任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
もしもエルネア王国の人たちがラインをやっていたらシリーズ。
ようやく平穏が訪れたこの人たち、
リンゴの誕生日も飲みに行けなかったので、ティアゴがリンゴとローデリックに声をかけてくれます。
夕刻になり、ローデリックから連絡がはいる。
ローデリックはスタンプがお気に入り。
呼び出しはやはり避けられない
12日
普通にお誕生日のケーキを置き忘れた。
ごめんね、セシリア...
セシリア2歳のお誕生日。
セシリア
「ママが無事に帰ってきてくれて、それだけで嬉しい💖💖」
リンゴ
「セシリアー♥️」
リンゴは可愛い我が子を抱きしめた。
セシリアと滝までお出かけ。
暑いから、滝で涼んでいると、リリーさん。
香水のプレゼント!
ありがとうございますー(*´ω`*)ノ
噴水広場にくるとティアゴ君にばったり会った。
というか、会いにきてくれたようだ。
ティアゴ
「おはよう」
リンゴ
「おはようございます」
ティアゴ
「ほとんど寝てないけど、大丈夫?」
リンゴ
「私は大丈夫だよ。ティアゴ君こそ、私たちの捜索と診察とかで終わったの朝近くだからクタクタでしょ?」
ティアゴ
「リンゴとXさんが無事に帰ってきた、それだけで疲れなんて感じないよ」
リンゴ
「___ありがとう...」
嬉しくてリンゴは胸がいっぱいになった。
だからといって、疲れを感じないはずがないと思うけど
ティアゴ
「ハーブ摘みなんかどう?」
リンゴ
「もちろん行く♪」
リンゴ(近い…)
「なんか、近いね..」
ティアゴ
「そう?」
採取している手と手が触れあい、二人の視線がぶつかった。
二人の距離が近すぎて、至近距離にお互いの顔がある。
少し前、リンゴは魔銃導師居室で治療を受けたあと、二人は少しの間抱き合い、口づけを交わしていた___その余韻も僅かに残っている中、リンゴは思い出して体が熱くなって視線を慌てて外した。
ティアゴ
「___今スケべなこと考えてた?」
ニヤリと笑いながら、ティアゴはリンゴの耳元で囁いた。リンゴは分かりやすく動揺した。
リンゴ
「ちち違う。考えてないよ..」
ティアゴ
「そんな顔で否定されても説得力ない」
リンゴ
「意地悪言わないでよ...少し前にあんな事してたんだから、意識しちゃう…」
ティアゴ
「……じゃあ、空き家行く?」
リンゴ
「えっ..」
リンゴが目を見張ってティアゴを見つめ返すとそこに普通にヴェルンヘルがやってきた。
ヴェルンヘル
「なにしてるの?」
たしかに今なにをしていたんだろう。
ヴェルンヘル
「ティアゴさん、イマノルを知りませんか?」
ティアゴ
「陛下..あの最後のスタンプはなんなんですか?ミラー隊長の困惑の様子は、あれを見ていたほぼ全員を代弁してますよ」
ヴェルンヘル
「おかしかった?」
ティアゴ
「この後イマノルと出かけたら、疑惑を確信に変えるだけなんでやめた方がいいと思います」
リンゴ
「そこはみんなの期待にこたえてイマノルを誘ってあげてほしい」
ヴェルンヘル
「そうだよね!いってくるよ」
ヴェルンヘルは転移魔法でどこかへ向かっていった。
リンゴ「……」
…そうだよね?
ティアゴ
「仮に陛下の奥さんがそのスタンスでいいの?」
陛下は自分の言っている意味が分かってるのか?
