215年 なぜ、彼はフラれ続けるのか? | エルネア王国モニカ国の暮らし。

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エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。

 

 

19日

 

 

 三人で食べるのは今日で終わり。

明日には1人増えます(´∀`)ワクワク 

 

 

 

 

 移動するとすぐに追いかけてくれてヴェルンヘル。


しかしすぐに女性に誘われてどこかへ消えていった...


釣りなのかキノコ狩りなのかドルムの奥深くに置いていかれるのか..

 

 

カトリーンさんを見つけたので声をかける。

 

今日お誕生日でした。

 

白髪も素敵なんですが、ティアゴが熟年になったら元に色に染めなおすのでカトリーンさんもあとで染めておこうと思います。

 

 

 

明日は星の日だから子供たちはソワソワしている。

それは我が子も変わらない。

 

リンゴ

「お菓子ばっかり食べてないで、ちゃんとご飯も食べないとだめだよ」

 

 

セシリア

「はーい☆」

 

 

 

グラディスちゃん、今日も可愛い。

 

 

知らんうちにメガネ男子になっていたブライアン。

 

最近気づいたのだが、アフルォンソ君のお嫁さんになったロレーナちゃんはこのブライアンの妹だった。

なぜ自分はチェックが甘いんだ..

 

しかし、ブライアンの誘いは断った。

 

 

時間までこの方と釣りをしていたから..

 

ティアゴ

「評議会がある日ってのは時間を潰すのが面倒だな..」

 

リンゴ

「そうだねー、

でもティアゴ君と一緒に釣りしてたらあっという間だよ」

 

ティアゴ

「そんな可愛い事言ってもなんも出ないよ?」

 

 

そんなことをしていたら時間となる。

 

 

 

 

 

 

バーニス

「加工品買い入れの価格の補助がよろしいと存じます」

 

 

無難な前年度継承の提案。

 

 

 

 票が割れた..

 

 

 ティアゴ

「……採決の結果、武術予算の用途は、武術振興金支給となりました」



バーニスの提案は否決された..

 

ティアゴ

(ミラー隊長の視線がこわい、痛い…また殴られそう…)

 

却下したのはヴェルンヘルだが、ティアゴはバーニスの視線が自分に向けられている気分で怖くなった。

 

 

 

評議会が終わってみんなが去ったあとで、リンゴはティアゴに差し入れをした。タルトタタンだった。

 

ティアゴ

「ありがとう。じゃあ、俺からもお返しに」

 

そう言って、ティアゴの手からザッハトルテがリンゴに渡されようとすると、そのザッハトルテはリンゴが触る前に別の人間の口に入ってしまった。

 

リンゴ「……」

 

食べている人間を凝視する。

 

 

イマノル

「ウマー…導師って料理得意なの??」

 

ティアゴ

「なんでお前が食べてるんだよ」

 

イマノル

「いやー、目の前で美味しそうな交換してるからこれは手を出してみなくちゃ、って思ったわけだよ!」

 

つまり悪戯してやろうと思ったと言っているのだろう。

 

リンゴは静かにホルスターから銃を取り出した。

 

リンゴ

「バカノル、今すぐ蜂の巣してやる!それかその首置いていけー!」

*どちらも死

 

イマノル

「げ、そんなに怒るなよ!ザワムシあげるから!」

予想以上にリンゴが怒るので、とっておきの?ザワムシをカバンから取り出そうとする。

 

リンゴ

「んなもんいるかー!」

 

バカノル

「泥だんごも特別サービスする!」

 

リンゴ「いらない!」

 

ティアゴ

「リンゴ、ザッハトルテあげるから、その辺にしとけ」

 

 

 

 

ワーワー騒いでいるリンゴとイマノルたちを目撃したアートは思った。

 

横取りしたくなるザッハトルテ、横取りされて激怒するほどのザッハトルテとはどんな味なんだろう?と。

 

しかし味が絶品とかそういうことではなく、ティアゴからの差し入れを横取りされたことにリンゴは激怒している。

 

食べ物の恨みは恐ろしいのだ。

 

かつて、幼き頃におやつで出されたイチゴを、弟がトイレにいった隙に末の妹が全て食べてしまったことがあり、大人になってもいまだにその話を弟はしている。

 

食べ物のことで恨まれると命に関わることを肝に命じたほうがいい…

ちなみに自分は果物をあまり食べないので、イチゴが出た瞬間部屋に篭った。

 

 

 

ダンジョンポイント稼ぎ。

 

アートがぼんやりとこちらをみていて暇そうだったからアートに同行してもらうことに。

 

彼の探索ポイントは微妙な位置なのでいい機会だから稼いでおこう。

 

 

 

 

 

 

今日はローデリックの試合なのでお守りを渡す。

 

 

 

アンヘラちゃんを着替えさせた。

 

 

 

もうすぐ赤ちゃんが産まれる。

楽しみだな

 

 

 

アンヘラちゃんがめっちゃ可愛い気がしてならない。

 

 

 

アナトール君はめげずに毎日声をかけにやってくる。

 

 

夕刻

試合が始まる。

 

 

アニセー・ラッシュ

 

 

ローデリック・チチェスター

 

 

アニセーさんは、剣を装備し正統な騎士という立ち位置にいる。

長年、ビーストセイバーを使った騎士隊員ということもありプレイヤーは彼女を支援してきた。

 

しかし、

彼女はのちにマシンズピスタを拾ってプレイヤーを激怒させる。

 

 

彼女は悪くない…全てはシステムのせい…

 

ビーストセイバーを使ってたアニセーさんを返せ!!!

