My Destiny JS×JJ 最終話
みなさん、こんばんは![]()
無事に最終話が完成しました![]()
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新しいテーマの挑戦で
ハラハラドキドキでしたが…![]()
ここまであっという間で
楽しくできたのは、
何よりもコメントをくださる
みなさんとのやりとりのお陰でした![]()
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優しさにたくさん支えられ、
感謝の気持ちでいっぱいです![]()
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本当にありがとうございます![]()
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最後まで安定に詰め込んでいますが![]()
お付き合いいただけると嬉しいです![]()
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(5人出演します
ユノよかった…![]()
)
それでは最終話をどうぞ〜![]()
※○○にはご自身のお名前を入れてくださいませ☆
.
.
.
二人きりの空間に
すっかり安心していたけれど…
そうだ、ここは会社の休憩室だった…!
私は慌てて彼から離れて。
「ねぇお腹空かない?
何か美味しいものでも食べに行こう。」
ご馳走すると話して
飲み終わった紙コップを
捨てようとしたら。
「僕は○○と二人きりで過ごしたい。」
「えっ……?」
ボケっと立ち尽くしていたら
ジュンスが紙コップをゴミ箱に捨てて、
私の手を掴んだ。
「ちょ、ジュンス…?!」
呼びかけにも答えず
彼は手を繋いだまま休憩室を出たあと、
エレベーターに乗り
地下の駐車場へ。
幸いここまで
誰にも遭遇することはなかったけれど。
こんな大胆なことをする
ジュンスの行動に驚いて。
「ねぇ、誰かに見られたらどうするの?!」
気が気じゃなくて
つい問い詰めるような口調に。
この関係は
秘密にしておかないと。
そう思っていたから…
彼の取った行動の真意まで
考えが及ばなかった。
「もう隠す必要ないでしょ…
僕は堂々と○○の隣を歩きたいよ。」
そう言って
ジュンスは私の左手を
自分の方へと引き寄せると、
指輪をしていない薬指に
口づけをした。
思わず視線を寄せる。
「…ジュンス……」
今まで私たちは
公の場で手に触れることすら
できなかった。
連絡も自由に取れない
制限された関係の中で、
どれだけ彼に我慢をさせただろう。
そんなこと少し考えれば
わかることなのに…
「○○の部屋に行きたいんだけど…いい?」
その言葉にドキッとした。
そうだ、
私がジュンスの家に行っても
私の住む部屋には呼べなかったね…
彼の気持ちを理解した私は。
「…うん、うちでゆっくり過ごそう。」
その返事に
彼の表情も一気に和らいだ。
わかりやすいね…?(笑)
ジュンスは頷き
車のキーを開けると。
「…乗って。」
私を助手席へと誘った。
.
.
.
家に着いて
少し玄関でジュンスに待ってもらい、
整理されていない空のダンボールを
急いで端の方にまとめた。
「お待たせ。ちょっと狭いけど…」
どうぞと言って
スリッパを置き中へと案内する。
ジュンスは部屋の様子を見ながら。
「思ったより荷物少ないね…?」
私がキッチンで
コーヒーを淹れていると
電子レンジやトースター、
テレビなどの家電がないことに
気付いた彼が問いかけた。
「うん…これから揃えようと思って。」
実を言うと、
前に住んでいた時の
家電を持って来ることもできたけど…
ジェジュンと一緒に使っていたものだから。
全て一新したいと思い、
使えるものは知り合いに譲った。
ソファに座るジュンスの前に
コーヒーを置き、私も隣に座ると。
「じゃあ僕にプレゼントさせて。」
「えっ…?」
「○○の新たな門出を祝って。
ね、いいでしょ?」
理由を聞いて納得した私は
笑顔で頷くも、
条件があると伝えた。
「それなら私も一緒に見に行く。」
彼だけでお店に行ったら
店員さんに勧められるがまま
高級なものを色々買いそうで…!
