子供の奴隷を使っているチョコレートブランド7社② | かのんのブログ~ぼさつ道

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ネスレー
ネスレー社は経営上の行動規範の中で、サプライ・チェーンの中での児童労働の使用を禁止しているものの、公正労働協会(FLA)が行った調査からは、強制労働や、子供たちがマシェーテ(なたに似た刃物)を使用したり重い荷物を運ぶなど、危険な労働条件の下で14時間労働していることを示す証拠を発見しています。
ガーディアン紙のインタビューに対する
ネスレーの広報官の説明は次の通りです。
「これまでのところ、自分の家族が経営する農園で労働し(約10%が調査の対象)、児童労働に該当する危険な仕事に関与している3,933人の子供を特定しました。
当社はその児童のうち半分を、当社の「児童労働に対する観察および改善システム」に含めました。このシステムは、学校に必要な物資の提供、出生証明書の取
得、そして312人の確認された児童の家族に対して所得創出活動を発展させる役割を担っています。
残念なことに、この問題の規模や複雑さはあまりにもひどいため、コートジボアールをカカオ豆の入手元としている企業はどの社も、供給チェーンから児童労働のリスクを完全に取り除くことができると保証することはできません」
ネスレー社は2014年、チョコレートの売上として91.3スイスフランを計上しています。
ハーシー
アメリカ国内最大のチョコレート製造企業であるハーシー社は、製品の主な原料をコートジボアールから購入しています。しかしコートジボアールは、強制労働や人身売買、児童労働や子供の奴隷などの面で最悪の環境であると悪名の高い国です。
2012年、同社の西アフリカで栽培されたカカオ豆のうち、子
子供の奴隷によって生産された可能性のあるものはどれだけなのかハーシー社の重役が把握している知識について、ルイジアナ州の年金基金が疑問を投げかけたことがありました。虐待的な慣行に対する認識について、ハーシー社企業広報部長のジェフ・ベックマン氏はConfectionerynews.comに対して次のように説明しています。
「訴訟の申立の内容は新しいものではなく、カカオ豆産出国内での長期的な課題であり、NGOを含む株主やカカオ豆供給チェーンの企業、アメリカ政府が地道に何年にも渡って取り組んできた問題です」
2014年度のハーシー社は純利益として約8.5億ドル(約952億円)を計上しました。