 

 

 

ローデリックはお守りを使ってくれてストレート勝ちした。

 

 

 

 

 

リンゴ

「おめでとう!流石ですね!」

 

ローデリック

「べつに。こんな試合まで観にくるなんてアンタ暇なんだな」

 

 

おめでとう。

お疲れ様でした。

 

 

 

今のところこうなっている。

 

21日は必ずジェレマイアを勝たせる。

 

 

 

さっきいたブライアンの妹でアルフォンソ君のお嫁さんロレーナちゃん。やはり髪の毛の色はアルフォンソ君と同じこの色がしっくりくる。

 

 

 

ティアゴを禁断の遺跡に誘うと、Xが中で出発しようとしていた。

 

 

X

「…今から探査?………私のことはいいから二人で行ってきなさい」

 

リンゴ

「Xさんも一緒に行きましょう」

 

X

「邪魔したら悪いし」

 

ティアゴ

「変な気遣わなくていいんで。行きますよ」

 

 

 

 

 こうして三人でくることももうないなもしれない。

 

NPCになっても仲良くみんなで探索してほしいな..

 

 

 

ダンジョンから出て一行はそのまま酒場に向かう。

 

 

ティアゴ、X、リンゴで飲んでいると、暗いオーラを纏ったオレンジ色の頭が入ってきた。

 

 

エナのほほえみ持ちという好物件ながらわがままな性格が仇となっているのか..

ルイスという男は、まだ彼女募集中の身であった..

 

X

「あなた..またフラれたの?」

 

ルイスは毎日のようにフラれている。哀れを通り越して名物になりそうなほど。よその国の殿下のようなフラれっぷりなのです。赤ペピさんのところw

 

ルイス

「……俺の何が悪いんだろう?」

 

X

「ほら、ちょっと座って。この恋愛マスターの二人に聞いてみたら?」


Xはルイスに空いている椅子に座らせた。

 

ティアゴ

「恋愛マスターって誰のことですか...」

 

ルイス

「導師はともかく、リンゴさんは…クッ…なんでもない…」

 

ルイスは途中で笑いそうになるのを必死で堪えた。

 

リンゴ「なに笑ってるの」

 

X

「本日の議題はこちら。なぜルイスはフラれ続けるのか。皆さんの率直な意見をお聞かせ下さい」

 

突然X議長による議会?が始まった。

 

ティアゴ

「……んなの、仲良い子みんなに告ってるからじゃない..?」

 

リンゴ

「彼氏持ちの子にアタックする時間が無駄」

 

ルイス

「そういうリンゴちゃんこそ…いや、なんでもない」

 

リンゴ

「なにが言いたいの?ルイス君」

 

X

「一人の子に絞ってないのが印象悪いんじゃない?といっても、彼氏持ちの子一人に絞っても見込みないけど」

 

ティアゴ

「ちゃんと口説いてんの?いきなり告白しても成功しないよ?」

 

ルイス

「口説く…?」

 

ティアゴ

「さりげなくその気のあることを言うとかだよ。お前のことだからいきなり二人でどこか行かない?って言ってるんじゃ?」

 

ルイス

「そうだけど……さり気なくその気のあること…難しいなぁ...導師がそんな事を言ってるって想像つかない。ね、リンゴちゃん」

 

なぜか話がリンゴに振られる。

 

さり気なくその気のあること…リンゴはそんな事をティアゴから聞いた記憶はあるが、あるとは言えない…

 

 

リンゴ

「そうだね。毒舌の導師に、愛を囁いたり恋の駆け引きが出来るとは到底思えない」

(なんでトゲのある言い方するの?!自分!!)

 

 

ティアゴ

「……それを言うなら、お子ちゃま思考のリンゴちゃんに愛が囁けるのかなー?」

 

ティアゴはにっこりと微笑んだ。

 

リンゴ「!!」

 

突然、試合開始のゴングが鳴ったような気がした。

 

ティアゴとリンゴはテーブル越しに睨みあっている。

 

*この二人は隠れて付き合っている

*愛を囁けるかどうかお互い分かりきっている..

 

 

リンゴ

「い、言えますとも!ヴェルンヘルという旦那様がいるんだよ!そりゃ、毎日?!だよ」

 

ティアゴ

「(ツッコミたいが、危険すぎるな)」

反論しようとするが、ヴェルンヘルのことを言えばリンゴは泣くかもしれない、混沌とした未来しか想像できないとティアゴは押し黙る。

 

ルイス

「でもリンゴちゃん、結婚失敗してるのに。陛下の女ぐ…」

 

ルイスはNGワードを言ってしまった。

 

X「ルイス!お酒の追加注文してきて!」

 

ルイス

「なんで俺が、、」

 

X

「一番年下で、生意気だからよ!さっさとしなさい」

 

Xに追いたてられて、ルイスは慌てて席を立って注文しにいった。

 

リンゴ

(私って失敗例としてみられてるの?王妃なのに?)

