任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
ガブリエルが脱落した。
それに関わったのは誰なのか。
議論が開始される。
果たして誰が関わったのか、
それともガブリエルのドジによる
結末なのか……
マウロ・モリエンテス
バーニー・コルテス
助け船を出された本人がなぜか戸惑っている。リンゴは察した。
(証言できるということはつまり……… )
この時点でリンゴはバーニーを哀れに思った。
バーニーは絶望したように頭を抱えていた。
皆がバーニーに同情の目を向けていた。
リンゴ
リンゴは笑わないように必死であった。
リリー・フォード
リンゴ
「イマノルは今回の件は関われないよ。魔法カードが飲み水以外の水に触れたら強制退場っていうやつだっから」
リリー
「それを証言できる人いる?」
エドモンド・ランフランク
リリー
「そう………イマノル、バーニー、バーニーのことを聞いていた?マウロさんやリンゴ、ヴェルンヘル陛下……ティアゴ、エドモンド、セシィーさんは難しそうね」
バルナバ・マルチネス
ルイス・スカイ
リンゴ
(あんた仲人だけで相当レベル上がってるはずだけどね……)
仲人地獄、プレイヤー泣かせのルイスだがリンゴは黙っていた。彼のプライドのためにも……
ティアゴ・バーナード
今日誰かを吊らなければならない。
人間が脱落している今、人外だと思われる者を見つけなければならないのだ。
ローデリック・チチェスター
自分も入っているのにめんどくさいという理由で発言するローデリック。
ヴェルンヘル・ラウル
リンゴ
(だめだ、……この2人どうやっても衝突する………陣営が違うんだから仕方ないといえば仕方ないけど……
ヴェルンヘルは口にはしないけど無闇に吊れば役職者を吊る可能性があるから慎重にいきたい、ってことかな………うーんヴェルンヘルが本物?
いまだにハンター、独裁者、騎士が名乗り出ていない……ガブリエルが役職者だったら欠けてしまっているけど……)
イマノル・ボイド
エドモンド・ランフランク
イマノル
「そう。お湯が熱いから少しの間、お湯から出たんだけど、脱落判定が思ったより早くて……とか。ガブリエルだからありそうかなー?」
ルイス
「ガブリエルならありえる……って思っちゃうな……ガブリエルだし……いやでもそこまでドジじゃないと思いたいけどガブリエルだし………」
ルイスはうーんと悩んでいる。
普段のガブリエルの適当なイメージが強く皆の判断を難しくさせる……
リリー
「ティアゴから見てどうなの?ガブリエルはその……ドジをしそうなの?」
ティアゴ
「?!え、えっと……それは………」
ティアゴの世界線ではガブリエルはまだ子供だ。
リリー
「ティアゴの世界のガブリエルはどんな感じ?」
ティアゴ
「………クソガキです」
その声は若干イラっとしたものが滲んでいた。
バルナバ「…クソガキ?」
聞き返すとティアゴは
「……リンゴによく抱きついていたエロガキです。」
ティアゴは思い出してまたイラっとした。その態度は露骨に現れていた。
ヴェルンヘル
「確かにクソガキだ……元の世界に戻ったら、ガブリエルをコキ使おう」
リンゴ
「なんで?ガブリエルはいい子なのに」
リンゴはガブリエルを小さい頃からとても可愛がっている。
ティアゴ
「そのガブリエルは、リンゴと同じ魔銃師会に今いるんだろ?あのエロガキ……」
リンゴ
「ガブリエルがかわいそうだよ。あんなに頑張っているのに(主にティアゴくんにしごかれて)」
(………んん?あれ、ヴェルンヘルにガブリエルをしごくようにティアゴ君に命じたことがあったけど………まさかこの後の出来事……とかあったりしないよね??)
イマノル
「ガブリエルは、リンゴの姿が見れて魔銃師会に入れて幸せーってよく言ってたしなー」
ヴェルンヘル「なるほど?」
笑顔だがその顔は笑っているようには見えなかった。
ティアゴは「へえ」と小さく呟いている。
ガブリエルは脱落してこの場合にいないのにどうしてこんな目にあっているのだろうと皆は同情した。
リンゴ
「もういいよ、議論に戻ろうよ。ガブリエルはドジかどうか、って話だっけ」
議論に戻ってもなんだか変な話題だが。
セシィー
「うーん、そこはどうなんだろ………調薬は得意じゃなかったけど……地頭は良かったし……そんな迂闊な事をするとは思いたくないなぁ」
同じ魔銃師会のセシィーの証言。偽物の占い師かもしれないので参考程度にしかならないがリンゴもほぼ同じ意見だ。
リンゴ
(そんな迂闊な事をするとは思いたくないなぁっていうのはこちら側の願望であって、我々魔銃師会がそんなことで脱落するなんてあってほしくない……っていうことでもあるね……ガブリエルのミスだったら、ゲーム終了時したら一発デコピンしたい……)
ゲームが終了した時のことを思い思考が停止した。
(………………ゲーム終了時……)
無意識にギュッと拳を握った。
ヴェルンヘル
「弟さんの意見も聞きたいんだが。」
ガブリエルが散々言われていてもマウロはなにも言わなかった。兄がエロガキと言われていたのにも関わらず。
その沈黙をリンゴは不気味に思った。
話を振られたたマウロは「そうですね」と少し考えながら、
マウロ
「皆さんの意見はとても参考になりました。おかげで色々となにが起きたのか察することができましたよ」
マウロはおもむろにカードをテーブルの上に置いた。
「これはバルナバさんたちも使ったので見覚えがあると思います。調査カードです。自室に戻った時に使い、すでに結果が出ています。」
調査カード
調査対象 ガブリエル・モリエンテス
午前11時42分 強制退場
理由 魔法カードの条件に反したため
リンゴ
「うーん……これだけじゃ襲撃されたのか、本人のミスか判断はできないね?」
マウロ
「リンゴ様は兄がほんとうにそんなミスをすると思いますか?」
視線を向けられリンゴは内心ビクリとした。彼らガブリエルのミスとは微塵にも思っていない、そう感じた。
下手に反論するのは危険だと察したリンゴは言葉を濁しながら、
リンゴ
「それは……あまり考えられないかな………可能性は低いと思う……たぶん……」
マウロ
「俺は襲撃されたと確信しています。兄を襲ったのは、貴方ですよね?セシリア様」
視線が、沈黙を貫いていたセシリアに注がれた。



















