形は違うけれど、
これもまたお菓子プレゼント箱に入れたお菓子です(笑)
ホワイトチョコレートが入ってるので、
グラニュー糖は減らしてありますけど、
基本的にはカトルカールの配合になってます。
なのに、とても濃厚で
丸で抹茶のガト―ショコラを食べてるような
しっとりした仕上がりになってます。
その秘密は、
ホワイトチョコレートに
塩「フルール・ド・セル」
を混ぜて固めた後、
キューブ状に刻んだものを
生地に混ぜ込んであるからだけど、
だから、チョコレートが溶けて
生地に浸みる感じにならずに、
最後までその存在を残しているからですよ♪材料
≪生地≫無塩バターーーーーーーーーーー170g
グラニュー糖ーーーーーーーーー150g
卵ーーーーーーーーーーーーーー170g
薄力粉ーーーーーーーーーーーー140g
抹茶ーーーーーーーーーーーーー30g
ベーキングパウダーーーーーー4g
≪ホワイトチョコレートのキューブ≫ホワイトチョコレートーーーーーーー100g
塩(フルール・ド・セル)ーーーーーー2g
≪シロップ・アンビバージュ≫グラニュー糖ーーーーーーーーーーー60g
水ーーーーーーーーーーーーーーーー50g
抹茶リキュルーーーーーーーーーーー40g
つくり方
①塩(フルール・ド・セル)をラップに広げて包み、
麺棒を転がしてつぶす。
②ホワイトチョコレートを湯せんで溶かし、
①を加えて混ぜ合わせる。
パットに流して1㎝厚さに固め、
1㎝角にカットする。
フルール・ド・セル入りホワイトチョコレートのキューブの
出来上がり。
③ボウルにクリーム状に柔かくしたバター、
グラニュー糖を合わせ、
泡立て器でなじむまで泡立てる。
※つの次の、卵を加え混ぜる作業で、
乳化し易くなる為には、
バターとグラニュー糖が乳化して
白っぽくなるまでクリーム状に泡立てる事。
④溶いた卵を3回くらいに分け、
混ぜながら少しずつ加えて行く。
卵と生地の温度を同じくするのがポイント。
しっかり乳化させ、つやつやの生地にする事。
⑤ふるい合わせて置いた、薄力粉、抹茶、
ベーキングパウダーを加え、
ゴムべらで粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。
ここでしっかり、混ぜる事が
キメの細かいしっとりしたケーク生地に
つながりますよ♪
⑥②のチョコレートのキューブを加え、
混ぜ合わせて絞り袋に入れ、
バターをぬってオーブンペーパーを敷いた型に絞り入れる。
2,3回型の底を叩きつけて余分な空気を抜く。
⑦160℃の予熱を入れたオーブンに入れ、
45分焼く。
⑧焼き上がったら
、熱い内に紙をはがして網にとって、
ケークが熱い内に温かい
シロップアンビバージュを打つ。
粗熱が取れたら、ラップに包んで一晩置く。抹茶ガナッシュの材料
ク―べルチュールホワイトーーーーーー125g
生クリームーーーーーーーーーーーーー125g
抹茶ーーーーーーーーーーーーーーーー10g
⑨ホワイトチョコレートを刻んでボウルに入れ、
湯せんにかけて溶かす。
⑩生クリームを沸騰させてから
60℃まで冷まして
泡立て器で強く泡立てながら抹茶を加える。
⑪抹茶入りの熱い生クリームを
3度に分けてチョコレートに加えるて、
抹茶ガナッシュを完成させる。
⑫これを⑧のケークにかけて、
ガナッシュが手で触っても
何もついてこなくなるまで乾燥させる。
抹茶って、本当にデコするのが難しいですよね。
最初は緑茶をフードプロセッサーで
粗く刻んたものを飾りに使うつもりだったけれど、
とても冴えない感じになった。
なので、生地に混ぜ込んで焼いた、
フルール・ド・セル入りのホワイトチョコレートのキューブを
手で細かくしてパラパラとかけてみた。
うん、、、先よりは良くなったけど、
何かひとつ、足りない気分。
何ならいいだろう・・・と、
しばらく考えても何も浮かんでこない。
困った(汗)。
金箔でいいや(笑)。
完成!と、しましょ。
でね、この前のチョコレートとキャラメルのマカロンの時
にちらっと紹介した、
塩「フルール・ド・セル」
の件ですが、実は私はこの塩の事を
エルメ氏のコラムを読んで知りました。
その時のコラムを読んだ後、
凄くこの塩の事が気になったし、
何が何でも使ってみたくなったものです。
それなので、
その時自分が読んだコラムを
