東方神起✩JYJ 妄想ストーリー
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【短編】サラリーマンYH⑤

みなさん、こんばんは飛び出すハート


なんとか続きができました爆笑お願い


もはやメインは誰なのか?という仕上がりになりましたが…ニコニコ笑


イケメンたちに想われる非日常を


少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです笑い泣き飛び出すハート

(実際は私の周りにイケメン皆無という悲しい現実爆笑)

 

 それでは早速続きをどうぞ〜スター


※○○にはご自身のお名前を入れてくださいませ☆



.

.

.



私、何をした……?!

 

そっと離れて、呆然とする。

 

それはユノさんも同じで。

 

 

「……今のは…」

 

 

ぼんやりと私を見つめた。

 

 

それはそうだ…!

 

突然キスなんてされたら

 

誰でも唖然とするだろう。

 

だけど自分でも

 

その行為の動機がわからず、

 

先輩の視線に耐えられなくて…

 

 

「ご、ごめんなさい……!!」

 

 

勢いよく立ち上がり

 

頭を下げて

 

急いでその場を後にした。

 

 

「…○○………!」

 

 

ユノさんの呼び止める声を背に

 

とにかく走った。

 

駅に着き、

 

息切れしながら

 

ホームのベンチに腰掛ける。

 

 

私、なんてことを……!

 

恐る恐る唇に触れる。

 

まさか

 

自分からユノさんにキスをするなんて。

 

 

「(…終わった………)」

 

 

確かに

 

このバレンタインをきっかけに

 

デートに誘おうと思っていたし、

 

先輩は鈍感そうなところがあるから

 

積極的に動こうって思っていた。

 

 

でも……!

 

普通はデートを重ねて、

 

告白をして、

 

OKをもらって、

 

恋人になって初めて

 

そういうことをする。

 

 

なのに私は……

 

色々なことを飛ばしてあんなことを。

 

 

「(あぁ…頭痛くなってきた…)」

 

 

電車が止まったものの、

 

頭を抱え悩んでいたせいで

 

発車してからやっと気付いた。

 

 

乗り過ごしたことに

 

深いため息をついて

 

ベンチに座り直すと

 

携帯が鳴った。

 

ユノさんからだー…!!

 

 

「どうしよう………!!」

 

 

今はまだ気持ちの整理ができていない。

 

心の中で謝って

 

その電話には出なかった。

 

 

 

 

合わせる顔がない…

 

せっかく話せる仲にまでなったのに。

 

来週からの仕事が

 

今から憂鬱で仕方なかった。

 

 

.

.

.

 

 

週が明けー…

 

会社のエントランスに着き

 

辺りの様子を伺いながら

 

セキュリティゲートに社員証をかざす。

 

 

ソワソワしながら

 

エレベーターを待っていると

 

ふいに後ろから肩を掴まれて

 

思わず声をあげた。

 

 

「なんだ、チャンミン………!」

 

 

「○○さんこそ、何なんですか、

そんな悲鳴みたいな声出して。

朝から心外ですね。」

 

 

「…ごめん………」

 

 

だって

 

ユノさんだと思ったから、つい…

 

もちろんそんな胸中は言えず。

 

 

「挙動不審でしたけど、

何かやらかしたんじゃ…?」

 

 

えっ………?!!

 

“やらかした“というワードに

 

敏感に反応する。

 

どうしてこうもチャンミンは

 

鋭いんだろう?

 

 

「…別に何もしてないってば。」

 

 

勘付かれたくなくて、

 

強めに否定しておいた。

 

疑わしげな眼差しを

 

向けられたけれど、

 

そこはスルー。

 

 

やっとエレベーターが来て扉が開く。

 

その時チャンミンが。

 

 

「ヒョン、おはようございます。」

 

 

乗る前にエントランスの方を見て

 

挨拶した。

 

私も自然と視線を向ける。

 

 

「二人ともおはよう。」

 

 

ユノさん………!!!

 

その姿を目の当たりにして

 

目を見開く。

 

 

「お、おはようございます…」

 

 

油断していて

 

思わず視線が泳ぐ。

 

先に二人にエレベーターに

 

乗ってもらおらおうと思っていたのに

 

他の人たちもいた関係で

 

流れのまま先に乗ることに。

 

 

そしてなぜか

 

高身長な二人に挟まれる私!