ブランドにこだわりもないし
この生活、
この部屋に見合うものを
置きたいからと話したら
ジュンスも納得してくれた。
「OK!じゃあ次の日曜日に行こうか。」
「うん。何時に待ち合わせにする?」
こうして話は進み、
時間も待ち合わせ場所も決まった。
ー…そろそろお腹も空いてきたし、
何か作ろうかと
ソファから立ち上がろうとしたら
なぜかジュンスに止められて。
再び座り直す私。
「…どうしたの?」
醸し出す空気が変わって緊張する。
彼は私の手を
自分の膝の上に引き寄せると。
「僕、○○にだけ
辛い決断をさせたんじゃないかって…」
ずっと心苦しかったと
そう話す彼の瞳が涙で揺れるから
思わずグッと来てしまった。
でももう泣かない…
そう決めたから。
私はもう片方の手で
彼の手をぎゅっと上から重ねて
首を振った。
「…私、ジュンスのお陰で前に進めたの。」
だから
この決断に後悔はないと
はっきりと告げた。
彼はその言葉を聞いて
思い切り私を抱き寄せた。
「○○の傷は僕が必ず癒すよ……」
生涯かけてー…
そう言うと
私をまっすぐと見つめ
唇を塞いだ。
ジュンスの決意が伝わるようで
高鳴る鼓動がおさまらない…
何度キスを交わしても
ドキドキして
離れたくなくなる。
何か魔法にでもかけられているのかな…?
ジュンスだって
傷ついたはずなのに…
そのことは私には明かさない、
優しくて懐の深い人。
私ももう彼を傷つけない、
そう心の中で誓った。
深さを増していく口づけ、
二人の気持ちは一つに。
そして夜は甘く更けていったー…
・
・
・
ジュンスと正式に
付き合うことになってから
初めてのデート。
待ち合わせ場所へ向かうと。
私に気付かずに待っている立ち姿が
あまりにかっこよすぎて、
声をかけるのも忘れ見惚れてしまった…!
ポーッと足を止めて
見つめていると、
ジュンスが手を振った。
「○○!どうしたの?」
立ち止まっている私を
不思議そうに眺めながら、
駆け寄って
躊躇なく手を取る彼。
人の多い中で
手を繋ぐことにも慣れていないし
ジュンスはかっこいいし…
(いつもだけど)
なんだか緊張感が増して
まともに目を合わせられず。
「ううん…なんでもない。」
俯き加減で答える私。
「ん?それならいいんだけど…」
じゃあ行こっか。と、
彼もあまり気にせず
歩き出したのでホッとした。
あぁ〜どうか時間と共に
この緊張が解けますように…!!
ー…少し歩いて
目的地である様々な家電の揃うお店へ。
最初は二人で商品を見ていて…
こんな何気ないデートが
久しぶりで楽しくて、
自然といつもの自分で過ごせた。
その後そばにいた店員さんが
声をかけてくれて。
“もしかして新婚さんですかー…?“
ニコニコの笑顔で言われ
ドキッとした…!
咄嗟に私は。
「いえ、一人暮らしを始めたのでそれで…」
と、説明して
オススメのものを
いくつか紹介してもらった。
その中からいいものがあったので
無事に買い物を
終えることができたのだけど…
休憩のために入ったカフェで。
「さっきの…あんなにすぐ
否定しなくたっていいじゃん。」
席につくなり
ジュンスから不満の声が。
さっきのって…
あの“新婚さん“って言われた話?
「ごめん。でも実際違うわけだし…」
そう見られるのが
嬉しくないわけじゃないけど…
なんて返すのが正解だったのか
私にはわからなくて。
「もちろんすぐにってわけじゃないけどさ…
僕は常にそういう気持ちで
○○と付き合ってるから。」
そのことをちゃんとわかってねー…!
と、膨れっ面で言われて
その様子がまるで
拗ねたこどもみたいで
思わず笑ってしまった。
「うん、わかった。ありがとう…」
かっこ良くてかわいくて…
ジュンスといると
飽きることがなく
常に幸せを感じている自分がいる。
ー…人に話せば
決して
褒められるような人生ではないけれど…
今まで経験したことは
何一つ無駄なことはなくて、
その経験を糧に
今ある幸せが続くように努力したい。
ジュンスの機嫌が直ったところで
お店を出ると
通りの木々がライトアップされていた。
「わぁ〜綺麗……」
思わずこぼれた独り言。
それを見てジュンスも微笑むと
おもむろに携帯を取り出し。
「ねぇ、記念に写真撮ろうよ!」
えっ、写真…?!
