任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
PicCollage というアプリで作りました。
七月はもう終わるのに七月で作っちゃったw
バグウェルに勝ち、夢心地の中、
ティアゴにオレたちの代表にふさわしい最高の試合だったよ!
と最大級の褒め言葉をいただき、リンゴは喜びを噛み締めていた。
ティアゴ
「じゃあ、行こうか」
リンゴ
「どこに?」
ティアゴ
「バグウェル戦のあとは酒場だろ?ああ、前回リンゴはいなかったんだっけ」
四年前のリンゴは国民だったので、酒場でのお祝いには参加していない。
四年前、山岳兵団の兵団長であったバルナバが龍騎士になった夜は、山岳兵団が酒場でお祝いをしていた。
リンゴ
「そうだったね..4年前...その間にずいぶんと色んなことがあったね」
ティアゴ
「・・・そうだな」
この二人にとっては、実に、イロイロありすぎた四年だった..
ティアゴ
「あの時はただの生意気な小娘だったのに、今じゃ龍騎士様に、王妃様だもんなー。世の中分からないものだよ」
リンゴ
「ティアゴ君だって...こんなに強くなって、あの頃とは全然違う」
(昔はただの弱い、マヌケっぽい人だと思ってたのに..まさか...好きになっちゃうなんて..)
視界の端にローデリックの姿があったが、すぐにいなくなった。
リンゴ(なんだろう、今の...めっちゃ怪しい..)
ローデリックの奇怪な行動にリンゴは眉をひそめる。
ティアゴ
(ローデリックの奴、様子みにこさせられたか..)
「そろそろ行こう」
時間が惜しいらしく、導きの蝶を出すと、ティアゴはリンゴを引き寄せて、酒場に転移した。
酒場には誰もいなかった。
二人で席にすわると、リンゴは大きく息をついた。
リンゴ「はあ、なんかすごく疲れた..」
緊張が一気にとけて、テーブルに突っ伏した。
ティアゴ
「まだ早いよ。酒を一滴も飲んでないのに。今夜は飲まされるぞ」
リンゴ「誰に?」
ティアゴ「俺とか...イムピョンとか」
酒場にはリンゴを追ってきたらしいイムピョンがぽよぽよと近づいてきていた。
リンゴ「イムピョンなら断れないなぁ」
リンゴはイムピョンの頭を撫でて、お菓子を食べさせてあげた。
アホなことを話してると、酒場にルークやセシィー、タニア、X、コンスタンス、フェリックス、アマベル、ピノなど魔銃師会のメンバーが勢揃いして入ってきた。
リンゴ
「珍しい、今日はみんなで飲み会なんだね」
ティアゴ
「魔銃師会から龍騎士が出たお祝いだよ。魔銃師会の人が龍騎士になるのはここ何十年もないからね」
セシィー「リンゴちゃーん!おめでとう!」
目をキラキラと輝かせたセシィーはリンゴにガバッと抱きついた。
リンゴ「ありがとうございます!」
ルーク
「素晴らしい試合だったよ!おめでとう!」
タニアがみんなに酒の入ったコップを渡すと、
X
「我が魔銃導師の、素晴らしい勝利に乾杯しましょう!乾杯!」
Xの声にみんなが「かんぱーい」とグラスを上にあげた。
リンゴ
「みんなの応援のおかげです..ありがとうございます」
酒場の扉が勢いよく開かれた。
何事かと見ると、騎士隊と山岳兵団がゾロゾロと入ってきた。
リンゴ(なんか怖..)