 

気のせいか、

 

そばにいる女性社員たちの視線が

 

痛い気がする…

 

き、気まずい……!!

 

 

早く着かないかなって

 

思っていたら。

 

 

「○○、話があるから

昼休みに会議室に来てくれー…」

 

 

私にだけ聞こえるような

 

小さな声で囁き

 

ドキッとした。

 

 

「……はい。」

 

 

そう、いつまでも逃げられないことは

 

わかっていた。

 

だけど向き合うのが怖い。

 

先輩はきっと怒っているだろう。

 

 

はぁ〜〜……

 

もう考えただけで落ち込む。

 

 

気付けば目的の階に着いていて

 

チャンミンがユノさんを先に降ろすと。

 

 

「○○さん、扉閉まりますよ?」

 

 

声をかけられ

 

ハッと我に返り慌てて降りた。

 

 

先を歩く先輩の背中を見つめながら


歩いていたら。

 

 

「やっぱりヒョンと何かあったんですね。

一体何したんですか?」

 

 

と、いたずらな笑みを浮かべて

 

私に問いかけた。

 

完全に他人事で

 

楽しんでいる様子のチャンミンに

 

無性に腹が立ってしまい。

 

 

「もうチャンミンには関係ないでしょ…!」

 

 

そう言って

 

先を行こうとしたら、

 

ふいに手を掴まれた。

 

 

「関係ありますよ。

僕、○○さんのことが好きなのでー…」

 


その言葉に


私は呆然とチャンミンを見つめた。


 

 

*つづく*

 

【短編】サラリーマンYH④

みなさん、こんばんはスター


先週はブログをお休みしてしまい


すみませんでしたアセアセ


恐れていたインフルに罹ってしまい…ガーン


久しぶりになりましたが辛かったです…笑い泣き


早く温かくなってくれるといいのですが…お願い飛び出すハート


みなさんも風邪などお気を付けくださいね赤ちゃん泣き



そして今日はユノの誕生日ニコニコ飛び出すハート


ユノ〜センイルチュッカヘ〜ラブラブラブ



お話の方は少し短いですが、


UPさせていただきます飛び出すハート


多分あと1.2話で終わるかなと思います!


お付き合いくださると嬉しいですお願いキラキラ


それでは続きをどうぞ〜スター


※○○にはご自身のお名前を入れてくださいませ☆



.

.

.



仕事を終えて

 

大急ぎでデパートへ。

 

大混雑の会場の中を

 

何とか進み、

 

狙っていたお店へ

 

辿り着いたものの、

 

欲しかった商品はどれも完売……

 

 

「(…はぁ〜〜……)」

 

 

自分のリサーチ不足に落胆し、

 

深いため息が漏れる。

 

今まで何のために

 

色々調べて来たんだろう。

 

バレンタインなんて、

 

気持ちを伝える絶好のチャンスだったのに…!

 

 

結局何も買えずに

 

トボトボとその場を後にした。

 

オフィスへ戻ってみたけれど

 

もちろんユノさんの姿はない。

 

 

暗い休憩室の電気をつけて

 

コーヒーを淹れた。

 

できあがる前に

 

ふとそばの冷蔵庫に視線を落とす。

 

そういえば……

 

 

『ジェジュンも手作りのケーキを

くれたんだけど、あまりに大きくてさ。』

 

 

休憩室の冷蔵庫に入れているって

 

話してたっけ。

 

もしかしてまだある……?!

 

と、思って冷蔵庫の扉を開けようとしたら。

 

 

「○○、まだ残ってたのか…?」

 

 

ユノさん………!!!

 

後ろから声をかけられ

 

飛び上がった。

 

私の反応に

 

笑いながらごめんと謝って

 

近づくと、

 

ジェジュンさんにもらった

 

ケーキの箱を取り出して。

 

 

「さすがに会食の時に、

この箱は持ち運べなくてさ。」

 

 

…そっか、

 

だから取りに戻って来たんだ。

 

もう今日は終わったと思っていたけれど…

 

 

「そうだったんですね!」

 

 

神様は私を見放さないでくれた。

 

ツイてる私………!!!

