任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
前回記事、ラナちゃんの出産シーンが抜けていたので追記しておきました。
17日
エルネア杯の準決勝。
対戦カードはこちらです。
試合に備えてラゴステーキ。
朝一で向かった先は当然ティアゴのところです。
リンゴ
「今日の試合、負けないからね!」
意を決していうとティアゴは少し驚いた顔をした。
ティアゴ
「こっちこそ負ける気がしないね」
リンゴ
「お互い手加減なしだからね」
ティアゴ
「望むところだ
試合であおう!」
リンゴ
「今日、夕方から王立闘技場で試合なんだ!頑張るから応援してね」
セシリア
「うん!
わたしがいっしょうけんめいおんえんするから、ぜったい勝つよ!」
娘の応援も受けて俄然やる気がでたリンゴは少しダンジョンで腕慣らしをしようと禁断の遺跡に入る。
リンゴ「あ」
ティアゴ「・・どーも」
禁断の遺跡にはきっと同じ考えだったらしいティアゴの姿があった。
ティアゴ「・・・どうする?一緒に行く?」
リンゴ「うん!」
リンゴは嬉しそうに笑った。
ティアゴ(こんな時まで無邪気なやつ..)
ダンジョンで軽く汗を流してキノコ狩りをしているとバーニスちゃから差し入れ。
いつもありがとう..
ん?これはなに?
ココイ豆カレー!
材料の調達が面倒なのでミッションで作ったっきりのやつ..
貴重な料理ありがとう..
出会った友人たちに応援要請しておきます。
お父さんは先日熟年に。
カッコいいのは変わらない。いつまでもカッコイイ。
セシィー
「どっちも勝ってほしいー!二人とも頑張ってね!!」
リンゴ「頑張ります♪」
ヴェルンヘル
「リンゴが勝てるように応援するよ!頑張ってね」
ガラ
「頑張ってね!」
いよいよエルネア杯準決勝
ガルフィン魔銃師会 導師
リンゴ・ラウル
同じくガルフィン魔銃師会
ティアゴ・バーナード
試合開始
先制でき・・
ティアゴ、、なぜ御守りをつけてない
つけてくる前提でこっちも御守り装備なのに
・・・やり直し!
リンゴは御守りなしで挑む。
先制はリンゴだった。しかし、ミス連続という稀にみる不運をみせ、ティアゴに与えたダメージは僅か。
続いてティアゴのターン。
ティアゴも一発目外すという..
なにやってんだお前らw
耐え切ったリンゴは反撃する。
なんとか勝ったが、ティアゴがミスしなければ勝ち目はなかっただろう。
残り体力73って..
リンゴ
「おつかれさま
今日はいい試合だったよ」
ティアゴ
「おめでとう、リンゴ
でも次は負けないからな」
バーニス
「おめでとう!リンゴさすがだね」
リンゴ「ありがとう」
バーニス「・・・」
リンゴ「・・・
・・明日は負けないからね」
バーニス
「私も負けないからね」
二人は不敵な笑みを浮かべ、王立闘技場を去った。
山岳兵団長と魔銃導師の決勝戦という対決カードは悪くない。
忘れていたがギブルでいうと人気No. 1とNo.2の対戦となる。
忘れていた畑仕事をしていると、ヴェルンヘルがおめでとうと言ったくれた。
ヴェルンヘル
「今日の試合おめでとう!」
リンゴ「ありがとう、ヴェルンヘル」
ヴェルンヘル
「あのティアゴさんに勝つなんてよくやったよ。今日はとてもいい日だよ」
ヴェルンヘルはやけに上機嫌だった。
ちょっと、久々のアラルコス。
次のエルネア杯はアラルコスも出てるかな?
夜。
結婚式のチェックをしに神殿に入ったらなぜか人でごった返していた。
ここで皆さん、なにをしてらっしゃるんでしょう?