メーベルやユズ、アラルコスの奥さんのドロシーさんが空になったコップにお酒を注いでくれた。
リリーとバーニスは顔を見合わせると、酒場の真ん中に立ち、
リリー
「見事、バグウェルに勝利したリンゴ魔銃導師と、ガルフィン魔銃師会の方々に、騎士隊と」
バーニス「山岳兵団から」
リリー&バーニス
「お祝い申し上げます。おめでとうございます!」
二人がグラスを上げると、騎士隊と山岳兵団もグラスをあげ
「おめでとうございます!」
と祝福の言葉を述べた。
リンゴは驚いて目を見開いた。
この国の武術職の絆は強いと思っていたけれど、負けて悔しいだろう人たちが、こんな風に勝利を祝ってくれるなんて。
リンゴ
「・・あ、ありがとうございます・・みなさんの応援のおかげです!」
それからは、ワイワイと酒場でみんなが思い思いに飲んで食べて大騒ぎとなった。
ローデリック
「どうぞ、龍騎士様」
ローデリックがリンゴのコップに酒を注いでくれた。
リンゴ
「あ、ありがとうございます...ローデリックさんがそんな言葉遣いだとなんか怖いです」
ローデリック
「・・・どうぞ、龍騎士様。どんどん食べて下さい」
ローデリックはコチャのグリルをリンゴの口に次々と放ってきた。
リンゴ「もごもぐ?!」
どうにもリンゴはローデリックのおもちゃにされる。
ティアゴ
「リンゴにこんなことしてんの、ほんと、お前くらいだぞ..」
俺もイムに餌あげる感じでやってはいたけどさ..こんなに人の多いところで王妃相手にやるのはローデリックくらいだよ
ティアゴは半ば呆れていた。立っているローデリックに、椅子を引いて、となりに座らせた。
ティアゴ
「..あれ?リンゴあんまり飲んでないような?」
ティアゴが少しトロンとした目で聞いてきた。少し早いピッチで飲んだようで酔いが回ってきたらしい。
リンゴ「そんなことないよ?飲んでるよ」
実はリンゴはお酒を飲む量を抑えていた。
以前、酔っ払って、ティアゴに甘えるという醜態を晒したので、今夜だけはそれは絶対にあってはならないと心のブレーキがかかっていた。
武術職全員に、あんな姿を晒すわけにはいかない..
龍騎士になったのだからプライドがある..
リンゴ
(酔うと本音が出る..昨日の夜のことといい、気をつけないと..)
イマノルが、上機嫌に酒瓶を手にこちらの席にやってきた。
「よ、新しい龍騎士様」
リンゴ
「バカノルか」
イマノル
「嘘つき性悪女」
久しぶりに悪態をついて睨み合う二人。イマノルはリンゴの真向かいの席に座って飲み始めた。
イマノル
「それにしても、なんでうちの兵団長と、ティアゴさんはリンゴに負けてるんだよ」
リンゴ
「なーにー?その言い方」
リンゴは口を尖らせてイマノルを睨んだ。
イマノル
「ティアゴさんは自分が負ける意味を考えたことあった?」
ティアゴ
「喧嘩売ってんの?」
酒の入ってるティアゴはムッとしてイマノルを睨んだ。
イマノル
「リンゴがさあ、勇者になってこの服を着るっていうことはさぁ..
魔銃師会の女性たちが見せてくれるあの色っぽい脚が見れなくなるってことだよ?!少なくとも217年まで見れなくなるんだよ!?リンゴの脚が!」
リンゴ「イマノルはだいぶ酔ってるね..」
お前私の脚にきょーみないだろ
ティアゴ
「うわ..気づかなかった...」
まるで一生の不覚、という風にティアゴはうな垂れた。
リンゴ「こっちもだいぶ酔ってるね」
ローデリック
「だったらたまにミニスカートでも履いてもらえばいい」
リンゴ「変な提案をしないで下さい..」
バーニス
「男三人でセクハラ発言やめなさい」
バーニスはイマノルの頭をポカリと叩いた。通りすがりのエドモンドが冷たい目でティアゴを一瞥し、去っていく..
イマノル
「山岳兵団は女性の制服はスカートだけど、このスカートの長さって絶妙だと思う」
バーニスの姿をジロジロみながらイマノルが言うと
ティアゴ
「まあ、たしかに」
まさかのこの人まで同調した。
リンゴ(この二人、この話では意気投合してる..)
ローデリック
「山岳兵団はなんとなく露出高いけど汗かく仕事だから?」
バーニス
「どうなんだろ?動きやすさ重視もあるかな?」
バーニスはリンゴの隣に座って、別のお酒を差し出した。
バーニス
「全然酔ってないね?もっと飲んで」
(またリンゴの機嫌が悪くなる気がするー..)
リンゴ
「・・この衣装、返却しようかな?まさか脚が出ていないことにブーイングがくるなんて」
リンゴは ( •́ ̯•̀ ) な顔をしていた。
ピッタリな顔文字があった..