 

ユノさんの言葉に頷いていたら。

 

 

「…よかったら、一緒に食べないか。」

 

 

「えっ、いいんですか……?!」

 

 

思わぬ誘いに心が弾む。

 

甘いものが得意ではないそうで

 

一人では食べきれないからとのことだった。

 

 

ユノさんが

 

自分の分のコーヒーを淹れて

 

同じテーブルを囲む。

 

箱を開けると

 

ホールケーキの上の

 

プレートに

 

“Happy birthday Yunho!“とあり。

 

 

「ん、先輩の誕生日って……」

 

 

私としたことが……

 

今まで密かにユノさんを想ってきたから、

 

誕生日まで把握していなかった。

 

 

「2月6日なんだ。

ジェジュンは毎年この時期に

ケーキを作ってくれて…」

 

 

そうでもしないと。

 

 

『ユノ、自分の誕生日いつも

忘れて過ごすだろ?』

 

 

だから思い出させるために

 

毎年作っているとー…

 

そんなエピソードを話してくれた。

 

 

「(へぇ〜そうだったんだ…)」

 

 

ジェジュンさんっていつも

 

ふざけているようなイメージがあるけど、

 

ユノさんのために…

 

そんな優しいこともするんだ。

 

なんて、

 

ちょっぴり見直してしまった。

 

 

私はハッピーバースデーの歌を歌って。

 

 

「先輩、おめでとうございます!!」

 

 

笑顔で伝えると、

 

ユノさんも満面の笑みで。

 

 

「ありがとう。

○○に祝ってもらえて嬉しいよ。」

 

 

そうまっすぐと見つめられ

 

思わず照れて目を背けた。

 

な〜んでこんなに


爽やかでかっこいいんだろう?♡


 

できればこれから毎年、

 

こうしてユノさんのそばで

 

誕生日をお祝いできたらいいなー…

 

そんな想いを馳せながら。

 

 

「あの、先輩は何か欲しいものないですか?」

 

 

バレンタインのチョコは

 

あげることができなかったから…

 

せめて誕生日プレゼントを。

 

そう思って問いかけたけれど。

 

 

「ん〜この年になると

あんまり欲しいものもなくてさ。」

 

 

元々そんなに物欲がないタイプのようで。

 

言われてみたらそんな感じがするかもって

 

妙に納得してしまった。


ケーキを食べ始めていたら。


 

「俺にとっては、何かもらうよりも

こういう時間の方が大切だよー…」

 

 

image

「…えっ………」

 

 

それって……?!

 

 

ユノさんの言葉に

 

鼓動が激しく加速していく。

 

もしかして先輩も……?

 

そんな淡い期待を胸に抱いていると

 

何ともタイミングの悪い電話が。

 

 

「あぁ〜ジェジュンからだ。ごめん…」

 

 

そう言って

 

電話に出ようとした先輩。

 

 

この時私は何に突き動かされたのか…

 

貴重な二人きりの空間を

 

誰にも邪魔されたくないと

 

無意識に身体が反応して。

 

気が付けば

 

携帯を持つユノさんの手を押さえ…

 

 

 

 

唇を重ねていたー…

 

 

 

*つづく*

 

【短編】サラリーマンYH③

みなさんこんばんはスター
 
急に寒くなってきましたねガーン
 
ぜひ体調にお気をつけてお過ごしくださ赤ちゃん泣き気づき
 
 
お話の続きができたのでUPします飛び出すハート
 
今回は5人出演になりますお願い愛
 
もはや誰が主役なのか?という
 
感じもありますが笑
 
ライトな感じで進めていこうと思います爆笑飛び出すハート
 
ちなみにお話の舞台は基本的に日本で、
 
今回はジュンスが韓国に住んでいると
 
設定にしております!
 
よろしくお願いしますお願い気づき
 
 
それでは続きをどうぞ〜☆
 
※○○にはご自身のお名前を入れてくださいませ☆
 
 
.
.
.
 
