まめちこさんがセンターから引き出してくれたチワワmixくん

本来だと新人さんがきたら明るいニュースというか
「助かって良かったね~」
「これから幸せがいっぱいだよ~」
なんて思うのです。



一昨日は10頭以上の犬の引取があるとのことだったので、受け入れだけでもお手伝いしようと、帰宅後家のことを終わらせて事務局に向かいました。

前半組はマイさん、まゆつんさんがテキパキお世話してくれていて、まめちこさんの到着と同時に着いた私。
少しだけお世話して、ピース母さんも仕事終わりに合流してくれて、預かり先を大体決め終わった頃に、連れ帰る子を決めました。

大きい方のキャバリアちゃんと
このチワワmixくん


体格はちょっと丸っこいのに、事務局で夜ご飯を食べません。
歯周病から頬が決壊して膿んでしまっていて、痛みがあるのかもと思いました。

連れ帰ったものの、呼吸が早いし雑音がある。
高齢そうだし、明日の朝イチで病院の予約とれて良かった…明日一番に診てもらおうね…なんて思っていました。


だけど翌朝には既に息を引き取っていて、それは叶わずに終わりました。


これから抜歯して歯石もとって、頬も良くなるはずだった。
心雑音とか他の病気もあったのかもしれない。それも投薬や治療が出来たかもしれない。
散歩だってして、他犬とも触れあって、何より人と過ごして温かさに触れていけるはずだった。
それなのに………


今は後悔の気持ちばかりです。
写真だって明日で良いかと思って撮ってなかった。
来たばかりだから不安でいっぱいかなと思って、ほとんど触れてもいない。
苦しかったかな…寂しかったかな…
寒くなかったかな…辛くなかったかな……
手を掛けてあげられていない最期で、本当に申し訳ないし切ないし悔しい。


昨日は朝から、一昨日関わっていたスタッフさんには事情を話して、みんなが一緒に悲しんでくれて、一緒に涙してくれました。
最期に冷たいセンターの床じゃなく、家庭で過ごせて良かったよと言ってくれました。


実は一昨日の昼に千葉に帰ってきたばかりで、色々動いていた私。
だから昨日の午前中はたまたま半休をとっていて、チワポメくんの最後のお世話をする時間が取れたことは良かったなと思います。


ケイトさんの優しい気遣いで活動ブログはあの書き方になっていますが、チワポメくんの最期の日のことを書き綴るのも私の役目だと思い、チワポメくんが頑張って生きていたことを皆様にもお知らせしようと思いました。






下記に天使ちゃんになったチワポメくんの写真がありますので、苦手な方はご注意ください。































まだ名前も決めてなかったね…
亡くなった後に「トワ」君という名前をつけました。
永遠に忘れないよ…という思いを込めて。


事務局で会ったときから可愛いなと思っていたトワくん。
左頬は膿んでしまっていました。歯周病から菌が体内に入ってしまって内臓の数値も悪かったのかもしれません。それさえただの憶測でしかありませんが…。


ご飯は何が好きなのか、おもちゃは何が好きなのかさえ知らない。
他犬のことは好きだったのかさえ分からない。

だけど寂しいよりは賑やかなほうが良いかなと思い、先住犬たちと一緒に最期の時間を過ごして、荼毘に付しました。

今は思い出しては泣き、「ああすれば良かった、こうすれば良かった」と後悔ばかりです。
ただトワ君がセンターから出られたこと、トワ君とのお別れを悲しんでくれている人が沢山いることは、トワ君に届いてくれていたらいいなと思います。

トワ君、生まれ変わったらまたうちにおいでね。
次はもっと長い時間を一緒に過ごそう。