そこにローデリックと
ティアゴという組み合わせがきた。
ティアゴ
「こんばんは。明日の決勝戦を前に酒でも飲もうよ」
ローデリック
「コイツの奢りだって」
とローデリックはティアゴに視線を送った。
ティアゴ
「えぇ?ローデリックのも奢るの..?まあいいけど。今日だけだからな」
リンゴ
「うん、行く!」
酒場に移動して、酒を飲みはじめる。
リンゴ
「ローデリックさんって、奥さん大好き?」
ローデリック 「・・・は?」
何を言ってるんだ?という顔をした。
リンゴ「奥さん嫌いなの?」
ローデリック
「なに、その質問?」
リンゴ
「ローデリックさんって奥さんの前では甘えん坊だったりして?」
ローデリック
「・・アンタと陛下ほどラブラブはしてないけど」
無表情のまま淡々と言うローデリックの言葉にリンゴは顔を強張らせた。
思わぬカウンターを食らった。
ティアゴ
「リンゴはローデリックの前でもイチャついてんのか」
ローデリック
「この前滝に行ったら..」
ティアゴ
「へー。この前は俺の家の前だったね?」
ティアゴはニヤニヤしながらリンゴを見ている。
リンゴ「・・・」
(あぁ..なぜこうなる..)
そこにバーニスとバーニーがやってきた。
バーニス
「やってるねー♪私も混ぜてー」
キラキラの笑顔でバーニスが三人の席にやってきた。
ティアゴ「どうぞ」
ローデリックを交えてこのメンバーで飲むのは初めてかもしれない。
暫く雑談をしているとふとバーニーが思い出したような顔しをした
バーニー
「そういえば、昔、風の噂で聞いたんだけど
バーニスとティアゴさんって縁談の話があったんだって?」
リンゴ「縁談..?」
バーニス「・・なんの話?」
バーニスは全く心当たりのない顔をしていた。
ティアゴ
「あー...かなり前ですよ。成人して一年くらいしてからの話です」
バーニス
「え?!そうなの?私全然知らなかった..」
ティアゴ
「知人や親戚とかそっちの方で話が上がってたみたいですよ。」
バーニー
「その話結局破断になったの?バーニスのことが気に入らなかったの?」
ティアゴ
「ミラー隊長は可愛い顔してるしそういうので不満とかじゃなくて..」
ティアゴは慎重に言葉を選びながら説明した。
ティアゴ
「ミラー隊長には好きな人がいたみたいだし、俺が山岳にいくとバーナード姓が断絶しちゃうんで両親が断りました。」
バーニー
「バーニス、好きな人いたの?」
*バーニスは10歳になっても恋人はできなかった。告白されても断っていた模様。
バーニス
「わ、わたしにも、好きな人の一人や二人いたよ」
バーニスはお酒のグラスに視線を落としながら言った。
バーニー
「そういえば、バーニスは全然恋人できなかったけど..」
ティアゴ
「相手の人、すごい鈍感だったみたいですよ」
澄ました顔でティアゴが言うとバーニーは、
バーニー
「そいつ酷いやつだなぁ..」
と、声に怒りを滲ませていた。
ローデリックが俯きながら笑いを堪えていた。
バーニー
「ローデリックさんどうかした?..まさか相手ローデリックさん?!」
バーニス
「そんなわけないよ!誰がこんなぶっきらぼうな人!」
バーニスはぶっきらぼうなローデリックとも相性が悪い。同じ一匹狼のティアゴとも相性が悪い。
ローデリック
「俺も、バーニスさんは苦手だな」
その目が苦手..
