任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
ここまでのお話
219年 2日……
長年ガルフィン魔銃師会にいた重鎮のレイラがこの世を去った。
享年30歳
エルネア王国では、大往生したと思われる。
セシリアは見舞いにいき、リンゴもティアゴとともに見舞いいくと、
「リンゴちゃん、魔銃師会のことお願いね」
レイラはリンゴに託してこの世を去ったのでした。
春がくるというのに、やけに寒かった 杪冬 の二日の夜のことだった。
翌日 地下墓地
葬儀にはティアゴも参列していた。
レイラと他国に行きしばらく行動を共にしていたイマノルは波止場で釣り糸を垂らしていた。
イマノル
「あの人も死ぬんだなぁ…」
不謹慎なことを言うイマノルに、一緒に釣りをしていたティムが呆れたようにため息をついた。
ティム「当たり前だよ…」
イマノル
「ほら、あの人って怖いものなしみたいにズケズケものを言ってきておっかなかったしさー。不死身なのかと思った」
ティム
「確かに、レイラさんは山岳や騎士隊を敵にまわして涼しい顔をしてたくらい変な人だったけどさ……」
レイラがティアゴと共にバーニスたち隊長とやりあった時、ティムは山岳兵だった。
屈強な山岳兵や、騎士隊を前にしても怯むことなく不敵な笑みを浮かべながらティアゴと共に言ってきた日のことはこの国の語り草だった。
この日からレイラは更に恐れられ、ティアゴは毒舌導師と変なあだ名がついた。
時の流れは早い。
あれから10年もの月日が経った。
イマノル
「そんなあの人にも苦手なものがある」
イマノルはニヤリと笑った。
ティム「苦手なものって?」
イマノル「ゴ◯ブリが大の苦手」
ティム「………」
得意げに話すイマノルをティムは感情のない瞳で見つめる。
イマノル「………意外だろー?」
ティム「まさか」
イマノル「そのまさかなんだって!」
ティム
「あの人ならそんなもの、平気で踏み潰しそうじゃん」
ティムは全く信じていない様子だった。
イマノル
「レイラさんも普通の感覚があったんだよ〜!」
ティム「信じられない…」
レイラにも普通の感覚がある……という話はなかなか信じてもらえなかった。Gが苦手という話をティムは最後まで信じなかったらしい。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――
消沈しているティアゴ、無表情のローデリックを連れて炎獄の巣窟へ。
この頃ティアゴとローデリックと炎獄に潜っていて衣装をドロップする。
書き手の声
「ローデリック!ティアゴ!ありがとうー!」
マジで歓喜した。ありがとう。
この二人とドロップしたから大切にしないと……
ドロップしたのは蓬莱の龍騎士鎧。
焼き芋タルトやガゾのスパイス炒めのミッションっていつ追加されたんだろ……気づいてなかっただけかな……それとも前に沢山料理が追加された時にこの二品のミッションだけやり忘れていたのだろうか。この画像は9月4日に用意しました。季節は秋です。たまにミッションがないかどうか確認したほうがいいなぁ…私ボケボケしてるから
これで炎獄で拾える衣装は拾えた……はず。
しかしドロップ率渋すぎる……
この拾えたのだって、当時チャレンジダンジョンがたしかバグってた影響かなにかで修正が入ったらまたドロップ率が低くなった。
今現在のプレイではここしばらく衣装ゲットしていない……
ドロップ率もう少しあげてもらえませんか…
ただ、ゲットできる金塊の数が増えたような気もするんですけど……気のせいでしょうか?
基本的に三人で潜るから、前と同じ条件だと思うけど貰える金塊の数が増えてるような…?
消費アイテムでビーが消えていくので助かります。
ティアゴ
「……大丈夫か?」
ダンジョンが終わり、少し疲れた様子のローデリックにティアゴが声をかける。
ローデリック
「人の心配より自分の心配したら?お前こそ、顔色が悪い」
ティアゴ「……少し寝不足…」
セシリア
「ダンジョンお疲れ様でした!これでも食べて疲れとってください」
疲れた様子の二人にセシリアは慌ててプリンを差し入れた。
ローデリック「プリン……」
プリンをみてローデリックが呟いた。
セシリア「プリンお嫌いですか?」
ローデリック「いや…」
ティアゴ
「コイツの誕生日にリンゴがローデリックのためにプリンタワーを用意するって言ってるんですよ。楽しみだなw」
最後のほうは笑いながらローデリックに向かって言った。
ローデリック「プリンってタワーにできんの?」
素朴な疑問に三人は首を傾げた。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.
