任天堂スイッチ版エルネア王国をもとに書いております。
昨夜Switchのメモリーカードを紛失して大騒ぎでした。あれがないとブログ書けないー!
(メモリーカードいっぱいになってるので新しいのを使っていて二枚あります)
とても変なところで見つかりました..
いつも文が長くて読みにくかったらすみません!
今のプレイに近づけば、スクショ一枚で
「今日は畑仕事をしました。楽しかったです!」で終わる日もくるかもしれません。(ダメだろ)
では本編です。
X
「まずは、リリーを治す薬草の入手ありがとう」
リンゴ「こちらこそ、母を治す薬を作っていただきありがとうございます」
X「あなたがほんのわずかな間付き合った、アンテルム・エンギクスという旅人についてだけど、
ティアゴから聞いたけど、その旅人からもらったとか」
リンゴ「ーはい」
X「アンテルム・エンギクス。正体はレッドよね?」
Xは聞いているようで、断定しているような言い方だった。
リンゴは目を閉じた。やはりXにはお見通しだった。
リンゴ「はい」
Xはため息をついた。
X「やっぱり..」
リンゴ「なんで分かったんですか?」
X「アンテルム・エンギクスという名前。これは多分、レッドが、自分であると私に気づかせようとしたんだと思う」
リンゴ「..どういうのとでしょう?」
X「アンテルムは彼を昔守ってくれた騎士隊長の名前。エンギクスは彼の母親の旧姓。その二つの組み合わせに私が気付けば会いにくると思ったんじゃないかしら」
リンゴ「最初から気づかれるつもりでいたってことですか?あの人は」
X「多分ね。理由は、薬草を私たちに渡すためだとおもう」
リンゴ「なんでそんなことしようと思ったんでしょう」
X「レッドは、バレバレな偽名を使う奴じゃないの。それをするってことは、バレる気満々なの。リリーのことを気に入ってるのかただの気まぐれか...」
リンゴ「お母さんの旧姓使うとか、レッドって人、マザコンなんですねー」
X「...そこがよく分からないのよね」
リンゴ「?」
X「あのレッドが、母親の旧姓を使うなんて。」
リンゴ「マザコンなんですよ」
X「レッドはなにか自分のこと話していた?」
リンゴ「いいえ、特には。自分が死ねばこの国は攻められるって脅されはしましたけど..」
X「レッドは、私が昔いた国の王の息子なの」
リンゴ「ええ?王子ってことですか?信じられない。」
X「王子といっても第二王子。当時は王位継承権は第2位..レッドはとても優秀で、頭の回転も速くて、自分がどうしたら国とこれから王になる兄のためになれるのか、常にそれを考える優しい子だったの」
リンゴ「ーー」
X「でも...レッドは、優秀すぎてしまった。彼はある日、毒を盛られて生死を彷徨った」
リンゴ「毒?!」
X「その毒を盛ったのが、二人の王子の母親、王妃様だったのよ」
リンゴ「!!」
(自分の母親に毒を盛られたの?!)
X「王子たちは仲が良かったんだけど、王妃様はレッドの賢さに、王になるお兄さんの身を案じたんでしょうね..兄にとってかわろうとするんじゃないかって。」
リンゴ「だからって毒盛ることないじゃないですか」
X「王族ではよくあることよ、よその国では。レッドは命は助かったけど、王様は、レッドの身を案じて住まいをレッドだけ別の場所にした。老夫婦のところだったり、一人で暮らすおじいさんの所だったり、、転々とさせられて最後は子供なのに一人で暮らしていた」
レッドと同じ研究チームになった時
かつてのレッドはもうそこにはいなかった。
全てを凍てつく瞳で見据えるように見つめ、なにもかも信じない青年になっていた。
「あの冷たい瞳を見ると、今でも思ってしまう。なぜ私は彼に手を差し伸べなかったのかって
私は、彼は死に場所を探しているように思える」
ダンジョンを出て、Xと別れる。
時刻は夜だった。
Xの姿が見えなくなって、リンゴはその場に座り込んだ。
ー聞かない方が良かった話だったかもしれない
揺らいでしまう。
レッドを殺す決断が...
