バーン!!

とドアを勢いよく開けたジジィ…


ジジィは何故かカメちゃんを肩に乗せ


『おい!ババァ!!寝てんのか?!』


と…意味不明な質問を投げ掛けてきた。
今は、世の中のほとんどの人たちが寝てる時間ですよ。


逆光に浮かび上がるジジィのシルエットは
まるで…


ビルマの竪琴の中井貴一。
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イメージ
(※画像お借りしました)

そして
そこで、やっと目を覚ました祖母。
寝ぼけ眼ながらもガチギレる。


祖母『…ちょっと!!何時だと思ってんの?!みんな寝てる時間なんだから静かにして!じぃさんも早く二階行って寝なさいよ!!本当に嫌なじぃさんだね!バカなんじゃないの?!』


『そんな言い方しなくてもいいじゃん…』


的にちょっとふてくされるジジィ。←(本当に意味不明)


ジジィ『あ!ココ…じぃちゃんと一緒にラーメン食うか?作ってやるぜ〜!』


私『…いらない…眠い…』



だいたい健康な小学生が夜中にラーメンなんて食うわけねーだろ?
考えろジジィ。


祖母『カメちゃんだって眠いんだから…早くカゴに戻してあげてよね。』


布団に潜るココ(小学生)と
呆れながらももう一度寝る体勢に入る祖母

するとジジィはブツブツとカメちゃんに話しかけると…

いきなり…

『翔べー!!』

と言う掛け声と共に
カメちゃんを私と祖母が眠る寝室の中へ放り投げたのだ。

テンパったカメちゃんはバサバサと部屋中を飛び回り…
埃や羽根を撒き散らしながら
うんこまで漏らす始末。

布団から飛び起き

『ジジィ!!コノヤロー!!!』

と…本気でキレるババァ。
キレるババァとカメちゃんの乱癡気っぷりに少々ビビり出す本当は小心者のジジィ。

もはや『珍遊記』の実写版だよね。

ジジィがカメちゃんを部屋に放った理由として

『狭い鳥かごの中じゃカメちゃんがかわいそうだったから。本来、鳥は大空を羽ばたくものだ。』

一言で言うならば…

『うるせぇ。』

確かに本来はそうですね。
ジジィの仰る通りだと思います。

しかしペットなんでね…

じゃあ飼うなよ。って話ですよ。


私のジジィ。
要約するなれば
酒癖と口はモーレツ悪いし自己中で自由だが…ハートフルな博愛主義者
そして、誰からも好かれ誰とでもすぐに友達になれる
どこか憎めない愛すべきクソジジィでした。


実際、ジジィの葬式にはヤクザやら政治家
地元の企業の社長やお偉いさん。
何ならホームレス的な訳の分からない面子まで…本当にたくさんの方々が線香を立てに来てくれました。
そして、ジジィが没ってから七年経った未も尚語り継がれるジジィ。


私の中で
やつは間違いなくレジェンドで…
伝説のジジィである。


久々にジジィのお墓にお花でも持って行ってこよっかな!!


おしまい