そんな理由で返却したら、問題になりそうだw
イマノル
「もっと脚が出てれば..なんでそんなにガッチリ固めてるんだろ」
バーニス
「アンタは普段そんなことばかり考えてるの?」
バーニスは大いに軽蔑した目をイマノルに向ける。
ローデリック
「男なんてみんなそんなもんだって」
なぜかローデリックがイマノルを庇うように発言したのでバーニスは「えっ」という顔をした。
ティアゴとリンゴは顔を見合わせて、笑いを押し殺した。
前に脳内メーカーでローデリックを占ってもらとら
こんな結果だった。
ティアゴ
「たしかに、お前は、そーだよな!」
ローデリック
「ん?おまえもさっき山岳兵団の女のスカートの長さが絶妙だってこの変態が言ってるのに共感してただろ」
イマノルを変態呼ばわりしていたが、イマノルはゲラゲラ笑ってまるで気にしていない様子だ。
ティアゴ
「・・脚は適度に見えてた方がいいだろ」
リンゴは冷たい視線をティアゴに向けていた。
リンゴ
「その話は私がいないところで存分にどうぞ」
リンゴは席を立つと自分の酒の入ったグラスを持って席を離れていった。バーニスもリンゴについていった。
ティアゴ
「イマノルがへんなこと言うから..」
頬杖をついて、まるでイマノルが悪いというふうに非難の目を向ける..
イマノル
「ティアゴさんも楽しそうに乗ってきたでしょ?」
ローデリック
「どっちもどっち」
足フェチ疑惑の奴らから離れると、すぐさま、バーニーにつかまった。
バーニーはジェレマイア、バルナバ、リリー、ユズと飲んでいた。
みんなにおめでとうとまた祝福されて笑顔がこぼれるリンゴ。大好きな人たちとこうして飲むお酒とこの時間は、宝物みたいだと思った。
こんな楽しい時間がいつまでも続いていてくれたら。
時間が止まってくれたらいいのにと思った。
ユズ「うそ、夜3刻..そろそろ帰らないと」
バルナバ「楽しくてついつい飲みすぎたなあ」
ゾロゾロとみんなが酒場から出ていく。
ティアゴがカウンターでウィアラさんからお水の入ったコップをもらって飲んでいた。
リンゴ
「ティアゴ君って、足フェチだったんだね。あんまり興味ないフリして」
ティアゴ
「・・俺がなにフェチでもいいだろ。リンゴには関係ない」
珍しく、冷たい一言をティアゴに言われてリンゴは驚いた。
リンゴ
(たしかに、関係ない...)
いつもなんだかんだ優しいティアゴから、冷水を浴びせられたような気がした。
きっとローデリックやイマノルから言われてもかすり傷にもならないけど、ティアゴに関係ないと冷たく言われると苦しくなった。
リンゴ
「..そうだね、関係ない...じゃあ、おやすみなさい」
リンゴは踵を返して酒場を出て行った。
その様子をまだ酒場に残っていたエドモンドとXに目撃されていた。
X
「なにやってんの...」
くだらないやりとりにXは呆れていた。
翌朝
モヤモヤとしたリンゴは、
(これを何かで発散させたい..)
と、バグウェルの森に出向いた。
最初に必殺技でダメージを与えて
最後は必ず防御。
バグウェルがこのポーズ以外の時は攻撃はしないで防御です。らしいです。
詳しくはバグウェルの森 攻略とか、バグウェルの森勝てないとか検索すると攻略がのってるブログがあります。
お世話になりました!!!
レベルブースター25とヴィスタの宝剣使用。
使用武器は龍騎士の片手剣。
なんとか勝利する。
バグウェル
「人間」
戦いが終わって戦利品のショボさにリンゴが固まっているとバグウェルが言った。
バグウェル
「妙な気配が近づいている..気をつけることだな」
リンゴ
「・・妙な気配?」
ショボすぎる戦利品から視線を外してバグウェルの方を振り返ると、バグウェルの姿はもう見えなくなっていた。
リンゴ
「・・・戦利品、ジョボすぎなんですけど、バグウェルさん..」
きっと聞こえてないだろうバグウェルに向かって呟いた。
戦利品は
花の種とラペルの種3つだった..
あとがき
バグウェルとの対決でベゴラ以外で勝つには
レベルブースター25
ヴィスタの宝剣
それから、一気にダメージを与えるために必殺技のケージを上げるアイテムで事前に必殺技が使える状態にするといいらしいです。
普通に赤字です( •́ ̯•̀ )
戦えるだけ名誉なことだろ?ってことなんですよね、きっと...
次回は、仕上がりの状態でパラレルリンゴか本編続編か...って感じになります。
ツイッター、連動失敗してるみたいです。
時間作ってあとでいじってみます!