こんな人通りのある中で?(汗)
確かに所々で
写真を撮っている人たちもいるけれど…
戸惑う私をよそに
ジュンスが自撮りで
携帯を構えるから
私なりに寄り添ってみたものの。
「もっと近づいて……」
「もっと……?」
これ以上はちょっと……(照)
恥ずかしさで動けずにいたら
ジュンスが私の腰をぐっと引き寄せ
シャッターを押した。
一気に鼓動が加速する。
「まさか、今撮ったの?
ダメダメもう一回…!」
写真を確認すると
予想通り私はまぬけな驚き顔、
ジュンスは満面の笑み。
「これも十分かわいいと思うけど?」
って言いながら、
笑い堪えてますけど…?!
女性は少しでも良く写りたいんだからと
膨れながら
撮り直しを命じているところに…
「良かったら写真撮りましょうか…?」
「え、ユチョンさん…?!」
と、彼だけでも驚きを隠せない中、
さらにその隣には…
「よくまぁこんな人混みの中で
イチャイチャできますね。」
と、呆れた様子のチャンミンも…!!
どういうこと…?!
これって絶対偶然じゃないよね…
「今夜は二人の新しいスタートに
乾杯しようって。」
四人で飲もうと
私にサプライズで
計画を立ててくれたらしい。
それはありがたいけれど…
ユチョンさんは良いとして、
チャンミンはなぜ知ってるの…?!
「僕から話したよ。○○とのこと…」
「そうなの…
でもチャンミンにまで話す必要あった?」
小声で問いかける。
直属の上司だから、
ジュンスとのことを
知られていると思うと
仕事がやりづらくなる気がして。
だけど彼には彼なりの
打ち明けた理由があったようだ。
「チャンミンには言っておかないと、取られそうだから…」
「んっ……?」
周りの音に掻き消されて
ジュンスの声が良く聞こえなかった。
聞き返そうとしたら。
「何をコソコソ話してるんです?
お店の予約時間、もう迫ってますよ。」
と、チャンミンのツッコミが入り
聞くことはできなかった。
「もう四人で撮ろうぜ。
ほら、みんなもっと寄って。」
そう言われて
画面におさまるようにと
密着して記念撮影。
いつの間にか
デートは終わっていたけど…
こうして素敵な人たちと
過ごす時間もかけがえのない宝物。
飲み会の場所へ向かう途中で
大きな空を見上げたー…
彼も…
新しい赴任先で
元気に過ごしているだろうか。
「ジェジュン、
そろそろお昼食べに行こう。」
「今日はお弁当作ってきたよ、
ユノの分も。」
新たな出会いはあったようで。
これは友情…?それともー…♡
ー…綺麗な景色を眺めながら
ユチョンさんとチャンミンが
私たちの先を行く。
ジュンスとは
触れそうで触れない距離感で
歩いていた。
でも思い切ってその手を掴むと。
「○○……?前に二人が…」
突然の行為に
驚いたジュンスが
声をひそめ問いかける。
私は微笑んで。
「大丈夫、きっと気づかれないよ…」
ー…いつもジュンスが
大きな愛で包んでくれた。
そのお陰で今の私がいる。
彼となら
これから先も
お互いを尊重して、
支え合って
生きていけると信じている。
だから私も…
受け身ばかりではなく、
自分からも行動を起こそうと思った。
この日の当たる道で、
好きな人と手を繋いで歩けることが
どんなに幸せか…
私には痛いほどわかるから。
「もう離さないよ、何があってもー…」
「うん、私も……」
どんな困難があったとしても、
ジュンスとなら乗り越えていける。
彼と再び巡り会えたのは
偶然ではなく、私の運命ー…
*END*
My Destiny JS×JJ 11
みなさんこんばんは![]()
今回は4人のメンバーが
出てくる回になりました![]()
![]()
(ユノはこのお話では出演ならず…ごめんね![]()
)
そして彼女の決断はいかに…![]()
次回やっと最終話の予定ですので、
最後までお付き合いくださると嬉しいです![]()
![]()
いつも心温まるコメントをありがとうございます![]()
それでは続きをどうぞ〜![]()
※○○にはご自身のお名前を入れてくださいませ☆
.