気分転換にセシリアはピクニックにみんなを誘った。
この日は母リンゴの誕生日でもあるので、リンゴの友人たちを中心に誘った。
春の柔らかい日差しの中を歩くと気持ちよくてセシリアは横にいるレドリーと楽しくお喋りをする
イマノルがぺいっと虫のおもちゃをセシィーに投げつけながら驚かすと
セシィー
「いいいやヤァァァア?!」
フォモスの森に絶叫が響き渡った。
イマノルは爆笑した。
やりすぎだとイマノルはティムとティアゴに怒られていた。ローデリックはそれを冷めた目で見ていた。
みんなでお弁当タイム。
リンゴ
「こうやって外で食べる料理はまた格別だね」
ティアゴ
「こんな気持ちのいい場所ならなおさらだね」
イマノル
「すずしくて気持ちがいいし、帰りたくなくなってきた……」
セシリア
「またみんなでこようね」
レドリー
「そうだねー」
楽しい時間はあっという間に終わった。
リンゴ
「誘ってくれてありがとう。すっごく楽しかった!」
帰り際、満面の笑みを浮かべながらリンゴはお礼を言って帰っていった。
翌日
朝からデートを誘ってくれてお風呂へ。
セシリアは昨日の話をレドリーにした。
レドリー
「プリンをタワーにできるのか?下のプリンが大きければ可能じゃないかな……」
セシリア
「運ぶ時にプルプルしちゃって落ちちゃいそうじゃない?」
レドリー
「ローデリックさんに厨房まできて食べてもらう?」
セシリア「お祝いっぽくないね……」
レドリー「客席のテーブルで作るとか…」
実にどうでもいい話を二人は真剣にした。
デートに誘ってくれたのが嬉しくてセシリアはレドリーのほっぺにキスをした。
この日は騎士隊と山岳兵団ではトーナメントが始まる日。
ヴェルンヘルも国王らしくいつもの笑顔を封じて職務を全うする。
ローデリック
「総員、陛下に…」
「敬礼!」
ローデリック
「我らローゼル近衛騎士隊は実力主義の精鋭部隊」
ローデリック
「その名に刻まれた伝統に恥じぬ戦いぶりをご覧に入れましょう」
そして始まる第一試合
なんという因果か。
騎士隊長のローデリック VS
ティアゴの息子
イラリオ
しかも同じ斧同士だった…
実力差があるため、プレイヤーは何もせず見守ります。
先に動いたのはお守り10%をつけたイラリオ
しかし、実力差もあってローデリックを追い込むことは出来なかった。
攻撃に転じたローデリックは力強い攻撃をイラリオに叩き込むと
イラリオを闘技場に沈めた。
イラリオもなかなかの奮戦でした!
二人ともお疲れ様!
………
とこれは別撮りなのです。
(他のキャラをプレイヤーキャラでインポートして試合を観戦)よ
セシリアは本来この試合を見ることは出来ない
セシリアは王太女としてのお仕事があります。
国王の代理人です。
確か記憶では、この年の選抜には女性ばかりエントリーしていたような。
女性率が高い……女性が活躍する社会は素敵だけど、男性どうした…?
全員女性か、一人だけ男という時も確かあったし、、
ほんとどうした??
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――
ちょっと休憩。
マルチネス家のタリアちゃんが通り過ぎる……
くそ、マルチネスめ……
仲人が失敗したやつをまだ根にもつw
ローデリックを見かけたので
セシリア
「試合おめでとうございます!」
セシリアとしては仲の良いローデリック、義兄のイラリオ、どちらを応援すればいいのか迷うところだが直接観戦はできなかったのはある意味救いかもしれない…
ローデリック
「ありがとう。勝ててよかったよ」
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――
リディアちゃんと食事へ♪
話をしていると、リディアちゃんがセシリアの身内がみんな凄いねという話をしだした。
リディア
「お父さんは国王、お母さん王妃で龍騎士、旦那さんのお父さんは魔銃導師で龍騎士、義理のお兄さんは騎士隊……あ、おばあさんも騎士隊で龍騎士で、セシリアの周りってなんか凄いよね」
セシリア「そう、凄いの。周りが……」
周りが。
せっかくなのでセシリアの家でも話しの続きを。
セシリア
「リディアちゃんのお父さんも騎士隊(エドモンド)の人でお母さんとお姉さん魔銃師会に勤めてて凄いなぁと思うよ♪」
何気にリディアの家族は武術職だった。
リディア
「周りが凄いとさー、なんか引目感じる」
セシリア「それ分かる…」
リディア
「セシリアは農場管理官頑張って偉いと思うよ。大切なお仕事だよ」
セシリア(あんまり頑張ってないのです…)
メモリーカードクラッシュの関係で、
セシリアが、頑張っていたのかそうでないのか自分の記憶もクラッシュしたらしいので記憶にもない。
セシリア「( Ꙭ) ひどい…!」
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.
家にかえってくるなりレドリーはセシリアにくっついてきた。
パパとママが仲良しだと赤ちゃんもきっと嬉しいよね。
挨拶をしてきたイサーク。
今年の成人組で、セシリアが仲人していた人物である。仲人相手はプラマー家の跡取り娘のグラディス。
前にお伝えしたとおり、マルチネス家の娘タリアちゃんとくっついてしまった。
一度新年から少し前のデータを数日スキップしてイサークの恋人欄を確認してみると
ローレンシアという子とくっついている。
この子もマルチネス…!
山岳本家のメーベルの弟ティムの娘さん。
イサークは山岳関係者にモテるようです…
くそう、マルチネスめ…!
前回のアメンバー記事は、長年このブログで重要な立ち位置にあったXこと、レイラの危篤、そして亡くなるお話でした。
非常にクセのあるキャラでしたが、意外にも好きです!って言ってくれる方がいました(*´艸`)
このゲームというのは世代を繋いでいくものなので、キャラたちの死は不可避です。
219年は217年に続き、「無情」を痛感するようなそんな年になります。