209年 その刻は静かに近づいてきた | エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国モニカ国の暮らし。

エルネア王国の日々の備忘録です。妄想もかなりあります。モニカ国。他のゲームの事も気ままに書いていこうと思います。
多忙のためのんびり更新中です。アイコンは旧都なぎ様のきゅーとなクラシックメーカーより。

任天堂スイッチ版エルネア王国をもとに書いております。

エルネア杯の間のつかの間の休息となる休日。
12日早朝、リンゴはティアゴに呼び出された。


ティアゴ「単刀直入に言う。リリーさん、薬がほとんど効いてないみたい」

リンゴ「え?!」

ティアゴ「友人たちの協力で、ネザル草をたくさん分けてもらったりして、それで効いてみたいなんだけど耐性がついたのか..リリーさん、昨日の夕刻一度倒れたらしい」

リンゴ「そんな...元気にみえたのに..」
(ゲーナの森とかに散歩行くからだよ..お母さんは散歩っていう言葉を一度辞書で調べた方がいい!)

*散歩とは、気晴らしや健康のためにぶらぶら歩くこと、散策することだよ!


ティアゴ「ちょうどXさんが通りかかったから良かったけど..このままじゃ、隠し通せないし、それ以前にリリーさんの身体はもたない」

リンゴ「先日、旅人から強力な瘴気中和薬の話しを聞いたの。一つはロザン中和薬、もう一つはエリス中和薬」

ティアゴ「聞いたことはあるけど、この辺では流通してしていない。デヴォン王国やワ國のずっと先の国のものらしい」

リンゴ「その旅人が、この前キャラバンでロザン中和薬を見たっていうの!」

ティアゴ「ほんと?でもそれどこらへん?」

リンゴ「北東だって」

ティアゴ「方角だけじゃ...」

リンゴ「だよね...」

ティアゴ「あれ、でもロザン中和薬っていったら、一時的なものじゃない?確か書物にそう書いてあったような」

リンゴ「試合の時だけでもいつも通りできればと思うけど」

ティアゴ「間に合うかな..15日、相手バルナバさんかぁ..武器の相性はリリーさん有利だけどカンストしたバルナバさん相手か。」

リンゴ「お母さん、きっとバルナバさんとの試合すごく楽しみにしてるの思う。なんの心配もなく全力で戦わせてあげたい...」

リンゴはスカートの丈をぎゅっと握った。

ティアゴ「俺、聞き込みいってくる。ギリギリまで粘ろう」

リンゴ「..うん!!」


ティアゴ「あと万が一のためにリリーさんが誰かに見つからず休む場所を用意したほうがいいと思う。Xさんの家だとクレメンスがいる。クレメンスがポロっと人にしゃべったら..」

クレメンスならリリーが泊まったりしたら大喜びしそう。

リンゴ「だれにも見つからない場所?」

ティアゴ「今噴水通りの家は空き部屋が多いらしいけど..あそこだと密会してる奴らがきた時にバレそうだしな」

リンゴ「..密会?」

ティアゴ「..こっちの話。どこかないかな?」

リンゴ「心当たりがある。そこあたってみるよ」

ティアゴ「わかった、リンゴはそこを頼んだよ。俺は今日聞き込みに行くから」

リンゴ「アゴ君..ありがとう」

ティアゴ「世話になってるリリーさんのためだしね。じゃあ」

ティアゴと別れてからリンゴはウィアラの酒場に向かった。

早朝ということもあり、客はいなかった。

ウィアラさんになら、お願いできるかもしれない。

リンゴ「ウィアラさん、客室を一室、しばらく借りたいのですが..」





バルナバは、ヤーノ市場に買い出しにきていた。

ティアゴ君が、旅人に声をかけている。

一匹狼の彼が、旅人に声をかけている姿はなんだか違和感がある。

そういえばリンゴちゃんも旅人に声をかけているな..

嫌な予感しかしない..

