214年 いけない事だと分かっていても… | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。




29日



本日給料日!





マドックさんは農場管理官だから、お疲れのことでしょう。

ゆっくり休んでください




いつものようにマドックさんに挨拶をしてみると


ん?



とりあえず、普通の会話を…



気のせい…?




やっぱり気のせいか。



気のせいじゃなかった…




リンゴ

「……どうかした?さっきからボーっとして」

(震え声)



マドック

「昔のことを思い出してた

この歳までよく生きたよ」



リンゴ

「そんな……

らしくない事言わないでよ」



そんな....


マドックさん..



小さい頃から隣(王の居室)に住んでてずっと見ていて、家族になって更に仲良くなったから、辛い…



゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――




ラナちゃんに魚釣りに誘われて釣りに。







釣りの帰りに酒場に寄ると、ティアゴがウィアラさんと何か話をしてウィアラさんにお金を渡していた。




こんなに多くいらないと言ってるウィアラさんにお金を押し付けている…




そして特に品物をもらうわけでもなく、くるりと踵を返した。





ティアゴ「…あ、おはよう…」


リンゴの姿に気づいて、ティアゴは僅かに動揺しているように見えたがすぐに表情を消したので心中が分からなかった。



リンゴ

「おはようございます…」

(なんだろう…なんか、、怪しい…?ウィアラさんに貢いでるんじゃ..)



ティアゴは明らかに気まずそうな様子でリンゴから視線を逸らせて酒場から出ていった。






そのあとヴェルンヘルを見かけたので差し入れ。


…ヴェルンヘルは気づいていたのだろうか?

気づいていたからお父さんと寝ていたのかな…


 


マドックさんがキノコ狩りをしてたので差し入れ。

空腹にならないでね。

(寿命が延びたりするわけじゃないけど..)



ついでにロベルトにも。



昼からは仕事納めです。



リンゴ

「術士、銃兵のみなさん、一年間おつかれさまでした」



導師として最後のお役目です。






リンゴ

「乾杯!」







調薬室に行くと、ティアゴとアマベルが楽しそうに話をしていた




リンゴ

「二人って仲よかったんだね?」


ティアゴ

「リンゴがあの人と俺をダンジョンに突っ込むからたまに話すんだよ。同じ職場だし」


*アマベルが魔銃兵志願の時や、ダンジョンポイント支援の時、連れていくもう一人に適当な人がいなくてたまたま空いてたティアゴと何回か一緒にさせたことがある


リンゴ「そっか..」

(そんなこと忘れてた..)


ティアゴ

「………なに?もしかしてやきもち?」


リンゴ

「……意地悪…」


思わず本音がポツリと出てリンゴは足早に外に出た。ティアゴが少し驚いた顔をしていた..


リンゴ

(私の気持ち分かってるくせに、意地悪だよ!)


そこにちょうどバーニスが現れて差し入れをくれた。




リンゴ

「わあ、ありがとう!ねえ、これからご飯食べない?」


バーニス「いいね、行こう!」





バーニスちゃんと話をして、少し気分が明るくなった。


やっぱりバーニスちゃんってこういうタイミングで現れる。

やっぱり天使だよ..




セラフィーナ

「立派な大人ってどんな大人?」


リンゴ

「うーん、それはあたしにもよくわからないかなぁ」


セラフィーナ

「ふぅーん……

じゃあ、リンゴは勉強しなかったの?」



リンゴ「!!」


龍騎士なのにバカにされるリンゴ。リンゴらしい



ラナちゃんもいたのでご飯に誘う。



ラナちゃんのお家で少しおしゃべりをしていると



ドルムに誘われた。

 


ドルムに行くとバルナバがいたので誘ってたまには友好度をあげておく。



バーニーも。




夕方からは導師戦


探索ポイントはダントツでティアゴが一位だったので、ティアゴ投票で



リロードの必要もなくあっさり導師はティアゴに決まった。





外に出ると、ティアゴが追いかけてきた。


ティアゴ

「こんにちは。この後みんなで飲むんだけど参加するよね?」


リンゴ

「ああ、うん、参加する!」


さっきのことは何もなかったかのような態度にリンゴも普通の態度で対応する。


元の関係なら、ヤキモチを焼くこと自体が間違っている。


リンゴ

(これ以上、ティアゴ君を困らせたらダメだ…)


ティアゴ

「了解。それから…」



ティアゴ

「良かったら練習試合の相手になってもらえないかな」


リンゴ

「これから飲むのに試合するの?」


ティアゴ

「今回は勝った方が負けた方のいうことをなんでもきくっていうのはどう?」


いつもとは違う提案に、リンゴは目をパチクリさせた。


リンゴ

「なんでも?…うん、いいよ」


流石になんでもといっても、ティアゴのことだから常識の範囲だろうと承諾する。




リンゴ

(アンジェルさんに似てる人がいる..)

