
前回はこちら⬇️⬇️
本編更新が一か月以上空いてしまった
先日有料DLCが追加されてましたー♪
ありがとうございます♪
すぐに買ったんだけど今日までチェックできんかった
山岳長子✖️王族
という2人が、アトラスが王族を抜けることにより
気持ちを伝えあいお付き合いがはじまりました。
アトラスは
成人してから引っ越しをして
王族から抜けました。
友人から奏士の打診があり奏士としてシズニ神殿で暮らしています。
神職しか作れないもの。
お花を摘んでこういうもの作るっていいなー。
チレーナ氏の姿を見つけたので気になって後をおう。
一体誰の元へ通っているのかと思うと……
どうやら弟のところへ行っていたよう。
朝一で弟のところって
恋人になったアリーチェ
改めてこうして会うと照れくさくなる。
(顔が隠れていて良かった…)
恋人になるとこんなミッションがある
香水をプレゼントして報酬は導きの蝶
これで会いにきてね、ということかな?
今日は姉リリアの誕生日なのでプレゼント。
リリア
「この時間にこの場所で待機………アトラスも大人になったんだねー♪」
貰ったプレゼントを鞄にしまいながらリリアはニヤリと笑う。
アトラス
「うっさい、早くどっか行けよ」
自分から立ち去りたいが、アトラスはこの場所で待ち合わせをしている。邪険に扱われたリリアは嫌な顔一つせずニヤニヤ顔のまま
「彼女に嫌われないように頑張ってねー」
と街門広場から去っていった。
今日はアリーチェとの初デートの日
友人のシャルルの姿もある
彼らもデートのようだ。
デート場所が被らないように祈る
水源の滝
夏にはぴったりの場所
アリーチェは終始ニコニコして楽しそうにしている。
デートが終わると
アリーチェから次のデートを誘ってくれた。
アトラス
(……アリーチェから……とりあえず今日は失敗はしていないようだ)
シャルルとはデート場所が被った。
エルネア王国はデート場所が少ない問題のせいで、友人に見られてちょっと気まずかったりする。
「何してるの?」
わかりきってるくせに。
姉リーゼロッテの問いかけに、アトラスら平然を装いながら答えた。
リーゼロッテ
「たまには釣りにでも付き合いなさい♪」
姉に強引に連れられて川へ。
アトラス
「姉ちゃんと釣りなんかにきてなにが楽しいんだか」
リーゼロッテ
「なんかとはなによ、なんかとは」
アトラス
「心の声がダダ漏れだったようだ……」
ふと見ると、アリーチェの父チレーナの姿があった。
チレーナと親しくさせてもらっているのに、なんの報告もしてないのはどうなんだろうと思ったアトラスはチレーナに声をかけた。
食事でもしながら話そう……
そう思って誘うとチレーナは「いいよ」と了承してくれた。
チレーナの様子はいつもと変わらない。
以前、アトラスに接していた時と同じ態度だった。
(……もしかして、アリーチェと付き合っていることをチレーナさんはまだ知らない…とか?)
知らない……気づいてない……
それはないと思った。
この狭いエルネア王国で、
元王子のアトラスと山岳長子アリーチェが付き合いはじめて噂にならないわけがない。
チレーナのような立場の人間が
気づいていないはずない。
(チレーナさんは……今どんな気持ちで俺と食事してるんだろ)
にこやかに話をしているチレーナ。
子供時代からアリーチェと仲良くしていることをよく思っていなかったことを知っているだけにチレーナの心の内が全く見えない。
(わかる……これ逆にマズイやつだ)
龍騎士にまでのぼりつめた山岳兵団長のチレーナを前にすると……特にアリーチェのことをなかなかアトラスは切り出せなかった。
そのまま食事が終わってしまう。
(だめだ……言い出せない……)
「あの……家まで送ろうか」
屈強な山岳兵を家まで送る必要があるのか。
そんな疑問は抱いてはいけない。
アトラスの申し出にチレーナは少しきょとんとしてから
「そうだね
せっかくだし遊びにくる?」
山岳の家まで2人で向かうことになった。
家の中に入ると、
アトラスは意を決して口を開いた。
「あの……!
俺、アリーチェさんとお付き合いさせてもらっています」
チレーナ
「今お茶入れるから適当に座って」
アトラス
「え、あ、はい……お構いなく……」
この返しは予想外でアトラスは戸惑いながら近くの席に腰をかけた。
少ししてアトラスの前にお茶の入ったカップが置かれる。お茶のいい香りが鼻腔をくすぐる。
チレーナはアトラスの目の前の席に座った。
チレーナ
「アトラスは、アリーチェと結婚を前提に付き合ってるのかな?」
アトラス
「け、けっこ……」
付き合いはじめたばかりで結婚なんてまだ先の話すぎてアトラスは慌てた。
「い、いずれは、結婚したいと思っています。アリーチェさん以外は考えられません」
アトラスは緊張しながらも真っ直ぐチレーナの目を見て言った。
チレーナ
「山岳は、けっこう大変だよ。俺の奥さんは山岳ファミリーや山岳の家同士の関係、近さとか日々のダンジョン探索……色々戸惑っていたよ。王族だったアトラスには少し荷が重いんじゃないかな……」
王室育ちの軟弱そうなアトラスには、無理なんじゃないのか?と言われている。
優しい物言いながらもチレーナから出てきた言葉にアトラスは驚きつつ、これくらいは覚悟はしていた。
アトラス
「山岳兵団の方々は幼い頃から知っているので問題ありません。それにこう見えて、ダンジョンには慣れていて実力もそれなりにあります。山岳の方々の足手まといにはなりません」
チレーナは黙ってアトラスを見ている。
アトラス
「まだアリーチェさんに相応しい男ではないと思います。今は目の前の役目をきちんと全うし、アリーチェさんに相応しい男になれるよう精進します」
言いながらアトラスは少し恥ずかしくなった。
しかしチレーナを納得させられなくてもアトラスの誠意を見せなくてはならない。告白して気持ちを伝えてくれたアリーチェのためにも。
チレーナ
「——アリーチェを泣かせないでね」
アトラスの覚悟と誠意を感じとったチレーナの表情が僅かに緩んだ。
アトラス「は、はい!」
こくこく何度も頷いた。
出されたお茶を飲んだが、緊張のあまり味なんて分からなかった。