.
.
「俺たち、新しい場所でやり直そうー…」
そう言って
ジェジュンが私の手に
触れようとした時、
反射的にビクッとして避けた。
「…○○………」
ジェジュンは謝ってくれた。
元来た道を振り返って
戻ることができたらよかった。
でももう私は進んでしまった…
ジュンスの想いを知った今、
夫のところには帰れない。
「ジェジュンごめん…」
どんなことがあっても
添い遂げると誓ったけれど…
投げかけられた心ない言葉、
強く手首を掴まれたあの感覚を
忘れることはできなくて。
結婚をしてから
ずっとはめていた
左薬指の指輪を外して
テーブルにそっと置いた。
これが私の出した結論ー…
ジェジュンの視線は
その指輪へと向けられて。
「それが○○の答え…?」
低い声で問いかける。
「うん……」
誰も傷つかないようにと
願っていたけれど、
そんなことはやっぱり難しくて…
それぞれがそれぞれの形で
傷を負った。
自分で決めたことなのに
とめどなく涙が溢れ出す。
色々なことがあったけど
辛いことばかりじゃない、
楽しい幸せな時期もあったから…
「ずるいな○○は…
そんな風に泣かれたら
離したくなくなるのに。」
ジェジュンは
私にそっとハンカチを差し出した。
躊躇いがちに
受け取って涙を拭く。
優しい人ー…
ただ少し
私に対する愛情が
歪んでいたような気がする。
それを受け止めることは
できなかった。
誰かに寄りかかるのではなく、
自分の足で
しっかりと立って生きていきたい。
枯れるほど泣いたら
あとはもう
前を向いて歩いて行くだけだー…
・
・
・
こうして
ジェジュンとは別々の道へー…
その手続きのために
役所へ出向いたり、
一緒に住んだ家を引き払った関係で、
新しく家を借りるための
部屋探しや引越しなどで
慌ただしく動いていたせいで
熱を出してしまい…
数日会社を休ませてもらった。
ジュンスは
お見舞いに行くと言って
聞かなかったけれど。
この時期は
ホテルの繁忙期でもあり、
私の風邪が移ったら困るからと
断った。
「わかった…とにかくしっかり食事をとって、
ちゃんと休むんだよ。」
私は呆れながらも
頷いて。
「それ何度も聞いた。
私は大丈夫だから、もう仕事に戻って。ね?」
合間に電話をくれて、
その優しさに喜びは隠し切れず
顔がほころぶ。
でももう熱は下がってきているのに
あまりに心配するから…
まるで娘を思う父親みたいで。
電話を切った後
一人でフッと笑ってしまった。
ただ、ジュンスの言う通り
出社に備えて
体力はつけておかないとね…!
私はキッチンに行き、
冷蔵庫に食べるものがあるか探した。
「わぁ、何もない……」
見事に綺麗な中身で愕然とする。
何かデリバリーを頼もうと、
携帯を開いたら
ピンポーンとインターフォンが鳴った。
返事をして扉を開けると、
配達員さんが
ホカホカの参鶏湯を手渡してきた!
「あの…注文してないんですけど…」
お隣さんと間違えた?
戸惑いながら伝えると、
“ジュンス様からのご依頼でお届けしました。“
そう言われて驚いた…!
受け取って
リビングへ戻ると
一通のメールが。
ーーーーーーーーーーーーーーー
さっきいいわすれてた!
おいしいサムゲタンたのんだよ!