*多分アンジェルさん..




ティアゴ

「負けた方が勝った方の出した条件を飲むということで」


リンゴ

「怖いけど…分かった」


一度承諾したものの、一体ティアゴが何を考えているのか分からずリンゴは不安になる。


2人で闘技場に向かう最中、ティアゴはいつも通り平然としているが……


立ち位置についたティアゴが真っ直ぐにリンゴを見た時、その目がいつもに増して真剣味を帯びているように見えた。


リンゴ

(……ティ…アゴ君?)


いつもと何か違う。


勝負はやってみないとわからない


でもこの時、リンゴは勝てる気がしなかった。



結果は予想通りだった。


ティアゴに対しての勝率が悪すぎる…なんで…

すごい確率で先制される笑


この前勝ったのはまぐれなのか??

(山岳のカンスト組にはほぼ勝てませんが)



ティアゴ

「大丈夫?」


ぐったりしているリンゴに手を差し出した。


リンゴ「うん…」


差し出された手を握り、立たせてもらう。


ティアゴから条件を出してきただけあっていつもより踏み込みが鋭かったように感じた。



リンゴ

「それで私はなにをすればいいの?」


一体ティアゴが何をリンゴにやらせようとしているのか皆目見当がつかない。


ティアゴ

「飲みながら話すよ」


ティアゴはリンゴに回復を施してくれて、そのまま転移魔法で酒場に向かった。


酒場には魔銃師会のメンバーの多くがいて、それぞれ楽しそうに飲んでいた。


セシィー

「エドモンドったら変色した謎のイムを追いかけてたら道に迷っちゃって..」


リンゴとティアゴはセシィーと一緒に飲んでいた。。


セシィーがいれば変な雰囲気になることもないし話し上手のセシィーが盛り上げてくれる。リンゴはホッとしながらお酒を飲んでいた。


ティアゴ

「変色したイム?それって…イムピョンじゃない?」


リンゴ「絶対イムピョンだw」


和やかな時間が過ぎて、セシィーたちとの時間が楽しすぎてリンゴは少し酔ってしまった。


酔ったといっても、ちゃんと話せるので問題はない。


エドモンドがセシィーを迎えにきた。


エドモンド

「ティアゴさん、もう若くないんだから飲みすぎないようにした方がいいですよー」


ティアゴ

「ご心配なく。エドモンドさんよりは若いので」


二人は静かに火花を散らしていた。


セシィー

「アハハハハ!」


セシィーは酔っ払って、上機嫌でエドモンドを連れて帰って行った。


リンゴ

「エドモンドさんの言うことは分かるよ。ティアゴ君最近少し飲みすぎてるから心配だよ。あまり飲みすぎないでね」


ティアゴ

「うーん…努力する..」

嫌味を含んだエドモンドの台詞とは違って、本気で心配しているリンゴの言葉にティアゴは渋々頷いた。


リンゴ

「あれ、でも…今日はあんまり飲んでないね?それ二杯目でしょ?」


ティアゴ

「今日は、抑えてるんだよ」


ティアゴは水も飲みながら酔わないように気を遣っているように見える。


リンゴ「珍しい。魔銃師会の飲み会なのに?」



ティアゴ

「…酔いすぎると不都合がある」


リンゴ「ふーん?歩いて帰れなくなるとか?」


ティアゴ「それもあるけど..」


歯切れが悪くそれ以上説明しなかった。いつも通りに見えるのに、リンゴには今のティアゴの態度が普段と少し違うように感じた。



気づくと酒場にほとんど人がいなくなっていた。


昼間から飲んでる人が多かったので早めに帰宅したらしい。


リンゴ

「…ローデリックさんでも誘ってみる?この時間ならウロついてるかも」


ティアゴ

「もう遅いし、誘わなくていいよ…」



リンゴ

「みんな帰っちゃったね…」

(二人きりだと話題が...ローデリックさんがいればアホな話がはじまって間が持つんだけどなぁ)


ティアゴ

「…もう帰る?」


遅いといっても帰るには、まだ早い時間だった。


リンゴ

「ティアゴ君が帰る時に帰る」


といいながら、今朝、ティアゴがウィアラさんにお金を渡していたのを思い出した。


リンゴ

「私、邪魔だったら帰るけど…」


(ウィアラさんと二人きりになりたいとか、あったりして...?)


そう思うと胸がモヤモヤした。



ティアゴは怪訝そうにリンゴに視線を向ける。



ティアゴ

「?邪魔な訳ないだろ」


リンゴ「ーー本当?」


半信半疑でティアゴに聞き返す。

昼間の光景は一体なんだったのだろう。


ティアゴ

「居てくれたほうが俺は嬉しいよ。…出来れば、居てほしい」


リンゴ

「……ティアゴ君はウィアラさんに貢いでるんじゃないの?」

(なんでさらりとそんな事を言ってくれるの..?)