幼い少年が、たった一人で暮らす光景を想像してみた。
食卓で誰とも話さずただ機械的に食べる食事。
休日に、両親と出掛けることもなく、皆が楽しそうにする光景をただ眺めるだけの孤独。
手にすることのできない両親からの愛情。
リンゴ「聞くんじゃなかった..」
この胸の痛みはきっと、気のせいに決まってる。
そうじゃないと...。
25日
王国アナウンス。
魔銃導師居室...
アゴ君のところじゃないか。
奥様妊娠してたんだ。
朝ごはんをのぞくとアゴ君は美味しそうはものを食べていた。
どうやって手にいれたんだろう。
イラリオ君も今日はちゃんとしたものを食べている。花じゃなくて良かった。
ティアゴと目があった。
リンゴは慌てて導きの蝶を使って転移魔法を使おうとするが
(あ、そうだ、前ここで転移魔法使おうとしたら使えなかったっけ!)
あたふたしてるとティアゴに捕まった。
ティアゴ
「まーた人んちの朝飯チェックしてんの?」
リンゴ
「そ、そんなところ...」
二人のやりとりを見て奥様がクスクス笑っている。リンゴは恥ずかしくなった。
リンゴの手に導きの蝶が握られいるのをみて、ティアゴはニヤッと笑った。
ティアゴ
「魔銃導師居室でも転移魔法は使えるよ」
リンゴ「え?前使えなかったよ」
ティアゴ「前ねぇ..どういう経緯で使おうと思ったのかなー?」
ティアゴは普段はあんまりしないようなニコニコの笑顔をリンゴに向けてきた。
リンゴは以前、当時アドレーが魔銃導師だった頃その妻であるXの周辺を調べていて、この魔銃導師居室に侵入したことがある。そこにティアゴが入ってきた。物陰に隠れてその時は見つからず、転移魔法で逃げようとしたがなぜかその時転移魔法は発動しなかった。
人の気配がなくなったのを確認して魔銃導師居室を出たところを調薬室に行く階段で見張ったいたらしいティアゴに見つかった。
この時から、リンゴはますますティアゴを警戒し、ティアゴもまたリンゴにただの子供ではないと互いに警戒した。
魔銃導師居室から転移魔法を使えなかったこの謎は未だに解けてはいない..
リンゴ「...分かってるくせに。意地悪」
リンゴは口を尖らせた。
ティアゴに見破られていることは分かっている。
ティアゴ
「転移魔法を無力化する装置をXさんに借りていたんだよ。誰かが侵入していたのは分かってたからそれを設置してみたんだよ。まさかリンゴだとは思わなかったけど」
リンゴ「そんな装置が...」
ティアゴ
「導師の部屋から出てきて、俺に見つかった時のリンゴは可愛かったなー」
ティアゴは当時を思い出していた。
リンゴ「かわ..?」
ティアゴの口から可愛いという言葉が出て、リンゴは驚いてティアゴを見つめた。
ティアゴ
「すっごい焦っていて、一生懸命ごまかそうとしてて。笑いを堪えるのが大変だったよ。」
リンゴ「.......」
夜。リンゴはバーナード家をのぞいてみた。
ティアゴ君の第二子は男の子だった。
可愛い。
名前はレドリーくん。
奥様はすぐにベットに就寝してしまった。
大仕事終えたからおつかれなんだね。ゆっくり休んで下さい。
ティアゴはリンゴのところにやってきた。
ティアゴ「せっかくきたんだから、レドリー抱いていってやってよ」
リンゴ「いいの?!」
ティアゴ「もちろん」
リンゴは産まれたばかりのレドリーを抱いた。小さくて可愛くてまるで天使みたいだった。
リンゴ「可愛い...」
ティアゴ
「早くリンゴも結婚して、子供作りなよ」
リンゴ
「...どうせ恋人もいませんよー」
ティアゴ「(そうだった)恋人作らないの?」
リンゴ
「結婚しないで、赤ちゃんだけ授かれないかな?」
ティアゴ「恋人はいらないってこと?」
リンゴは答えず、レドリーをあやしてから帰って行った。
ティアゴ
(なに考えてるのか近頃さっぱり分からない..)