そのまま載せてみますね♪
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塩を一粒多く使う、一粒少ない・・・、
たったそれだけの事で料理の味のバランスが崩れる。
料理における完璧な美味しさは、
塩の量を加減し、
適切な瞬間に使う事と結びついてる。
製菓では、
デザートの味覚のバランスを作り上げるのに、
数粒の塩を加えるだけで事足りる。
甘みの世界では塩は目立たず、
使う量もごくわずかだが、
だからと言って役割まで軽いという事はない。
塩を一粒混ぜるだけで、
砂糖は舌を飽かせる事なく愛撫できる。
バターは食欲を刺激して、
味雷を手なづける。
小麦粉は液体と混ざったら、
瞬く間に膨れる生地となって息づき、
焼かれると穀物の熱い香りを発し、
そこに集められた素材すべてが一体となって
崇高な風味を再現する。
ソフトキャラメル、クイン・ナマン、
ブリオッシュなどのお菓子や、
バターや生クリームを使ったお菓子は、
何よりもまずその塩味で魅了する。
タルト生地は、パート・ブリゼにせよパート・サブレにせよ、
必ず塩を加えるし、折り込みパイ生地、
発酵生地、ビスキュイ、パウンドケーキにも
塩は必要である。
クレーム・アングレーズ、シャンティイ、チョコレートムースには
不要だとしても、
それは牛乳や生クリーム、チョコレートに
すでに塩が含まれているからである。
塩には岩塩と海塩があるが、
ピエール・エルメ氏は海塩を選択した。
ブルダーニュ地方の「白い国」、
グランドの塩である。
6月から9月にかけて採れるその天然塩は、
古代と変わらぬ方法で作られている。
道具と言えば木のシャベルだけ。
太陽と風の力で結晶した
大粒の灰色の塩を結晶池からすくい取る。
塩の色は結晶池の土壌を成している
粘土の色である。
美食という面でも、また人間の栄養面からも、
この塩は貴重である。
舌を突き刺すような辛味も苦みもない。
健康に良いとされるのは、
成分が塩化ナトリウム純度100%ではないから。
岩塩や再生海塩とは異なり、
ナトリウムは34%に過ぎず、
マグネシウム、カルシウム、カリウム、
微量元素、水を含んでいる。
しかし、エルメ氏の注意をひいたのは
この塩ではなく、
グランドで作られるもう一つの塩・・・。
更に貴重で、量も少なく、繊細な味わい、
細かいフワフワした白い結晶、
「フルール・ド・セル(塩の花)」
である。
東風がづくとごくまれで、毎年咲くとは限らないが、
きらきらした白い結晶の薄い膜が、
海水をはった結晶池の表面につくられる。
結晶膜が現れたと見るや、
すぐにスプーンで丹念に辛抱強くすくう。
それは風の贈りものであり、
菫の花の匂いと繊細な味がする。
極めて溶けやすく、
微量元素に富んでいる特別な塩である。
この小さな結晶、フ
ルール・ド・セルは水分がかなり
多く含んでいるにもかかわらず、
バターの配合が少ない生地にも、
タルトや折り込みパイのように
バターがたっぷり加えてる生地に加えても、
中々溶けない。
だからそうした生地を嚙んだ時は、
熱いものでも、生温かいものでも、
冷たいものでも、口蓋内に小さな粒を感じる事になる。
風味が集まって奏でる
甘いシンフォニーの中に、
きりりと際立つ対位法のように、
味覚を目覚めさせてくれるものである。
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因みに、フルール・ド・セルはココで買えますよ♪
あと、こちらからでも♪
抹茶とホワイトチョコレートを合わせるお菓子は
、結構あると思うけど、
これまた繊細な駆け引きが必要になるんだよね。
チョコレートが勝ってしまうと甘~い感じになるし、
抹茶が強いと渋い感じになるよね。
ホワイトチョコレートのミルキーさに合わせて、
抹茶は結構多めに入れてるので、
色は凄く渋い感じになってるけど、
いいんじゃない?
と、私は思うのですが。
よく見ると、
フルール・ド・セル入りのホワイトチョコレートのキューブが
ケークの中に残っているのが
見えるよね?
ところで今日は、
ココちゃんのあくびの決定的な瞬間を
とらえました♪
「今の俺、もしかして撮ったん・・?」
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