しっかり食べてちからつけてね^^
JUNSU
ーーーーーーーーーーーーーーー
「ジュンス………!」
自分だって仕事で忙しいのに、
私のことまで気にかけてくれて…
彼の優しさに
自然と笑みがこぼれる。
実はまだ
離婚が成立してから
ジュンスと会えていなかった。
彼も仕事が忙しく、
私も新しい生活にバタバタして
あげくに風邪を引いてしまう始末。
早く会いたいな。
そんなことを思いながら、
私はお礼のメールを送った後、
ありがたく彼の頼んでくれた
食事をいただくことにした。
「…おいしい……」
ちゃんと味がする。
それまで食欲がなかったから…
久しぶりの一人暮らしに
不安を感じていた部分もあったけれど、
弱気になっている場合じゃないと思えた。
しっかり食べて早く回復しよう…!
.
.
.
病院の先生から無事許可がおりて
本日から出勤。
同じ部署の人たちにお詫びして回ると、
みんな心配してくれて
改めて素敵な人たちに囲まれて
仕事ができていることに感謝した。
あっ、この厄介な人は除いてー…
「ご迷惑おかけしました……」
深々と頭を下げるものの、
怖くて顔を上げられない。
「この忙しい時期に風邪って…
体調管理もまともにできないんですか。」
朝からきつくお叱りを受ける私。
えぇ、だから謝ってるんですけどね…?!
と、心の中で反論するも
本人を前にして言えるはずもなく。
「これからは気を付けます…」
弱々しく謝った。
相変わらず仕事の時は
厳しいチャンミン。
確かに社会人として
体調管理をすることも大事だから
間違ったことは言われていないけれど…
“大丈夫でしたか。“の
一言くらいあってもいいのでは…?
と思いながら、じっと見上げていたら。
「何か僕に言いたいことでも…?」
鋭い目つきで睨まれて
思わずブルッと肩が震えた。
「ま、まさか…!
じゃあ早速仕事に取り掛かりますね。」
思わず敬語に戻っていた私、
慌てて椅子に腰掛けた。
あれ、もう何だか疲れてない…?(汗)
気を取り直して、
ホットコーヒーを飲んでから
パソコンの電源を入れると。
「あまり無理はしないでください。
また休まれても困るので……」
そう言って
チャンミンも隣の席に座った。
えっ………
今、私のこと心配してくれた…?!
衝撃的な言葉に耳を疑った。
「チャンミン……あ……」
お礼を言おうとしたら。
「○○さん、もう起動してますよ。
さっさと手を動かしてください。」
やることは山ほどあるのでー…
そうピシャリと言われてしまった。
未だに掴みどころのない鬼上司。
だけど…
彼も他の社員の人たちと同様、
素敵な人に認定してあげようっと。
.
.
.
数日休んでいたけれど、
その分の仕事は
チャンミンや他の社員の人たちが
手分けしてやってくれていたお陰で
残業にならずに終わることができた。
でも久しぶりの
デスク作業に疲れてしまい、
んーーっと思い切り伸びをしていたところを
ユチョンさんに目撃された…!
「ごめん、
俺、見ちゃいけないもの見ちゃった?」
そう言って
笑いを堪えるユチョンさんに
顔が真っ赤になる私…!
社内にあまり人がいなくて
完全に気を抜いていた。
もう遅いけれど、
慌てて身なりを整えて話を変える。
「何かうちの部署に用事ですか…?」
「いや、○○ちゃんと少し話したくて。」
コーヒー一杯付き合ってくれるー…?
そう誘われて、
私たちは社内の休憩室へ。
もう定時を過ぎていたため、
他に人はいなかった。
ユチョンさんが
私の分のコーヒーも淹れて
テーブルまで運んでくれた。
お礼を伝えて一口飲む。
温かさが全身に染み渡って
ホッとした。
ユチョンさんと話をするのは
歓迎会以来だった。
「もう体調は大丈夫…?」
ジュンスから聞いて
心配だったと話すユチョンさん。
もうすっかり良くなったと伝えると
安心してくれた。
わざわざその話を…?
と、不思議に思っていたら。
「…実は俺、○○ちゃんのこと疑ってたんだ。」
えっ………?