 
ジュンスとの食事中に
 
携帯が短く鳴り、
 
断りを入れて返事を送信。
 
 
「(よし、これでOK。)」
 
 
「ん、大丈夫?職場の人から?」
 
 
仕事終わりに会っているため、
 
何かあったのかと
 
心配している様子のジュンス。
 
 
職場の人からではなく…
 
明日韓国に帰ってしまう
 
彼のために
 
サプライズである人を呼んでいた。
 
もうすぐ着くかな。
 
 
少ししてお店の扉が開いた。
 
後ろを振り返って
 
ジュンスが驚きの声を上げる。
 
 
「ユチョン……?!
出張で会えないって言ってたのに!」
 
 
「調整したよ、
久しぶりに会うからさ。」
 
 
ユチョンも私たちの幼馴染で、
 
ハイスペックな彼は
 
仕事がハードで
 
あちこち飛び回っているから
 
今回は会うのが難しそうと
 
ジュンスには話していたのだけど…
 
裏で打ち合わせをして
 
来てもらうことに。
 
 
サプライズは大成功…!
 
二人とも嬉しそうにハグをしていて
 
私も笑みを浮かべた。
 
 
 
 
それぞれの生活があるけれど、
 
今もこうして
 
気のおけない仲間たちと
 
集まれることは
 
幸せだなと心から思う。
 
 
「次の出張先が韓国だから、
今日はジュンスに会わなくてもいいと
思ったんだけど…」
 
 
「なんだよそれ〜!ひどいなぁ…」
 
 
ユチョンの話に
 
ジュンスが拗ねて、
 
私も大笑い。
 
喉を潤すため
 
ビールを飲んでいたら。
 
 
「○○に会いたくて。
会わない間にずいぶん綺麗になったね?」
 
 
もしかして好きな人できたー…?
 
 
そうまじまじと言われて
 
吹き出しそうになった…!(照)
 
彼は帰国子女のため
 
昔から女性の扱いが上手で、
 
クラス全員が虜になるほどの
 
モテっぷりだった。
 
 
ユチョンの褒め言葉は
 
挨拶みたいなものなので、
 
鵜呑みにしないように
 
していたけれど…
 
不意打ちで言われて
 
ドキドキせずにはいられなかった。
 
 
「そうそう僕も思ってた!
もしかしてこの前送ってくれた人が彼氏?」
 
 
「待って、ジュンスあの時起きてたの?!」
 
 
話がどんどん進むため、
 
一度事実確認を。
 
 
ー…ユノさんが送ってくれたあの夜。
 
ジュンスは揺れる車の中で
 
少しだけ目が覚めたらしく、
 
その時に先輩と私の会話が
 
おぼろげに聞こえてきたみたいだけれど、
 
そのまままた眠ってしまったという。
 
 
「(そういうことね……)」
 
 
話についていけない
 
ユチョンのために、
 
ジュンスがことの経緯を説明した。
 
 
そしてここからは
 
私の恋愛相談が話題の中心に。
 
 
「その、まだ全然付き合うとかの段階じゃなくて…」
 
 
デートに誘うと決意した私だけれど、
 
よく考えてみると
 
ユノさんと私は
 
同じ会社に勤める上司と部下。
 
 
もしデートを断られたら……
 
気まずくなるし
 
お互いに仕事をやりづらくなるだろう。
 
社内恋愛のリスクを
 
全く考えていなかった。
 
 
 
 
私の一方的な気持ちで
 
動いていいのかどうか…
 
話してるうちに悩みへと変わり
 
消極的になっていった。
 
 
するとユチョンが。
 
 
「そんな完璧な上司なら、
すぐに彼女できると思うけど。」
 
 
それでもいいのー…?
 
 
「え、それはイヤ……!!」
 
 
彼の問いに即答する私。
 
 
ユノさんに彼女……?
 
他の誰かと一緒にいるところを
 
想像しただけで嫉妬心が疼く。
 
 
 
 
あの素敵な笑顔は
 
私にだけ向けてほしいー…
 
そんな心の奥底に眠る
 
独占欲が
 
ユチョンの質問で
 
浮き彫りになった。
 
 
先輩は平等に優しい人。
 
私のように想いを寄せている女性は
 
他にもたくさんいるだろう。
 
そうだ、
 
ライバルたちに打ち勝つには
 
悩んでいる暇なんてないー…!
 
