いつもと変わらず生活していた母が
妹と大学病院に検査に行った日
私に電話をかけてきました
「お母さん、癌なんだって…手術出来ないんだって」
と、本人から…
あの時どんな思いで電話をかけてきたのでしょう…
それから あっと言う間でした
病名を告げられ三ヶ月しか生きられませんでした
私はその頃 入院中でしたが
直ぐに退院させてもらい
出来るだけ母の側にいました
最後の一ヶ月間は家で一緒に過ごしました
母はとっても働き者でした
何にでも我慢強い人でした
ものすごい頑張り屋さんでした
何事にも努力する人でした
ずーっと、ずーっと、
亡くなる三ヶ月前まで働いていました
母が病気になったのは私のせいなんじゃないか…とか
何にもしてあげられなかった後悔も ものすごくありました
それも今では私や孫達と一緒にいられたんだから幸せだったんだ
と、思えるようにはなったんですけどね
(*^^*)
母が亡くなってから数ヶ月後のある日
何にも出来ない
何も食べられずにいる私のところに
母が来たんですね
布団の中で寝ている時だったので夢だと思うのですが
夢にしてははっきり覚えてるし
本当にそこに居るような感じでした
私の姿に母は不機嫌な顔をして
ドタドタ歩いて キッチンに行き
何かを作り始めたのです
「お母さん、ごめん 私が作るから」
そう言ったんだけど
私の声を無視して何かを作ろうとしているの
お母さん…すごく怒ってたな
怖い顔をしてた
ご飯も作らないでゴロゴロしてる私を怒りに来たんだ…
そう思ってました
後になってよく考えると
母は私が うつの時に亡くなったんですね
今は私も元気だけど
そんな姿を見せてあげられなかった
母親からしたら 心配だったと思います
残していくのは辛かったと思います
何にも出来ない
ご飯も食べられない私のところに食事を作りに来てくれたのかな…
「もう！ご飯くらい作って ちゃんと食べなさい！しっかりしなさい！」
とは、言われなかったけど…
そんな感じで怒りにきたのかなぁ
ご飯作りに来てくれたのかなぁ
（Ｔ＿Ｔ）わからないけど…
そんなメッセージ伝えに来たんだろうか？
今 思うと
母の葬儀以外 私、泣いてないなぁ
って、思いました
泣いたらダメ…とは思ってない
亡くなった母に
真正面から向き合ってなかったかも
私のことを心配したまま死なせてしまった
あの時より元気になった私を見せられない
泣いたら母はまた心配するかも
安心出来ないかも
そんな思いがたくさん今も残っています
ちゃんと 泣けてないなぁ…私
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どんなお話になるかわかりませんが
きっと 心がほっこりする
そんな気がしている私です♡
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こころのまま～に
しのんでした