こんにちは!2年の古川慶です。
今日は葵区相俣にある「きよさわ里の駅」という施設を見学してきました。
この「きよさわ里の駅」はフロンティア清沢というNPO法人が運営しているもので、平成16年から現在に至るまで婚活パーティーや稲作体験など様々なイベントを行う一方、小さな道の駅として食事を提供したり物産品の販売をしています。
また東日本大震災以来、岩手との地域ぐるみのプロジェクト「ちいきぐるみくるみプロジェクト」を通して、岩手の地場産品である「くるみ」を使った商品の製造販売も行っています。
今日はこのフロンティア清沢の理事長である大棟さんにお話を伺ってきました。概要を列挙しておきます。
フロンティア清沢がNPO法人化される前は気の合った仲間同士の集まりでした。NPO法人化されてからはメンバーの意識も変わり、より広く活動ができるようになりました。「清沢」というブランドが生まれることによって、一緒に活動しようとするオファーも増えました。
フロンティア清沢には年会費1,000円で入ることができるため、現在では130人もの会員がいるそうです。しかし地域の人はあまり里に来ず、遠方から来る人が多いそうです。
フロンティア清沢の活動としては先程述べたイベント以外にも、使わなくなった茶畑を刈り、柿やレモンを植えるといった労力支援を行ったり、料理教室を行う際の財政支援も行ったりしています。
農業に関しては、鳥獣被害がひどいため、レモンを栽培し、加工して様々な商品を販売しています。
フロンティア清沢が行った活動はチラシ等で地域に報告を行っています。活動内容の実績を示すことによって地域の住民の関心を引きつけることにもつながります。
世代間交流に関しては、やはり面と向かった話し合いではなかなか良い結果が生まれなかったので、実際に活動することで交流を深めていったそうです。そこでフロンティア清沢では、レモン事業に様々な部門を設置し、その中に若い人達(40代)を取り込むことにしました。マーケティング部門や商品開発部門など、全体の四分の三の部門で若い人達中心に活動しているそうです。
大棟さん曰く、活動の始まりはやはり自分が育ってきた地域をより良くしたいというきっかけからでした。そして、やはり若い人達の活動は励みになるそうです。僕自身、現在大内で活動している中で、そのような声はよく聞きます。CO-COの活動も大内だけにとどまらず、是非清沢にも力を注いで欲しいとの声もかけて頂いたので、若い達の力がどれほど必要とされているのかを実感することができました。
CO-COが大内と清沢の両方に支援をすることは可能だと思います。しかし一方の活動ばかりを支援してしまい、一方がおろそかになってしまうという事も考えられます。支援すると言ったからには責任を持って活動しなければなりません。そこで、CO-COが一方的に両方に支援を行うだけではなく、大内と清沢が交流を深めることによってCO-COを仲介し、相互に支援し合うことが考えられます。大棟さん曰く、最後に大内を訪れたのは数年前なので記憶もあまりないそうです。CO-COが積極的に清沢と大内の関係を深めていきましょう。
今日また一つ増えた清沢という地域とのつながりを大切にし、これからのCO-COの活動を考えていきましょう。



