任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
一人になれる時間がなくて更新が遅れております..
深夜はゴキブリと戦い、家族がゴキブリで喧嘩してました。ゴキブリ、罪深い奴め。
さて、本編です。
今日は本人はわりとどーでもいいと思ってる誕生日。
リリーは家の中でも鎧で動きにくそう。
国から支給されたものではなく、自分でもっている勇者の鎧だと、家の中でも鎧姿になる。
リリー(もう脱ぎたい!!)
素晴らしく栄誉ある鎧でも動きにくければ邪魔なだけ..
母の葛藤を横目で見ながら畑へ。
朝一で殿下から差し入れ。
・・・・
・・・・
くさいスープの次はこれか...
*青いゲソフライ
青くてゴムゴムしたフライ。見た目の印象通り、
美味しくない。
とりあえず、突っ返しておきました。
リンゴ(いらない💛)
ティアゴに懐いているリンゴに不満でもあって唯一の嫌がらせなのかもしれないが..
リンゴ(ん?)
見知った魔銃師会の服を着た男の人が肩を震わせながら遠ざかっていく..
リンゴ(また見られた..あれ、絶対笑ってる)
殿下と付き合いだした翌日、くさいスープを殿下に渡されて、それをまたリンゴが殿下に押し付けているところを見られたことがある。
成人したばかりのロベルト。
マルセラちゃんありがとう。
そうそう、この頃なのか忘れたけど、仲人していた
ギオルギー王子とマルセラちゃんは恋人になりました。
良かったー。
仲人が成功すると嬉しいです。
可愛いキッズたちも祝福してくれる。
マルセラちゃんとマルセルがややこしくて仕方ない..
ギオルギー王子でも、おめでとうって星空の砂くれるのに。
リンゴ(・・まあ、自業自得だよね..)
誕生日なんて、もうこなくていいのにとリンゴはカルネ遺跡にこもった。
カルネ遺跡なら一人でほぼノーダメージで突破できる。
ダンジョンから出ると、ちょうどダンジョン突破したらしいティアゴとXがいた。
X「リンゴちゃん、おつかれー」
リンゴ「お疲れさまです」
ティアゴ
「お疲れさま。リンゴ今日誕生日だろ。おごるから酒場いこうよ。Xさんもたまには奢りますよ」
と、Xにも声をかけた。
リンゴ「え、いいの?ありがとう」
X「ティアゴが人の誕生日を祝うなんてねー私の誕生日祝ってくれたことないのに」
Xは意味深な視線をティアゴに向けた。
ティアゴ
「Xさん、俺の誕生日祝ってくれたことありましたっけ?リンゴはここ毎年祝ってくれてるので、同じように祝うのは大人として当然ですよ。それに、殿下から青いゲソフライ貰ってて、かわいそうなんで」
最後のほうは笑いを堪えながら言った。
リンゴ「やっぱり見てたんだ..」
ティアゴ
「あれ見たらおかしくて、誕生日おめでとうって言い損ねたwなんでいつも変な料理を押し付けあってるんだよ」
リンゴ「いつもじゃないもん」
X(この二人をみてたら青いゲソフライを渡したくもなるかも..)