アリス「なに?最近旅人と友達になるのがブームなの?」
一緒に買い出しにきていた同じ山岳兵団のアリスが言った。明日、ティアゴと対戦する人だ。

バルナバ「さあ」

アリス「魔銃師協会はなにか探しものをしているらしいじゃない?なんだっけ、なんとかなんとか」

バルナバ「ぜんぶ分かってないじゃん」

アリス「あはは、忘れちゃったー」

バルナバ「魔銃師協会?それってティアゴ君以外の人もなにか探してるってこと?」

アリス「そうみたい。ほら、何度か導師だった..前のエルネア杯準優勝のXさん!」



☆聞き込みを一通り終えて、リンゴはダンジョンにはいった。

手の空いているバーニーとバーニスを召喚。



久々に衣装をドロップする。

あれ、二つ??

一度に二つとかあるの?

しかも、同じ服を二着ゲットした..
着てみるとこんな感じ

胸の辺りがすごい

リンゴは色気のある顔じゃないからなんとも微妙だ..


奇抜な格好をして試合が始まるのを待っていると、謎の少年に声をかけられる。
誰だね君は。

アーロン・コルテス!


バーニーとユズの第二子か!

一歳になって会いにきてくれたんだー(*^.^*)


試合が始まる。

ドルム・ニヴ山岳兵団プラマー家隊長
アリス・プラマー




この山のシードにいるガルフィン魔銃師協会導師兼マスコットキャラクター
ティアゴ・バーナード



先制はアリスさんだった。

武器の相性でも、ティアゴ君は不利。



そのまま押し切られてティアゴ君は負けてしまった。



試合後声をかける。

少し落ち込んでいた。

ティアゴ「っていうか、その衣装..」

リンゴ「水没の遺跡でやっとドロップしたの!」

ティアゴ「そ、そうなんだ..今日はこの後聞き込みに行くから、じゃあ」
ティアゴを視線を逸らしてそそくさとリンゴから離れた。
(なんだあの目のやり場に困る服は..)

外でマルセルに声をかけられる。


マルセルー(ノ´▽`)ノ
今日も可愛ね。

リリー「リンゴ、今からダンジョン行くから一緒にいこっ」

リンゴ「えっ..だ、大丈夫なの?」

リリー「今日は調子がいいの。ジェレマイアが待ってるから行こう」

そのまま親子で水没の遺跡。

ジェレマイア
「リンゴ!?なんだ、その露出狂みたいな格好は!あとで着替えなさい!」
リンゴ「えーせっかくドロップしたのに..デザインした人が聞いたらデータ消されるよ」

14日

お父さんジェレマイアの誕生日。そしてお父さんの試合の日。


出かける間際にジェレマイアは、リンゴに釘を刺した。
「試合にはちゃんとした服に着替えてくること。いいね?」

「わかったよぉ」


試合が始まる。

ドルム・ニヴ山岳兵団コルテス家隊長
バーニー・コルテス



ローゼル近衛騎士隊騎士
ジェレマイア・フォード

2人とも奥さんが兄弟という親戚対決だ。たまに2人が一緒にどこか行ってるのでそれなりに仲は良さそう。


先制は、画面が明るくなる前から動きだした
バーニーだった。



バーニーの怒涛の攻撃がジェレマイアを襲う。

目にも止まらぬ速さで斧を振るうバーニー。

ジェレマイアは、相手が斧なのでお守りをつけてない。


なんとかバーニーの攻撃を耐え切ったジェレマイアが反撃を開始する。

そして


ジェレマイアの勝利に終わった。


リンゴ(お守りなしであそこまでの善戦!準決勝に相応しい試合だった!!お父さん凄い!)



外でおじさんに会う。

お父さんの試合を観にきてたみたい。

フランシスコ「弟の晴れ姿だからね。いい試合だったなー」


先程の試合のスクショに、
リリーの姿はなかった。


バルナバとの試合を目前に、リリーの体調は急激に悪くなっていた。