リンゴ
「相手がイマノルならいいよ」
ティアゴ
「それはそれでヤバいだろ..」
リンゴ
「じゃあ、ティアゴ君が相手になる?」
ティアゴ
「野郎に興味は無い」
リンゴ
「そうだ、今日、飲みに行くんだよね。楽しみにしてるね」
ティアゴ
「そのつもりだけど..なんだ、ローデリックはまだ悩んでいるのか。なんなんだ、あの悩むスタンプ。悩む必要があるのか?」
リンゴ
「ローデリックさん、面白いね」
ティアゴ
「まあ、ローデリックは気が向いたらくればいいだろ。じゃあ、またあとで」
ティアゴと別れてからガラちゃんと食事。
偶然頼んだものが一緒だった。
ガラ
「リンゴたちが死んだって連絡入ってユアンも私もしばらく動けなかったよ..」
リンゴ「心配かけてごめんね」
食事が終わるとティム君。
ティム
「身体の具合はどう?もう大丈夫なの?」
リンゴ
「大丈夫だよ。心配かけちゃってごめんね..ティム君のほうは大丈夫だった?私が見つかるまで周りにけっこう言われなかった?」
ティム
「大丈夫だよ。リンゴちゃんが気にするようなことはないよ」
実をいうと、バーニス、バーニー、バルナバにティムは叱られているがリンゴの耳にはいれなかった。しかし、何も言われなかったはずがないと察し、それでも何も言わないティムにリンゴは申し訳なく思った。
リンゴ
「ティム君..!ああ、抱きつくわけにはいかないからせめて握手を..」
ティムはクスクス笑いながら、リンゴと握手してくれた。
ティム「おかえり、リンゴちゃん」
リンゴ「ただいま!!」
セシリアともお昼ご飯。
アルフォンソ君
アルフォンソ
「昨日は本当にびっくりしたよー。無事で良かった。俺の結婚式もうすぐだから絶対きてね」
リンゴ
「結婚式!!おめでとう!!必ずいくよー!」
エリザさんからは差し入れ。
エリザ
「身体は大丈夫?妊娠してるんだから、身体大切にしてね」
リンゴ「忘れてた」
エリザ「………」
アルフォンソ君とガラちゃんとダンジョン。
ガラちゃんは農場管理官なので誘うのを控えていたけど、たまにはいいよね♪
あんまり誘うとクビになっちゃうかもだから1、2回目ぐらいです。
夕刻、すでに酒場にいるティアゴと合流。
リンゴ
「ティアゴ君、少し酔ってる?」
ティアゴ
「そんなことはない」
とはいうものの、ティアゴの顔が少し赤く気怠そうにしている。
リンゴ
「絶対酔ってるし。」
ティアゴ
「寝てないから酔いが早いのかも..」
あんなことがあって、ティアゴはほとんど寝ずに朝を迎えて普段通りの仕事をこなしている。疲労も溜まっているだろうから酔いが回るのが早くても仕方ない。
リンゴ
「気をつけて飲んでね」
ティアゴ「分かってる」
そこにローデリックが合流した。
ローデリック「おつかれ」
リンゴ「お疲れさまです」
ローデリック
「俺、本当にきて良かった?邪魔かと思ってくるの悩んでいた..」
リンゴ
「あのスタンプ。本当に悩んでたんですか」
ローデリック「それ以外なにがある」
リンゴ「ただスタンプ使いたいのかなーって」
ローデリック
「イマノルじゃあるまいし」
ティアゴ
「なんで邪魔なんだよ、邪魔なら最初から誘わねーよ」
ティアゴは酒瓶をドンっとローデリックの前に置いた。
ティアゴ
「さっさと飲め。リンゴは..ジュースでも頼もうか」
リンゴ「うん」
ジュースや料理を注文して、それがテーブルに並ぶと適当にみんなで食べはじめた。
ティアゴ
「イマノルとローデリックはリリーさんのところに行ったの?」
ローデリック
「___行った。この歳で隊長に説教されるとは思わなかった。イマノルは俺が帰るときにバルナバ兵団顧問に引きずられるように隊長の部屋に連れて行かれてた」
リンゴ
「面白そう、みにいけばよかったw」
ティアゴ
「陛下とイマノルとローデリックだけのグループ作ってそこでスタンプでも押して遊んでろ。あの緊急時用の部屋は各組織長やお偉いさんが名を連ねているんだから、ふざけたらだめなんだよ」
という、ティアゴもリンゴも各組織のお偉いさんだが。
ローデリック
「なるほど...いや、俺、別にあの人たちと関わりたいわけじゃない」
ローデリックの性格はぶっきらぼう。
積極性はマイナスである。
リンゴ
「そういえば朝になる少し前、訪ねてきてくれたんですよね?ティアゴ君の治療受けてるとき。わざわざきてくれたのに挨拶できなくてすみません」
ローデリック
「ちゃんと生きてるかみにいっただけ..本当に診察した?」
疑いの眼差しをティアゴに向ける。
ティアゴ
「当たり前だろ。どこか痛めたりしてる可能性が大いにあるのに適当にやれるかよ」
ローデリック
「診察って言ってスケベなことでもしたんじゃないのか?」
ティアゴ
「んなことするかよ」
澄ました顔で酒の入ったグラスを傾けているが、なにもしなかったわけではない..
