魔法カード人狼⑧ 人によって評価が違う | エルネア王国モニカ国の暮らし。

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エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。





ダンジョンが終わったのは夕方にさしかかった頃、、

酒場につくとガブリエルとガラと別れ、用意された自室に入る。


リンゴ

(私の魔法カードの結論……ローデリックさんは白だった………

ルイスがつらないでほしいとリリーさんに言っていた……あれは少し意外だった。ルイスは別にいいやっていうスタンスを他の人狼でしてたのに。

あれは人狼か役職持ち……?

あとはマウロ・モリエンテス。反ラウル王家派の筆頭モリエンテス家。あんなに目立つことを言うのは逆に保身のため?襲撃したら王家が疑われるからあえてあんなことを言った?

それとも狂人アピール?………)





水の入ったコップを持ち一口飲む。冷たい水が喉を潤す、


(エドモンドさんがティアゴ君に触れたのは……

私と同じ魔法カードを引いた可能性がある。

エドモンドさんとティアゴ君……2人はお世辞にも仲がいいとはいえない。

魔銃導師という立場でそれなりの立場と発言力を持つティアゴ君……エドモンドさんの立場からしたら、白黒ハッキリつけたいと思うのは当然だ。

今夜エドモンドさんが無事ならばきっとティアゴ君は白だ………ローデリックさん、ティアゴ君、どちらも白……人狼は………一体だれ………)


リンゴは1人思考していた。


゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――


セシリアはヤーノ市場あたりをウロウロしていた。

自室に入れる時間は早くて昼過ぎ。それまで時間を潰す必要があった。レドリーはダンジョンのミッションらしく別行動となった。


セシリア

(魔法カードに今日は武器が使用できないってあるから、ダンジョンにも行けないし……)


「こんなところでなにをしてるのですか?」


不意に声をかけられる。マウロだった。



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​ミッションでなにもできないのでぶらぶらして時間を潰してました。マウロさんは?


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​自分は森の小道のダンジョンをクリアだったのですぐに終わりました。今は時間を潰しています


マウロがじっとセシリアの瞳を覗き込んできた。マウロの青い瞳にセシリアの姿が映る。セシリアは不安な気持ちになった。


セシリア「な、なんです?」


マウロ

「人狼か人間か判別できないかなーと思ったのですが……無理なようでした」


セシリア

「大きな違いがあればいいけど……見てわかったら苦労はしませんね」


至近距離で観察されてセシリアはたじたじだった。



レドリー

​マウロ!!セシリアから離れろ!

 
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ヤーノ市場に駆け込んできたレドリーが2人をみて大声をだしながら、間に割ってはいった。


マウロ

「おや、お早いお戻りのようで」


マウロは不敵な笑みを浮かべながら一歩後ろに下がった。


レドリー

「大丈夫?マウロになにもされなかった?」


レドリーはセシリアをマジマジと見つめて異常がないか確認する。


セシリア

「大丈夫だよ。マウロさんはきっと人間側だからなにかしてくることはないよ」


マウロ

「好感度をあげて投票されないようにしてるんですか?ズル賢いですねぇ、流石あのヴェルンヘル陛下の娘さんですね」


セシリア

「私を人狼と思って狂人アピールでもされてるんですか?可愛らしいアピールですね」


セシリアはくすりと笑う。

「議論の場でもないのに個人的にこのように攻撃してくることはお互い時間の無駄です。夜に皆で集まるのですからその時にどうぞその話をして下さい。疑う根拠もないのに言い続けていたら、吊られるのはどちらでしょうか」


マウロは無表情でセシリアはにっこりと微笑む。静かにばちばちと火花が散るようだった。


レドリー

「もうやめよう、誰も襲撃されてなくて、吊られてもいないのに何の手掛かりもない状態でこんな話するのは……」


マウロ

(何の手掛かりもない……?)


スピカ

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​どうしたの?喧嘩?

ヤーノ市場にスピカとチレーナの2人がやってきた。


​なにか問題でも起きた?

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マウロ

「………スピカ様とチレーナ兵団長」


スピカ

「姉さんたちがなにかしちゃったの?」


マウロ

「いえ……そのようなことは。——失礼します」


一礼して、マウロは去って行った。


レドリー

「……マウロのスピカ様に対しての態度、セシリアと違くない?」


スピカ

「ん?そう?マウロさんからはたまに差し入れくれたりよくしてもらってるよ」


レドリー

「えー……どういうこと……」


スピカ「それは内緒。」


スピカは悪戯っぽく笑った。


チレーナ

「それって……マウロさんはスピカちゃんのファンとかなんじゃ……」


チレーナは複雑そうな表情で遠ざかるマウロの背中を横目で見る。


スピカ

「そんなんじゃないって〜……悪い人ではないと思うよ」


レドリー

(マウロはなぁ……人によって評価が全く違うんだよなぁ……)


心の中で呟きながらレドリーは小さく息を吐いた。


チレーナ

「………気をつけた方がいいよ。スピカちゃんは自分が思ってるよりずっと多くの人に好かれてる。その中には変な奴もいるかもしれないよ」


心配そうに言うチレーナの顔をスピカはのぞきこんだ。


スピカ

「チレーナ君もその多くの人に入ってる?」


チレーナ

「あ、当たり前だよ!」

変な奴には含まれてないけど


勢いよくチレーナは即答した。その言葉にスピカは満足したのか嬉しそうに微笑む。



レドリー

「セシリア、俺たちは邪魔だからどこか行こうか」


居づらくなったレドリーはセシリアの耳元で囁いた。


セシリア

「そうだね、違う場所にいこっか」


歩きながらちらりと2人を振り返る。


お互い好き合っていたのに、山岳長子と王女という関係で、結ばれることがなかった2人。


今はそういう縛りもなく少しでも一緒に過ごす時間がもてるならこのゲームも悪くないなと思うセシリアだった。