新しい有料DLCー!
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アトリウムの帰り、シャルルを見かけたのでアトラスは勝利を祝福した。
まだ明日の試合が残っているがシャルルの近衛騎士隊入りは決定した。
これで一安心だ。
アトラスはチレーナを見かけたので食事に誘う。
アトラス
「少し話があるんだけど……」
チレーナ
「うん、いいよ」
ちょうど時間が空いてあたらしく了承してくれる。2人は酒場に向かった。
雑談を切り上げ、アトラスはチレーナの顔を見て切り出した。
アトラス
「……あのさ………俺、アリーチェと結婚しようと思う」
チレーナ
「それは……… 近々プロポーズするってことかな?」
アトラス
「そのつもり……アリーチェに今日、結婚できたらいいなって思ってると言われた。俺も同じ気持ちだ。近々役目を他の人に引き継ごうと思う」
チレーナ
「そっか……今日言われたのか」
チレーナはなにか考えている様子だった。
チレーナの脳裏には、ゲートの向こうの戦いでスピカとアリーチェが激しい戦闘の最中に何か話し込んでいる様子がよぎった。
チレーナ
「アトラスの思うようにやればいいよ。」
アトラス
「う、うん……」
アトラスはホッとしながら緊張気味に頷いた。
この国で1番強い龍騎士のチレーナから難色を示されなく安堵しながら、アトラスは家族として受け入れて貰えるのだろうかと不安に駆られる。
チレーナが珍しくアトラスを送ると言ってきた。
チレーナに送ってもらうことに。
チレーナは帰り際、アトラスの頭にぽんと手を置いた。
チレーナ
「アトラスと一緒に暮らすのを楽しみにしてるよ」
じゃあ、とチレーナは帰っていった。
彼女の父親からしたら、アトラスの存在は煙たいものかもしれないのにチレーナはそんな素振りもみせず、アトラスのことを家族として歓迎してくれているようだった。
彼の人となりを知っているアトラスはあの態度を嘘には感じない。スピカの甥のアトラスを彼が邪険にするはずがないという確信がアトラスにはあった。
(……俺がスピカの甥じゃなくても……あの人の態度はきっと変わらなかっただろうな)
アトラス
「………早めに引き継ごう」
そう強く思うアトラスだった。
そしてこの日。
知っている人が危篤だった。
ドロシー・プラマーさん。
山岳兵団のアラルコスの奥様。
アラルコスは、228年13日に24歳で亡くなっている。
ドロシーさんお疲れ様でした。
ドロシー・プラマー
204年1日生まれ享年26歳