ローデリック
「ってあいつは言ってるけど本当?なにかされなかった?」
視線をリンゴに向けて、ローデリックが珍しく心配そうな顔をして聞いてくる。
リンゴ
「大丈夫です、何もされていません」
リンゴの返答にローデリックは眉をひそめてティアゴを見る。リンゴの言葉を信じていないようなそんな表情。
ティアゴ「……なんだよ」
ローデリック
「……………そのうち陛下に刺されるぞ」
ティアゴ
「だから、なんもしてないって言ってるだろ…」
苦笑しながら答えるティアゴ。実際はなんもしてないわけじゃないのでローデリックに見られたんじゃないかとヒヤヒヤしている。
(Xさんが足止めしててくれたはずだから見られてはいないはずだが………)
そこでティアゴは気づく。
(Xさんが足止めをして絶対に中に入れなかったから、か……)
Xとローデリックでどんな押し問答をしていたのかそちらも気になった。
勝ち気なXと、あまり喋らないローデリック。ローデリックがXを押し退けるなんて出来ないだろう。
リンゴ
「ティアゴ君が、なにかするなんてあるはずないじゃないですかー」
ローデリック
「なにかするって思っているから聞いてるんだが」
ローデリックは秒で答えた。
ティアゴ「あのなぁ…」
リンゴ
「ティアゴ君に、王妃になにかするなんて度胸ありませんよ」
ローデリック
「……そうだろうか」
リンゴ
「計算高い筆頭魔銃師様が、そんな危険をおかすと思いますか?」
ローデリック
「……………それもそうか……?」
ようやくローデリックが納得(?)してくれてようだ。
ティアゴ
「___しかし、あれは謎のままだな」
酒の肴を食べながら、ぽつりと言った。
リンゴ「なにが?」
ティアゴ
「二人が地下墓地に運ばれていた謎だよ。いくら女性とはいえ、二人も運ぶの大変だろうに、誰にも姿を見られることなく...」
ローデリック
「ティアゴが激怒してたから、移動させた人が名乗り出れなかった可能性がある」
テーブルに料理ののったお皿が新たに置かれた。
リンゴ
「頼んだの、全部きてますよー」
ウィアラ
「これはリンゴちゃんたちの生還祝い♪皆さんお疲れ様でした。」
リンゴ
「ありがとうございます!」
リンゴたちはウィアラにお礼を言った。
ウィアラ
「さっき話してたことだけど。リンゴちゃんが地下墓地に運ばれてたってやつ」
ティアゴ
「なにか心当たりありますか?」
ウィアラ「あるわよ」
ウィアラがさらりと言うので、三人は驚いてウィアラを見つめた。
リンゴ「え、教えてください!」
ウィアラ
「それこそ、シズニのご加護ってやつよ」
ローデリック「まさか…」
ウィアラ
「死者の身体がガノスに送られるように生者の身体を少しくらい移動させることくらい容易いんじゃないから」
リンゴ
「シズニのご加護、ですか..」
リンゴ
「マドックさんはシズニ様になにかお願いしたことがありますか?」
マドック
「明日はくさいサラダじゃないようにとお願いしたらくさいスープだったことがあるよ!」
リンゴ「…」
それは願いがかなった、といいたいのかな?
親子仲良く寝ていた..
ベット二つも空いてるのに...w
なんか癒される
13日
ダンジョンポイントを稼ぐことためダンジョンへ。
バーニス
「昨日、陛下がイマノルに会いにきてたんだけど、やっぱりそういう意味なのかな?!」
ティアゴ
「ヤバいですねw」
ティアゴは完全に面白がっている。
午後からは授業。
なぜかおすそ分けをして
再びダンジョンにこもる。
14日
ついにアフフォンソ君の結婚式!
アルフォンソ君が差し入れをくれた。
結婚式が始まるのを待っているとヴェルンヘル。
いよいよ結婚式です。
衣装はプレイヤーのお気に入りのこのドレスに。
ロレーナちゃんはグリーン系の色に染めてましたが、なんだか気に入らなくて、アルフォンソ君と同じ色にしたらしっくりしたのでこの色で固定します。
アルフォンソ君の筆頭の友人はリンゴでした。
姓はウォード家は何件もあるのでンマ姓に。
二人ともお幸せに♪♪
幸せいっぱいのアルフォンソ君に声をかけます。
ロレーナちゃん可愛い💕おめでとうー!
このタイミングでなぜか国民の記録をみると
いつもと違う名前が連なってあった。
バーニスちゃんにキノコ狩りに誘われていくとセシリアに声をかけられる。
ロレーナちゃんもキノコ狩りかな?
バカノルが暇そうだったから、二人をダンジョンにつっこんでから
この二人と久々にダンジョン。
バーニーを誘ってたまにはと洞窟のダンジョン。
夜2刻になったのでダンジョンから出るとティム君がいた。
ティム
「嬉しそうだね、なにかいいことあった?」
リンゴ
「平和って幸せだなーって。何気ない日常って幸せだなったしみじみ感じてるの」
ティム
「そうだね、たしかに」
二人は幸せを噛み締めながら家族の待つ家に帰っていった。