市長に直談判その2(笑)
きっと、東海地震が来れば余震もあるはず。
余震がくれば怖くて何かにしがみついてないといられないはず。
一番の問題は、避難タワーの横には保育園があり、大勢の園児も登ること。
東日本大地震後、駿河湾に面した私の住む市では、津波避難タワー建設ラッシュでした

うちも海まで2km弱の川沿いに家が建っています。町内にも津波避難タワーが建つことになり、当時町内会の組長だったので強制的に建設説明会に出ました

設計図など配布され…市の担当や建設業者さんの話を聞いて、周りの人は工事の騒音などを質問するくらいで、誰も図面を見て何も思わない

ちょっと疑問に思い質問しました

もし組長で無ければ、建設説明会も出ず、建つまで疑問に思うこともなかったと思います。
図面ではだだっ広いのが中段と上段の2層。↓この写真は中段
津波避難タワー、こういった設計が多いと思いますが、周りの柵しかないってどうなの?
想像してみると…



この設計じゃ余震が来ても周りの柵しか掴むところが無い。保育園児が吹っ飛ぶような余震がくるかもしれない。津波がきた時に、親がすぐに来れない不安な園児に、周りの柵に捕まって恐ろしい光景を見せるべきじゃ無いと思う。
広いだけじゃなくて、真ん中にも手すりを絶対つけるべき
(高齢者も多いし)

津波から身を守るただ高いだけの避難タワーではダメだと思いました

区長も私の意見に賛同してくれて、建設業者に何度も掛け合い、市長にも直談判しました

結果、いろいろ問題があり中段はだだっ広いだけですが、上段はたくさん柵を付けてくれました
保育園の横だったので、意見を尊重して頂けました。

小さい頃から東海地震について話をしていたのですが、祖母も母も長女が生まれてから「私たちのことは気にせず、地震がきたら子供を連れてさっさと逃げなさい。とにかく子供の命を守りなさい」と言っていました。
子供たちを絶対に守らなきゃいけない

これは、大人の使命だと思います。
私の住む市では、3.11以降、一般家庭でも高いブロック塀の撤去の補助金が出ます。
家具転倒防止の金具も申請すれば貰えます。
ちゃんと対策していれば、今回の地震で亡くならず済んだ方がいたと思うと、言葉にできません。
疑問に思えば声をあげる。ちょっと揉めたけど、もしもの時に後悔だけはしたくない。