pNETは、膵臓の内分泌細胞
つまりホルモンを作る
細胞の腫瘍です。
同じ膵臓の腫瘍でも
一般的に言われる
膵臓がんとは別のタイプのがんで、
症状や悪性度は大きく異なります。
pNETは、ホルモンが
異常に分泌されることで
症状が引き起こされ
その症状や悪性度は
分泌されるホルモンによって
異なります。
中にはホルモン症状を
示さないものもあります。
また、pNETは非常に珍しい病気で、
日本では1年間に10万人あたり
約2.7人の割合で
発症するといわれています。
膵臓癌とはどう違うの![]()
pNET(膵神経内分泌腫瘍)
と膵臓がんは
別の病気で、予後は
大きく異なります。
膵臓がんは、進行が早く
非常に予後が悪いことが
知られています。
一方、pNETの進行速度は、
ほかの腫瘍に比べると
比較的ゆっくりで、
悪性度は腫瘍の種類によって
さまざまです。
膵臓がんとpNETの悪性度について、
分かりやすい比較で言えば、
pNETでは遠隔転移を有する
5年生存率は
39%という報告があるのに対し、
膵臓がん全体の平均5年生存率が
約5~6%と言われています。
※アンダーラインを引いた部分の
腫瘍の種類と悪性度を調べるため
組織を取って病理検査に
回していました
その結果、良性のNETで
特徴として
高分化型・増殖能は低く
低~中悪性度のG1
というタイプで
悪性のレベルが
極めて低かったとのことです
pNET(膵神経内分泌腫瘍)
の治療は
外科手術による腫瘍の切除が
第一選択で
唯一の根治的治療法
(完全に治療する方法)です。
転移が認められるような
進行性の場合でも
腫瘍切除により
ホルモン症状の緩和や
予後の改善が
期待できることがあります。
切除によって症状改善が
期待できないような場合や
腫瘍を完全に切除できない場合は
薬物で治療を行います
今回の根治治療
膵頭十二指腸切除術手術(PD)
によって
全て病変は取り除いたため
放射線治療や、抗がん剤治療を
行いことはせず
経過観察していくことで
フォローするとのことでした
※病変の詳細については
専門のサイトより出典させていただきました
