220年 その人は目を覚さない | エルネア王国モニカ国の暮らし。

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エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。


プレイしている当時に山岳兵の帽子、魔銃師の帽子、漁師の帽子が追加されていましたー♪


 

 

 


でもどの服と合わさればいいんだろ💦

センスがない私には分かりません😭


漁師の帽子は夏っぽい服に合いそうな気がする……




 

この日はルークとイマノルにお供してもらいました♪



チェロの彼女のアルステーデちゃん。

髪色とか目の色は違うんだけど誰かを思い出します……


アルステーデちゃんをセシリアは恐る恐る酒場に誘う。




セシリア

(!!

やった、親友になってくれた………)



二人で和やかに食事をとる。




レドリーに誘われドルムへ。



セシリア

「山岳兵の人みんな慌ててどこに行くんだろう」


皆早足でセシリアたちの横を通り過ぎていく。



レドリー

「あ、そうか……今日山岳兵団は山岳のトーナメントの初日だから…」



セシリア

「あ、そっか〜」


自分も騎士隊のトーナメントがあるのがセシリアはすっかり忘れていた。




カトリーンさんに食事に誘われたんどけど


 

酒場に着く前にトーナメントが始まってしまった


 






「王国の民の手本となるべく、本年も日頃の鍛錬の成果を存分に発揮されることを期待する」


 



 


 

 




ディーン隊長。


実はもうあまり時間がない。


ローゼル騎士隊は昨年に引き続き、隊長が途中でいなくなることになる。



ディーン隊長と対戦するのは、昨年亡くなったローデリックの娘のアビーちゃん、


銃 vs  斧でアビーちゃんが有利ではあるけれど


長年上級ダンジョンで鍛えていたディーンに入隊したばかりのアビーちゃんは敵わず敗北する。


 

今年も騎士隊と山岳兵団は熱い戦いが始まった。




いつもの日常、いつもとなにも変わらない。



身近な人に少し変わったことが起きていることをセシリアはまだ知らない……




翌日


ダンジョンが終わり、セシリアはエルネア城の近くを歩いていた。


そこにルークが足早に城に入っていく。


少し慌てた様子にセシリアは違和感を感じた。特に予定もないので、セシリアはルークの跡を追った。



ルークは王家の居室に入っていった。



セシリア

(……???誰かに会いに行ってるのかな)



そっと実家を覗きみると、奥の部屋に入っていき誰かと会話をしている。父ヴェルンヘルの声が聞こえてきて、ヴェルンヘルに会いにいったのだと思ったが………



何か様子がおかしい気がして、奥の部屋にセシリアは入った。


ベットの上に母のリンゴが横たわり、瞼を閉じていた。



セシリア

「お母さん、こんな時間まで寝てるの??」


魔銃師はダンジョンで忙しいのに?とセシリアは首を傾げる。



ヴェルンヘル

「……それが…目を覚さないんだ」


ヴェルンヘルは一瞬セシリアに言うことを躊躇ったが、誤魔化すことは難しいと思ったのか状況を説明した。



セシリア「目を覚さない…?」



ヴェルンヘル

「昨夜……森の中で寝ているのを見つけて連れ帰ったんだが……昼になっても目を覚さないからこうしてルークさんに来てもらったんだ」



ルーク

「呼びかけに全く反応はないのでしょうか?」



ヴェルンヘル

「しばらく名前を呼んで身体を揺すってみたんだが返事おろかピクリとも動かない」



ルークもリンゴに声をかけるが反応はない。

ただ眠っているだけだが、寝ているだけなら起きないのは少しおかしい。


ルークはリンゴの身体を少し調べると


「魔銃師会に戻って過去に似た症例がなかったか調べて参ります」


そう言って、帰っていった。



セシリア

「……お父さん……」


不安のあまりセシリアがヴェルンヘルを見上げるとヴェルンヘルはにこっと微笑んで



ヴェルンヘル

「心配はない。きっと、すぐに目を覚ますから。セシリアは何も心配せず、自分の職務を全うしなさい」



セシリア「はい……」



ヴェルンヘル

「お母さんのそばには俺がいるから。」



セシリアが帰ると、ヴェルンヘルはため息をついた。



レイラが生きていたらどんなに良かったと思わずにはいられない。



(ティアゴさんだけでも居てくれたらな……)



ヴェルンヘルはリンゴの柔らかい頬に自らの指を滑らせた。


その感触にリンゴは何も反応しない。




規則正しい呼吸を繰り返すだけで瞼は固く閉ざされていた。








この続きは


リンゴ番外編  太陽の君  


に続きます。