元旦那は、友達の家を電話帳で調べて
家まで押しかけてきました

いつもそうなのですが、私が家を飛び出すたびに
全力で探し出し、連れ戻すのです

そして、泣いて土下座をしては謝り
時には丸坊主にしたりの
私からすれば、パフォーマンスとしか思えないような
アピールをするのですが
反省や態度は長続きせず、また直ぐにいつもの繰り返しの
DV特有のローテーションになるのです

私が側にいてもこの人は変われない
側にいることで、事態を余計に悪くしているような気がする
そう思いました
暴力は連鎖する・・・
この負の連鎖を断ち切りたかった
こういった環境にある子供への影響が、一番怖かったのです


友達の家の玄関から、離れようとしない元旦那を
『必ず帰るから、取り敢えず時間が欲しい
そこにいると、迷惑がかかるから帰って』と
家に帰る気など全くないのに、その場を逃れるために
そう話すと、渋々自宅へ戻って行きました


その間に、警察に迎えに来てくれた友達から
メールが入りました
『敏腕の弁護士を知っているので、そこを訪ねてごらん』
との情報をくれたのです


その友達も、裁判で離婚をしているのですが
その時にお世話になった、弁護士事務所だとの事でした

奥さんも弁護士で、こういった離婚に関しては
女性の方がいいと思うからと、連絡先を教えてくれたのでした


『人気がある先生で、かなりスケジュールが詰まっているから
とにかく緊急性を訴えて!!』とのアドバイスも、もらいました
早速電話をかけると、直ぐにでも会ってくれると言うではありませんか


その時私は、嫌な予感がしたので
一日分の着替えだけを持って、残りの荷物は友達の家に預けたまま
弁護士の元へと向かいました


すごく情熱的な方で、案件の合間に私の件を入れてくれて
親身に話を聞いてくれました

これは、緊急を要すると判断され
行政に連絡を取り、そこから緊急避難所へ搬送されました
そこは、一週間という期限付きの場所で
その後は、シェルターへ搬送されるということでした


私が友達の家を出るのと入れ替わりに
元旦那は、再び訪ねて来て
私の『荷物を全部渡せ』と言い、持って帰ったそうです

私が弁護士の元へ向かった時から、ほんのタッチの差でした
友達は機転を利かせてくれて、預貯金の通帳と印鑑だけ抜き取り
荷物を渡してくれたそうです

のちに、弁護士の元へ
預貯金等の貴重品が届けられました
危機一髪です
見事な連携プレーによって
私の身柄が確保されました


一週間居られる避難所へ入所した
そのあくる日の晩に、神妙な声である連絡が入りました
元旦那が、自殺未遂を図ったというのです

大量の酒を飲み、睡眠薬を飲んで
手首を切ったそうです
息子は、その現場を見てしまったようでした


結局私を連れ戻すための、手段だったのです
いつもそうです
何か事を起こして、私の関心を引こうとするのです


助かったものの、もし命を落としてしまっていたら・・・
一生子供は、その事実を背負って生きていかなければ
ならなってしまうのに・・・
身勝手な行動に、怒りさえ湧いてきました


弁護士から、私の『心がぶれる事が裁判で勝つための、
一番の妨げになりますよ!大丈夫ですか?』と言われていたので
私の意志は固く、家に戻ることはしませんでした

その後シェルターに移り、2ヶ月程過ごすことになりました
その時の様子と思いは、以前書いているので
省かせて頂きます

この次の記事では、私がこの結婚生活から
学んだことをまとめました