 

ルイスの攻撃は、地味にリンゴにダメージを与え続けた!

 

 

ティアゴ

(ついこの前陛下のことで酒場で泣きべそかいてたリンゴに、キズに塩を塗るようなことしやがって...)

「この話、やめませんか...?」

 

X

「そうね。時間の無駄だったわね」

 

リンゴはダメージは受け続けている!

 

 

 

 

飲み終わると、Xは気を遣って先に帰って行った。

 

ティアゴは無言でエルネア城の方に向かって歩き出す。リンゴもそれに続いた。

 

 

自分の前を歩く、赤い制服を着た背中...

 

成人したリンゴは、一年以上ティアゴにこうして送ってもらっていた。

 

 

ティアゴ

「……大丈夫?」

 

リンゴ

「大丈夫ではありません。私にアンチトードを使用して下さい」

 

ティアゴ

「アンチトードは毒状態の時に使うものだ。今のリンゴは毒状態ではない」

 

リンゴ

「………」

 

 

ティアゴ

「……ついてきて」

ティアゴはリンゴの手をひいて、チャレンジダンジョンの前まできた。

 

ティアゴ

「リンゴが龍騎士になったら教えるって約束してた件、今から教えるよ」

 

リンゴ

「…………カタカタパンの話?」

 

ティアゴ

「カチカチパンな。カタカタパンってなんか怖そう」

呪われてるだろそのパン

 

二人がいってるのは、バグウェルからドロップするカチカチパン、スカスカパンなどをよく国民が持ち歩いている、その入手法について。

 

以前イマノルが、王族以外の男子のみしか知らないと口を滑らせた。しかし具体的な方法については未だに分からない。

 *バグウェルの森にいるバグウェルと対戦できるのは、王と龍騎士だけなのです。

 

リンゴ

「でも……ここ、普通の人は入れないんじゃ」

 

ティアゴ

「バグウェルの森は普通の奴は入れない。だが___抜け道があるんだよ」

 

リンゴ

「抜け道?!」

 

ティアゴ

「バグウェルの森の入り口に施された魔法、古いせいかところどころ魔法に綻びがある。特に身体の小さい子供なんかは通り抜けやすい。だからガキの頃は度胸試しだとかいって、森の脇を通って、バグウェルねぐらの後ろのほうに回り込んで、奴の食料をとって帰ってくるんだよ」

 

リンゴ

「そんなことしたらバグウェルが黙ってないでしょ?」


ティアゴ

「代わりにパンより美味いものを供えて帰るからか今のところ問題になってない。ちなみにバグウェルはラゴステーキが好きらしいから、ラゴステーキは外せない」

 

リンゴ(それでいいのかバグウェル..!!)

 

万が一があるといけないので、女性には秘密。

王族にバレるとややこしいから王族にも秘密。

全ての男性が知っているわけではなく、知っているのは少数らしい。

 

 

そんな危険をおかさなくてもパンを放置していればカチカチパンはできそうな気がしなくもない。

 

 

実にくだらない謎が明らかにされて、リンゴの気は紛れたが、このまま帰宅する気にはなれなかった。


 

リンゴ

「ワガママを言ってもいいですか?」

ジッと上目遣いでティアゴを見つめる。

 

ティアゴ

「今からカチカチパン取ってこいっていうのは無理だよ」

 

 

リンゴ

「ぎゅーってしてくれませんか?」

リンゴはハグをおねだりした。

 

周囲に視線を走らせて誰もいない事を確認すると、

ティアゴ

「リンゴは甘えん坊だな…」

 

腕をリンゴの背中に回し、ぎゅっとリンゴを抱きしめてくれた。

 

リンゴ

「やっぱり癒される..」

 

ティアゴ(それは俺も同じ…)

 

背中に回された手がお尻に降りてきたのてリンゴは身体をビクっとさせた。

 

 

リンゴ

「そ、それはダメだと思う」

 

ティアゴ

「なんで?」

 

リンゴ

「なななんでって、ここ外だし」

 

ティアゴ

「明日まで我慢するか…」


リンゴの額にチュッとキスをしたのでリンゴの体温が上がった。



ティアゴ

「…おやすみ」



リンゴ

「お、おやすみなさい…」


(明日……)

 

 

 

 

 

 

帰宅したリンゴはチェロにミルクをあげて話かけた。

 

 

 

 赤ちゃん姿はこれで見納めです。

 

 

 

リンゴ

(明日は星の日…明日が終われば全てが、終わる..)

 

 

 




あとがき


書く時間がなかったのと、なかなか書くのがはかどらなくて、たいした内容じゃないのに書き終わりませんでした……


今月の3日は、大切な子の一周忌でした。


未だに何もしてあげられなかった己の無力さにただあの子に謝るしかできません..


もう一年、まだ一年、心に空いた穴はなかなか塞がりません。



リンゴの話、しっかり書いていきたいと思います。