バーニス
「この人!昔から私の顔みると嫌そーな顔して!」
頰を膨らませてバーニスはローデリックをにらんだ。そんな姿も可愛らしい。
リンゴ
(バーニスちゃんもローデリックの被害?にあってたんだなぁ)
バーニー
「まあまあ、二人とも落ち着いて」
ヒートアップしてきたのでバーニーは二人をなだめる。
ローデリック
「バーニーさんは、バーニスさんの好きだった人に全く心当たりはないんですか?」
バーニー「全くない」
バーニーは光速で答えた。
即答しやがった
この場にいるバーニー以外の誰もが心の中でそう思っただろう。
リンゴ
「明日は決勝戦だし、私そろそろ帰ります」
リンゴは立ち上がった。そして、バーニスをみると
「明日は身体中、蜂の巣にされないようせいぜい気をつけてね。」
フンとそっぽを向いて酒場から出て行った。
バーニスはあんぐりと口を開けてリンゴの消えた方を見つめていた。
バーニー
「どうしたのかな、リンゴちゃん機嫌悪そうだったね?」
安定の鈍感バーニーはなにがなんだか分からない様子。
ティアゴ「・・・」
バーニス
「もー!バーニーが変な話するからだよー!」
バーニスはバーニーをポカポカ叩いた。
バーニー
「変な話した??何か変なこといった?」
ティアゴ
「バーニーさんだけのせいでは..」
これって俺のせい..,?
バーニス
「きっと明日リンゴは私のこと殺す気でくるよー!御守りだって45%盛りとかできそう..」
(ティアゴさんが私のこと可愛い顔してるとか変なこと言うからだよー!)
ローデリックはまた俯きながら笑いを堪えていた。
酒場から出るとリリーが立っていた。
リリー
「リンゴ、今日の試合おめでとう」
リンゴ
「ありがとう」
リリー
「試合のできだけど。今日の試合、あれ、なんなの」
祝福の言葉のあとに放たれた言葉にリンゴは驚いて母を見つめた。
リンゴ「なんなのって..」
リリー
「___一瞬の気の迷いで自分も仲間の命も危うくなる。あんな戦い、二度としないで」
冷めきった瞳をしたリリーはそう言うと酒場に入って行った。
リンゴ「・・・」
家に帰ると、リンゴはヴェルンヘルに甘えた。
ヴェルンヘル
「どうしたの?」
リンゴ「なんか人肌寂しくて」
ヴェルンヘル「・・子供でも、つくる?」
リンゴ
「・・エルネア杯終わるまでは・・体調崩したら困るし」
ヴェルンヘル
「エルネア杯中はハードだもんね..分かったそれまで我慢するよ」
と、リンゴをぎゅーと抱きしめてくれた。
いつのまにか帰ってきていたセシリアがその様子をじーーっと見ていたのでヴェルンヘルとリンゴはどちらともなくそっと離れた。
ヴェルンヘル「セシリアおかえり」
セシリア
「ただいまー。二人はなにをしてるの?」
ヴェルンヘル
「仲良くしてたんだよ♪」
セシリア「ふぅ〜ん。わたしも仲良くするー」
セシリアは二人の間に入ってきて甘えてきたのでリンゴとヴェルンヘルは微笑みながらセシリアの頭を撫でた。
寝るから着替えさせてみました。
うん、可愛いね。
おやすみなさい。
あとがき
ローデリックがリンゴとバーニスの目が苦手といっていますが、
ディスってるわけではありません..
リンゴはPCキャラとして使っていますし、あの目は気に入って使っています。
あくまでもローデリックの個人的感覚ですw
●リンゴとティアゴ戦裏話
スクショの撮れ高のため、何度もやり直しているのがエルネア杯の試合。
ティアゴ戦は、互角で戦ってほしくて、御守りはなどの条件は同じなのが理想。
(武器ではリンゴの方が有利)
何度やってもティアゴは御守りをつけない結果でした。舐めてるのか、実力で勝負したいのか..?
その中で、リンゴがミスばかりするという、あんまり例をみない不運をみせた試合を採用。ティアゴもミスるし..
リリーにはなんだあの試合みたいに言われましたが..
次はエルネア杯決勝戦、相手はバーニスちゃんです。