嬉しい言葉に胸が熱くなるのと同時にウィアラさんへ好意を抱いてるんじゃないかなと思い胸が苦しくなる。リンゴの胸は熱くなったり苦しくなったり忙しい。



ティアゴ

「…………は?」


嬉しい気持ちを必死に隠して聞くとティアゴは何を言っているんだという顔をした。


リンゴ

「…違うの?」


不安げに上目遣いでティアゴを見る。


ティアゴ

「俺が、ウィアラさんに、貢ぐ…?」


ティアゴは目をパチクリさせたあと、笑い出した。


「そんなわけないだろ。…そっか、やっぱりあの時見られちゃったのか………あとで説明するよ」


リンゴ

「あとで?今じゃだめなの?」


ティアゴ「…あとで」


リンゴ(違うんだ…ちょっとホッとした…)


ホッとしながらお酒の入ったコップを口に運ぶ。


ティアゴ「……」


安堵しながら顔を綻ばせるリンゴをみてティアゴが何か考えているようだった。


妙に緊張しているような、いつものティアゴとはやはりどこか違ってみえる。


お酒をコクコク飲んでいると、無言で何か考えているティアゴの視線がリンゴに向いていることに気づいて、リンゴは飲むのをやめて話題を探した。


リンゴ

「あれ、そーいえば。負けた私はなにをすればいいんだっけ?飲みながらはなす、、っていってたような?」


リンゴは眠そうにとろんとした目で向かいに座っているティアゴを見た。


ティアゴ

「…けっこー酔ってるね?また今度のほうがいいかな…」


リンゴ

「大丈夫だよ、そんなに酔ってないし…私はなにをしたらいいの?」


くだらないことでもさせられるのか、面倒な頼み事をされるのだろうか……

どちらにせよはっきりと聞いておきたい。

ティアゴがわざわざ試合で賭けるほどの要件とはなんなのだろうか。



ティアゴ

「本当に今でいい?あとから今度にするって言わない?」


若干ティアゴの声が緊張しているに思えた。その様子にリンゴはますますティアゴがなにを頼んでくるのか分からなくなった。


リンゴ「??言わないよ」


どうしてこんなに念を押すんだろうと思っていると、ティアゴはジャケットの内ポケットから何か取り出し、テーブルの上に置いてリンゴの方に寄越した。


手紙のようだった。


ティアゴ

「これ、酒場の一番奥の部屋にいる人に届けてもらいたいんだけど」


リンゴ

「………手紙を?」


ティアゴ

「……そう」

答えながらティアゴは横に視線を泳がせた。


リンゴ

「分かった。じゃあ、今届けてくるね」


へんな頼みだなぁ、そう思いながら、手紙を受け取りリンゴは立ち上がり、階段を上がっていった。





一番奥……



この客室って、客室??



ルームナンバーが書かれていない。


ドアの隙間から僅かに明かりが漏れているので、リンゴはノックした。反応がないので、そっと入ってみる。


リンゴ

「お邪魔しまーす」


そろりと部屋に足を踏み入れると、他の部屋となんだか雰囲気が違っていた。


あかりはついてるけど薄暗く、置いてあるベットが他の客室より明らかに大きかった。



リンゴ「こんばんは、誰かいませんか?」


客室は静まり返り、返事はない。

人の気配が感じられなかった。



リンゴ

「……誰が使ってるんだろう」


今は留守なのかもしれない、そう思って後ろに下がろうとすると、背中が何かに当たる。



「ここは、普段は誰も使ってない部屋なんだよ」



真後ろから声がして驚いて振り返ると、ティアゴが立っていて、バタンと扉を閉めて、鍵をかけた。


リンゴ「?  ごめん、まだ手紙渡せてないよ」


なぜか鍵をかけたティアゴを訝しげに見上げる。



ティアゴ

「手紙は、嘘。キャンセルしてもいい?」


リンゴ「嘘??キャンセル?」

(うーん??なにがなんだか分からない…

飲みすぎたせいか、頭がクラクラする。)



ティアゴ

「……ごめん、リンゴをここにつれてくるための嘘」


リンゴ

「どういうこと?」


ティアゴ

「……ここ、なんの部屋か知らない?」

も、部屋を見回したので、リンゴも部屋を見回した。


リンゴ

「なんの部屋?客室…?」


ティアゴ

「俺も、使うのは初めてなんだけど...正確には、使うかどうかはリンゴ次第」



リンゴ

「………」


薄暗い照明に、大きめのベット。普段は誰も使ってない..


リンゴ

「Xさんが言ってた部屋って、ここのこと…?」


ドクンと心臓が高鳴った。




ティアゴ

「___うん」


ティアゴの声音が緊張していた。



リンゴ「………」



ティアゴ「………」


沈黙が流れた。


リンゴ

(え……え……

えーーーー?!