ユチョンさんの発言に驚いて
顔を上げる。
彼はジュンスが
大事な親友であると伝えたあと。
「結婚してる○○ちゃんには、
戻る場所があるって思ってたから…」
ジュンスがいつ切り捨てられるのかと
考えたら、
素直に応援できなかったと打ち明けた。
「ユチョンさん………」
そっか……
やっぱりあの時
私にかけた言葉は
思い違いではなかった。
『ジュンスには
幸せになってほしいんだー…』
私といても幸せにならない、
彼が傷つくだけだと思って…
それで。
「ユチョンさんは正しいです。
そう考えるのが普通ですから…」
私だってもしも
大切な友人が不倫に足を踏み入れたなら
止めるはずだ。
彼は何も間違っていない。
実際に私は
ジュンスのことを傷つけた。
『ただでさえ、この指輪に嫉妬してるのに…』
そう言われたし、
ジェジュンがホテルに来た時もー…
抱きしめられている場面を
見られてしまった。
あの時ジュンスは何を思っただろう。
私が逆の立場なら耐えられない…
一度結婚に失敗し、
そんな風に
純粋な彼の心を傷つけた私には
そばにいる資格があるのかと、
ぐるぐると考えてしまう。
ジュンスは
私じゃなければと
言ってくれたけど…
他にもっといい人が
いるんじゃないかってー…
そんな私にユチョンさんは。
「…俺、今ならわかるよ。
ジュンスがリスクを背負ってでも
○○ちゃんといたいって思う気持ち…」
想像していたよりもずっと
私が強い人だったと
そう言って彼は笑った。
強い……?
そうかな……
「ちゃんとけじめつけたじゃん。
ジュンスのこと本気で好きなんだよね?」
それがわかったから、
二人のことを
一番近くで見守っていたいと
そう話してくれて…
胸が熱くなった。
「ユチョンさん……」
私は…
きっと誰かに
背中を押してもらいたかったんだ。
自信がなかったから…
ジュンスの隣にいていいのか、
また一人で悩んで…
ユチョンさんの問いに
涙ぐみながら頷いた。
あぁ…年のせいか
涙もろくなってきたかも。
その時ふと
ドアの方に人影を感じて
私は慌てて涙を拭った。
誰だろうと、
視線を向けて
その人物を認識した瞬間、
息が止まりそうになった。
「おっ、やっと来た!
じゃああとは二人でごゆっくり〜」
ユチョンさんは
出口へ歩きながら
ジュンスとアイコンタクトして
その場を後にした。
「…○○、お疲れ様。」
今日はオフィスには
戻らない予定だと聞いていたから
頭がついていかない。
仕事終わらせて来てくれたの…?!
もしかしてユチョンさんは
私たちを会わせるために
協力してくれて…
「ジュンス……!」
人というのは
予想外のことが起こると
思うように身体が動かなくなるらしい。
椅子から立ち上がるだけで
精一杯で…
駆け寄ることができなかった。
その場で固まる私の方へ
ジュンスが歩み寄り、
優しく包み込むように
抱きしめるー…
「やっと会えた…
ずっと会いたかったよ……」
絞り出すような
切ない声に込められた想いに
胸がいっぱいになる。
「…私も……」
どんなに
恋しくて会いたかったか…
毎日彼を思い浮かべながら
過ごしていた。
大好きな香り、
安心するこの胸の中。
また、戻って来てもいいかな…?
それが許されるのなら、
もう二度と離れたくないー…
そんな想いを込めて
私もギュッと彼を抱きしめた。
*つづく*
My Destiny JS×JJ ⑩
みなさん、こんばんは![]()
一気に寒さが厳しくなってきましたね![]()
ぜひ温かくしてお過ごしください![]()
![]()
今回は出番の少なかったジェジュンが
やっとメインの回になりました![]()
![]()
二人の話し合いはどうなるのか…![]()
あと1,2話で終わりになるかと思います![]()
いつもみなさんの優しさに感謝しています![]()
![]()
本当にありがとうございます![]()
![]()
では早速続きをどうぞ〜![]()
※○○にはご自身のお名前を入れてくださいませ☆
.