 
「それだけ強い想いがあるなら
きっと大丈夫だよ。」
 
 
もし何かあっても
 
俺たちが慰めるからさー…
 
 
そう言ってユチョンが
 
ジュンスにアイコンタクトを送った。
 
 
「うん、いつだって僕は○○の一番の味方だよ。」
 
 
「ジュンス………
二人ともありがとう。」
 
 
“一番の味方“
 
その言葉が頭の中でこだました。
 
こんなにも
 
最強の味方がいるんだから、
 
当たって砕けろ精神でいかないとね!
 
.
.
.
 

 

二人はこれからまた

 

他のお店で飲むというので、

 

私だけ先に帰ることに。

 

帰り際ー…

 

 
「○○、幸せになってね……」
 
 
別れを惜しむように
 
抱きしめられドキッとした。
 
 
今までもハグは
 
何度もしているけれど、
 
なんだか今日はいつもと違う感じがして…
 
 
その時ふいに
 
ジェジュンさんに言われた言葉を思い出す。
 
 
『ー…男女の友情は成立しないんだよ?』
 
 
もしかしてジュンスは……
 
 
 
 
と、ぼんやり考えていたら
 
彼の携帯のアラームが鳴った。
 
 
「わぁ、もうサッカーの中継始まっちゃう!
じゃあ○○またね。」
 
 
「あぁ、うん…!二人とも気をつけて。」
 
 
「おう、○○もがんばれよ。」
 
 
「家着いたら連絡してね!バイバイ!」
 
 
最後は慌ただしかったけれど、
 
お互いに笑顔で手を振って
 
別れることができた。
 
 
ジュンスの気持ち、
 
勘違いでなければ……
 
 
 
 
…きっと彼は私の先輩への想いを
 
汲み取ってくれたのだろう。
 
 
一人っ子の私は
 
ジュンスのことを
 
かわいい弟のように思って
 
ずっと接してきた。
 
それをジュンスも
 
わかってくれているからこそ、
 
”幸せになってね”
 
そう言ってくれたんだと思う。
 
 
「(頑張るね…私……)」
 
 
ちょっぴりほろ苦い夜、
 
風に当たりながら、
 
少し遠回りをして家路に着いたー…
 
 
.
.
.
 
 
街は今
 
バレンタインイベントで
 
賑わっている。
 
二人に背中を押してもらった
 
私にとってチャンス到来…!
 
 
今までは
 
ユノさんと接点を持てなかったので
 
いきなりチョコレートを
 
渡すというのはハードルが高く、
 
2月14日はスルーしていた。
 
 
だけど今年は……
 
色々なデパートに置いてある
 
冊子を集めては
 
おすすめのチョコレートを
 
調べる毎日。
 
 
「ここのお店は甘さ控えめっと……」
 
 
会社のお昼休み。
 
目立たないように
 
端っこの席のカウンターで
 
作業をしていたら、
 
背後から気配が。
 
 
「へぇ〜”バレンタイン特集“ですか。
相変わらずお気楽ですね、○○さんは。」
 
 
「チャンミン……!」
 
 
もう〜どうしてこうも
 
知られたくない人に見られちゃうかな。
 
慌ててノートを閉じる。
 
 
でもお気楽って…?
 
妙にその言葉が引っかかって。
 
 
「お気楽ってなに?
私、仕事はきちんとやってますからね。」
 
 
今は休憩中で
 
その時間に調べていたし、
 
チャンミンに何か
 
言われる筋合いはないけど?!
 
 
と、すでに戦闘モードの私。
 
彼はゆったり隣に腰掛けると。
 
 
「ヒョン、もういくつもチョコもらってましたよ。
わかってますか?当日が日曜日だってこと。」
 
 
えっ………?!!
 
当日は日曜日…?
 
急いで手帳をめくる。
 
 
「ほんとだ……!」
 
 
チョコを調べることに奔走して
 
曜日まで確認していなかった!(汗)
 
そういえば……
 
後輩の女の子たちが、
 
珍しく早く出勤していて
 
朝から休憩室で盛り上がっていたっけ…
 
 
今日が12日、
 
仕事終わりに買いに行ったとしても
 
渡せないんじゃ…?!
 