26日
バーニスちゃんのお父様
ルーファス・ミラーさんの葬儀。レドリーが産まれた時間、ルーファスさんがガノスに召された。
エルネア城の前で衝突した、バーニスとティアゴの偶然の生と死。
(真ん中が生前のルーファスさん。当時208年この記事後日アップ予定)
バーニスちゃんにお悔やみを言おうとすると
なんだか機嫌がいいな、がある。
とりあえずお悔やみを。
その流れでなんだか機嫌がいいなを聞いてしまった。
墓地を出てから聞けばよかった..
バーニスちゃん赤ちゃん楽しみだな。
セイから採取のお誘い♪
27日
ギオルギー王子はよく差し入れしてくれる。
ありがとう♪
Xさんの息子のクレメンス。
お腹壊さないようにね。
マルセルも定期的に会いにきてくれる。
セイからまた採取のお誘い。
モモとセイのお誘いは予定がない限りは出来るだけ付き合うようにしている。
29日
みんなの仕事納めの日。
みんなお疲れ様でした。
この日は魔銃兵志願のため、魔銃師会のホールに。
ついでに納会を見学。
ティアゴ君は立派に導師のお役目を果たしていた。
魔銃兵志願の受付をすます。
なぜか背後は知り合いでごった返していた。
バルナバ
「これから一緒に森の小道の探索に行かない?」
バルナバさんもバーニーさんも、なぜそんなところに私を誘うの?
アイテムもたいしてゲットできないし..
なんの時間だこれ..。
龍騎士様に誘ってもらえるなんて光栄なことか..
飲み足りない魔銃師たちは、酒場で飲んでいた。
Xやセシィー、ティアゴは同じテーブルで飲んだいた。
セシィー・ランフランクは、騎士隊のエドモンドの奥さんだ。
ティアゴ「そういえば、俺がエドモンドさんたちと色々あった時エドモンドさんなにか言ってませんでした?」
セシィー「その話はしましたけど、だからといった私たちまで喧嘩したりしてませんよー」
エルネア城前でティアゴとエドモンドが険悪になった時の話をしている。
Xは一人上機嫌でお酒を飲んでいた。
セシィー「Xさん、今日すごく機嫌がいいですよねー何かいいことでもありました?」
Xはふふふと笑った。ティアゴとセシィーは顔を見合わせた。
X「ありましたとも。二人とも、来年の魔銃兵志願者みた?」
ティアゴ「まだ見てません。まだそんなに応募者きてないでしょ?」
X「一番乗りで、この名前が!」
テーブルに置かれた紙の志願者リストにはたった1名だけの名前があった。
リンゴ・フォード
セシィー「ああ、騎士隊長の娘さん!」
ティアゴ「リンゴの奴、騎士隊じゃないですね」
X「そうなのよ、両親を追って騎士隊にいくかと思いきや、魔銃師会に!リンゴ・フォードといったら、あの年でカンスト目前の次期龍騎士候補の一人よ!それが魔銃師会にきてくれたら、次こそ魔銃師会から龍騎士がでるかも!」
ティアゴ「大げさですよ、Xさん..あんまりプレッシャーかけないで下さいよ。若い子はプレッシャーで潰れます」
セシィー「さすが導師、お優しいですね」
X「本人には言わないわよー。導師はリンゴちゃんと仲がいいでしょ?リンゴちゃんが魔銃兵になれるようサポートしてあげてね」
ティアゴ
「その必要はありませんよ。今期のリンゴの探索ポイント知ってますか?一万超えてます。国民の探索ポイントじゃありませんよ」
セシィー「リンゴさんって凄い子なんですね..さすが騎士隊長の娘さん..」
ティアゴ「アイツが探索ポイントで負けて魔銃師会入りを逃すなんてヘマしませんよ。あの顔で狡猾ですから」