.
.
翌朝目を覚ますと
ジュンスの姿はなかった。
その代わり
可愛い文字で書かれた置き手紙が。
ーーーーーーーーーーーーー
きょうはゆっくりやすんでね。
またらいしゅう会おう^^
JUNSU
ーーーーーーーーーーーーー
その手紙を読んで
ほっこりと気持ちが和むと同時に、
私は来週どんな顔で
彼と会えるのかを考えたら
少し気分が塞いだ。
ジュンスを好きだという気持ちを貫けるのか、
夫との話し合いで
どうなっていくのかが読めなくて
不安が募る。
誰も傷つけたくない。
そう考えるのは都合が良すぎると
わかっているけれど…
どうか少しでも
落ち着いて話せますように。
私はその場で深呼吸をしたあと、
携帯を手に取って
ジェジュンに電話をかけた。
ワンコールもしない内に
声が聞こえた。
「あ、ジェジュン…今夜家に帰るね。」
その時にきちんと話そうということと、
迎えはいらないということも伝えると
夫は了承しながらも。
「できるだけ早く帰ってきて。待ってる…」
そう言って電話を切った。
私からの連絡を
待っていたようだったジェジュン…
昨日言い合いになったことも
反省している雰囲気だった。
だけど一番悪いのは私だ。
夫を裏切ったー…
全てを打ち明けた時、
私たち夫婦はどうなるだろう。
きっとジェジュンも
ジュンスと私の関係に気が付いているはず。
もう隠し通すことはできない…
“彼女の代わりはいないー…“と
そう言ってくれた
彼の想いを胸に受け止めて。
私は部屋を出る準備を始めた。
.
.
.
ホテルを出たあと、
あてもなくただ歩いた。
気持ちを整理したかった。
こうしてすれ違う人たちや
街並みを眺めながら
お散歩をすることが
以前は好きだったけれど、
結婚をしてからは
次第にしなくなった。
それは週末の外出で
ベビーカーを押す夫婦、
家族連ればかりが目について、
その光景を見ると
自分の置かれた状況と重ねてしまい
辛くなっていたから…
でも今は
そんな様子を見ても
微笑ましい気持ちでいられた。
心に余裕があると
同じ景色でも見え方が変わってくる。
それはジュンスが
私にかけてくれた言葉のお陰。
『僕は大切な人がそばにいてくれたら、
それだけで幸せだよー…』
そんな当たり前のことさえも
暗闇の中にいた時は
気付くことができなかった。
常に周りの人たちと比較して
悩んでいた私の気持ちを
その一言が明るくしてくれた。
これから私は
どうやって生きていきたいのかー…
人生は一度きり。
後悔なく前に進んでいきたい。
ー…夕方家に着き、
鍵を開けて中へと入ると、
音に気付いたジェジュンが
玄関まで迎えに出てきた。
「おかえり。」
「ただいま…」
昨日の今日で
顔を合わせるのが
まだ気まずくて、
視線を落とす。
ジェジュンは
コーヒーを淹れるために
キッチンへ。
ソファに座るように言われて
そっと腰掛けた。
少しの間待つと、
湯気の立つ二つのカップが
テーブルに置かれて
目を丸くする。
「これって……」
結婚当初に
二人で選んだペアのマグカップー…!