 
「肝心なところ抜けてるんですよね〜
○○さんって。」
 
 
まぁそこが面白いんですけどー…
 
 
いたずらに
 
笑みを浮かべる彼を前に
 
唇を噛み締める。
 
 
痛い目を見るってこういうこと…?!
 
自分のダメさに落ち込むも、
 
ひとまずユノさんの
 
午後の予定を確認するため
 
急いでオフィスへ戻った。
 
 
営業さんたちの予定が
 
ホワイトボードに書かれている。
 
ユノさんは……
 
 
「えっ、取引先と会食…?!」
 
 
ってことはオフィスに戻って来ない…
 
あぁ…
 
だからみんな早いうちに渡したんだ。
 
完全に出遅れた……
 
 
呆然とホワイトボードの前で
 
立ち尽くしていると。
 
 
「どうした?そんな所でボーッとして。」
 
 
先輩……!!!
 
突然現れた好きな人を前に
 
目を見開く。
 
 
「あの…今日って会社には戻らないですよね?」
 
 
「あぁ、そのつもりだけど…」
 
 
念の為確認したけれど、
 
やっぱり…そうだよね。
 
一人肩を落としたあと、
 
ふとユノさんの右手に持つ
 
いくつもの紙袋が視界に入って。
 
 
「もしかしてそれ、チョコレートですか…?」
 
 
問いかけると
 
先輩が遠慮気味に頷いた。
 
あぁ…チャンミンが言っていたことは
 
本当だったんだ…
 
 
「ジェジュンも手作りのケーキを
くれたんだけど、あまりに大きくてさ。」
 
 
休憩室の冷蔵庫に入れていると
 
笑って話してくれた。
 
 
ジェジュンさんは手作り…?!
 

そういえば料理が得意だって

 

聞いたことがある。

 
 
 
 
勝手に勝ち誇った顔が目に浮かぶのは
 
気のせいだろうか。
 
 
私の中で疼く
 
このモヤモヤの正体は……
 
自分の不甲斐なさと強い嫉妬。
 
 
「良かったですね、たくさんもらえて…!」
 
 
満更でもなさそうな先輩を前に
 
苛立ちを隠すことができず、
 
ムスッとした態度で
 
座席へ戻ろうとした。
 
 
すると
 
ふいに腕を掴まれてー…
 
 
「○○、何怒ってるんだ…?」
 
 
私の態度に
 
疑問をもったユノさんが
 
引き止めた。
 
 
突然触れられて
 
鼓動が高鳴るも、
 
素直に理由を話せるはずもなく。
 
 
 
「……別に怒ってなんか…」
 
 
完全に曜日の確認を
 
していなかった私がいけない。
 
なのにユノさんに
 
八つ当たりして…
 
何してるんだろう。
 
 
その時ー…
 
 
「ん、二人ともどうしたの?
そんな険しい顔して。」
 
 
何も知らないジェジュンさんが
 
戻ってきて
 
私たちに声をかけた。
 
ドキッとして
 
思わずユノさんの手を振り解く。
 
 
「…なんでもありません。」
 
 
気まずくて
 
足早にデスクへと戻った。
 
 
「怪しい〜〜。
ユノ、○○に何したんだよ?」
 
 
茶化すように
 
ジェジュンさんが尋ねると。
 
 
「いや、俺は何も……」
 
 
そう言いながら
 
ユノさんは
 
私に視線を向けていた。
 
そのことには気付かず
 
午後の仕事の準備を始める私。
 
 
二人は話をしながら
 
資料を持って会議室へ。
 
 
 
 
作業を止めて
 
去っていく背中をぽぅっと見つめる。
 
交わらない一方通行の視線。
 
その瞳に私を映してほしいのに…
 
 
 
 
素直になれない心。
 
これじゃいつまで経っても
 
距離は縮まらないまま。
 
 
「(はぁ……どうしよう。)」
 
 
せっかくの
 
バレンタインというチャンスを
 
私は逃してしまうのかー…
 
 
 
*つづく*
 
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