三人は酒場に移動した。
X「リンゴちゃん、殿下とはどうなの?青いゲソフライはふざけてるんだとは思うけど..」
席について、お酒を飲み始めるとXは聞いてきた。
リンゴ「えっ..どうと言われても」
リンゴは困って視線を手元のグラスに向けた。ティアゴのまえでは答えにくい。
「普通、かな。正直探索で忙しいので、少し話をするくらいです」
X「そう..」
(やっぱりリンゴちゃんはほかの人と違うのよねーみんな恋人のことになると惚気るのに、それをほとんどしない、、)
リンゴ
「そういえば前から思ってたんですけど、ティアゴ君ってXさんの命令に絶対服従な感じですよね。なんか、不思議だなぁって」
ティアゴ
「そりゃ、Xさんは魔銃師会の重鎮で、魔銃導師経験者だよ。207年の歪み発生の時、リンゴも覚えてるだろ?Xさんいなかったら突入部隊全員死んでたよ。頭上がらないよ..」
X「褒めすぎwそれに、私とティアゴって実は親戚関係なの」
リンゴ「え?親戚??」
X「私の娘、ヴァーナの旦那になったロディのお姉さんカトリーンさんはティアゴの奥さんなのよ。だから遠い親戚」
リンゴ「そうだったんですねー!」
X「最初は気づかなかったけど」
ティアゴ
「・・・このままいくと殿下と結婚するんでしょ?そうしたら、リンゴと俺って遠い親戚になるね」
リンゴ「え?なんで?」
ティアゴ
「前に兄貴いるって言ったの覚えてる?」
リンゴ
「ティアゴ君にくさいスープ差し入れしたお兄さんだね」
X「あの人そんなことを弟にしてるの..」
ティアゴ
「そ、それはいいんです。その兄貴、ラウル姓なんだよ」
リンゴ「ラウル姓?!ってことは」
ティアゴ
「うちの兄貴は、エティ陛下の妹君と結婚したんだよ」
リンゴ「お兄さんすごいねー!」
ティアゴ
「兄貴、リリーさんとも仲良しだよ。ジェリーって名前」
*リリーが出産時に駆けつけてくれたこともあります。まさかティアゴの兄だったとは、、
ここに登場しております。最初の出産シーンの前です。
あまり似てないのでティアゴの兄だと気づきませんでした..
リンゴ「そっか、親戚か..」
殿下との結婚に、希望を見失っていたが少し明るい気持ちになった。
殿下が青いゲソフライくれる誕生日でもXさんやティアゴ君が祝ってくれるなら、全然いいやとリンゴは笑顔になった。
リンゴ
「前に、ティアゴ君とXさんが、山岳兵団と騎士隊に喧嘩うったのって、エティ陛下への反感を紛らわすためだよね。やっぱり親戚だから?」
ティアゴ
「・・まあ、それもあるかも。バーナード家は王家よりだから。」
X「やっぱり親戚ってすごいのよー。リンゴちゃんは知らないかもしれないけど、リリーがダンジョンから出るなって命令が下った時、同時にジェレマイアさんが謹慎くらったときね、山岳のコルテル家と、ボイド家、それからルークさんのフォード家ルークさんの奥さんのガッティ家、ジェレマイアさんのお兄さんのクレイヴン家、そこからの抗議が凄かったのよ。とくに、コルテル家のバーニー隊長が..」
*愛するユズのお姉さんを助けたい一心。全ては愛するユズのため..
ティアゴ
「バーニーさんは凄かったですね。謹慎にさせららるんじゃないかってハラハラするほどの抗議でしたから。エティ陛下も困ってましたね」
X「あれをみて、バルナバも抑えられないだろうってことで、翌日に、怒りの矛先を魔銃師会にしたってわけ。陛下を矢面に立たせるわけにはいかないもの。ミラー隊長の怒りも凄かったわね..」
当時を思い出し、Xは笑った。
あの頃はとても、笑い事ではなかったが..
帰り際、ティアゴはザッハトルテをリンゴに押し付けてきた。
ティアゴ「忘れてた、誕生日おめでとう」
リンゴ
「奢ってもらった上に差し入れまで?
美味しそう!明日の朝食べるね!ありがとう!」
リンゴは笑顔で転移魔法で帰っていった。
リンゴがいなくなった酒場のまえで、Xとティアゴが無言になる。
X「・・・リンゴちゃん、可愛いわね?」
ティアゴ「・・・」
X「リンゴちゃん可愛いね?」
答えないでいると、Xがまた聞いてきた。
ティアゴ「・・・そうですね」
ティアゴはため息まじりに答えた。
X「一匹狼のティアゴがこうもご執心だと心配だな..まあ、もう手を出した後なんでしょうけど」
ティアゴ「・・それは誤解です。リンゴが子供の頃からリリーさんに連れられて一緒にダンジョンに行ったりしてたら仲がいいんですよ。」
(Xさんだけは誤魔化しきれないな..)
X「ふーん」
ティアゴの説明に、なにも納得いってないという様子だった。
ティアゴ
「リンゴは将来の王妃ですから、邪険にしたらバーナード家断絶させられちゃいますよ」
ティアゴは笑いながら歩き出した。
(これ以上話すのはボロが出るだけだな..)