最近は
ずっと棚にしまったままで
使うことがなかった。
「覚えてる?取手を合わせると…」
カップの持ち手がハートの形に。
“ずっと仲良しでいられるといいね“と
話しながら買ったもの。
懐かしい……
「俺、○○が離れていくのが怖くて…」
昨日あの彼に言われて
言い返せなかったことが悔しくて
思わず手を強く掴んでしまったと謝った。
そして今まで
自分の気持ちを押し付けて
私を傷つけたことにも言及して。
「ほんとごめん………」
申し訳なさそうに
再び私に頭を下げた。
ジェジュンだけが悪いわけじゃない。
私もちゃんと伝えることができなかった。
一人で全て抱え込んで、
我慢してしまったから。
そしてその悩みを
本来なら夫に相談すべきだったのに、
元彼であるジュンスに打ち明けたー…
「ジェジュン…
私も謝らないといけないことが…」
言葉に詰まって
中々その先を言えずにいると。
「…好きなんだよね、あの彼のこと。」
夫があとに続く言葉を引き継いだ。
やっぱりジェジュンは気付いていた…
胸が苦しくなって
スカートの裾をギュッと掴む。
ここで泣いたら
ジェジュンが私を責められなくなる。
悪いのは私。
「ごめんなさい……」
ジュンスとは昔付き合っていたこと、
でも仕事を始めようとしたのは
自分の意志で
彼とは偶然再会して
その会社で働くことになったことを
説明した。
ジェジュンは頷いて。
「どうりで…俺よりも○○のことを
知ってるような感じがしたんだよね。」
元彼だったのかと、
そう言って小さく笑った。
もしも、もっと早く
お互いの気持ちを話せていたら…
私たちは一緒の未来を歩んでいたのかな。
「私…今の仕事を続けたいの。
だから転勤にはついて行けない。」
「それって離婚したいってこと…?」
夫の言葉に私は頷いた。
自分勝手なことを
言っているのはわかっている。
結婚をしているのに
元彼の会社で働き、
あげくにその彼と関係を持って…
それだけでも
なんて最低な人間なんだろう、私は。
でもー…
再会したことで
ずっと閉じ込めていた想いが溢れ出し、
止めることができなかった。
しばらく重い沈黙が流れて、
私は気持ちを落ち着かせるために
コーヒーを口にした。
まだほんのり温かくてホッとする。
カップをテーブルに置こうとした、その時。
「…誰でも道を間違えることはあるよ。」
「えっ………?」
ジェジュンの言葉に
ドキッとして視線を向けた。
ジェジュンも私の方へ
身体を向けると。
「来た道を辿れば戻れるよ。
○○の帰る場所はここだろ……?」
俺たちは
ただのカップルじゃない、
夫婦なんだー…
何度でもやり直せるはずだと
そう言って私を真っ直ぐ見つめた。
驚いて声を失う。
それは私が以前
雨の中を
ジュンスに車で送ってもらう途中に
思ったことと全く同じで。
『ジュンス戻ろう!
来た道を辿れば…』
まだ戻れるはずー…
あの時引き返すことはできた。
引き返さなきゃいけないと思った。
でもそうしなかった、
ジュンスと私は間違った道を
共に進んで行った。
たとえその先が
終わりの見えない
暗いトンネルの中だったとしても…
私たちは一緒にいる覚悟で
進んだだろう。
ジェジュンは
こんな罪深い私のことを
受け入れるというの…?
普通なら許せないはずなのに。
なぜ……
「俺も…会社の後輩と一度だけ…」
そう告白されて、
疑問に思っていたものが
スッと腑に落ちた。
あの夜ー…
いつも帰りの遅いジェジュンが
珍しく早く家にいて、
私を待っていたと言ってくれた時。
テーブルにはいくつものお酒の空き缶、
何かあったんだと思っていたら
突然迫られて。

『……○○としたい。』
お酒の勢いで
あんなことをするのは珍しいから
不思議に思っていたけれど…
浮気をした罪悪感からだったんだと
やっと今わかった。
私たちは互いに道を踏み外し、
その事実を認めて
こうして初めて気持ちをぶつけ合った。
“ただのカップルじゃなく夫婦なんだ“と
言われたセリフが
頭の中でこだまする。
思わず薬指の結婚指輪に目を向けた。
「俺たち、新しい場所でやり直そうー…」
*つづく*



































































































