う、嘘だよね……あのティアゴ君が……)


わざわざ危険を犯してこの状況を作り出した、目の前の帽子を目深に被った魔銃師を信じられないという目でリンゴは見つめる。




ティアゴ

「……俺、やっぱり、リンゴのこと…諦められない」



リンゴの高鳴った心臓がばくばくうるさくなってくる。



ティアゴ 

「……さっきみたいにリンゴがやきもちをやいたりしたら……俺のものにしたくなる」



ティアゴが一歩リンゴに近づいて、リンゴの腰に手を回して自分の方に引き寄せた。


ティアゴ

「…ヴェルンヘル陛下の話も人づてに聞いてる。あんな奴のために遠慮してるの、正直バカらしくなった」



リンゴ

「……ティアゴ君、酔ってる…?」


酔ってこんなことをしているなら、後で絶対に後悔する。後で後悔されたら、リンゴ自身死にたくなるくらい辛い。


ティアゴ

「ちょっと酔ってるけど…この、部屋予約したの、朝だよ」


酔った勢いではないとティアゴは言いたいのだろう。



リンゴ

「朝?!朝から…そんなこと考えてたの?スケベ」


ティアゴ

「だって、リンゴは俺と昼寝もしてくれないし…」


不貞腐れた様子で呟く姿は、拗ねた子供のようにみえる。


リンゴ

「それは……私が、ティアゴ君を襲いそうだから…」


ティアゴ

「…リンゴが?リンゴの襲い方は可愛いよな、こっそりチューして逃げていって…」


思い出しながらティアゴはクスリと笑った。



リンゴ

「……」

思い出してリンゴは恥ずかしくなった。


(……やっぱり…ティアゴ君、あの時起きてたんだ。恥ずかしい…)


恥ずかしさのあまりこの場を一刻も早く去りたい衝動に駆られる。


羞恥に耐えていると、急に身体がぐらりと傾いた。


リンゴ「ーー!」


ティアゴはリンゴをベットの上に押し倒した。

組み敷かれ、リンゴは緊張と驚きで唾を飲み込む。


ティアゴ

「いやなら嫌って言って、俺を殴ればいい。」


ティアゴの指がリンゴの服のボタンに触れた。


リンゴ

「も、もしバレたらティアゴ君が大変なことになるよ…」


万が一バレたら、自分より酷い目にあうのはティアゴだろうと思いリンゴは不安げな顔をした。


ティアゴ

「ここ、導きの蝶が使えない場所なんだ。禁断の森の花畑と同じってこと…ウィアラさんは、俺らがここにいて何をしてるか分かってるけど、口外はしないよ。口止め料払ったし」


リンゴ「朝渡してたの、口止め料…」



ティアゴ

「……逃げるなら、今しかないよ」


ティアゴがまっすぐにリンゴを見下ろし、リンゴの指に自分の指を絡めた。


リンゴ

「……逃がす気あるの…?」


指は恋人のように絡められ、至近距離にティアゴの顔がある。唇と唇がいつ触れてもおかしくない距離


ティアゴ「ない」


即答だった。


リンゴの耳にティアゴがチュッと口づけを落とす。


リンゴ「ひゃっ…」


身体を震わせるリンゴの頭をティアゴは優しく撫でた。


ティアゴ

「逃げないなら、最後までしちゃうよ。」


耳元で囁かれるティアゴのセリフに胸が熱くなる。


リンゴ

(だめだって……分かっているのに……)


分かっているのに、こうして求められることが嬉しくて、切なくて。


気持ちがぐちゃぐちゃになって苦しい。


組み敷かれて、求められて、彼の真剣で切なそうな表情で見つめられるとリンゴは自分の気持ちに嘘がつけなかった。


リンゴ

「嫌な訳がないよ……」


(あぁ……

ティアゴ君のこと、拒絶できない……

どうしてこんな私のこと、求めてくれるの?

こんなに最低で、戦うことしかできない王妃なのに)


じわりと目に涙が浮かぶ。その涙をティアゴの指が優しく拭う。



ティアゴ

「この前、酔ってる俺は使い物にならないとか言ってたけど」



リンゴ

「____起きてたの?」


あの時少しでも起きていたなんてとリンゴは恥ずかしさがまた増した。


ティアゴ

「ほとんど寝てた。____使い物にならないかどうか、リンゴの身体で確かめてくれる?」



リンゴ

「ティアゴ君……やらしい」



この間から、せき止めていた気持ちが溢れ出した。


二人の唇が合わさり舌が絡まった。



こんなことができる時間が、そんなに長く残されていないことも、いけない事だと分かっていても、もう止められなかった。


これからのことも、一回きりなのかなにもわからず、二人はお互いを求め合った。