまったらもう…さあラフィーナ早くこっちへ」


レムレス「待つんだラフィーナ!行っちゃダメだ!」


ラフィーナ「…え?」


レムレス「そいつは、、森の精霊なんかじゃない!君を闇の魔力で洗脳して君を乗っ取ろうとしている闇の精霊だ!!」


闇の精霊「…さすがは彗星の魔導師、でももう遅い…この子はもう私のモノ…お前たちにはもうどうすることも出来ない…」


レムレス「なんだと!?」


アミティ「そんな…じゃあラフィーナはもう…」


レムレス「…!待ってアミティ!みんな!」


クルーク「レムレス?」


レムレス「大丈夫だ、まだギリギリラフィーナのいつもの力を感じる、まだ間に合うよ!」


アミティ「良かったぁ…」


レムレス「でも時間はもうないよ、このままではほんとにいつものラフィーナは消えてしまう!」


リデル「は、早く助けないと…」


レムレス「うんそうだね、早く君たちの大切な友達を助けよう、ラフィーナは僕にとっても大切な友達なんだ」


クルーク「もちろんです!」


闇の精霊「いいのかい?あたしに無理に歯向かうとこの子の身が危ないよ??」


レムレス「くっ、やっぱりそう来るか」


アミティ「でも、助けなきゃ!」


レムレス「僕がやつの魔力を防御する、その間に君たちはあれの準備を!」


アミティ「おっけーだよ!」


リデル「任せてください」


シグ「まかせて」


クルーク「しょうがない、、やるしかない」


レムレス「ラフィーナ、まっててね絶対助けるよ」


アミティ「ラフィーナ、もう少しの辛抱だよ、絶対助けるから!」


次回完結!